2008年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年09月

テンポの良い会話シーンが面白い「化物語(上)」

化物語(上) (講談社BOX)

西尾維新は色々と敬遠気味だったのですが、そんな中「西尾維新作品の入り口」として各所でプッシュされている「化物語」を読んでみました。アニメ化も決定しているようですし、各所でお勧めされていたので。


本編ですが、各所でプッシュされてるだけあって面白かったです。会話メインで進んでいきますが、その会話シーンが非常に面白いんですね。テンポが良く、切り返しや突っ込みも上手い。全ヒロインがボケ担当と言っても過言ではないので、どのキャラとの掛け合いも笑ってしまうこと請け合い。

しかしその一方で、メインストーリーとしての「怪異」関係の話となると、やや見所に欠ける面はあるかもしれません。そういう意味で、少し物足りなさはあるかも。とはいえ、キャラ同士の掛け合いの面白さだけでも十分読む価値がある一冊だと思いますが。

上巻では主に3人のヒロインが出てきますが、ツンデレというかツンドラというか、むしろ素直クールな気もする戦場ヶ原さんが素晴らしいですね。真宵は何というか、「CLANNAD」の風子みたいなノリだなあと思いました。


そんな訳で、値段は高いながらも分量も多いですし、何より会話シーンが面白いので自信を持ってお勧めできる作品です。

そして感想の締めとしてはやはりこの言葉を使わない訳にはいくまい。

「戦場ヶ原、蕩れ」と。


化物語(上) (講談社BOX)
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| その他ラノベ | 22:58 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

「ハヤテのごとく!」ナギのみぞ知るセカイ

今週の感想のタイトル、「マリアさんの初めてのお相手」にしようと思ったら、同じようなタイトルがごろごろいたよ!木曜アップになったのは幸か不幸か…。


◇ナギのみぞ知るセカイ

今週のハヤテは全体的に「神のみぞ知るセカイ」をパロってましたね。
ヤンデレ攻略のくだりといい、ナギといい。

080828_hayate_01.jpg

かなり役にハマってますよね、ナギ。
ラブレターが「神代(かみしろ)」だったのも関係あるかなーと思いましたが、出してたのが神父である以上これは違うか。

余談ですが、「神のみぞ知るセカイ」でヤンデレを攻略する展開も今後あったりするのでしょうか。かのん(透明アイドル)が若干病んでた感はありますけども、あれは別のところに心の隙間があったわけで、ヤンデレとは違うでしょうし…。


◇マリアさんの初めての人

今回のデート作戦にあたり、立案者であるナギはハヤテに「変な気起こすなよ」と言っています。これはつまり「浮気するなよ」という意味です。ナギとハヤテの間にある誤解は、未だ解けてはいないのです。

一方で、「ハヤテとデートする」という作戦にもかかわらず、マリアさんには特に注意はしていない。そこにマリアさんに対する確かな信頼を感じ取れます。ナギにとってのマリアさんは、やはり"17歳"の少女というよりは、"母親代わり"としての面が強いのでしょう。


マリアさんもまた恋愛に免疫の無いキャラの一人です。
だからこそ「初めて」であることを強く意識しています。
このデートを通じて、マリアさん→ハヤテのフラグは育つことになるでしょう。

マリアさん→ハヤテのベクトルはまだフラグにすぎませんが、これがベクトルとして成立してしまうとどうなるか。マリアさんはナギの想いを知っていますから、自分の気持ちを犠牲にしてでもナギを応援するのではないか。

その後の展開は、将来的にどこまでナギがハヤテの思いを悟るかによります。極端な話、竜児・大河・みのりんをハヤテ・ナギ・マリアさんに置き換えた「とらドラ!」的関係になる可能性もなくはない。微妙に状況は違いますが。

今の状況は、ハヤテだけでなくナギも鈍いからこそ成り立っている危ういバランスの上にあるということですね。もともと誤解からスタートした以上当然ではありますが、無自覚なまま将来のライバルを育てている状況でもあるわけで。一方西沢さんなんかは鋭いですね。


「ハヤテのごとく!」はラブコメということで、たまにはラブのほうについても考えてみよう、ということで少しラブ方面の話を。それにしても、アニメ版「とらドラ!」のキャラデザは本当に残念だなあ…。(そういうオチか


