連続テレビ小説「おむすび」 (第67回・2025/1/7) 感想
NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『おむすび』
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
第67回/第14週『結婚って何なん?』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
翔也(佐野勇斗)の母・幸子(酒井若菜)が栃木から神戸の理容店にやって来て、結(橋本環奈)と翔也は急ぎ米田家へ向かう。幸子は、翔也が婿になることを結が促したと思い込み、レディース仕込みの喧嘩口調で迫ってくる。翔也は、結でなく自分が決めたことだと言うが、幸子は信じようとしない。すると今度は、愛子(麻生久美子)が元ヤンキー仕込みの態度で対抗する。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
原作:なし
脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産シリーズ,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ)
演出:野田雄介(過去作/スカーレット,マッサン,六畳間のピアノマン,舞いあがれ!) 第1,3,7,13週
小野見知(過去作/マチ工場のオンナ,トクサツガガガ,転・コウ・生) 第4,6,10週
松木健祐(過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!) 第2,5週
盆子原誠(過去作/カーネーション,ごちそうさん,おちょやん,ブギウギ) 第8,12週
大野陽平(過去作/「ちむどんどん」第9週のみ,「舞いあがれ!」第25週のみ) 第9,11週
原田氷詩(過去作/「おちょやん」 第17週のみ,「舞いあがれ!」第16週のみ) 第14週
工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」第20週のみ)
音楽:堤博明(隣の家族は青く見える,ベビーシッター・ギン!)
主題歌:B'z「イルミネーション」
語り(本編):リリー・フランキー(過去作/「なつぞら」本編語り)
語り(土曜日版):高瀬耕造アナウンサー(過去作/「ブギウギ」本編語り)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼)
制作統括:宇佐川隆史宇(過去作/岸辺露伴は動かないシリーズ,正直不動産シリーズ)
真鍋斎(過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男)
※敬称略
※他のスタッフ表は、当記事の最下部へ移動
インフルエンザが流行しているので、感染対策しませんか?
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
常連の読者様は、ご存じだと思います。
ここ数日間 連続で Web拍手が 30未満(投稿時)になりましたので…
読者様に向けて、どうしたら今作が巻き返せるのか考える感想にもしたいと思います。
ということで、「一つだけお願いがあります。朝ドラ『おむすび』のことは嫌いでも、私と当ブログも感想は “まだ” 嫌いにならないでください」と本日も叫びます!
※しばらくテンプレです…
感想に入る前に。
投稿が、12時過ぎになってしまった言い訳、やります!
今朝、8時にかかりつけ医の病院に毎月定例の診察の予約を入れました。
診察予定時間は「8時30分」でしたが、薬局で薬をもらって帰宅するまで2時間以上かかりました。
年明けで、病院が混雑しているのは覚悟していましたが。
昨日から仕事始めだった妻も、勤務先の大学病院も、同じ傾向だそう。
とにかく年明けから「発熱外来が激混み!」だと。
かかりつけ医は町の小さなクリニックですが、1組10分枠の個室対応の発熱外来が、受け付け開始30分で午前中の全24枠満杯、10時には午後分の全24枠満杯で、空き待ちが出てるとのこと。
患者さんは「9:1=インフルエンザ:コロナ」だそうです。
医療現場もひっ迫しているので、できるだけ感染対策したほうが良さそうですね。
特に、高齢者やその家族と近しい人は注意したいところです。
冒頭で、野暮ったい話をしてすみません。
でも、ちょっとした病気をきっかけに命を落とす現実を、昨年の今頃 “妹の急逝” で体験した私の心からのお願いです。
2009年(平成20)以降の設定なのに、結婚界隈が昭和すぎる!
年明け一発目の『おむすび』の感想に、まさか 20人以上の読者様の Web拍手をいただけると思いませんでした。
恐らく、その方々は自他ともに認める(みっきーが認めます!)朝ドラファンのはずです!パチパチ
コアな朝ドラファンのために、今回もネチネチといきますよ!
