2022年8月7日 一切経山 登山 一切経山~鎌沼周回~吾妻小富士
3・4年ほど前から行ってみたいと思っていた新潟のお隣福島県の一切経山。
そのすぐ後からコロナ禍が始まり県外への移動が制限された時期があったり、自分としても万が一自分がウィルスを持ち帰った事で大切な家族や友人などに移してしまったら…、特に当時は90歳を超える祖母もいたので万が一発症してしまったら命に関わる可能性が大きいかもしれないという思いもあってずっと我慢の日が続いていました。
そんな一番守りたかった祖母も今年の初旬に心不全で他界するという悲しい事態となりましたが、なんとか自分が関わるコロナ関係での原因とならなくてホッとしたというのが正直なところ。
そして、人はいつやりたかった事が出来なくなるか分からない、という事も改めて考えさせられたので、しっかりと感染対策も行たうえで今年は思い切ってチャレンジする日をずっと狙っていました。
2022年8月7日
この日は一切経山の天気予報を見ると午後から少し降水確率が上がりそうなものの午前中は結構いい予報。
地元では8月6日に三条市の花火、7日に寺泊の花火も上がる予定だったので山の上から花火を見る花火登山もやりたいところでしたが…この日を逃すとまたずるずると先送りにしてしまいそうだったのでこの日に一切経山への山行を決行としました。
今回は前日6日の夜に家を出発していざ福島県へ。
日中は30℃を超える暑い日でしたが夜移動はエアコンを入れなくても窓を開けていれば結構涼しくてエアコンによるパワーロスも無く燃費にも優しい、そして渋滞も無くてスムーズに走れたのでやっぱりいいですね♪(景色が見えないのと、やってる店がコンビニくらいしかないのはデメリットですがf(^-^;))
夜9時に家を出発し、高速を使わず全て下道で途中コンビニで朝・昼用の食料を買いつつ休憩したりして今回のスタート地点となる福島県の浄土平ビジターセンターの駐車場に着いたのは約5時間半後の深夜2時半頃でした。
浄土平は天文台などもあり星を見るのにもいい場所…ながらこの日の夜間の予報は曇りっぽい感じだったので今回は星空を見るのは難しいかな…と覚悟していましたが、現地に着いた時にはすっきりと晴れていてとても素晴らしい星空を見る事が出来ました。
天の川は時間的に一番明るいところは既に地平線に沈んでいたようですが、薄い所もよく見えていました。
流れ星も肉眼で2つくらい見れた♪
衛星っぽいのが飛んでるのも見えたけど…この写真に写っているのは流れ星のはず。
どうせ夜間は曇りだからと端から諦めずに車にカメラ用の三脚やレンズ積んできて良かった♪
駐車場には他にも車中泊っぽい車が十数台ほどあったのでなるべく静かに気を付けつつ星空を楽しみました。
そしてこの後は予報通り少し雲が増えてきたので星空撮影を終了し、夜明けの山行に備えて車中での仮眠へ。
家を出た時の気温は27℃くらいでしたが夜が深まるのと山に近づくにつれてだんだんと下がっていき標高1,600mとなる浄土平での夜間は車の外気温計で15℃くらいとなり、半袖Tシャツ一枚と冷感腕カバー姿の上半身では寝るには少し肌寒さを感じたので速乾性のある長袖肌着と半袖Tシャツの重ね着に着替えたうえで薄手のブランケットとキャンプ用のウレタンマットを使用したらちょうどいい感じでした。
朝6時から山行を開始する予定で5時に目覚ましをセットしたものの少し早い4時45分頃に目が覚める。
そしてトイレに行くため車外に出ると…真っ暗な時は分からなかったけど凄い景色が広がっていました。
や、以前から写真では見ていたけどやっぱり実際に見る景色は凄い!
奥に見える山肌ではガスが噴出していて夜の間もジェット機のようなシュゴーッという音が聞こえていたり、時折温泉のような硫黄臭が漂ってくる事もありました。(有毒ガスらしい?)
一切経山は活火山なので場合によっては噴火警戒レベルに注意が必要ですね。
浄土平の駐車場は施設が稼働している日中の利用だと環境美化費として普通車は500円掛かりますが、駐車場自体は24時間利用可能で夜間は係員が居ないのでそのまま入る事が出来ました。
浄土平のトイレ。
こちらのトイレも24時間利用可能でした…が、夜間は入り口はセンサーでライトが点いたものの建物の中は点かないようだったのでヘッドライトや懐中電灯が必要でした。
トイレの中の写真も撮ってきたので見たい人だけ見れるように文字クリックで見れるようにします。
男性用トイレの中(浄土平駐車場)
男性用個室(浄土平駐車場)
水洗・水道あり、紙の常備あり。
手洗い場もたくさんあってよく整備された綺麗なトイレでした。
手洗い場で顔を洗い、車の中で家で握ってきたおにぎりとコンビニで買ってきたサラダで朝飯を取ったのち準備を整えて、当初の予定より少し早い5時48分、登山口となる天文台脇の道へ。
ここから登山スタート。
■一切経山登山
天文台脇の登山口を出発して300mほど進んでくると右側に登山者カード入れがありました。
提出口の下段に用紙が入っているタイプでした。
ちなみに、浄土平ビジターセンターの入り口脇にも登山者カード入れがあったみたいですね。
登山者カードはこんな感じ。
※写真クリックで大きい画像で表示できます。
下段に下山カードも付いているタイプですね。
切り取り線にはミシン目も入っていて手でも綺麗に切り取る事ができました。
しっかり記入して提出していきましたが…結構厚さのあるしっかりした用紙だったけど記入用の台などが無く手に持ったまま書いたのでちょっと書きにくかったなぁf(^-^;)
登山者カードを提出して先に進むと花を発見。
ヤマハハコ。
この日のあちこちでよく見られました。
最初に現れる酸ヶ平・一切経山と姥ヶ原・鎌沼方面との分岐を右に曲がって一切経山方面へと進むとなかなか凄い景色を見ながら登っていくコースに。
いやぁ、こんな火山帯の景色は新潟ではなかなか見れないな。
階段登りが始まる。
早朝&標高の高さで涼しいはずだけど…直日が当たるとやっぱり暑くてすぐに汗がにじんできましたf(^-^;)
夜寝る前に着替えた重ね着のままで来たけどTシャツ一枚に腕カバーの方でも良かったかな…?
