ディレクターの目線blog＠FC2

NHK総合・NHK BS・ﾌﾟﾚﾐｱﾑ4K／連続テレビ小説『虎に翼』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram

第20週『稼ぎ男に繰り女？』の「土曜日版」の感想。

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

---

昭和３０年、東京に戻ることになった寅子（伊藤沙莉）と航一（岡田将生）。杉田（高橋克実）らに盛大に見送られた寅子は、登戸の猪爪家に戻ってくる。するとそこでは、結婚したら家を出るべきだという花江（森田望智）と結婚しても同居し続けたいと主張する直明（三山凌輝）が対立していた。頭を悩ませた寅子は航一に相談。猪爪家で家族会議が開かれることに。そんな中、寅子は東京地裁の判事として、「原爆裁判」を担当することになる。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------

---

原作：なし
脚本：吉田恵里香（過去作/恋せぬふたり,生理のおじさんとその娘）
演出：梛川善郎（過去作/べっぴんさん,おちょやん,あなたのﾌﾞﾂが､ここに） 第1,2,4,7,10,11,14,16,19,20週
　　　橋本万葉（過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘） 第3,8,13.18週
　　　安藤大佑（過去作/とと姉ちゃん,となりのﾏｻﾗ,やさしい猫） 第5,6,9,12週
　　　伊集院悠（過去作/ｵｰﾃﾞｨｵﾄﾞﾗﾏ･FMｼｱﾀｰ｢告白の対価｣静岡局制作） 第15週
　　　相澤一樹（過去作/BSﾌﾟﾚﾐｱﾑ:善人長屋 第5話のみ,単発:月食の夜は） 第17週
音楽：森優太（過去作/海の見える理髪店,あなたのﾌﾞﾂが､ここに,忘恋剤）
主題歌：米津玄師「さよーならまたいつか！」
法律考証：村上一博（明治大学 法学部 専任教授）
裁判所考証：荒井史男（元名古屋高裁長官　定年退官）
風俗考証：天野隆子（過去作/ごちそうさん,花子とｱﾝ,ｽｶｰﾚｯﾄ）
旧字考証：三浦直人（明治大学大学院 文学研究科 史学専攻 日本史学専修）
医事考証：冨田泰彦（過去作/育休刑事,らんまん.どうする家康）
医事考証：冨田泰彦（過去作/育休刑事,らんまん.どうする家康）
ジェンダー・セクシュアリティ考証：前川直哉（福島大学 教育推進機構 高等教育企画室 准教授）
タイトルバック制作：シシヤマザキ（公式サイト ）
取材：清永聡（NHK解説委員:司法･事件･公文書管理･災害）
語り(本編)：尾野真千子（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ,長谷川町子物語,足尾から来た女）
語り(土曜日版)：山下誠一郎（過去作/Eﾃﾚ｢小雪と発酵おばあちゃん｣）
副音声解説：山崎健太郎（過去作舞いあがれ!,らんまん,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ）
制作統括：尾崎裕和（過去作/恋せぬふたり,鎌倉殿の13人）
※敬称略

---

状況説明なのに、面白い！

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです！
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。

室内でも熱中症の危険があるとのこと。
こまめに水分補給してくださいね。

本編の感想でも書いてきたとおり、今週は世間の夏季休暇に合わせて、「低速進行」だった。

それゆえに、時間経過があったこともあり、ほぼ全編を状況説明に費やしたと思う。

普通なら、いつも書くように「状況説明は、ドラマでも物語でもない！」と一喝するのだが。

今作は違う。

状況説明であることに違いないのに、面白いのだ。

我々は "見たことのない朝ドラ" を目撃中

まず、映像的に、それぞれのキャラクターの個性が見えて、ドラマとして面白い。

更に、次々と説明される状況が変わるので、ストーリーとしても面白い。

この点は、ダイジェスト版の「土曜日版」になっても継承されていた。

ということは、状況説明であっても、変化が明瞭で、興味を引く変化だから、「先が見たくなる」「次回が楽しみ」に作り込まれているということ。

これ、もう気づいておられる読者様もいると思うが、最近の朝ドラではなかった仕上がり。

それくらい、我々は “見たことのない朝ドラ” を目撃中ってことだと思う。

あとがき（その１）

実は、道男が寅子のことを呼び捨てにするようになっていることに、多少の違和感を覚えていたんですよね。

もちろん、道男が寅子のこと、猪爪家のことをホントの家族のように慕っている証であるのは分かるんですが。

でも、「土曜日版」にも残っていたように、道男の呼び捨てに航一が反応するカットがありました。

航一が自分よりも先に “寅子の家族” になっている道男に嫉妬している感じが、かわいらしいなと。

回収とは違いますが、なんか、道男の呼び捨てがストンと腑に落ちました。

あとがき（その２）

最終回が、9月27日(金)であることがほぼ確定したので、残り30回で〔全130回〕ですね。

ということで、夏季休暇明けということからも、次週からが「起承転結」の「結」になるはず。

これだけ大量の個性的なキャラクターが残っていて、まだ新しいエピソードが作る気満々なのは、今週の轟やよねを見ても分かります。

一体どんな展開になるのか、特に「エピローグ」と称されるラスト１か月をどう締めくくるのか、今から楽しみでしょうがありません。

★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”

---

★本家の記事のURL →  https://director.blog.shinobi.jp/Entry/19087/