前回の感想でも書いたが。
相変わらず、劇中の現時点が何年なのか詳細は不明だが。
少なくとも、1989年(平成1)1月8日生まれの結(橋本環奈)が飲酒可能年齢以上だから、2009年(平成20)以降だ。
全国調査したわけではないが、婚礼業界でバリバリに働いていた私の肌感覚と。
結婚20年目になっていた夫婦の周囲の状況を鑑みれば。
当時は、「結婚すること」に、いわゆる結婚適齢期の人たちや、その親族、周囲も、そんなにこだわる時代ではなかったと思う。
もちろん、「2009年当時ん神戸は、昭和ん結婚風土がまだまだ残っとったばい」と言われれば、それまでだが。
幸子と愛子の元不良同士の口喧嘩が、1ミリも笑えない…
しかしだ。
劇中の「2009年ごろ」の 〈主人公界隈〉 は、“結婚すること” にこだわるだけでも異様なのに。
“両家の家族” が出張ってきて “跡取り息子” か “婿養子” だ、“苗字選択” が問題であると必死に描いてきた。
まあ、とにかく脚本も制作統括も、演出家に 〈元レディースと元ヤンキーの両家の母親対決を面白おかしく作って!〉 と発注したのだろう。
演出家も、年明けの半分以上終わっちまっている第14週になって担当になったから、〈言われるがまま〉 なのだろう。
とにかく、メインタイトル映像明けの翔也(佐野勇斗)の母・幸子(酒井若菜)と結の母・愛子(麻生久美子)とのやり取りで笑えた人がいたら挙手してほしいものだ。
まあ、手を挙げてくださったところで「そうですか…」と、私の呆れた顔しか見せられないが。
それにしても、“食” をテーマの一つに掲げる朝ドラ、ドラマで、いくら箱で中身が見えないとしても、食べ物を粗末に粗雑に扱う時点で、終わってません?
「主人公が栄養士…の物語」で、こだわって描くべきこと?
作り手が面白いつもりで放送した元ヤンとレディースのくだりが、やっと終わったと思ったら。
今度は、これか。
翔也「2人だけの問題じゃねって
やっと分かったわ」
二十歳そこそこの田舎育ちの青年だから? このような発言をするのは理解できなくもないが。
繰り返すが。
“食” をテーマの一つに掲げる朝ドラ、ドラマで、ここまで掘り下げて描くことか!
それこそ、前作『虎に翼』のような作品ならば、主人公が誰とどのような経緯で結婚に至るのかは、作品の重要な要素であると認識はできる。
しかし、そもそも論《その1》として、「主人公が栄養士として、人の心と未来を結んでいく物語」で、こだわって描くべきことなのか?
いくら何でも、半年間の出来事に盛り込みすぎでは?
こんなことを考えていたら、新年早々、七草粥を口から吐き出しちゃうくらいに驚いたのが、次のセリフだ。
沙智「卒業して まだ半年やん」
重箱の隅を楊枝でほじくるつもりはないが、一応。
第13週で、翔也の怪我の情報が新聞に載ったのが、劇中では「6月27日の翌日以降」になっている。
このことは、下記のNHK大阪放送局のX(旧Twitter)で推測できる。
https://twitter.com/nhk_osaka_JOBK/status/1874966484927312237
その「劇中新聞記事」によれば、翔也の誕生日は「1989年3月8日」で、「入社三年目」とある。
確かに。
●結は4月入社したその週に、星河電器の社員食堂のベテラン調理師・立川周作(三宅弘城)と騒動を起こして。
●6月末に、翔也が肩の故障で野球部から戦線離脱して。
●10月前後には結婚騒動。
まあ、別に今となっては「そうですか」レベルで気にならないが。
それでも、やはり…
ほぼ完全に、「騒動至上主義」改め、《トラブル依存症候群》 に陥っているのは間違いない。
※トラブル依存症候群とは、人間描写が蔑ろにしてまで、物語の構築を騒動ばかりに依存するドラマづくりのこと
10月設定で服装は真夏だし、沙智は箸のマナー違反だし…
それに、「卒業して まだ半年やん」なのに、中華料理店「太極軒」での栄養士専門学校当時の同級生である沙智(山本舞香)や佳純(平祐奈)の服装が真夏のよう… チャック
ちなみに、2009年の夏は、東京の最高気温が7月16日に34.2℃で、2003年以来6年ぶりに35℃以上の猛暑日がない “涼しい夏” で。
2009年の神戸の平均気温は19.7℃で前後の年より涼しく、去年2024年が22.5℃だが。
神戸(兵庫県) 2008年(月ごとの値) 気象庁|過去の気象データ検索
断っておくが、普通なら、この程度の相違や違和感は放置できるレベルだ。
しかし、私の経験から言うと、今一つな朝ドラ、ドラマほど、わざわざカレンダーを見切れさせたり、語りが年月日を言ったり、要らぬ想像をさせる傾向があって。
今作も、その通りだってことだけなのだ。
それと、「マナー警察」と言われればそれまでだが。
沙智が、箸を皿の上でトンと突いて揃えるのは「揃え箸」と呼ばれ、マナー違反。
テーブルに肘をついて食事をしている時点で、「沙智はお勉強は優秀だけど、常識知らずな人」の設定かもしれないが。
これくらい、演出家、いや助監督でいいからチェックしてあげたらいいのにって思う。
とにかく、ごちゃまぜの印象しかない!