石・岩のゴロゴロとした所も挟みつつまた階段。
いやぁ、結構登るのね。
でも道の脇に目をやると岩肌を流れる水があったりして何かと新鮮でした。
しばらく登ってきて後ろを振り返ると、
吾妻小富士と、右の小さいクレーター状のは樋沼かな?
樋沼は今回は未チェックだったけどあっちも行ってみたかったなぁ。
階段登りが落ち着くと緩やかな木道の道に。
この辺りが酸ヶ平(スガダイラ)になるのかな?
右奥には酸ヶ平避難小屋も見えてきていました。
鎌沼方面と一切経山の分岐を右に曲がって一切経山方面に少し進んでくると酸ヶ平避難小屋に到着。
小屋の中を覗いてみる。
シンプルながらまだ新しい感じの綺麗な小屋ですね。
火器を使う場合は土間で、と指示が書かれていました。
酸ヶ平避難小屋にはトイレもあり、中の写真も撮ってきたので見たい人だけ見れるように文字クリックで見れるようにします。
トイレの中1(酸ヶ平避難小屋)
トイレの中2(酸ヶ平避難小屋)
トイレの中1は手動ポンプによる循環水の簡易水洗式のようでした。
トイレの中2はポットンタイプかな?今回は自分は利用しなくて大丈夫だったので蓋までは開けなかった。
紙の常備もありでした。
トイレには手洗い場もありました。
こちらは雨水を利用しているようで飲用は不可でした。
トイレを使う際は100円程度の協力金が要るようで入り口脇に投入口がありました。
汚泥は定期的に引き抜いてヘリコプターで搬出後、運搬処分していると説明書きもあったので費用も結構掛かっていそうですが、山の中でこれだけのトイレが使えるなら安いものですね。
酸ヶ平避難小屋の脇を抜けて一切経山の頂上へ向けて歩を進めると、石・岩のゴロゴロとした道に。
土質はザレっぽい感じで滑りやすそうな緊張感もあり、ゆっくりめに慎重に登っていきました。
ある程度登ってきたところで後ろを振り返ると、鎌沼のいい景色が広がっていました。
鎌沼の奥に磐梯山も見えた。
磐梯山も登ってみたい山ですね。
次の福島での目標はあそこかなぁ。
火山帯らしい石のゴロゴロとした尾根道を進んでくると、中央奥に山頂標柱らしきものが見えた。
頂上まであと少し。
そして尾根道から右手を見ると、吾妻小富士とその奥には雲海が広がっていました。
すんげー高い所まで来たみたい♪
■一切経山頂上
一切経山頂上に到着。
頂上は平らでとても広い感じでしたね。
到着時刻は7時4分。
スタート地点の浄土平からは1時間15分ほどでした。
事前の山行予定ではコースタイムが浄土平~酸ヶ平まで40分、酸ヶ平~一切経山まで40分だったので、各1時間+休憩30分みたいな感じの余裕を持ったどんぶり勘定で2時間半と考えていたので、まさかの半分という想像以上の早さで着いたのでちょっとビックリした(笑)
まぁ、早い分には後の予定に余裕ができるので登山としてはいい事ではありますが。
頂上手前から見えていた山頂標柱らしきものは「空気大感謝塔」というものでした。
どういう由来があるんだろう…?
空気大感謝塔の少し奥に本当の山頂標柱がありました。
標高は1,948m。
自分の影で自撮り(笑)
山頂標柱から更に奥に進むと…魔女の瞳(五色沼)きたーーー!!!
この景色がずっと見たかった!
