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内海とうき

Author:内海とうき
2016年5月から山に登り始めた登山初心者です。

新潟県の真ん中辺りを拠点にとりあえずは難易度の低い低山を色々と登ってみたいと思っています。

モットーは「お金を掛けずに山を楽しむ」(笑)

2020年11月からキャンプも始めてみました。

どうぞよろしくお願い致します。

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2021年8月29日 お初の浅草岳 登山 ネズモチ平コース~桜ゾネコース

2021年8月29日
まだまだ暑い日が続きますが8月も後半になってからは夏の暑さも少~しずつ和らいできた感じで登山にもいい時期になってきましたね。
このくらいの時期になったら県外、特に今は福島県の磐梯山や一切経山に行ってみたいなぁなんて2・3年ほど前から考えていましたが、去年に引き続き今年もコロナ禍の影響により県を跨いだ移動が必要な山行は自粛中。
しかしそれならば県内のまだ行った事のない山に色々挑戦してみようという事で、天気の良くなりそうな予報だったこの日は以前から気になっていた山のひとつ、新潟県魚沼市と福島県に跨る「浅草岳(あさくさだけ)」に挑戦してみる事にしました。

当日は朝7時頃に家を出発し、地元三条市からは栃尾・入広瀬を経由して今回のスタート地点となる魚沼市のネズモチ平駐車場に着いたのは約1時間半後の8時半を少し回った頃。
車で駐車場に近づくと道はすれ違いのできない細さになり、夏という時期もあってか道の脇の草はボーボーに茂っていて待避所があるかも分からないし草がボディに擦れながら走る場面があったりでなかなかに緊張感のあるドライブでしたf(^-^;)

ネズモチ平駐車場から浅草岳方面を望む。
…といっても現地のこの時点ではまだどれが浅草岳か微妙に分かっていませんでしたが(笑)





駐車場はかなり広く、100台くらいは停められそうな感じ。

浅草岳は「日本三百名山」のほか「花の百名山」にも選ばれているとの事で特に初夏のヒメサユリの咲く時期や、秋の紅葉の時期なんかはこの駐車場が満車になるくらいの人出があるようですね。
オフシーズンとなるこの日は少ないかな、なんて思っていましたがいい天気に誘われてか想像していたよりも車の数は多かったように感じました。





駐車場の片隅には小屋。

こちらの小屋には入り口入って右手にトイレ、左手に部屋がひとつありました。





入り口の右手には登山届を入れるポストもありました。

まんま郵便ポストだったのでちょっと面白かった(笑)
「登山届の用紙は建物の中にあります」と貼り紙もしてありました。



そしてトイレは男女別になっていましたが、男性側の方だけ中の写真も撮ってきたので見たい人だけ見れるように文字クリックで見れるようにします。

男性用トイレの中

小便器と和式便器が同じ空間にあったのでちょっとびっくり(笑)
水洗式・水道あり、紙の常備ありでした。
水道の水については「この水は飲めません」と注意書きがありました。
山の中に建っている割にはとても綺麗だな、という印象でしたね。

ちなみに扉の内側にはパッと見で鍵が無いように見えて、「えっ何これ、小はともかく大は次の利用者とご対面も覚悟のチキンレース的な感じでしないといけないの!?」なんて思いましたが…ドアノブをよく見ると、ノブ(レバー)を下に回すと開閉、上に回すと施錠でした。
ああびっくりした(笑)





そしてトイレ向かいの部屋の中には登山届の用紙置き場が。

用紙は一番上の茶色い箱の中、その隣には鉛筆が数本ありました。
白い事務棚っぽいのには魚沼市や近隣施設のパンフレットが入ってそうな感じにシールが貼られていましたが…開けてみたら中は全部空でした。
置いてあるかは時期にもよるのかな…?

