クロスシミュレーションを使った実験映像を制作中です。
今回は、「時めくり ヴェネチア編」の時に作った鳩のモデリングデータ(上画像)と
新規に作成したある物を組み合わせて映像にします。
尚、建物の”外観”を使った作品については今年はお休みとして、
この映像は今までの作品とは全然違ったテイストになります。
制作の進行状況としては、主要部分は既に完成。
始まりと終わりの部分にフォトリアルなCGを加えたいので
その部分をこれから作成して完成になります。
この実験映像の公開時期については考え中。
つい先日、「ひと時の幻風景」を公開したばかりですし、
更に次の作品、ホラー3DCGアニメ(予定)については
完成までに時間がかかるので、今回の実験映像については
上手い具合の間隔になるように調整して公開したいと思います。
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- 2013/04/25(木) 00:22:22|
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とりあえず、2年かけて制作した長編作品「ひと時の幻風景」の
制作及び公開活動は一段落しましたので、次回以降の
作品制作予定をある程度、予告しておきます。
(長編「ひと時の幻風景」はこちら→
http://www.youtube.com/watch?v=5o_bXQi7EsI )
まず、今年は映像を2つ作ろうと思っています。
一つは、実験映像。クロスシミュレーションを使った演出によって
新たな方向性を見出していくという実験的なものです。
ちなみに、既に6割くらいできています。
詳細については、公開寸前まで伏せておきますが、
制作意図を込めたものではないので、自分としては
作品という扱いにはなりません。あくまでも実験映像です。
もうひとつは、エンターテイメント的なものを作ります。今年はこの制作が中心です。
先日公開した長編作品においては、アートアニメにアート的なものに興味がない人でも
楽しく見れるであろう要素を入れて多くの人に見てもらうという方向性を考えたものの、
現状、結局はアートアニメに元々関心がある人にしか見てもらえていないようなので、
今度は徹底的にエンターテイメントにします。制作意図よりも楽しませることを最優先にします。
人に訴えかけたい意図は長編作品で完全に描ききったので、今度は、この長編作品を
見てもらうことに繋げていくためにも、次の作品で一般層を惹き付けていこうという狙いです。
もっとも、二次創作とか笑わせる系のものはあまり得意ではないので、
唯一できそうなエンターテイメントとして、ホラーに挑戦してみようと思っています。
それも、中途半端なものではなくて年齢制限がついてもおかしくないくらいに徹底的に怖い映像を。
幸い、何ヶ月か前にホラー映画を一気に大量に見たので、それなりに
どういう演出が必要なのかというのは理解しているつもりです。
ただし、自分自身既にアートアニメ方面の表現に染まりきってしまっているので、
結局は、多くの人が考えるようなホラー系エンターテイメントではなくて、
独自の表現を使って、その中で斬新な怖さを表現していくという方向性になると思います。
矛盾しているかもしれませんが、その上で人を楽しませることを最優先にします。
ちなみに、上記2つ以外にも静止画作品を幾つか作るかもしれません。
ということで、今後ともよろしくお願い致します。
尚、ここ最近は水曜以外にもblog更新をすることが多かったですが、
これからまたしばらくは水曜のみの更新に戻ります。
- 2013/04/18(木) 00:03:19|
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先日お伝えしました通り、Pixiv・loftwork・ニコニコ静画にて、
3DCGアニメ「ひと時の幻風景」のYouTube版専用サムネイル画像を
投稿致しました。
↓こちらよりご覧下さい。どのサイトで見ても画像は同じです。
http://www.loftwork.com/portfolios/usyo96/archive/361477これで、とりあえずは「ひと時の幻風景」の公開については一段落です。
次回作については後日。
今年度は色々実験したり、勉強したりする予定です。
テーマ:3DCG - ジャンル:コンピュータ
- 2013/04/15(月) 23:49:05|
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制作期間2年、3DCGアニメーション「ひと時の幻風景」です。
ニコニコ動画へ投稿したものよりも高画質で視聴できます。
作品はこちら↓
※HD画質で再生される設定になっています。再生に時間がかかる場合は画質を落としてご覧下さい。
尚、この動画のサムネイル専用の画像を新たに作成しました。
大きなサイズの画像は明日(4月15日)19時頃、Pixiv・loftwork・ニコニコ静画にて
公開致します。
映像のイメージがこの一枚で分かりやすい画像に
することを心掛けて仕上げてみました。
紙から変化した鳥の数が本編より多いかもしれませんが。
テーマ:3DCG - ジャンル:コンピュータ
- 2013/04/14(日) 21:58:44|
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今まで、このblogではテレビアニメの紹介・感想は
何度か書いたことがありましたが、自主制作・少人数制作アニメ
については紹介したことがなかったので、今回は自分が
これまでに見て面白い・凄い・好きな世界観だと感じた作品を
幾つか紹介してみたいと思います。
自分の場合、好きな作品のハードルが物凄く高いので、
そのハードルを越えた数少ない作品です。↓
The Third & The Seventhhttps://vimeo.com/78096051人で作ったらしいです。