数年の時を経てようやくお目に掛かれました(瞳だけに(笑))
しかし…魔女の瞳の見える所は少し下り傾斜になっていて、土質もザレっぽくてあまり傾斜の急な所まで行くと滑落しそうな緊張感も少しありました。
何度か足もズルッとなる事があったのでその度にヒヤッとなったりf(^-^;)
魔女の瞳の見える辺りは石がゴロゴロしているお陰でベンチ代わりに座れそうなものも結構あったのでその中の一つに自分も座っておやつタイムに。
この時のメニューはチョコブラウニーとアイスコーヒー。
アイスコーヒーはもちろん水で割りました(笑)
朝飯食べてから1時間半くらいしか経ってなかったので無理に食べなくてもいいかな…というのもありましたが、せっかくの素晴らしい景色なので少しのんびりと過ごしました。
休憩中は少しハエ?みたいなのがいたけど刺す感じの虫ではなかったようで虫除けは浄土平スタート前に吹いてきたスプレーくらいで、ザックの中に森林香も入れてたけどそっちは使わずで大丈夫でした。
しばらくすると雲も増えてきた。
雲が映りこんだ魔女の瞳もいいね♪
そして、今回は行く予定にしなかったけど魔女の瞳の左奥に見える家形山もいつか行ってみたいなぁ。
あの山の向こう側に下った所には吾妻連峰遭難事故のスコップ焼肉で有名な家形山避難小屋もあるんだっけ。
魔女の瞳を見ながらの休憩を終え、下山に入る前に吾妻小富士をバックに自撮りしてみたり。
魔女の瞳バックでも撮りたかったけど…ちょうどいい角度でカメラを置けそうな石などが無かったのが悔やまれる(笑)
■鎌沼周回
一切経山からの下りも正面にいい景気が広がりました。
でも登りの時に見えていた磐梯山はこの頃には雲に隠れて見えなくなっていました。
下りの足元もザレて滑りやすく、油断してたらズルッといって1ダウン(-_-;)
後ろに滑る感じにしりもちをつきそうになったけど手をついたお陰で回避…したものの、少し強めに手の平を石についたようでちょっと痛かった。
とはいえ山行時は常に手袋をするようにしているお陰で怪我は無しでした。
酸ヶ平避難小屋を過ぎて酸ヶ平の分岐を右に曲がって鎌沼方面の周回コースへ。
空は少し雲が増えてきたけど、平らな木道歩きが気持ちいい♪
一切経山の往復コースではたくさんの人がいましたが、こっちのコースに入ってからはかなり少なくなり静かにのんびりと歩ける感じでした。
木道沿いに花を発見。
アキノキリンソウ、かな?
ミヤマリンドウ。
オトギリソウも咲いていました。
クマに注意。
クマのイラストがゆるい感じでいいね。
でも本物のクマには会いたくないので山行中はしっかりと熊除けの鈴を鳴らしていました。
鎌沼に着くとこんな立札が。
今回はカモは見えなかった。
植物を発見。
コバイケイソウ…?
鎌沼沿いのあちこちで見られました。
鎌沼越しに東吾妻山を望む。
鎌沼沿いをぐるっと回る周回コースなので景色がとてもいい♪
気の早い紅葉かな?
鎌沼沿いの道から途中の分岐で少し逸れて、東吾妻山と谷地平方面、浄土平方面の十字分岐路へ。
どんぶり勘定のお陰で予定よりもだいぶ早く一切経山に登れたので東吾妻山にも行ってみようかなとここまで来てみました…が、この時の東吾妻山の頂上付近には雲が流れ込み始めていたのと、昼頃からは降水確率も上がる予報だったので…やめた。
いつかまた次の機会に、と分岐を左の姥ヶ原・浄土平方面に曲がり歩き始めましたが…その後の東吾妻山の頂上付近はまた晴れていたのでしばらく後ろ髪を引かれる思いでしたf(^-^;)
この分岐路から東吾妻山までは確かコースタイム40分ほどだったよなと記憶してはいましたが、今回はいつも使っている登山アプリに一切経山の地図をダウンロードして来るのをうっかり忘れてしまい、GPSのログは取れたものの現地ではコース図が見れず正しい時間などを確認できなかったのも敗因の一つでした。
今回の一切経山周辺のコースはとても分かりやすい道だったのでコース図を見れなくても問題なく歩けましたが、今後の山行では気を付けないと…。
ちなみに、スタート地点の浄土平では夜中は携帯電波が圏外だったのでネット接続できずでしたが、下山した日中では電波は立ってました。(au回線)
浄土平の発電機が動いてる時だけ、とかあるのかなぁ…あくまでも憶測ですが。
分岐から姥ヶ原方面に向かう道も平たい木道で歩きやすく、風も結構通って気持ちがいい♪
実際の地面より少し高くなった所を木道が通っていたりして、周りの木も背が低いものが多かったので何だか高い所を歩いているような感じもしましたね。
ゴロゴロとした大きな石のある姥ヶ原分岐から浄土平方面へ。
今回は鎌沼の途中から東吾妻山方面の分岐路に入りましたが、鎌沼沿いに続く道をずっと来てもここに出るみたいですね。
姥ヶ原からしばらく木道を歩くと道は石と土で結構デコボコのものへと変わりました。
赤土の出ている所は滑りやすくて緊張感がある…。
水が流れて結構ビチャビチャの階段なんかもあったり。
防水のしっかりした靴で来た方が安心ですね。
朝いちばん最初に曲がった一切経山方面への分岐と合流し、樹林帯を抜けるとまたガスの噴出している所が見えてきた。
日中に見るとまた凄いなぁ。
そして登山口付近まで下りてきた。
朝切り取っていた下山届に記入して提出しました。
浄土平駐車場に戻る時は浄土平ビジターセンターのすぐ脇に出る木道の方を通りました。
何やらこの日は木道の架け替え工事の期間中という事だったので朝は通らないようにしましたが、この日はまだこのコースは工事区間に入っていなかったみたい。
朝通った方の道は石でデコボコしてたり水が流れていたりでしたが、木道の方が平らで歩きやすかったですね。
■吾妻小富士登山
浄土平の駐車場に到着したらそのままノンストップで磐梯吾妻スカイラインを横断して吾妻小富士の登山へ。
車に寄ってザック下ろしていってもいいかな~、とも思いましたが、初めての山は何があっても極力対応できるようにフル装備が信条です(笑)
吾妻小富士へ登る道はとてもきれいな階段が整備されてあって登りやすい♪
ちょうど去年くらいに改修工事があったみたいですね。
いいタイミングで来れました♪
とはいえ…階段はやっぱりちょっとキツイなぁf(^-^;)
階段の途中から景色を望む。
すげー雄大な景色だ…!
