株高ということは円安という事です。
「みんなが円を手放して、株を保有したがる状態。」これが円安株高です。
例えば1000万円を貯金していた中流家庭が、円は安くなると言って、貯金を全部円以外の資産に変えたらどうなるでしょう?
「ゴールドは資産価値が変化しにくいから安心だよね。」
「株は上がる見込みがあるから買って損はないよね。」
「なるべく貯蓄は円以外でして、リスクを分散しよう。」
まともな人間はこう考えます。
では、日本人が全員そうしたらどうなるでしょうか。
円はどんどん手放され、円の価値はどんどん下落し、相対的に株価、外貨、物価がどんどん上がっていきます。
株高というのは「原因」ではなく、円売りの「結果」です。
結果的に起こる現象のうちの一つが株高で、参加している人間がこうなると予測した「未来」をうつすので、最も早く結果をもたらします。
株高の次は外貨や物価です。
円が安くなるという事象の波及が遅れて訪れるのです。
因果関係にあるというよりは、水面に石を投じた時に波が広がっていき最初にその波がぶつかるのが株式市場なのです。
月曜日の日経平均株価、直角に上がってますよね。
これが投資をするすべての人が予測した未来です。
投資をしない人、できない人、貧困層や資産の少ない若年層は...。
言うまでもない事です。
高市は積極財政派なので、つまり投資家資本家優遇のザ・自民党!という人です。
岸田や石破が自民党支持者から嫌われて、選挙で負けたのは、そういう産業派に寄りすぎる政策を嫌ってバランスを取ろうとしたから。従来の自民支持者からしたら裏切り者なのです。