その他部屋の中にはパイプ椅子が2・3脚あったくらい…だったかな?
部屋の入り口には「建物内での煮炊きを禁止します」という貼り紙もありました。





登山届の用紙はこんな感じ。
(画像をクリックすると大きいサイズで表示できます。)
  
しっかりと記入してポストに入れていきました。





準備を整えて駐車場奥の林道へ続くゲートへ。

ゲートの横から入って、ここから山行スタート。



もくじ
1.ネズモチ平コース登山
2.頂上・天狗の庭
3.桜ゾネコース下山





■ネズモチ平コース登山


林道を進む途中で早速花を発見。

名前は…分からない。





舗装された林道を10分ほど歩いてくると少し開けた砂利のスペースに出て、その左手にネズモチ平コースの登山口がありました。

ネズモチ平から登るコースについては急登の「ネズモチ平コース(ブナゾネコースとも言われる?)」と少し緩やかそうな「桜ゾネコース」があるとの事でどちらから登ろうかは前日の寝る直前くらいまで悩んでいましたが(笑)、今回は思い切って急登のネズモチ平コースに挑戦する事にしました。
という事でここから登山道へ。





登山道に入るとすぐに石や岩がゴロゴロとした道に。

前日から明け方くらいまでは雨も降ったようで土や石・岩の上は滑りやすそうな緊張感がありました。
しかしそれが逆にペースを抑えてくれてちょうどいい感じに登れていた気がします(笑)





登山口から10分ちょっと進んだところで沢を渡る場面が。

ここは水面に頭を出している石の上を渡っていけば濡れずに渡る事ができました。
渡った先の道については少しだけ「どっちかな?」ってなりましたが、左奥に続くようにピンクテープも設置されていたので迷うことなく進む事ができました。





沢の近くで花を発見。

ジャコウソウ?





しばらく進んでくると大きな木が目に留まる。

写真ではちょっと分かり難いですが、この木は大人が手を広げて3人くらいで囲むと届くかな?ってくらいの太さで大きかった。





道は次第に傾斜を増していく。

ここは脚を高く上げたり岩や木に手を掛けたりしながら登っていく感じでした。
湿り気もあって滑りそうな緊張感もあったのでゆっくり慎重に越えていく。





コース上に倒木が現れた。

これは結構頭を下げて通らないといけない感じで、背負っているザックが引っ掛かったりしました。







花を発見。

リンドウ。
まだ開ききってないものも多い感じでしたが中腹辺りから頂上付近までよく見られました。





中腹辺りから景色が開けた。

おお~、いい眺め♪
中央少し右にはスタート地点の駐車場も見えました。





更に続く急登。

ここも木の根に手を掛けて足を高く上げたりしながら登っていく感じ。
普段から山に入る時は手袋をするようにしていますが、他にもちょいちょい手を使う場面もあったので手袋があって正解でしたね。





また少し景色が開ける。

あれが山頂かな?
まだ結構ありそうだけど、だいぶ近づいた感もありました。





ここは右上の方に進んでいく感じでしたが、すぐ左手が急斜面だったので少し緊張感がありました。

あまり左側に近寄らないように進んでいけば大丈夫。





しばらく登ってくると白い道標の建つ分岐路に出た。

ここが「前岳」で、ここでネズモチ平からのもう一つのコースの桜ゾネコースと合流となりました。
この近くにはもう一つ「六十里登山口」へ続くコースもあるみたいですね。
ここからは浅草岳の頂上に向かい左へと曲がりました。





花を発見。

ノギラン…かな?
あまり自信ありませんがf(^-^;)
前岳あたりからよく見られました。





前岳の分岐を過ぎるとすぐに景色が開けた。

おお~いいねぇ♪
この辺も積雪量が多くて背の高い木が育ちにくい「偽高山帯」になるのかな?
草原に延びる木道の景色がとてもいい。
しかし、途中の日陰になるところなんかは木道上も湿っていて滑りやすく、足がズルッとなってちょっと焦る場面もありましたf(^-^;)





前岳と浅草岳の中間くらいに差し掛かると、休憩するのに良さそうな板張りの所が。

しかしここは「老朽化につき危険注意」と注意書きが付いていました。
板面ももう穴が開いてボコボコでしたね、う~ん残念。
この先にもう少し休めそうな場所もありましたが、取りあえずまだ休憩は取らなくて大丈夫だったのでそのまま頂上へと進みました。







■頂上・天狗の庭

浅草岳頂上に到着。

標高1,585mの頂に無事登頂できました。
まあ…スタート地点のネズモチ平の標高は800m台くらいなので半分くらいの登りでしたが( *´艸`)