吾妻小富士の火口壁上部に着いてお鉢巡りへ。
階段を登ってきた正面には「時計回りをおすすめします」と案内板があったのでそれに従い左へと進みました。
火口壁の周回コースはザレっぽくて滑りやすい道…だけど、結構広さもあって歩きやすい。
奥に見える吾妻小富士の最高点へ続く坂道が下りだと特に滑りやすいので時計回りがおすすめされているみたいですね。
吾妻小富士の火口越しに一切経山方面を望む。
これまた凄い景色だ。
吾妻小富士の上から見えた磐梯吾妻スカイライン。
今回はこちら側は走らなかったけどいつかまた機会があれば走ってみたいなぁ。
お鉢をぐるっと一周してきて吾妻小富士からの下山に入る。
自分は今回フル装備で来たけど、吾妻小富士に登っている周りの人の八割くらいは手ぶらや小さいカバンに私服の観光客といった感じでしたね。
この辺りは悪天候になるともの凄い強風が吹き荒れたりする事もあるようですが、天気さえ良ければそんな装備でも大丈夫でしたね。
ただ、サンダル履きで来ていた人もチラホラ見られましたが、お鉢巡りをするならしっかりした靴の方がおすすめでした。
吾妻小富士から浄土平駐車場に下りてゴールした後は車にザックなどを下ろして浄土平ビジターセンターに行き、今回登った一切経山と吾妻小富士のバッジ、それと磐梯吾妻スカイラインの峠ステッカーもゲット。
磐梯吾妻スカイラインの峠ステッカーは以前は自分の帰り道とは反対方向になる道の駅つちゆでしか販売されていないようだったので遠回りして買っていかないとかなと思っていましたが、この5月くらいからは浄土平ビジターセンターでも取り扱うようになったようだったのでこちらもいいタイミングでした♪
登山バッジと峠ステッカー、どちらもゆるゆると集めていきたい。
その後、浄土平レストハウスの方にも行くとお土産なども売っていたので少し買ってから帰路へ。
駐車場を出る時は環境整備費はどうなるかちょっと心配でしたが、料金所で止まると「朝入られた方ですか~?」と聞かれてスムーズに清算出来ました。
…ぶっちゃけた事を言うと、日中に入った車と同じようにノンストップで出て行けば払わずに済みそうな感じもありましたが…なんかモヤモヤが残りそうだったし、とても素晴らしい景色や施設も楽しませて頂いたのでしっかりと清算してスッキリでした。
帰りはさすがに寝不足や疲れも出たのか、磐梯の道の駅や阿賀の道の駅などでそれぞれ30分ほどの仮眠を挟みながらの帰路となりましたが、磐梯の道の駅で食べたソース鳥カツ丼は値段の割に盛りもなかなか良くてうんまかったなぁ。
といった感じで一切経山登山でした。
こちらは頂上の標高が1,900m台ながらスタート地点が1,600mで標高差約300mを登るだけでこの素晴らしい景色を楽しめるというのは天気さえ崩れなければ初心者にも登りやすい山だったように思います。
今回は昼頃から降水確率が上がる予報だった為に午前中をメインに歩く山行としたので東吾妻山など行ってみたいと思った場所を我慢する所もありましたが、今回行けた場所だけでもとても素晴らしい景色を堪能できたので初回にして大満足。
心配していた雨にも結局降られず…というか帰りの車で磐梯吾妻スカイラインを下っている時に「なんかガラスにちょっとだけ水滴が当たったかな…?」程度だったので東吾妻山にも行けない事も無かったように思いますが、それはやっぱりあくまで結果論なので今回は良しとします。
いつかまた色々と歩きに来たいお山でした(^-^)
今回撮ったコースや風景の写真を動画にまとめてみました。
ブログの記事内で使わなかった写真、特にコース写真なんかはこちらに細かく入ってますのでよろしかったらご覧ください。
天気:晴れのち曇り
人数:1人
コースタイムまとめ
浄土平ビジターセンター駐車場スタート 5:48
酸ヶ平分岐 6:31
酸ヶ平避難小屋 6:34~6:36
一切経山頂上 7:04~7:46
酸ヶ平避難小屋 8:06
酸ヶ平分岐 8:09
東吾妻山・谷地平分岐 8:29
姥ヶ原分岐 8:35
浄土平ビジターセンター駐車場 9:16
吾妻小富士登山口 9:19
吾妻小富士火口縁 9:24~10:03
浄土平ビジターセンター駐車場ゴール 10:09
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そのすぐ後からコロナ禍が始まり県外への移動が制限された時期があったり、自分としても万が一自分がウィルスを持ち帰った事で大切な家族や友人などに移してしまったら…、特に当時は90歳を超える祖母もいたので万が一発症してしまったら命に関わる可能性が大きいかもしれないという思いもあってずっと我慢の日が続いていました。
そんな一番守りたかった祖母も今年の初旬に心不全で他界するという悲しい事態となりましたが、なんとか自分が関わるコロナ関係での原因とならなくてホッとしたというのが正直なところ。
そして、人はいつやりたかった事が出来なくなるか分からない、という事も改めて考えさせられたので、しっかりと感染対策も行たうえで今年は思い切ってチャレンジする日をずっと狙っていました。
2022年8月7日
この日は一切経山の天気予報を見ると午後から少し降水確率が上がりそうなものの午前中は結構いい予報。
