2020/08/04
ショウブ
ショウブをコンポスター(コンポストをつくる容器)のまわりに移植しました。
花菖蒲ではありません。ただのショウブです。
このショウブは、もともと実家の貸家の庭に植えてあったものです。
ショウブは水辺に生えるものと思っていたら、庭に生えていたので少し驚いて、貸家が取り壊されたときに、何となくもったいなく思って、とりあえず、畑の北側にある耕作放棄地に移植してそのまま放っておいたものです。
移植して8年目になりますが、枯れもせず、命脈を保っていましたが、考えてみるとこの場所もいつ手が付けられるかわからず、今のうちに安全な場所に移しておきたいと思いました。
この植物の利用が考えられるのは5月の節句のときに、菖蒲湯に使うことくらいしかありませんが、わが家では菖蒲湯に使ったこともありません。しかし、このままなくなるのは残念だという思いがして移植しました。
何が残念かというと、とても香りがいいのです。間違って一本葉を傷つけただけでも、辺りにショウブ独特の香りが漂います。この香りは捨てたものではありません。恐らく何らかの癒やしの効果があると思われます。それが菖蒲湯の文化につながっているのだという気がします。
そういうわけで、移植するとしたらどこがいいかと考えたときに、コンポスターの回りがぴったりだとひらめき、ここに移植しました。
コンポスターは熊本地震の前に実家で使っていたものです。地震の後、家を解体するとき行き場がなくなったので畑に持ってきました。
コンポスターの中には雑草やら野菜の残渣などを投げ込んで満杯にしますが、不思議なことにいつの間にか暈が減ってしまい、中身を取り出したことはありません。
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