勝手に国民のせいにしないで欲しい:最先端・次世代開発支援プログラム
なかなか決まらない「最先端・次世代研究開発支援プログラム」ですが、
進展があったようです。
関連エントリ:年度内に使えるのか?:最先端・次世代研究開発支援プログラム
まだ決まらないとは:最先端・次世代研究開発支援プログラム
こちらのサイトで情報を得ました。
最先端・次世代研究開発支援プログラム、方針公表@科学政策ニュースクリップ
>内閣府が1月26日付で以下の文章を公表した。
最先端・次世代研究開発支援プログラム公募・選定等の方針 平成22年3月15日 平成23年1月25日改定 総合科学技術会議 次世代プログラム運営会議(pdf)
去年3月に発行した「方針」に、今年の1月25日に「追加」したわけです。
これを「後出し」と言わずに何としましょう。
「方針」とはなんだったのか。
この「追加事項」をヒアリング対象者450人に対して、いまから出せというわけです。
いつまでなのかは不明ですが(誰か教えて!)
この忙しい年度末に、さらに仕事を増やしておいて何が「支援」なのでしょうか。
当然、国税の使い道なので、それくらいは必要という声もあるでしょう。
じゃ、もっと額の多い「First」プログラムはなぜ必要ないのでしょうか?
しかも腹がたつのは「国民への説明責任」という用語を使って「脅して」いることです。
科学者には「国民への説明責任」といえば、何でもやると思っているんではないでしょうか?
この政策の決定過程で「国民への説明」がなされてきたとは到底思えません。
政治家や官僚からの「国民へのわかりやすい平易な説明」はありませんでしたよね?
なぜ、若手研究者だけが「平易な説明」を求められなければならないのか。
しかも、既にある程度決定しているはずの選考過程で、
450人の平易な説明を、審査員がさらに読むという
この「無駄」、「リスク」をどう考えているのか。
これが本当に政務官の「横槍」だとすれば、政治主導という言葉を悪用した所業と言えます。
屋上屋を重ねる選考プロセス(しかも後出し)に疲弊された研究予算は何処へ行くのでしょうか。
いっそ、このまま国庫へ返納し、来年度予算にしてもらってはいかがでしょうか?
研究者が貰えたらやろうと思っていたことが一年伸びたのは夢だったということで。
しかも、何人貰えるかわかりませんが、もらえたひとだけ発表するんですよね。
その発表はどのような形にするのでしょうか?
また、こうしたサイト上でPDFにして配るんでしょうか?
できれば、冊子にして欲しいですね。
研究者へのインタビュー、各研究の取材記事付きで、
研究者が書いたことが本当かどうかを見たいものです。
そして、選考プロセスと選考理由なども「国民にわかり易い言葉で」公表してもらいたい。
選考プロセスの可視化がないと納得行かないのは、
研究界も「国民」も双方ともの感想ではないでしょうか。
あまりにも不透明な感じが否めません。
大体、すぐに「国民」を持ち出しすぎますね、いまの政権は。
国民からの支持がなくても首相は続ける(支持率が1%でもやめないとはそういう意味でしょう)
と明言している割には、二言目には「国民」だの「国民目線」だの言いますが、
その「国民」て誰ですか?
少なくても、民主党に衆議院で当選した自分に対して、どう考えようかと思っている私ではありません。
「国民への説明責任」があるのは、ここまで選考が遅れたことになんの違和感も持っていない
文部省であり、総合科学技術会議であり、担当政務官ではないでしょうか?
進展があったようです。
関連エントリ:年度内に使えるのか?:最先端・次世代研究開発支援プログラム
まだ決まらないとは:最先端・次世代研究開発支援プログラム
こちらのサイトで情報を得ました。
最先端・次世代研究開発支援プログラム、方針公表@科学政策ニュースクリップ
>内閣府が1月26日付で以下の文章を公表した。
最先端・次世代研究開発支援プログラム公募・選定等の方針 平成22年3月15日 平成23年1月25日改定 総合科学技術会議 次世代プログラム運営会議(pdf)
去年3月に発行した「方針」に、今年の1月25日に「追加」したわけです。
6.追加事項
以下の事項を追加する。
(1) 運営会議は、研究者・研究課題決定案の作成にあたり、国民への説明責任を果たすため、応募者に対して平易な言葉で説明した研究概要の提出を求める。
(2) 提出された研究概要は、当該提案が採択された場合には、公表する。
これを「後出し」と言わずに何としましょう。
「方針」とはなんだったのか。
この「追加事項」をヒアリング対象者450人に対して、いまから出せというわけです。
いつまでなのかは不明ですが(誰か教えて!)
この忙しい年度末に、さらに仕事を増やしておいて何が「支援」なのでしょうか。
当然、国税の使い道なので、それくらいは必要という声もあるでしょう。
じゃ、もっと額の多い「First」プログラムはなぜ必要ないのでしょうか?
しかも腹がたつのは「国民への説明責任」という用語を使って「脅して」いることです。
科学者には「国民への説明責任」といえば、何でもやると思っているんではないでしょうか?
この政策の決定過程で「国民への説明」がなされてきたとは到底思えません。
政治家や官僚からの「国民へのわかりやすい平易な説明」はありませんでしたよね?
なぜ、若手研究者だけが「平易な説明」を求められなければならないのか。
しかも、既にある程度決定しているはずの選考過程で、
450人の平易な説明を、審査員がさらに読むという
この「無駄」、「リスク」をどう考えているのか。
これが本当に政務官の「横槍」だとすれば、政治主導という言葉を悪用した所業と言えます。
屋上屋を重ねる選考プロセス(しかも後出し)に疲弊された研究予算は何処へ行くのでしょうか。
いっそ、このまま国庫へ返納し、来年度予算にしてもらってはいかがでしょうか?
研究者が貰えたらやろうと思っていたことが一年伸びたのは夢だったということで。
しかも、何人貰えるかわかりませんが、もらえたひとだけ発表するんですよね。
その発表はどのような形にするのでしょうか?
また、こうしたサイト上でPDFにして配るんでしょうか?
できれば、冊子にして欲しいですね。
研究者へのインタビュー、各研究の取材記事付きで、
研究者が書いたことが本当かどうかを見たいものです。
そして、選考プロセスと選考理由なども「国民にわかり易い言葉で」公表してもらいたい。
選考プロセスの可視化がないと納得行かないのは、
研究界も「国民」も双方ともの感想ではないでしょうか。
あまりにも不透明な感じが否めません。
大体、すぐに「国民」を持ち出しすぎますね、いまの政権は。
国民からの支持がなくても首相は続ける(支持率が1%でもやめないとはそういう意味でしょう)
と明言している割には、二言目には「国民」だの「国民目線」だの言いますが、
その「国民」て誰ですか?
少なくても、民主党に衆議院で当選した自分に対して、どう考えようかと思っている私ではありません。
「国民への説明責任」があるのは、ここまで選考が遅れたことになんの違和感も持っていない
文部省であり、総合科学技術会議であり、担当政務官ではないでしょうか?