さて、DAHON Speed Pro TTで初めて30Km程度走った感想を。
結論から書けば、期待以上の走り。軽量を謳っているだけあって、漕ぎ出しは軽い。20インチは初めてということもあり、不安定なのではという懸念があったがそれはあっさり杞憂に終わった。時速30Km程度までのスタビリティに不安感は無い。時速30Kmを超えると、流石にハンドルを軽く振ると嫌な感じがするが、私の常用速度は25Km程度なので全く問題無し。立派ロードバイクである。フレームの剛性感も良いし、普段乗っているDEROSAと同じ感覚で乗れる。多分長距離走行も問題無く走れると思う。ライディングポジションを決めながらの走行だったが、2時間程度走ったくらいでは普通のロードと全く遜色無いような気がする。
さて、改めて細部を見てみる。Speed Pro TTは色々な方がblogに書いているので、ちょっと変わった視点から紹介したいと思う。
これが折り畳んだ状態。折り畳み、復帰作業共に30秒もかからない。重さも9.7Kgと軽量なので、畳んでエレベーターに乗りオフィスまで持っていけそうだ。
リアの内装式3段ギア。ハブの中に遊星ギアが構成されている(と思う)。スプロケット1回転に対して、ハブ側がローの場合は1回転以下、ニュートラルの場合は1回転、ハイの場合は1回転以上する。メンテ時に眺めているとなかなか見ていておもしろい。後でバラして変速機構を調べてみよう。
折り畳んで持ち上げた時に、折り畳んだフレームが勝手に開かないように磁石で固定される。なかなか気が利く。
これも同様。折り畳み時にハンドルが勝手に動かないようにロックできる。ハンドルを回して溝に入れてロックする。まだ慣れてないので、折り畳み状態からの復帰時に何度かロックを無視して無理矢理広げそうになってしまった。
残念なポイントは、ハンドルを完全に折り畳む場合はアーレンキーが必要なこと。アーレンキーで六角ボルトを2本緩めると、もっとコンパクトになる。工具無しではこの状態になってしまう。
このサドルはダメ。プラスチックで剛性感が無い。漕いでいるとサドルが揺れている感じがする。しかも独自のレール規格なので普通のサドルは装着できない。交換を前提にしているのか、DAHONから純正パーツとしてKORE RAIL ADAPTERと呼ばれる普通のサドルを取り付けるアダプタが用意されている。早速発注した。
同じく剛性感の無いハンドルポスト。長いということもあり、力を入れるとしなるし、折り畳み部分のジョイントが若干ガタつく。折り畳み自転車の宿命だろうか。とは言え、許容範囲ではあるが…。
後輪はクイックレリーズではない。これもちょっと残念。しかし、これは仕方が無い。後輪は前述のハブ内装式のギアがあるため、汎用のクイックレリーズが取り付けにくい構造だったのだろう。
これが話題の調整が難しいとされるトラベルエージェント。前回書いた記事の通り、ブレーキケーブルを再インストールをしたところ、引きが軽くなり、効きも格段に改善された。ブレーキは使ってないXTRがあるので、後ほど交換予定。
ともかく買って正解。非常に気に入った。
theme : 自転車(スポーツ用)
genre : スポーツ