頂上からの景色。

あそこの山は…守門岳かな?
守門岳もまだ未踏で挑戦してみたい山のひとつですね。





あそこの山容かっこいいなぁ。

調べてみると鬼ヶ面山かな?
あっちの尾根から浅草岳に登ってくるコースもあるようですね。





頂上の祠越しに田子倉湖を望む。

いやぁ、最高の天気の日に登れました♪

ちなみに頂上の祠付近にはマムシが居るっぽい事も事前情報で見ていましたが、今回は姿は見当たらないようでした。
なおこの後の天狗の庭に行って戻って来る時と下山の林道ではそれぞれ一回ずつニョロさん見たのでヘビ自体は多い山なのかもしれませんねf(^-^;)





頂上での景色を楽しんだ後はまだ時間と体力に余裕がある感じだったので、これまた事前にリサーチしていた頂上より奥にある「天狗の庭(遊び場?)」という場所まで足を延ばしてみる事にしました。

おお~こっちの眺めも素晴らしい♪
しかしこっちの方は結構草で道が覆われている所もあって足元が見にくく、更に滑りやすい土や木道の場所もあってここまで下ってくる途中では滑って転ぶ場面も一度ありました。





草原の斜面にはノギランっぽい花がたくさん。






そして「天狗の庭」に到着。

頂上からは18分ほど下ってくる感じでしたがここも綺麗な眺めの所だったので来て良かった♪

ちなみにここは地図上で見ると福島県に入っているようで県跨ぎしてしまいましたが…人が居なかったので大目に見て下さい(笑)





天狗の庭からも田子倉湖が見えていました。

ここまで来る道中もこちら側の景色はよく見えていたのでそれも気持ちよかった。







天狗の庭での景色を楽しんだ後は下った道を登り返して再び頂上へ。

ちょうど人が少ないタイミングがあったので自撮りしてみたり。
今回はこんな感じで。





自撮りを何枚か撮ると後から登ってきた人も何組か来たので入れ替わるように前岳側に少し下り、そちらで登頂休憩をできる場所を探す事に。

この木道の左側の道の先は行き止まりになっていて、最初に登ってきた時はそこで休憩している人がいましたがこの時は空いていたのでそこで休憩を取る事にしました。





今回のお昼ご飯はこんな感じで。

最近は減量している事もあってついつい山メシも減量メシにしてもうた(笑)
豆腐・豆乳・鳥むね肉・ゆで卵でたんぱく質チャージ、これで30gくらい?
野菜はキュウリスティックとカボチャの煮つけ。
野菜もう少し入れたかったけど…前日に買ったこのタッパーが思ったより小さくて入らなかった(笑)
おにぎりはコンビニで二つ買ってきたけどおかず類を先に食べたら結構お腹ふくれたのでわさびめしの方だけ食べましたが結構わさびの辛みが効いてました、うむ、うんまい。

写真には写っていませんが食後にはコーヒーも。
おやつ的なものもいくつか持ってきていましたがご飯の方で結構お腹いっぱいになったのでおやつは食べずにお持ち帰りでした。

ちなみにこの日は平地では気温が最高30℃くらいになる予報でしたが、標高が100m上がると気温が0.6℃下がる理論から行くとネズモチ平で約5℃弱、頂上で9℃位低いおかげか風も多少あって快適な気温といった感じでしたね。
とはいえ射す日差しは強く日陰の無いここでの休憩中はじりじりと背中を焼く感じもあったので、ザックに入れていた上着を羽織ると直射日光の熱さは少しだけ和らいだ気がしました。





■桜ゾネコース下山

お昼を食べ終え少しばかりのんびりした後は下山へと入る。

前岳と浅草岳頂上の間のこちらの板張りの所もお昼休憩を取る時にここにしようか迷った所でしたが、こちらも「老朽化につき注意してください 危険!!」と注意書きがあったのでやめておきました。





登りの時には見落としていた花を発見。

ミヤマホツツジ?
普段あんまり見掛けない感じで楽しい。





前岳に戻る道。

こっちから見る角度もいいなぁ~♪





そして前岳の分岐へ。

登りは右から出てきたこちらを下りでは直進して桜ゾネコースへ行く事にしました。





前岳分岐から進んでくるとこちらもまた景色が開ける。

いやぁ、これまた最高だねぇ♪





カヘヨノボッチという小高い山に向かう道。

ここは少し右側に斜めっている感じでちょっと緊張感がありました。





カヘヨノボッチを過ぎると道は樹林帯に入って日陰が多くなりました。

この桜ゾネコースも石や岩がゴロゴロでロープの設置されている所もありました。
緩めのコースと思っていたけど…そうでもないな(;´・ω・)