地元では8月6日に三条市の花火、7日に寺泊の花火も上がる予定だったので山の上から花火を見る花火登山もやりたいところでしたが…この日を逃すとまたずるずると先送りにしてしまいそうだったのでこの日に一切経山への山行を決行としました。
今回は前日6日の夜に家を出発していざ福島県へ。
日中は30℃を超える暑い日でしたが夜移動はエアコンを入れなくても窓を開けていれば結構涼しくてエアコンによるパワーロスも無く燃費にも優しい、そして渋滞も無くてスムーズに走れたのでやっぱりいいですね♪(景色が見えないのと、やってる店がコンビニくらいしかないのはデメリットですがf(^-^;))
夜9時に家を出発し、高速を使わず全て下道で途中コンビニで朝・昼用の食料を買いつつ休憩したりして今回のスタート地点となる福島県の浄土平ビジターセンターの駐車場に着いたのは約5時間半後の深夜2時半頃でした。
浄土平は天文台などもあり星を見るのにもいい場所…ながらこの日の夜間の予報は曇りっぽい感じだったので今回は星空を見るのは難しいかな…と覚悟していましたが、現地に着いた時にはすっきりと晴れていてとても素晴らしい星空を見る事が出来ました。
天の川は時間的に一番明るいところは既に地平線に沈んでいたようですが、薄い所もよく見えていました。
流れ星も肉眼で2つくらい見れた♪
衛星っぽいのが飛んでるのも見えたけど…この写真に写っているのは流れ星のはず。
どうせ夜間は曇りだからと端から諦めずに車にカメラ用の三脚やレンズ積んできて良かった♪
駐車場には他にも車中泊っぽい車が十数台ほどあったのでなるべく静かに気を付けつつ星空を楽しみました。
そしてこの後は予報通り少し雲が増えてきたので星空撮影を終了し、夜明けの山行に備えて車中での仮眠へ。
家を出た時の気温は27℃くらいでしたが夜が深まるのと山に近づくにつれてだんだんと下がっていき標高1,600mとなる浄土平での夜間は車の外気温計で15℃くらいとなり、半袖Tシャツ一枚と冷感腕カバー姿の上半身では寝るには少し肌寒さを感じたので速乾性のある長袖肌着と半袖Tシャツの重ね着に着替えたうえで薄手のブランケットとキャンプ用のウレタンマットを使用したらちょうどいい感じでした。
朝6時から山行を開始する予定で5時に目覚ましをセットしたものの少し早い4時45分頃に目が覚める。
そしてトイレに行くため車外に出ると…真っ暗な時は分からなかったけど凄い景色が広がっていました。
や、以前から写真では見ていたけどやっぱり実際に見る景色は凄い!
奥に見える山肌ではガスが噴出していて夜の間もジェット機のようなシュゴーッという音が聞こえていたり、時折温泉のような硫黄臭が漂ってくる事もありました。(有毒ガスらしい?)
一切経山は活火山なので場合によっては噴火警戒レベルに注意が必要ですね。
浄土平の駐車場は施設が稼働している日中の利用だと環境美化費として普通車は500円掛かりますが、駐車場自体は24時間利用可能で夜間は係員が居ないのでそのまま入る事が出来ました。
浄土平のトイレ。
こちらのトイレも24時間利用可能でした…が、夜間は入り口はセンサーでライトが点いたものの建物の中は点かないようだったのでヘッドライトや懐中電灯が必要でした。
トイレの中の写真も撮ってきたので見たい人だけ見れるように文字クリックで見れるようにします。
男性用トイレの中(浄土平駐車場)
男性用個室(浄土平駐車場)
水洗・水道あり、紙の常備あり。
手洗い場もたくさんあってよく整備された綺麗なトイレでした。
手洗い場で顔を洗い、車の中で家で握ってきたおにぎりとコンビニで買ってきたサラダで朝飯を取ったのち準備を整えて、当初の予定より少し早い5時48分、登山口となる天文台脇の道へ。
ここから登山スタート。
もくじ
1.一切経山登山
2.一切経山頂上
3.鎌沼周回
4.吾妻小富士登山
■一切経山登山
天文台脇の登山口を出発して300mほど進んでくると右側に登山者カード入れがありました。
提出口の下段に用紙が入っているタイプでした。
ちなみに、浄土平ビジターセンターの入り口脇にも登山者カード入れがあったみたいですね。
登山者カードはこんな感じ。
※写真クリックで大きい画像で表示できます。
下段に下山カードも付いているタイプですね。
切り取り線にはミシン目も入っていて手でも綺麗に切り取る事ができました。
しっかり記入して提出していきましたが…結構厚さのあるしっかりした用紙だったけど記入用の台などが無く手に持ったまま書いたのでちょっと書きにくかったなぁf(^-^;)
登山者カードを提出して先に進むと花を発見。
ヤマハハコ。
この日のあちこちでよく見られました。
最初に現れる酸ヶ平・一切経山と姥ヶ原・鎌沼方面との分岐を右に曲がって一切経山方面へと進むとなかなか凄い景色を見ながら登っていくコースに。
いやぁ、こんな火山帯の景色は新潟ではなかなか見れないな。
階段登りが始まる。
早朝&標高の高さで涼しいはずだけど…直日が当たるとやっぱり暑くてすぐに汗がにじんできましたf(^-^;)
夜寝る前に着替えた重ね着のままで来たけどTシャツ一枚に腕カバーの方でも良かったかな…?
