2020/05/16
モンシロチョウ
昨夜から午前中にかけて、熊本市では洪水警報が出るほどの激しい雨が降りました。
午後には止んだので、雨上がりの畑に出てみたら、キャベツに張った防虫ネットの中でモンシロチョウが10匹以上も乱舞していました。
いったいどこから来たのでしょう。
外からは入れませんので、苗のときに卵を産み付けられたものでしょう。
「新藍」を鉢上げしたのは3月5日で定植したのは3月26日でした。
この頃にはモンシロチョウは普通に舞っていたので、苗はハウスの中に入れていたのですが、スキを見て卵を苗に産み付けたものでしょう。それが一斉に羽化して乱舞状態となったものと思われます。
一匹だけなら増えることができないのでそのままにしておいてもいいのですが、なかにはちゃっかり交尾をしているカップルまでいましたから、こうなると見過ごせません。ネットの中で繁殖されたら何のためにネットをかけているのかわからなくなります。
ネットの中のモンシロチョウはネットごと両手で挟んでパチンとやれば簡単に潰せます。
生まれたばかりの命をあやめるのは忍びないですが、この状況ではそれが掟なのだと思うしかありません。
ある命を育むために、別の命を犠牲にする、これが農業という営みの一面でもあります。
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