2020/05/29
麦秋
麦秋というのは麦の取り入れをする季節を指す言葉です。
初夏の季語にもなっています。
梅雨入り前の今頃、麦が黄金色に輝き収穫期を迎えます。
「麦秋」というと、映画が好きな方なら小津安二郎監督の有名な映画を思い出す方が多いと思います。
映画「麦秋」は1951年の作品で私が生まれる前にできた古い映画です。
この頃、日本は戦後の復興期で国民の大半が農業で生計を立てていました。
日本のどこでも、この時期には上の写真のような光景がありふれていて、「麦秋」という言葉が理解されやすかったと思います。
それから半世紀以上がたち、世の中はすっかり変わりました。農業人口は減少の一途を辿り、もはやこのような光景を目にする機会が減り、今では「麦秋」と言われてもピンとこない人が多いのではないでしょうか。
私の畑の東隣の畑では麦を作っていて、ちょうど、今日、コンバインで麦の収穫を行っていました。
すごいですね。今の農業機械の性能は。
私が野菜を栽培している面積の10倍はあろうかという面積の麦畑を、午前中であっという間に収穫し終えて帰って行かれました。
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