途中何ヵ所か右側が急斜面の横を進む。

ここも若干右に斜めった感じで緊張感がある。
更に滑りやすい土の所もあって、少しだけ足がズルッとなった時はちょっと怖かった…。





しばらく下ってくると木道の階段が現れた。

歩きやすくなってありがたいです。





花を発見。

ホソバヤマハハコかな?





木の上にはオレンジ色の実が。






しばらく下ってくると「浅草の鐘」に到着。

コーンと鳴らしたらいい余韻が響きました。





浅草の鐘から少し下ると桜ゾネコースの登山口に到着。






案内板。







花を発見。

ヒヨドリバナ。





桜ゾネコース登山口からネズモチ平駐車場までは林道歩き。

林道沿いには自分の背丈を越えるシシウドがたくさん咲いていました。
シシウドに混じってセリみたいなのも咲いてたかな?





シシウド。

花火みたいな形がいいね。





林道沿いにはトリカブトもたくさん咲いていました。






林道の途中には慰霊碑が。

遭難救助に当たって亡くなられた方の慰霊碑のようですね。
二次遭難を起こさない為にもしっかりと心構えをしていかないとです。





林道を歩いていると、あ!本物のオニヤンマ君!

やはり実物はカッコいい。
オニヤンマなどのトンボが結構いたお陰かこの日の山行中はそれほど虫が気になる感じはなかったような気がしますね。
(お昼の休憩の時だけハエみたいなのが纏わりついてくる感じはありましたが、その時は自作のおにやんま君モドキをザックから出したらおとなしくなった気がしたのでやはり効果はあったかも。)





林道の途中何ヵ所かでは道の上を沢の水が流れている所がありました。

濡れている場所はやはり滑りやすい感じもありましたが、気を付けて歩けば大丈夫でしたね。
駐車場に出る前最後のここは靴底を洗うのにもちょうど良かった。





そして駐車場に戻ってきてゴール。

いやぁ、楽しかった。
と車にザックを下ろしてトイレに行ったりしていると車が一台駐車場にやってきた。
え、これから登るの?と思いましたがその車の方は小屋やトイレの管理をされている方のようでした、ありがとうございます。
しかし…帰り道の細い道で鉢合わせになるタイミングじゃなくて良かった、とちょっとホッとした一幕もありましたとさf(^-^;)

という事で初の浅草岳、登りのネズモチ平コースはなかなかの急登、下りの桜ゾネコースも思っていたよりも急登&危なそうな場所があった感じでしたが、頂上付近の眺めは最高でした。
スタート地点の標高が高めなおかげか登るのに必要な体力的には過去に登った事のある山で比べると米山の大平コースと似たくらいかなといった感じだった気がするので、今回のコースなら少し山に慣れた初心者くらいから登れそうな山かなと思いました。
とはいえ滑りやすそうな所や硬い石や岩の上を歩く所も多いのでグリップが効いてある程度硬めのソールのトレッキングシューズやそれなりの装備はあった方が良さそうですが。

今回は春と秋の最盛期を避けた夏に来ましたが、また機会があれば紅葉の時期や春の花の時期にも来てみたいですね(^-^)


今回撮ったコースや風景の写真を動画にまとめてみました。
ブログの記事内で使わなかった写真、特にコース写真なんかはこちらに細かく入ってますのでよろしかったらご覧ください。






天気:晴れ
人数:1人
コースタイムまとめ
ネズモチ平駐車場スタート 9:12
ネズモチ平コース登山口 9:20
前岳分岐 10:58
浅草岳頂上 11:17~11:23
天狗の庭 11:40~11:43
浅草岳頂上付近 11:59~12:45
前岳分岐 12:57
カヘヨノボッチ 13:12
浅草の鐘 14:09~14:12
桜ゾネコース登山口 14:13
ネズモチ平駐車場ゴール 14:49





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