だらだらと、このまま中華店で終わるなら終わるでいいやと思ったら。
結「式は挙げん。そんなお金ないし」
●結婚することを、両家に納得させようと必死な設定なのに。
●結婚式は挙げない設定で。
●でも、結婚後の住まいなどの生活資金のことは考えていない設定で。
とにかく、ごちゃまぜの印象しかない。
きっと、「元ヤンと元レディースはやりたい」「結婚資金で1週間引き伸ばしたい」だけだろう。
ほんと、目も当てられないくらいの 《トラブル依存症候群》 だ。
あとがき(その1)
きっと、星河電器野球部のピッチャーでエースの澤田龍志(関口メンディー)を組み込みたくて、結を翔也が現役中に社員食堂に入社する設定にしたのでしょうね。
だって、入社後半年で結婚するくらいに、早期に結を結婚させる前提なら、いっそ、結を星河電器に入社する前に結婚させて、家でも社員食堂でも栄養士として翔也を支えるほうが、自然だったような。
それで、翔也がケガで離脱して、夫婦共働きの二人左脚で… で良かったのでは?
あとがき(その2)
紅白歌合戦でのB'zのサプライズ登場は感動的でした。
でも、世間の一部で、ヴォーカル・稲葉さんのマイクトラブルの原因について推測してますね。
公式には「マイクトラブル=機材トラブル」になっていますが、音響オペレーターの操作ミスですよ、恐らく。
機材トラブルなら、「プチッ」とか急に稲葉さんの声が大きくなるはずで。
テレビ音声は本来電波に乗るべき音声がフェードインする感じで大きくなりましたら、オペレーターが徐々にフェーダーを上げたのでしょう。
詳しく書くことはできますが、ここはドラマの感想なので、リクエストがあれば詳細書きます。
ただ、言えるのは「稲葉さんの本番の声量に音響オペレーターさんも頑張って対応したけれど、最終的にやっちまった」ってことだろうと思います、残念。
※文中の博多弁風の創作セリフは、下記のサイトを利用しています。
博多弁に変換 | 恋する方言変換 | BEPPERちゃんねる
『おむすび』を召し上がった後の ≪お口直し≫ に下記の感想をおすすめ!
