2022/03/15
畑の片付け 1
この畑で9年間、悪戦苦闘をしてきました。
畑にはこれまでに使ったいろいろな道具や資材が残っています。
これらを放置しておくわけにいかないので、いよいよ片付けを開始したいと思います。
今日は、雨戸を処分しました。
地震で実家などを解体したとき不用になった雨戸を畑に持ってきたものです。
これが十枚以上ありました。
処分場で量ったら全部で150kgありました。
腰の弱った身にとっては、これを軽トラックに積むだけでも、相当な負担があります。
何とかふん張って、最後の勤めを果たさなければなりません。
雨戸を一体何に使ったと思いますか。
答えは「堆肥枠」です。
有機農業に欠かせないのが堆肥です。堆肥は一定の枠の中に入れて熱が逃げないようにしないとうまく発酵しないので、しっかりした枠の中に材料を入れる必要があります。材料は近くの山で集めた落ち葉です。いつも、1月~2月の厳寒期に集めていました。
堆肥枠を作るには板材が必要だし、組み立てるのも一仕事です。雨戸だったら、杭を打ち込んで、立てかけるだけで簡単にできるので、重宝して使いました。
今どき、大変な思いをして落ち葉堆肥を作る人など見あたらず、畑に置いておくと無用の長物になるので、真っ先に処分することにしました。
こんな物をどこで取り扱ってくれるのでしょうか。
畑の東1kmほどの所に熊本市の東部環境工場があります。
上の写真の左側に白く細長い建物が見えます。
これが熊本市の東部環境工場の煙突です。
稼働しているときは、煙を噴いていますが、今日は止まっているようです。
まず、東部環境工場にたずねてみたら、ここでは、燃える物しか引き受けてくれないということがわかりました。
幸いなことに、金属類を引き受ける民間のリサイクル業者(石坂グループ)がこのすぐ近くにあるというので、そこへ持って行きました。
軽トラックごと「はかり」に乗って重さを量ると、150kgありました。そのうち、金属部分だけだと107kgだという計算になり、処理費用として2,400円かかりました。しかし、金属部分は買い取ってくれたので、差し引き1,934円が入ってきました。
不要物を処分するのに費用がかかると思っていたら、逆に収入になったのでびっくりでした。
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