幸せは麻痺する
早いもので安曇野の自宅を離れて東京で暮らすようになって1年以上が経った。前回帰ってきたのはゴールデンウィーク。たった3週間ぶりの我が家なのだが、全てが懐かしく愛おしく感じる。
今日はあまりに気持ちが良いのでウッドデッキに椅子を出して微睡んでいた。静寂の中、聞こえてくるのは野鳥の声。室内のオーディオからは宮本笑里がヴァイオリンで奏でるヴィターリのシャコンヌ。至福の時である。
しかし、不思議なことにこの幸せな環境が恒久的になると、これが日常になる。永住していた時にはデッキに椅子を出して微睡んだりなどしなかった。得たくて得られなかったものが、得られた時の差異によって幸せは感じられるものなのだろう。
今日はあまりに気持ちが良いのでウッドデッキに椅子を出して微睡んでいた。静寂の中、聞こえてくるのは野鳥の声。室内のオーディオからは宮本笑里がヴァイオリンで奏でるヴィターリのシャコンヌ。至福の時である。
しかし、不思議なことにこの幸せな環境が恒久的になると、これが日常になる。永住していた時にはデッキに椅子を出して微睡んだりなどしなかった。得たくて得られなかったものが、得られた時の差異によって幸せは感じられるものなのだろう。