2024/11/10
みちばたの花 153
昭和天皇が「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草として決めつけてしまうのはいけない」
とおっしゃったという有名なエピソードがあります。
そのような一般の人が雑草とひとくくりにしている植物やあまり有名ではない植物をいくつかを紹介していきます。
仏の座(ホトケノザ)その1
3月26日撮影
ホトケノザノザはシソ科オドリコソウ属の一年草または越年草です。
春になると、空き地や畑などで普通に見られます。
一般的に、春に花を咲かせる植物では、気候的に似た秋に花を咲かせるものも多いものです。
10月25日撮影
秋に、先日紹介した柿の木の近くでホトケノザが開花していました。
ホトケノザは茎に対生する葉が丸く広がり、その上に花が咲きます。
その様子が仏様が蓮華座に座っておられるように見えることから、ホトケノザと呼ばれます。
春の七草の一つとしてあげられる「ホトケノザ」はコオニタビラコのことで、本種とは違うので注意が必要です。
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