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| ハヤテのごとく! | 22:46 | comments:2 | trackbacks:0 | EDIT

「超電磁砲」ファンが今月の電撃大王を買うべき3つの理由

今月の電撃大王は「とある科学の超電磁砲」ファンなら必買
その理由を3つに分けてご紹介しようと思います。


1.表紙が美琴と黒子の百合百合カラー

今月の表紙はこちら。

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何この超素敵な二人の百合ップルっぷり。

僕は「超電磁砲」を本誌で追いかけ始めたのは最近なので、過去に「超電磁砲」表紙の号があったのかどうかは分からないのですが、それにしてもこれだけでも買う価値があるだろうというくらい素晴らしい表紙。

この表紙絵の素晴らしさだけで記事1つ書けそうなくらいに個人的には素晴らしいのですが、それはまた別の機会に譲るとしまして、次に移ろうと思います。


2.「禁書目録」アニメ情報や「超電磁砲」SSを収録した小冊子付き

表紙にもある通り、今月は「禁書目録目録」という小冊子が付いています。
その小冊子の表紙がこちら。

080827_railgun_02.jpg

アニメ版キャラデザでの美琴&黒子。
この小冊子を作った人は本当に分かってるなぁ…!

小冊子に収録されている主なコンテンツはこんな感じ。

・「とある魔術の禁書目録」アニメ版の紹介
・「とある科学の超電磁砲SS」
・「とある科学の超電磁砲」第3話の試し読み
・「とある魔術の禁書目録」ヒロインズ・キャンペーンのお知らせ

アニメ版紹介では美琴と黒子も紹介に1ページずつ割かれています。
表紙にあるようなアニメ版キャラデザのスケッチ等も載っており、必見。

そして「とある科学の超電磁砲SS」。
「禁書目録」の作者である鎌池和馬さんによる「超電磁砲」のSSですよ!
SSは初春さんメインな感じの話のようで、挿絵は冬川さんが担当。
「超電磁砲」と題したSSとあらば超電磁砲ファンは読むしか!

小冊子の最後には「ヒロインズ・キャンペーン開催決定」のお知らせが。
何と、電撃大王12月号(10月発売分)から3号連続で「禁書」フィギュアが付録になるそうで、そのラインナップが美琴→黒子→インデックス

凄まじい「禁書」プッシュに加え、そのラインナップに黒子がいるのが「超電磁砲」ファンとしては嬉しいですね。もちろん「禁書」ファンでもあるのですが、「超電磁砲」から入った人なので。むろん3号とも買いますよ!


3.「超電磁砲」本編の内容が素晴らしすぎる

とまあ、ここまででも十分ファン必読の内容となっているのですが、更に。
今月の「超電磁砲」本編の内容が神がかってるんだ…!

まあこれは是非本誌で確かめて欲しいのでネタバレは避け、感想は別の機会に回すことにしますが、一言で言えば。

美琴と黒子の百合回ですね!

いやまあもちろん黒子→美琴のベクトルではありますが。
いずれは単行本に収録されるでしょうが、これはあまりに素晴らしすぎて単行本を待つなんて無理ですよ!
ちょうど前号で「幻想御手」編が終わったこともあり今回は繋ぎの回なので、単行本派の人がいきなり読んでも楽しめるはず。

もうね、ニヤニヤが止まらなくてやばすぎるんです、今月の本編…!


そんな訳で、今月の電撃大王は「禁書目録」ファンはもちろん、「超電磁砲」ファンならばまさに必買と呼べる素晴らしい出来だったと思います。僕は保存用にもう1冊買おうかなーと思ってるくらい。

「超電磁砲」ファンのニヤニヤが止まらないような内容にするなんて…!

電撃大王、恐ろしい子…!