朝ドラ「カーネーション」全151回分の感想リンク
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」全112回分の感想リンク
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/19387/
※上記のスタッフ表の続き
主人公のモデルの1人:松丸奨
※1983年千葉県生まれの栄養教諭・管理栄養士
(過去作/「Chef~三ッ星の給食~」給食監修指導)
※人物像作成のための取材を受けた複数名の1人であると判明(2024/10/9)
ネタ元:松丸奨@men's管理栄養士 [@matsumarurecipe] (2024年9月30日)
タイトルロゴ制作:大島慶一郎(Keiichiro Oshima )
タイトル映像:田向潤(過去作/きゃりーぱみゅぱみゅ,くるり,緑黄色社会MV)
イラスト:サンレモ(ILLUSTRATOR サンレモ )
振付:TAKAHIRO(欅坂46,日向坂46,櫻坂46,ゆず,SEKAI NO OWARI,藤井風)
栄養学考証:中村丁次(神奈川県立保健福祉大学教員)
福岡ことは指導:坪内陽子(元MRT宮崎放送アナウンサー)
栃木ことは指:猪瀬光博(栃木県出身の俳優)
神戸ことは指導:辻葉子(兵庫県出身の俳優)
ギャルことば指導:Rumi(美容・ギャル評論家,今作パラパラ指導)
医事指導:矢木崇善(過去作/スカーレット,舞いあがれ!,ブギウギ,)
料理指導:広里貴子(過去作/ごちそうさん,まんぷく,カムカムエブリバディ,舞いあがれ!,ブギウギ)
書道指導:津吾井香奈(「書道パフォーマンス甲子園」指導など)
農業指導:德安出雲
理容指導:宮城丈二(兵庫県理容組合理事長)
警察指導:板東正敏子(過去作/まんぷく,スカーレット,おちょやん,ブギウギ)
美術:西村薫(過去作/トクサツガガガ,ハムラアキラ,舞いあがれ!)
技術・増田徹
音響効果:林恵太郎
助監督:藤玲衣,影浦安希子,山田陽介,畑本健太
小峰陸矢,亀井優成,長澤康貴,佐伯木乃実
竹原朋加,林祐香,増田愛海,野曽原明香,福崎功真
スケジューラー:南野彩子(NHK BSドラマ「パーセント」プロデューサー)
リサーチ:有川奈々絵(NPO法人 かごしまフィルムオフィス)
撮影:竹内北斗(過去作/ブギウギ)
源拓哉(過去作/カムカムエブリバディ)
照明:岡元昌弘(過去作/軍師官兵衛)
橋村祐哉(過去作/べっぴんさんSP「恋する百貨店」)
音声: 渡辺暁雄
映像技術:山下健
カラーグレーティング:中井高人
VFX :佐久間正泰
美術進行:鴫原広起
装置:内田健
裝飾:野崎次郎
衣装:早藤博
メイク:西口富美子
制作:原田潔,岡本剛毅,中津琢,扇谷愛理,杉山遥人,高田寛之
プロデューサー:菅原弘(過去作/天国にいちばん近い島,二代目はクリスチャン,ぼくらの七日間戦争)
※敬称略
【これまでの感想】
第1週『おむすびとギャル』
1 2 3 4 5土
拍手コメント返信(2024/10/2):「おむすび」(第3回) ※“ギャル文化”には、圧倒的な“ポジティブパワー”がある
拍手コメント返信(2024/10/3):「おむすび」(第4回) ※「虎に翼」の総括、「おむすび」結のモデルと脚本家について深掘り解説します(更新)
朝ドラ「おむすび」未だに“姉と妹の子ども時代の初期物語”がないのは…ある事情で追って“伝説のギャルのスピンオフ”をやるから!?
第2週『ギャルって何なん?』
6 7 8 9 10 土
第3週『夢って何なん?』
11 12 13 14 15 土
第4週『うちとお姉ちゃん』
16 17 18 19 20 土
朝ドラ「おむすび」:提灯記事に加え,ついに注意喚起までやる必死さ!でも,その前にやることがあると思う
第5週『あの日のこと』
21 22 23 24 25 土
NHK連続テレビ小説「おむすび」:朝ドラが“リアルな大災害”を扱うたびに思うこと
第6週『うち、ギャル、やめるけん』
26 27 28 29 30 土
第7週『おむすび、恋をする』
31 32 33 34 35 土
第8週『さよなら糸島 ただいま神戸』
36 37 38 39 40 土
第9週『支えるって何なん?』
41 42 43 44 45 土
朝ドラ「おむすび」第9週「支えるって何なん?」で見えた、新たな致命傷を胸熱で解説!
第10週『人それぞれでよか』
46 47 48 49 50 土
第11週『就職って何なん?』
51 52 53 54 55 土
第12週『働くって何なん?』
56 57 58 59 60 土
第13週『幸せって何なん?』
61 62 63 64 65 土
連続テレビ小説「おむすび」 (総集編 前編・2024/12/29) 感想 ※本編の印象を味変させすぎ!
第14週『結婚って何なん?』
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