連続テレビ小説「虎に翼」 (第2回・2024/4/2) 感想

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『虎に翼』
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第2回/第1週『女賢しくて牛売り損なう?』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
寅子(伊藤沙莉)がお見合いに苦戦する中、親友の花江(森田望智)は寅子の兄・直道(上川周作)との結婚準備を順調に進めていた。在学中に結婚することが夢だった花江。寅子には女性が当然歩むべきとされる道がピンとこない。そんな中、大学の夜間部に通う下宿人・佐田優三(仲野太賀)に弁当を届けに行った寅子は、教授・穂高重親(小林薫)、裁判官・桂場等一郎(松山ケンイチ)と出会う。この出会いが寅子の運命を変える。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
原作:なし
脚本:吉田恵里香(過去作/恋せぬふたり,生理のおじさんとその娘)
演出:梛川善郎(過去作/べっぴんさん,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第1週
安藤大佑(過去作/とと姉ちゃん,鎌倉殿の13人,やさしい猫)
橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘)
音楽:森優太(過去作/海の見える理髪店,あなたのブツが、ここに,忘恋剤)
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博(明治大学 法学部 専任教授)
料理指導:赤堀博美(過去作/花咲舞が黙ってない,厨房のありす)
タイトルバック制作:シシヤマザキ(公式サイト )
取材:清永聡(NHK解説委員:司法・事件・公文書管理・災害)
語り:尾野真千子(過去作/カーネーション,長谷川町子物語,足尾から来た女)
制作統括:尾崎裕和(過去作/恋せぬふたり,鎌倉殿の13人)
※敬称略
『ブギウギ』なら梅丸少女歌劇団で"桃色争議"が勃発して…
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。
前回では触れなかったことだが、ドラマファン、朝ドラ好きなら知っていて損はないお話から。
まず、大前提の基礎知識として。
今作の主人公のモデルが「三淵嘉子」さんで、前作『ブギウギ』の主人公のモデルが「笠置シヅ子」さんで。
ともに、大正3年(1914)の生まれで、11月生まれと8月生まれで、同い年だということ。
そして、劇中の寅子(伊藤沙莉)がお見合いに苦戦しているのが、昭和6年(1931)。
『ブギウギ』の昭和6年は、前回のセリフにも登場した梅丸少女歌劇団に賃金削減と人員削減が告げられて、「桃色争議」が始まったころだ。
前作のヒロイン福来スズ子のほうが先に社会人になっているため、モロに社会情勢の影響を受けているのが分かる。
と同時に、今作のヒロイン寅子は学生の身分でありながら、切実に日本の未来を憂いでいるという大きな違いも見えてくる。
こうして、スズ子と寅子を重ねてみるのも、ドラマの一つの楽しみ方だと思う。
前回よりも一段と今作らしさが強まった
さて、今回の本編の感想だ。
そういいつつ、まだまだ‘犬好きの執行補助官’と‘アホのおっちゃん’と‘マエストロの元妻’の亡霊が見え隠れしてしまうが(笑)
おっと、‘拾われた男’も時々出現するが(笑2)
好みは更に分かれそうだが、前回よりも一段と今作らしさが強まった。
特に前回でも言及した「語りの異常な多さ」は増強された。
「全く気にならない」とは言わない。
でも、今回は主人公の “内心” を代弁しているだけでなく。
語りに合わせて、寅子(伊藤沙莉)が動く場面もあった。
慣れてくれば新鮮な語りとして、もっと楽しめそう
やはり、今作の語りは単純な説明や補強の枠を超えている。
説明や解説は、明らかに脚本上で “視聴者に語りかける、話しかける” ように書かれている。
ここは、語り担当の尾野真千子さんの演技力のおかげもあって、す~っと作品の世界へ引き込む力を持っている。
また、伊藤沙莉さんと尾野真千子さんの声が、比較的低めでハスキーという共通点があるから、セリフと語りの行き来がシームレスなのも良いと思う。
一方で、“登場人物に向かって話す” ような部分もあって、語りがテレビの内と外の橋渡し役も兼ねている。
この辺は好みもあろうが、慣れてくれば新鮮な語りとして、もっと楽しめそうだ。
あとがき
幼少期から描くことで、主人公の人となりを知っていくのが朝ドラの王道ではありますが。
今の主人公を描くことで “生まれや育ち” が見えてくるのも、映像で描くドラマの特性です。
その意味では、今作のように少しずつ “今” を描くことで主人公を定着させるのは悪くないです。
「子役時代は良かったのに…」も、ないですしね(苦笑)
「女性は無能力者」の発言に無意識に反応した寅子が次回なにをやるのか楽しみ!
そう、こういうのが「先が見たくなる朝ドラ」だと思いますよ。
みっきーの植物図鑑(第213回)
私も妻も、きっと皆様も、お待ちかねだったと思います(ですよね)
昨日の午後、ついに我が家の「オオナデン(大南殿)」という品種の桜の鉢植えの “開花宣言” です… パチパチ!
今朝、天気が良かったので改めて撮影しました。
『虎に翼』の初日、新年度スタートの日に開花とは縁起が良いと思います。
それだけですけど(汗)
因みに、近所のソメイヨシノはまだツボミが膨らんできたところです…


★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
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★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/18721/
【これまでの感想】
第1週『女賢しくて牛売り損なう?』
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