プロフィール

内海とうき

Author:内海とうき
2016年5月から山に登り始めた登山初心者です。

新潟県の真ん中辺りを拠点にとりあえずは難易度の低い低山を色々と登ってみたいと思っています。

モットーは「お金を掛けずに山を楽しむ」(笑)

2020年11月からキャンプも始めてみました。

どうぞよろしくお願い致します。

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角田山 灯台コース(途中まで)

2016年8月28日
この日も天気が良く空気の透明度も高めだったので眺めのいい山に行きたいなと思い、角田山で難易度は一番高いものの登山時の眺望は一番いいとされている「灯台コース」へ思い切って挑戦しようかな…と思っていたんですが、細かい用事なんかをちょこちょこっとこなしているうちに時間は午後になり、登山口までの移動時間や頂上までの登山時間・下山時間を大体で計算すると日没までに下りれるか微妙な時間に。
暗くなると危ないから他の山にしようかな…と思いながら取りあえず山行の準備をしていると、昔は父と一緒に登山に行っていた母が「角田山灯台コースだったらおれも行きて。頂上まで行かんたって途中まで行って景色見らんればいい。」と言い出したので少し悩みましたがこの日はそれに乗っかる事にしました。

「40秒で支度しな(by天空の城ラピュタ)」的に母に準備させ家を出発。
灯台コースの登山口がある角田浜海水浴場へとやってきました。

駐車場で準備を済ませ、登山口へ向かう途中で灯台を見上げてパシャリ。
近くを走るシーサイドライン(国道402号線)からはよく見ていた灯台ですが、この角度から見るのは初めてでした。





灯台の麓には「判官舟かくし」という名所もあったので行ってみる事に。






トンネルを抜けると崖沿いに細い道が続いていました。

おおー凄い景色!
道幅は1~1.5m弱、海面までの高さは4~5mといったところでしょうか、渡るのにちょっと緊張感がありました。





上の写真の右奥にある柵の所まで行くと日本海がよく見え奥には佐渡ヶ島も望めました。






渡ってきた道と灯台をパシャリ。

登山道のある灯台の所までは先ほど通ってきたトンネルをくぐる前の海沿いから登るルートとこちらの舟かくしから登るルートがあるので、このまま舟かくし側の階段を登って灯台へと向かいました。






灯台への道。

こちらは舗装されていますが、人ひとりがやっと通れるくらいの幅しかないのですれ違いする事になったらちょっと難儀しそうです。





階段を登っている最中に花を発見。

キツネノカミソリかな?
花の状態としてはそろそろ終わりの時期かなといった感じでしたね。





そして灯台に到着。
周りは開けていて眺めがいい。

角田浜海水浴場を一望できました。





こちらは駐車場。
登山と海水浴と共用ですが、この日は海水浴や海に来てる人の車の方が多そうな感じでしたね。

手前の建物は海の家。
駐車場右奥にはトイレ。水洗式。
トイレの建物の外にも水道があり、海水浴客が砂を落とすのに使ったりもしていたので登山から下りてきた時に靴を洗ったりするのにも使えそうですね。





灯台の麓の展望台から日本海をパシャリ。

空の青を反射した海がとても綺麗でした。





振り返って灯台をパシャリ。

ここまでは海水浴に来ていた人も登ってきていたようで、軽装やサンダル履きの人なんかもいましたね。





そして灯台裏の登山道へと入ります。

尾根道が続きます。





少し進んだら振り返ってパシャリ。

灯台越しに見える日本海と佐渡ヶ島。
ん~たまらん!(笑)





花も発見。

クズ(葛)でしょうか、ちょっと状態は良くなかったかな。





また少し進んで振り返る。

何度も振り返りたくなるコースです。





尾根道をしばらく歩いたら今度は草木に覆われた階段に。

道幅が狭い所も結構あって草木の葉と身体が擦れる事も結構ありました。
こちらも長袖などを着て来た方が無難ですね。





花も色々と咲いていました。

ツリガネニンジンかな?





オトコエシ…?






シラヤマギク。






クズ(葛)。






階段を登って標高も上がってきたところでまた視界が開けました。

こちらは角田浜と新潟市方面。
海と陸の境界が奥へと続いてる感じがたまりません。





階段を登りきると柵が設置されて少し展望台のようになっている所があり、そこからまた灯台が望めました。

灯台もだいぶ小さくなり、大海原との対比が凄いです。





灯台とはこの辺でお別れとなり登山道は内陸方向へと続きました。

このコース、こんな感じで道が細い所も結構ありますが、場所によっては横の草むらをかき分けてみるとすぐに急斜面となっている所なんかもあったので無闇に登山道を外れたりせず、また他の人とのすれ違いの際にも充分注意しないといけませんね。





