台湾当局者は、先月下旬から第1列島線内で中露
両軍の動きが活発化していると指摘。頼氏が外遊
を終える前後に、中国軍が「連合利剣-2024C」
と称して頼政権発足後3回目となる大型演習を実
施する可能性に言及した。中国側の狙いとして、
トランプ次期政権が発足する前に周辺海域での
中国の「主導権」を誇示するほか、軍高官への
調査で動揺する中国軍内部の不穏な動きを封じ
る意図もあると分析した。
一方、天候の影響から過去の演習よりも規模は小さ
くなるとの見方も示した。
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頼総統は台湾に友好的な多くの法案を
推進するとともに、民主主義の台湾を
支持していることに謝意を示したとし
ています。
一方、中国外務省の林剣報道官は5日
の記者会見で「アメリカ側が台湾独立
勢力に誤ったシグナルを出すことをや
めるよう求める。中国は断固として強
力な措置をとり、国家の主権と領土の
一体性を守り抜く」と反発し、対抗措
置をとる可能性を示唆しました。
中国は、ことし5月に頼総統が就任し
てから台湾周辺で大規模な軍事演習を
2回行っていて、「台湾独立派」とみ
なす頼総統への圧力を強めています。
台湾の頼総統、米下院議長と電話会談
中国軍の演習「排除できない」と台湾
当局者
【台北=西見由章】太平洋島嶼国3カ国を歴訪している台湾の頼清徳総統は4日、米共和党のジョンソン下院議長と電話会談した。米政府系メディアのボイス・オブ・アメリカ(VOA)が伝えた。トランプ次期政権との関係安定を図る動きの一環とみられる。一方、台湾当局者は4日、中国軍が今後数日間に、頼氏の米国立ち寄りを口実に台湾周辺で軍事演習を実施する可能性を「排除できない」と述べた。頼氏は6日、最後の訪問国のパラオから台湾に戻る。
台湾当局者は、先月下旬から第1列島線内で中露両軍の動きが活発化していると指摘。頼氏が外遊を終える前後に、中国軍が「連合利剣-2024C」と称して頼政権発足後3回目となる大型演習を実施する可能性に言及した。中国側の狙いとして、トランプ次期政権が発足する前に周辺海域での中国の「主導権」を誇示するほか、軍高官への調査で動揺する中国軍内部の不穏な動きを封じる意図もあると分析した。
一方、天候の影響から過去の演習よりも規模は小さくなるとの見方も示した。
頼氏は5日、米軍の重要基地がある米領グアムのレオンゲレロ知事と会談。中国を念頭に「台湾とグアムは共に全体主義の脅威に直面している。より緊密に連携し、インド太平洋の平和と安定のために貢献しなければならない」と述べた。総統府が発表した。
頼氏は1日にも、立ち寄り先の米ハワイ州で、下院元議長のペロシ下院議員(民主党)と20分間の電話会談を実施。ペロシ氏は米国の超党派による台湾支持を強調した。
中国が頼清徳氏と米議長の電話会談に対抗措置を示唆
台湾の頼清徳総統は立ち寄り先のグアムで、アメリカ議会の共和党の下院議長や民主党の下院トップと電話で会談し、超党派による台湾への支持を確認しました。これに対し、中国外務省は「断固として強力な措置をとる」と反発し、対抗措置をとる可能性を示唆しました。
台湾総統府によりますと、就任後初めて外国を訪問している頼清徳総統は5日、立ち寄り先のアメリカ領・グアムで共和党のジョンソン下院議長や民主党の下院トップのジェフリーズ院内総務とそれぞれ電話で会談しました。
この中で、両氏は中国による軍事的な圧力を念頭に、台湾が民主主義と自由を守るための支援を超党派で支持する考えを示したということです。
これに対し、頼総統は台湾に友好的な多くの法案を推進するとともに、民主主義の台湾を支持していることに謝意を示したとしています。
一方、中国外務省の林剣報道官は5日の記者会見で「アメリカ側が台湾独立勢力に誤ったシグナルを出すことをやめるよう求める。中国は断固として強力な措置をとり、国家の主権と領土の一体性を守り抜く」と反発し、対抗措置をとる可能性を示唆しました。
中国は、ことし5月に頼総統が就任してから台湾周辺で大規模な軍事演習を2回行っていて、「台湾独立派」とみなす頼総統への圧力を強めています。