愛用のMEDIABRIDGE MBR-1500 BMWのマイクコネクタが断線した。半田付けで復旧を試みるも、コンタクトが圧着式で且つ、一度だけ挿入できる方式のため、引き抜いて半田付けし、再利用ができなかった。そのためコネクタ部分のみを購入して修理した。
こんな記事が国内の人に役に立つ確率はゼロだと思われるが、一応書いておく。
部品を調査すると、molexのコネクタであることが判明。便利な時代で、どんな半導体やコネクタ部品でも今は誰でも大抵購入できる。90年代にハード開発エンジニアをしていた時代には部品どころかデータシートでさえ代理店から…長くなるのでやめておこう。
コネクタはハウジング(プラスチックケース)とコンタクト(金属端子)から構成されている。それぞれのパーツは、下記のサイトから下記の価格(今現在)で購入可能。細かい部品なので、購入単位が5個とか100個とかだが、使用するのはハウジングは1個、コンタクトは2個のみである。
■コンタクト
メーカー molex
型番 43030-0010
個数 100個(100個単位)
価格 524円(100個)
http://jp.rs-online.com/web/p/pcb-connector-contacts/2333021/
■ハウジング
メーカー molex
型番 43025-0200
個数 5(5個単位)
価格 36円(5個単位なので180円)
http://jp.rs-online.com/web/p/pcb-connector-housings/2332747/
右側が切れた線とハウジング。左側が新規購入したコンタクトとハウジング。ハウジングは再利用できたかもしれないが、内部のコンタクトのかえしをホールドする部分が削れてバカになっている可能性が高いので購入。
極性を確認し、古い線からコンタクトを切断。コンタクト付近は内部で断線している可能性が高いので、5cm程度はカットした方が良いかもしれない。線に収縮チューブを通して、ワイヤーストリッパーで線の被覆を剥く。圧着ペンチでコンタクト圧着し、コンタクトをハウジングに挿入。極性は古いコネクタを参考に間違わないようにする。収縮ケーブルをコネクタ側に寄せて、半田ゴテで軽く撫でて収縮チューブを収縮させて完了。無事マイクが復活した。