これまでに自分が見た作品の中では最もリアル。
特筆するようなオリジナルの演出がある訳ではないですが、
リアリティで圧倒しているため、特殊な表現は必要ないと感じる程です。
尚、現実の世界というよりは、カメラのレンズを通した世界に近いです。
現実では一日にほんの一瞬しか現れないような、建物が最も美しく
見える光加減を映像の中の長い時間で堪能できます。
写実的なCGを作るためには、そろそろVrayレンダリングが
必須の時代になりつつあるのだろうか。
Clear Skies In Mayhttp://www.youtube.com/watch?v=OEi6Jvpd8Gcこの作品、自分が初めて見たのは、2010アジアデジタルアート大賞の表彰式の日でした。
これが大賞作品として大スクリーンで上映されていました。
演出が上手い作品です。それでいて、独自の世界観やリアリティも兼ね備えています。
本のページと掲載されている写真の世界を行き来するという意味では、
自分がいつも使っている表現と類似しているのですが、
この作品のほうが演出力・表現力が圧倒的に上だと思いました。とても参考になります。
「本のページだけの場面」「写真の中の世界」というのを形式的に明確に分けないほうが
表現としては面白くなるのかもしれません。
(参考として、自分の作品です。→
http://www.youtube.com/watch?v=ptE3Ed2bm-U )
memoryhttp://www.youtube.com/watch?v=_Si5-Xjf8xEストーリーのある自主制作アニメで自分が一番好きな作品です。
まず、この長さなのに、一定のCGのクオリティを保っていることが凄いです。
自分も長編の作品を最近作ったからこそ、これを作るのがいかに大変なのかがよく分かります。
次に、無声作品なのに内容がとても分かりやすい。
この作品を見て意味が分からなかったら、どの無声作品を
見ても意味が分からないだろうと言っても過言ではないレベル。
お話そのものについても、切なさ、遣る瀬無さを感じる結末で、
自分好みの話でした。とても良かったです。
自主制作の作品で、濃厚な切なさや悲しみや苦しみや憎しみを感じさせるような
ものがあまり多くはないので、今後もっと沢山出てくるといいかなと思います。
以上です。
自分の好きな作品の基準は、とてもリアルな描写があって、それに+αで、何かがあることです。
”シンプルで独自性がストレートに見えてくるものが良い”という考えをする人が特に現代のアート
においては多いのかもしれないですが、自分としては制作の手間が作品の中に強く現れている
複雑な画面構成・静止してみても凄いと思えるようなリアリティを求めていますし、自分自身でも追及しています。
余談ですが、建造物に関して言うと、シンプルな作りの現代のモダニズム建築よりも、複雑に構成されていて
見応えもあるゴシック建築やバロック建築のほうが好きです。
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- 2013/04/11(木) 00:28:13|
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とりあえず、近日公開予定の「ひと時の幻風景」Youtube版(高画質)以外の2つ、、
Ustream生放送やニコニコ動画での投稿が完了しました。
で、ニコニコ動画でのサムネイルや最初につけていたタイトルについてですが、
別に付け焼刃でやった訳ではなく、意図があります。
もったいないとは言われていますが、今回は「直感的に人の目を惹く」
ということを最優先でサムネイルとタイトルを設定させていただきました。
というのも、以前blogに書いたことですが、自分としては作品に込めた意図を
世界中のできるだけ多くの人に伝えたいので、自主制作アニメという狭い枠組み
中でだけ見て頂くのは違うと思っています。
どれほど、サムネイルやタイトルが作品の内容と合致していたとしても、
何の情報も持っていない人からすれば、そもそも視聴する対象にならない
可能性がある訳ですから、今回は作品としての体裁を犠牲にしてでも
それでアピールする必要があったということです。
ニコニコ動画ユーザー向けに、どのようなタイトルとサムネイルだと
視聴していただけるのかというのを、他の人の動画を分析して考えた上の結論です。
(具体的に言えば、風景だけのサムネイルだと完全に無視されてしまう。
人物の顔ができるだけ大きく映っているほうが見てもらいやすい、等。※静画のほうは別です。)
これを作品としての体裁を成して公開するのはYoutubeやVimeoですればいいことです。
ただ、実際に作品を見ていただいた上でもったいないと思われてしまうことは
仕方がないことだと思いますし、今回の方針に対するデメリットだと考えています。
それに、タイトルについては「大学院の2年間全てを費やして作った3DCGアニメ」というタイトルだと
Twitterで共有していただいた際に格好悪すぎたので、普通な感じに変更しました。
もっとも、普通のタイトルに変えた途端に視聴してくれる人が激減したので、
目測は当たっていたと確認できた反面、これでよかったのかどうか・・・。
ただ、それ以前にあのタイトルのまま放置していると、何より自分のメンタルが持たない。
あと、もう1つ。↑個人的にここは物凄く思い入れのあるカットなので、是が非でも疎かにはできないし、
リスクがあるとしても、できるだけ大きく扱いたい。
この小さいサイズではなくて、
画像をクリックして1280×720のフルサイズで見て下さい。印象は結構違ってくると思います。
[3DCGアニメ「ひと時の幻風景」公開後の色々について。]の続きを読む
テーマ:3DCG - ジャンル:コンピュータ
- 2013/04/04(木) 00:45:21|
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