石・岩のゴロゴロとした所も挟みつつまた階段。
いやぁ、結構登るのね。
でも道の脇に目をやると岩肌を流れる水があったりして何かと新鮮でした。
しばらく登ってきて後ろを振り返ると、
吾妻小富士と、右の小さいクレーター状のは樋沼かな?
樋沼は今回は未チェックだったけどあっちも行ってみたかったなぁ。
階段登りが落ち着くと緩やかな木道の道に。
この辺りが酸ヶ平(スガダイラ)になるのかな?
右奥には酸ヶ平避難小屋も見えてきていました。
鎌沼方面と一切経山の分岐を右に曲がって一切経山方面に少し進んでくると酸ヶ平避難小屋に到着。
小屋の中を覗いてみる。
シンプルながらまだ新しい感じの綺麗な小屋ですね。
火器を使う場合は土間で、と指示が書かれていました。
酸ヶ平避難小屋にはトイレもあり、中の写真も撮ってきたので見たい人だけ見れるように文字クリックで見れるようにします。
トイレの中1(酸ヶ平避難小屋)
トイレの中2(酸ヶ平避難小屋)
トイレの中1は手動ポンプによる循環水の簡易水洗式のようでした。
トイレの中2はポットンタイプかな?今回は自分は利用しなくて大丈夫だったので蓋までは開けなかった。
紙の常備もありでした。
トイレには手洗い場もありました。
こちらは雨水を利用しているようで飲用は不可でした。
トイレを使う際は100円程度の協力金が要るようで入り口脇に投入口がありました。
汚泥は定期的に引き抜いてヘリコプターで搬出後、運搬処分していると説明書きもあったので費用も結構掛かっていそうですが、山の中でこれだけのトイレが使えるなら安いものですね。
酸ヶ平避難小屋の脇を抜けて一切経山の頂上へ向けて歩を進めると、石・岩のゴロゴロとした道に。
土質はザレっぽい感じで滑りやすそうな緊張感もあり、ゆっくりめに慎重に登っていきました。
ある程度登ってきたところで後ろを振り返ると、鎌沼のいい景色が広がっていました。
鎌沼の奥に磐梯山も見えた。
磐梯山も登ってみたい山ですね。
次の福島での目標はあそこかなぁ。
火山帯らしい石のゴロゴロとした尾根道を進んでくると、中央奥に山頂標柱らしきものが見えた。
頂上まであと少し。
そして尾根道から右手を見ると、吾妻小富士とその奥には雲海が広がっていました。
すんげー高い所まで来たみたい♪
■一切経山頂上
一切経山頂上に到着。
頂上は平らでとても広い感じでしたね。
到着時刻は7時4分。
スタート地点の浄土平からは1時間15分ほどでした。
事前の山行予定ではコースタイムが浄土平~酸ヶ平まで40分、酸ヶ平~一切経山まで40分だったので、各1時間+休憩30分みたいな感じの余裕を持ったどんぶり勘定で2時間半と考えていたので、まさかの半分という想像以上の早さで着いたのでちょっとビックリした(笑)
まぁ、早い分には後の予定に余裕ができるので登山としてはいい事ではありますが。
頂上手前から見えていた山頂標柱らしきものは「空気大感謝塔」というものでした。
どういう由来があるんだろう…?
空気大感謝塔の少し奥に本当の山頂標柱がありました。
標高は1,948m。
自分の影で自撮り(笑)
山頂標柱から更に奥に進むと…魔女の瞳(五色沼)きたーーー!!!
この景色がずっと見たかった!