登山道の地面は、海から近い事もあってか砂地のような場所も。

サラサラとしていて滑りやすそうだったので慎重に歩を進めます。





ススキも所々で見かけました。

秋の訪れを感じますね。





小さい山を登って下りてのアップダウンがいくつか続きました。







上の写真を撮った付近で左手を見るとむき出しの岩肌。

ここで母から「むかし父と登った時にあそこでロッククライミングしてる人がいたんだれや」なんて話も教えてもらえました。





そしていくつ目かの山を越えるとまた開けた尾根道へと出ました。

この辺はゴツゴツとした岩肌がむき出しの道で緊張感がありましたね。





尾根道の中ほどの小高い山の上から海側を望む。
シーサイドライン(国道402号線)と雷岩、そして日本海。

「この辺の景色が見たかったんだ」と母は言い、歩を止めました。
登り始めてからはだいたい1時間弱。
今日はここまでか…と思いましたが、少し歩き足りない気がした自分は母をこの辺で待たせてもう少しだけ先まで歩いてみる事にしました。





母が止まった地点で時刻は午後4時15分を回った頃だったので、下山する時間も考慮して「いくら遅くなっても4時30分になったら引き返す」と自分の中で決め歩を進めました。

岩の斜面。
それほど脆くもなく結構ガッシリした岩場なので足場だけしっかり見極めれば難なく登って行けました。





岩場を抜けるとまた草木に覆われた登山道に。

眺めのいい所も終わるしちょうど切りのいい所かな、という事でこの日はここまで。
時刻は4時25分、下山へと入りました。





岩場の下り。
この路面で転んだり落ちたりしたらと思うとゾッとします。

下りからリュックに携行していたトレッキングポールを装備しました。
不安定な足場でもポールを突いて手でバランスを取れた事で安心感がありましたね。





岩場の途中からスマホでパノラマ写真を一枚。

海も見渡せて眺めは本当にいいコースです。





そして母のもとへ戻り、リュックに詰めて来た冷え冷えの炭酸飲料で小休憩。
冷え冷えの紙おしぼりを母にも渡すと「気が利くねっか」と好評でした(笑)

休憩しながら海の方を見ると「天使のはしご」がとても綺麗でした。
(ちなみに「天使のはしご」とは雲間から光が漏れて太陽光線の柱が地上へ降り注いで見える現象の事。「薄明光線」や「レンブラント光線」「天使の階段」とも言われます。)





雷岩とシーサイドラインを大きめに。

ちなみにこの空洞の開いた大岩の名称が「雷岩」だった事にはこの記事を書くにあたって色々調べている時に初めて知りました(笑)







休憩している合間にも山から下りてくる登山者がいましたが、これから登っていく登山者の姿もありましたね。
頂上まで行ったら下りは確実に暗くなる時間だと思いましたが、夜間も経験のある人なのかな。

そして自分たちも下山へと歩を進めました。





登りで見落としていた花をパシャリ。

センニンソウ。





柵のある展望台の所まで来たら天使のはしごがこれまた綺麗。

ん~たまらん!(笑)





シーサイドラインの上辺りで一枚。

この辺りからシーサイドラインの歩道へと下りれる道もあったので海沿いを歩くのにもいいですね。





そして灯台の横を抜けて下りは駐車場側の階段から下りました。

灯台から下りるルート上にもセンニンソウ。





下りきった所は海抜0m地点。

そんな感じで角田山 灯台コーストレッキングでした。

やはり角田山登山道の中で一番難易度の高いコースという事で初心者にとっては「キツイな」「危ないな」と思うところも結構ありましたが、落ち着いてゆっくり登っていけば結構行ける事が分かりました。
次は頂上まで行きたいですね。

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COMMENT

こんにちは

はじめまして。
角田山の灯台の存在をつい最近知って行きたいなと調べていたらこちらにたどり着きました。
登山経験がないので、とても参考になりました。
まだ、行ったことがないのですが、こちらの記事を見てますます灯台を見に行きたくなりました。
まだ見切れていないので他の山もゆっくり読ませて頂きます!

Re:はな様

こんにちは、はじめまして。
閲覧&コメントありがとうございます。

角田の灯台のある景色、綺麗ですよね。
「登山経験がない」というのを普段は登山をしない方と察し書かせて頂きますが、灯台付近を散策するだけであれば普通の観光の人も結構見かけるので登山経験が無くても大丈夫かと思います。
灯台の裏手から登山道の方に入るようでしたらすぐにゴツゴツとした岩の路面も出てくるので歩きやすい靴で行くのがおススメですね。
そしてもし灯台の所から角田山の頂上まで登るというのであれば結構キツイ思いをする可能性もありますのでご注意下さい。

山はそれぞれにいい景色があり楽しいので、このブログで少しでも「この景色いいな、行ってみたいな」と思って頂ける記事があったら嬉しいです(^-^)

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