事業仕分けって、裁判員制度による裁判みたいなものなの?
昨日は歴史的な日でしたね。
歴史的な日:事業仕分け会議@大隅典子の仙台通信
>本日はある意味、歴史的な日だったと思います。
これまでの長い自民党政権の間に為されてきた種々の施策を、国民目線で一度に見直す、ということをやってしまったのです。
「国民目線で」というのが、本当に誰の目線なのか、「仕分け人」は本当に目利きなのか、いろいろな問題はあるにせよ、アンタッチャブルだった部分にもメスが入ったこと、会議の模様がインターネットでも見られる状態で公開されたことは、画期的でした。
大隅先生がおっしゃるとおり、画期的なイベントだったと思います。
公的なインターネット中継もやってましたし、会場からダダ漏れもありました。
霞ヶ関の中のことが日本中から見られるというのは本当に画期的だと思います。
ただ、なれないことで問題も多かったみたいですが。
事業仕分けネット生中継、数千人接続もパンク回避@Yomiui Online
>ところが、この中継システムは同時に視聴できる人数の設定が計300人だったにもかかわらず数千人もの接続が集中。システムを委託された業者が独自判断で、接続可能人数を大幅に引き上げていたことから大きな混乱は免れたが、「公開をうたいながら見込みが甘い」との批判も出ている。
ダダ漏れだって300人以上見ているのにね。
まあ、それでも進んだほうがいいことは間違いない。
事業仕分けって、よくわからん。
と書いた私にも、そのことだけはわかる。
前進がいいけど、漸進でもかまわない @Joe's Labo
>実際、仕分け人達と官僚のやり取りは実に爽快!
官僚諸兄はバツが悪そうにモニョモニョ言うのだが、対照的に「廃止を提言します!」
「予算半減の上、存続とします!」とばっさり返すレンホウ先生。
このスピードですよ若者が欲しかったのは。
ただ、途中一部だけ見た感想ですが、ツイッターでも書いたように
なんだか裁判員制度の裁判にちゃんとした証拠が提出されてないみたいに見えたんですね。
城さんが書いているように
>何をどう仕分けするのかという基準は、いったい何なのか。そういうビジョンの
ようなものがよく分からない。いや、そもそも、誰がそれを決めているのか。
という根幹が見えない上に、財務省の説明が「削減ありき」で
レンホーさんが「有罪」と叫んでいるように見えるのです。
その点では、珍しくこの方の意見に賛成です。
447事業「仕分け」に公務員は高笑い@「奇っ怪ニッポン」改め「にっぽん改国」
>「無駄」を省く上で肝要な作業とは、公開の場で担当者を糾弾し、各事業の諾否を○×式に決定する“人民裁判”ではない筈です。
新党日本の田中クリスタル康夫党首ですね。
この方も人民裁判派です。
事業仕分けという人民裁判@池田信夫ブログ
>きのうから行政刷新会議の始めた「事業仕分け」の実態は、ネット中継やツイッター中継までされたが、予想以上に混乱した会議の状況を見て唖然とした。こんな乱暴な人民裁判を続けるのは、民主党政権の恥だ。
それにしても、文科省の担当者の説明が長いばかりで「意図」が伝わらない。
まったく財務省の罠に落ちたみたいになっている。
「1時間では無理」「いじめだ」…仕分けに苦言も@YOL
>かつて百貨店のカリスマバイヤーとして知られ、老舗靴下メーカーの再建も手がけた藤巻幸夫さん(49)は、「事業仕分けは、企業でいえば『棚卸し』に当たるもので、企業再生において基本中の基本。国の事業を総点検し、無駄を削る方向性は正しい」としたが、「仕分け人の数が多過ぎて、実質的な議論が出来ていないのでは」と指摘した。
さらにいうと、事業そのものが無駄なのではなく、
その中に潜んでいる余剰資金を削らないと本当の無駄取りにはならないと思います。
企業だって、まずは無駄取りからやるのであって、いきなり事業の選択からやるかなあ?
でも、いまはまず削ぎ落としてみて、本当に困るかどうかを見る時期かもしれません。
本当に困っているところをすくあげる仕組みづくりには、まず官庁が困るところからかも。
それにしても資料を補完する「証人」がもっと必要なのではないか。
学校にかかわる話は、校長先生がいたからよいけど、科学はどうするの?
でも、私は今回切られたとしても悲観していない。
科学者はそんなにやわではないと信じているから。
大隅先生がこう書いていた。
>研究費無くなったら、とりあえず、今あるデータをまずはすべて論文化しなさい、という天のお告げですね。
それが終わっても氷河期が続いていたら、本を書くのにでも専念しますかね。
学生さんには「思考実験」をしてもらう。
あ、マイクロアレイデータのメタ解析なども、あまりお金をかけずにできるかもしれない。
実験しなければ電力消費も少なくなり、CO2問題にもベター。
素晴らしい! 万歳!
