この前大学に行こうと電車に乗って駅で特急待ちの停車してた時、横に二人の大学生おって二人の持ってる携帯に萌え属性の美少女のCGが写っててん。
それで二人は携帯片手に
やすし「ちょう、こうこう」
たかお「ちょ、ちょう」
とか言いながら、なんかもつれ合ってるねん。
こいつら昼間からイチャイチャ何をやっとんやってよう見たら、どうやら赤外線通信で画像を交換してるらしい。
それでどうもそれが困難を極めてるようで
やすし「ちょうちょう、こっこう?」
たかお「そう、こっこう」
ってやすしの右手がたかおの左手に乗ってて、たかおの右手がやすおの左手に乗ってて、二人の携帯は微妙にずれてるねん。
やすし「ちょう!もう~こう?」
たかお「あ、そうそう…」
ってやすしの右手をたかおの左手と右手でサンドイッチされてて、やすしの左手はたかおの肘を通して携帯を動かしてるねんけど微妙にずれて上手くいかんみたいやねん。
そしたらだんだんイライラしてきたのか
やすし「もう~!こう?こう?」
たかお「ちゃうって、もぉ~。こう!」
ってやすしの右手がたかおの左脇に挟まれてて、たかおの右手はやすしを背中側からぐるって回すように抱き上げてて、やすしの左手はたかおの首に巻きついて顔を自分の方に寄せようとしていて、たかおの左手はやすしの首の襟のとこに手入れてセーターの右手の出口のとこから手を出して携帯をあわせようとしてた。
そのうち
車掌「おまえら何をしとんや!」
ってドスの効いた声で入ってきて、二人を引き剥がして、やすしだけ
パーン!!
ってほっぺた殴ってやすしは回転しながら鼻血流してぶっ飛んで、やすしの携帯が
ずざざざ~
って車両の床を擦っていった。
やすし「うう…」
車掌「他の乗客が迷惑や言うてるやろ!」
車掌はそう言うと出て行った。
たかお「お…おい、やすし?」
やすし「うう…」
たかお「あの…大丈夫?」
やすし「知らん」
たかお「もしかして怒ってるん?」
やすし「別に」
たかお「あの…これ携帯…」
たかおは、液晶が傷だらけになった携帯を拾って差し出した。
やすしはそれをパーン!払い落とした。
やすし「いらん」
たかお「ええ、でも…コミケもあるし」
やすし「オレはもういかん」
たかお「なんでだよ、いこうよ!」
やすし「もうオレは終わったんや。」
たかお「そんなこと言わないでよ!みんな『妹+スクール水着=マイスウィートハニー』の体験版配布されるの楽しみにしてるよ」
やすし「もうハードディスク全部消す。焼いたCD-Rも全部処分する」
たかお「そんなぁ!」
やすし「おまえにはわからへんねん!もうオレの液晶はもはや傷だらけで使い物にならへんのや」
たかお「…」
やすし「オレはこれから田舎に戻って実家の沿岸漁業を継いで真面目に働く。」
たかお「!!」
やすし「もうスクール水着なんか着ようものなら船から叩き落とされる、ゴム長靴とか帽子とか前垂れの世界や。潮風に吹かれて深いしわが彫られた肌でスクール水着を着ても誰も見てくれへんわな」
たかお「やすし…」
やすし「だがおまえはこれから綺麗な液晶を武器に目上にも引き立てられ後輩も着いてきてスクール水着を着る姿を見てくれる人がいる華やかな世界が待ってる。」
たかお「…」
やすし「もうオレらは完全に進む道が違うてしもうたんや…」
たかお「…僕…そんなの…うわああああ」
あかん、これ以上オレ胸が痛くて二人を見ていられんかった。
電車わんこら
京都大学の学生生活
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