数年の時を経てようやくお目に掛かれました(瞳だけに(笑))
しかし…魔女の瞳の見える所は少し下り傾斜になっていて、土質もザレっぽくてあまり傾斜の急な所まで行くと滑落しそうな緊張感も少しありました。
何度か足もズルッとなる事があったのでその度にヒヤッとなったりf(^-^;)
魔女の瞳の見える辺りは石がゴロゴロしているお陰でベンチ代わりに座れそうなものも結構あったのでその中の一つに自分も座っておやつタイムに。
この時のメニューはチョコブラウニーとアイスコーヒー。
アイスコーヒーはもちろん水で割りました(笑)
朝飯食べてから1時間半くらいしか経ってなかったので無理に食べなくてもいいかな…というのもありましたが、せっかくの素晴らしい景色なので少しのんびりと過ごしました。
休憩中は少しハエ?みたいなのがいたけど刺す感じの虫ではなかったようで虫除けは浄土平スタート前に吹いてきたスプレーくらいで、ザックの中に森林香も入れてたけどそっちは使わずで大丈夫でした。
しばらくすると雲も増えてきた。
雲が映りこんだ魔女の瞳もいいね♪
そして、今回は行く予定にしなかったけど魔女の瞳の左奥に見える家形山もいつか行ってみたいなぁ。
あの山の向こう側に下った所には吾妻連峰遭難事故のスコップ焼肉で有名な家形山避難小屋もあるんだっけ。
魔女の瞳を見ながらの休憩を終え、下山に入る前に吾妻小富士をバックに自撮りしてみたり。
魔女の瞳バックでも撮りたかったけど…ちょうどいい角度でカメラを置けそうな石などが無かったのが悔やまれる(笑)
■鎌沼周回
一切経山からの下りも正面にいい景気が広がりました。
でも登りの時に見えていた磐梯山はこの頃には雲に隠れて見えなくなっていました。
下りの足元もザレて滑りやすく、油断してたらズルッといって1ダウン(-_-;)
後ろに滑る感じにしりもちをつきそうになったけど手をついたお陰で回避…したものの、少し強めに手の平を石についたようでちょっと痛かった。
とはいえ山行時は常に手袋をするようにしているお陰で怪我は無しでした。
酸ヶ平避難小屋を過ぎて酸ヶ平の分岐を右に曲がって鎌沼方面の周回コースへ。
空は少し雲が増えてきたけど、平らな木道歩きが気持ちいい♪
一切経山の往復コースではたくさんの人がいましたが、こっちのコースに入ってからはかなり少なくなり静かにのんびりと歩ける感じでした。
木道沿いに花を発見。
アキノキリンソウ、かな?
ミヤマリンドウ。
オトギリソウも咲いていました。
クマに注意。
クマのイラストがゆるい感じでいいね。
でも本物のクマには会いたくないので山行中はしっかりと熊除けの鈴を鳴らしていました。
鎌沼に着くとこんな立札が。
今回はカモは見えなかった。
植物を発見。
コバイケイソウ…?
鎌沼沿いのあちこちで見られました。
鎌沼越しに東吾妻山を望む。
鎌沼沿いをぐるっと回る周回コースなので景色がとてもいい♪
気の早い紅葉かな?
鎌沼沿いの道から途中の分岐で少し逸れて、東吾妻山と谷地平方面、浄土平方面の十字分岐路へ。
どんぶり勘定のお陰で予定よりもだいぶ早く一切経山に登れたので東吾妻山にも行ってみようかなとここまで来てみました…が、この時の東吾妻山の頂上付近には雲が流れ込み始めていたのと、昼頃からは降水確率も上がる予報だったので…やめた。
いつかまた次の機会に、と分岐を左の姥ヶ原・浄土平方面に曲がり歩き始めましたが…その後の東吾妻山の頂上付近はまた晴れていたのでしばらく後ろ髪を引かれる思いでしたf(^-^;)
この分岐路から東吾妻山までは確かコースタイム40分ほどだったよなと記憶してはいましたが、今回はいつも使っている登山アプリに一切経山の地図をダウンロードして来るのをうっかり忘れてしまい、GPSのログは取れたものの現地ではコース図が見れず正しい時間などを確認できなかったのも敗因の一つでした。
今回の一切経山周辺のコースはとても分かりやすい道だったのでコース図を見れなくても問題なく歩けましたが、今後の山行では気を付けないと…。
ちなみに、スタート地点の浄土平では夜中は携帯電波が圏外だったのでネット接続できずでしたが、下山した日中では電波は立ってました。(au回線)
浄土平の発電機が動いてる時だけ、とかあるのかなぁ…あくまでも憶測ですが。
分岐から姥ヶ原方面に向かう道も平たい木道で歩きやすく、風も結構通って気持ちがいい♪
実際の地面より少し高くなった所を木道が通っていたりして、周りの木も背が低いものが多かったので何だか高い所を歩いているような感じもしましたね。
ゴロゴロとした大きな石のある姥ヶ原分岐から浄土平方面へ。
今回は鎌沼の途中から東吾妻山方面の分岐路に入りましたが、鎌沼沿いに続く道をずっと来てもここに出るみたいですね。
姥ヶ原からしばらく木道を歩くと道は石と土で結構デコボコのものへと変わりました。
赤土の出ている所は滑りやすくて緊張感がある…。
水が流れて結構ビチャビチャの階段なんかもあったり。
防水のしっかりした靴で来た方が安心ですね。
朝いちばん最初に曲がった一切経山方面への分岐と合流し、樹林帯を抜けるとまたガスの噴出している所が見えてきた。
日中に見るとまた凄いなぁ。
そして登山口付近まで下りてきた。
朝切り取っていた下山届に記入して提出しました。
浄土平駐車場に戻る時は浄土平ビジターセンターのすぐ脇に出る木道の方を通りました。
何やらこの日は木道の架け替え工事の期間中という事だったので朝は通らないようにしましたが、この日はまだこのコースは工事区間に入っていなかったみたい。
朝通った方の道は石でデコボコしてたり水が流れていたりでしたが、木道の方が平らで歩きやすかったですね。
■吾妻小富士登山
浄土平の駐車場に到着したらそのままノンストップで磐梯吾妻スカイラインを横断して吾妻小富士の登山へ。
車に寄ってザック下ろしていってもいいかな~、とも思いましたが、初めての山は何があっても極力対応できるようにフル装備が信条です(笑)
吾妻小富士へ登る道はとてもきれいな階段が整備されてあって登りやすい♪
ちょうど去年くらいに改修工事があったみたいですね。
いいタイミングで来れました♪
とはいえ…階段はやっぱりちょっとキツイなぁf(^-^;)
階段の途中から景色を望む。
すげー雄大な景色だ…!