本当にタフな人というのは、前向きなのだ。
そして、後ろ向きな人からは本当に優れた研究は生まれない。
予算がないならば、工夫して研究を続ける人だけが研究者でいればいい。
日本の研究がつぶれ手も、日本人研究者はつぶれないだろう。
というよりも、後継者が出てこない心配よりも、後継する気概を見せてほしい。
研究費がなくなったらば研究ができないというような研究者が世界と戦えるとは思わない。
(誰に向かって言っているのやら)
できるだけ多く一度つぶして、ボトムアップで作り直す機会かもしれませんよ。
歴史的な日:事業仕分け会議@大隅典子の仙台通信
>本日はある意味、歴史的な日だったと思います。
これまでの長い自民党政権の間に為されてきた種々の施策を、国民目線で一度に見直す、ということをやってしまったのです。
「国民目線で」というのが、本当に誰の目線なのか、「仕分け人」は本当に目利きなのか、いろいろな問題はあるにせよ、アンタッチャブルだった部分にもメスが入ったこと、会議の模様がインターネットでも見られる状態で公開されたことは、画期的でした。
大隅先生がおっしゃるとおり、画期的なイベントだったと思います。
公的なインターネット中継もやってましたし、会場からダダ漏れもありました。
霞ヶ関の中のことが日本中から見られるというのは本当に画期的だと思います。
ただ、なれないことで問題も多かったみたいですが。
事業仕分けネット生中継、数千人接続もパンク回避@Yomiui Online
>ところが、この中継システムは同時に視聴できる人数の設定が計300人だったにもかかわらず数千人もの接続が集中。システムを委託された業者が独自判断で、接続可能人数を大幅に引き上げていたことから大きな混乱は免れたが、「公開をうたいながら見込みが甘い」との批判も出ている。
ダダ漏れだって300人以上見ているのにね。
まあ、それでも進んだほうがいいことは間違いない。
事業仕分けって、よくわからん。
と書いた私にも、そのことだけはわかる。
前進がいいけど、漸進でもかまわない @Joe's Labo
>実際、仕分け人達と官僚のやり取りは実に爽快!
官僚諸兄はバツが悪そうにモニョモニョ言うのだが、対照的に「廃止を提言します!」
「予算半減の上、存続とします!」とばっさり返すレンホウ先生。
このスピードですよ若者が欲しかったのは。
ただ、途中一部だけ見た感想ですが、ツイッターでも書いたように
なんだか裁判員制度の裁判にちゃんとした証拠が提出されてないみたいに見えたんですね。
城さんが書いているように
>何をどう仕分けするのかという基準は、いったい何なのか。そういうビジョンの
ようなものがよく分からない。いや、そもそも、誰がそれを決めているのか。
という根幹が見えない上に、財務省の説明が「削減ありき」で
レンホーさんが「有罪」と叫んでいるように見えるのです。
その点では、珍しくこの方の意見に賛成です。
447事業「仕分け」に公務員は高笑い@「奇っ怪ニッポン」改め「にっぽん改国」
>「無駄」を省く上で肝要な作業とは、公開の場で担当者を糾弾し、各事業の諾否を○×式に決定する“人民裁判”ではない筈です。
新党日本の田中クリスタル康夫党首ですね。
この方も人民裁判派です。
事業仕分けという人民裁判@池田信夫ブログ
>きのうから行政刷新会議の始めた「事業仕分け」の実態は、ネット中継やツイッター中継までされたが、予想以上に混乱した会議の状況を見て唖然とした。こんな乱暴な人民裁判を続けるのは、民主党政権の恥だ。
それにしても、文科省の担当者の説明が長いばかりで「意図」が伝わらない。
まったく財務省の罠に落ちたみたいになっている。
「1時間では無理」「いじめだ」…仕分けに苦言も@YOL
>かつて百貨店のカリスマバイヤーとして知られ、老舗靴下メーカーの再建も手がけた藤巻幸夫さん(49)は、「事業仕分けは、企業でいえば『棚卸し』に当たるもので、企業再生において基本中の基本。国の事業を総点検し、無駄を削る方向性は正しい」としたが、「仕分け人の数が多過ぎて、実質的な議論が出来ていないのでは」と指摘した。
さらにいうと、事業そのものが無駄なのではなく、
その中に潜んでいる余剰資金を削らないと本当の無駄取りにはならないと思います。
企業だって、まずは無駄取りからやるのであって、いきなり事業の選択からやるかなあ?
でも、いまはまず削ぎ落としてみて、本当に困るかどうかを見る時期かもしれません。
本当に困っているところをすくあげる仕組みづくりには、まず官庁が困るところからかも。
それにしても資料を補完する「証人」がもっと必要なのではないか。
学校にかかわる話は、校長先生がいたからよいけど、科学はどうするの?
でも、私は今回切られたとしても悲観していない。
科学者はそんなにやわではないと信じているから。
大隅先生がこう書いていた。
>研究費無くなったら、とりあえず、今あるデータをまずはすべて論文化しなさい、という天のお告げですね。
それが終わっても氷河期が続いていたら、本を書くのにでも専念しますかね。
学生さんには「思考実験」をしてもらう。
あ、マイクロアレイデータのメタ解析なども、あまりお金をかけずにできるかもしれない。
実験しなければ電力消費も少なくなり、CO2問題にもベター。
素晴らしい! 万歳!
本当にタフな人というのは、前向きなのだ。
そして、後ろ向きな人からは本当に優れた研究は生まれない。
予算がないならば、工夫して研究を続ける人だけが研究者でいればいい。
日本の研究がつぶれ手も、日本人研究者はつぶれないだろう。
というよりも、後継者が出てこない心配よりも、後継する気概を見せてほしい。
研究費がなくなったらば研究ができないというような研究者が世界と戦えるとは思わない。
(誰に向かって言っているのやら)
できるだけ多く一度つぶして、ボトムアップで作り直す機会かもしれませんよ。
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