2024/11/26
みちばたの花 165
昭和天皇が「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草として決めつけてしまうのはいけない」
とおっしゃったという有名なエピソードがあります。
そのような一般の人が雑草とひとくくりにしている植物やあまり有名ではない植物をいくつかを紹介していきます。
鵯上戸(ヒヨドリジョウゴ)
9月19日撮影
ヒヨドリジョウゴはナス科のつる性の草本で、他の樹木などに絡みついて繁茂します。
大きく反り返っている花弁が特徴的です。。
11月28日撮影
秋に赤く熟した球形の果実をつけ、ひときわ目立ちます。
ヒヨドリがこの果実に群がって食べる様子が、酒に酔った人たちが騒ぐようすに似ているため、ヒヨドリジョウゴという名前になりました。上戸は下戸の反対で酒飲みのことです。
ナス科特有のソラニンというアルカロイドの一種を含んでいるため、人間は食べられません。
コメント