吾妻小富士の火口壁上部に着いてお鉢巡りへ。
階段を登ってきた正面には「時計回りをおすすめします」と案内板があったのでそれに従い左へと進みました。
火口壁の周回コースはザレっぽくて滑りやすい道…だけど、結構広さもあって歩きやすい。
奥に見える吾妻小富士の最高点へ続く坂道が下りだと特に滑りやすいので時計回りがおすすめされているみたいですね。
吾妻小富士の火口越しに一切経山方面を望む。
これまた凄い景色だ。
吾妻小富士の上から見えた磐梯吾妻スカイライン。
今回はこちら側は走らなかったけどいつかまた機会があれば走ってみたいなぁ。
お鉢をぐるっと一周してきて吾妻小富士からの下山に入る。
自分は今回フル装備で来たけど、吾妻小富士に登っている周りの人の八割くらいは手ぶらや小さいカバンに私服の観光客といった感じでしたね。
この辺りは悪天候になるともの凄い強風が吹き荒れたりする事もあるようですが、天気さえ良ければそんな装備でも大丈夫でしたね。
ただ、サンダル履きで来ていた人もチラホラ見られましたが、お鉢巡りをするならしっかりした靴の方がおすすめでした。
吾妻小富士から浄土平駐車場に下りてゴールした後は車にザックなどを下ろして浄土平ビジターセンターに行き、今回登った一切経山と吾妻小富士のバッジ、それと磐梯吾妻スカイラインの峠ステッカーもゲット。
磐梯吾妻スカイラインの峠ステッカーは以前は自分の帰り道とは反対方向になる道の駅つちゆでしか販売されていないようだったので遠回りして買っていかないとかなと思っていましたが、この5月くらいからは浄土平ビジターセンターでも取り扱うようになったようだったのでこちらもいいタイミングでした♪
登山バッジと峠ステッカー、どちらもゆるゆると集めていきたい。
その後、浄土平レストハウスの方にも行くとお土産なども売っていたので少し買ってから帰路へ。
駐車場を出る時は環境整備費はどうなるかちょっと心配でしたが、料金所で止まると「朝入られた方ですか~?」と聞かれてスムーズに清算出来ました。
…ぶっちゃけた事を言うと、日中に入った車と同じようにノンストップで出て行けば払わずに済みそうな感じもありましたが…なんかモヤモヤが残りそうだったし、とても素晴らしい景色や施設も楽しませて頂いたのでしっかりと清算してスッキリでした。
帰りはさすがに寝不足や疲れも出たのか、磐梯の道の駅や阿賀の道の駅などでそれぞれ30分ほどの仮眠を挟みながらの帰路となりましたが、磐梯の道の駅で食べたソース鳥カツ丼は値段の割に盛りもなかなか良くてうんまかったなぁ。
といった感じで一切経山登山でした。
こちらは頂上の標高が1,900m台ながらスタート地点が1,600mで標高差約300mを登るだけでこの素晴らしい景色を楽しめるというのは天気さえ崩れなければ初心者にも登りやすい山だったように思います。
今回は昼頃から降水確率が上がる予報だった為に午前中をメインに歩く山行としたので東吾妻山など行ってみたいと思った場所を我慢する所もありましたが、今回行けた場所だけでもとても素晴らしい景色を堪能できたので初回にして大満足。
心配していた雨にも結局降られず…というか帰りの車で磐梯吾妻スカイラインを下っている時に「なんかガラスにちょっとだけ水滴が当たったかな…?」程度だったので東吾妻山にも行けない事も無かったように思いますが、それはやっぱりあくまで結果論なので今回は良しとします。
いつかまた色々と歩きに来たいお山でした(^-^)
今回撮ったコースや風景の写真を動画にまとめてみました。
ブログの記事内で使わなかった写真、特にコース写真なんかはこちらに細かく入ってますのでよろしかったらご覧ください。
天気:晴れのち曇り
人数:1人
コースタイムまとめ
浄土平ビジターセンター駐車場スタート 5:48
酸ヶ平分岐 6:31
酸ヶ平避難小屋 6:34~6:36
一切経山頂上 7:04~7:46
酸ヶ平避難小屋 8:06
酸ヶ平分岐 8:09
東吾妻山・谷地平分岐 8:29
姥ヶ原分岐 8:35
浄土平ビジターセンター駐車場 9:16
吾妻小富士登山口 9:19
吾妻小富士火口縁 9:24~10:03
浄土平ビジターセンター駐車場ゴール 10:09
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