(関連)
8月売り電撃大王&萌王のご連絡


電撃大王 2008年 10月号 [雑誌]

角川グループパブリッシング

| その他漫画雑誌 | 22:27 | comments:2 | trackbacks:0 | EDIT

田中ロミオの学園ラブコメ「AURA」は色々と流石でした

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫 た 1-4)

田中ロミオが学園ラブコメに挑戦したという「AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~」。タイトルからしてアレな感じですが、実際読んでみると「人類は衰退しました」よりよっぽど田中ロミオらしい話だった気がします。


学園ラブコメというからどんな話なのかと思えば、実際の学校のクラスという場所の生々しさを描いてる話でした。クラスという閉じた環境における漠然としたヒエラルキーとか、そういったものは誰しも感じたことがあると思うのですが、考えてみればそういったものをちゃんと描いた作品はあまり見ません。

キーワードはあちこちで言われてるとおり「邪気眼」とか「厨二病」。最初の方はかなり読み進めるのが辛かったのですが、話が進むにつれて引き込まれていきました。流石ロミオと言わざるを得ない出来でしたね。

AURAはハルヒへのアンチテーゼ的な一面があるという意見は確かにその通りだなあと。そういった作品がこれまであえて無視してきた側面を描いているのがこの作品、とも言えるでしょう。
これをして「学園ラブコメ」と言わしめる田中ロミオは流石としか。


結局の所、普通が一番だよね!という話なんじゃないかなと。痛い部分もあるけれども、非常に面白かったです。あのがむしゃらなラストシーンは、是非読んでみて確かめて欲しいと思います。

田中ロミオのまったりSF「人類は衰退しました」


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| その他ラノベ | 23:47 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

ハルヒちゃんとちゅるやさんがアニメ化…だと…!

vni_nagi.jpgおは☆ぷらずまー!!
vni_maria.jpgどうしたんですかナギ、その懐かしいテンションは…。
vni_nagi.jpg私たちの登場を楽しみにしてくれる人がいるらしいので、どうせネタのストックもないし、他にネタがない日はこうしてニュース紹介しようかと思ってな。
vni_maria.jpg中の人の性格的に、多分数回で飽きるとは思いますけどね…今度も。
vni_nagi.jpgそれは禁句だ…。
 
「となりの801ちゃん」2009年アニメ化決定
谷川流×いとうのいぢ×ぷよ「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」&えれっと「にょろ~ん ちゅるやさん」同時アニメ化決定!
vni_nagi.jpg最近は色々と驚きのアニメ化ニュースが上がってくるな。「となりの801ちゃん」が京アニでアニメ化に加え、原作もアニメも完全沈黙中な「涼宮ハルヒの憂鬱」は2次創作がアニメ化だ。
vni_maria.jpg「となりの801ちゃん」はどういうアニメになるのかまったく想像がつきませんね。「らき☆すた」みたいな感じのアニメになるのでしょうか。
vni_nagi.jpgひとつ確実なのは、これでまたハルヒ2期が遅れるだろうということだな。CLANNADアフターも控えているというのに。
vni_maria.jpgそこで「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」と「にょろーん☆ちゅるやさん」ですからね。2次創作のアニメ化とは、角川も思い切ったことをするものです。YouTubeでの配信になるようですが。
vni_nagi.jpgちゅるやさん人気は記憶に新しいところだが、ハルヒちゃんのほうはまだ1巻しか出ていないというのにアニメ化するほどの人気があったんだろうか。確かに私も読んだし面白かったが、流石に早すぎる。
vni_maria.jpg同人2次創作だけだとあれだから、公式2次創作とセットにしたのかもしれませんね。何にせよ、本家が沈黙している以上、時間稼ぎとか繋ぎとか言われてしまうのは仕方ない事かもしれません。
vni_nagi.jpgこんな餌に私が釣られクマー!
vni_maria.jpg…色々言いながらも、何だかんだで見るんでしょうね、ナギは…。
vni_nagi.jpg当たり前だ!何だかんだ言いつつも、ちゅるやさんもハルヒちゃんも好きだからな!せっかくYouTubeで見られるんだし、絶対見るぞ!楽しみだ!
vni_maria.jpg実際、何だかんだと言いつつも期待している人は結構多いと思います。続報が待たれるところですね。

| VNIネタ | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

先月の「とある科学の超電磁砲」の美琴は最高ですよね

電撃大王が分厚くなりました。
そのあまりの分厚さに驚きまくり、電撃大王の本気っぷりが伝わってきます。この分厚さは凄いよね!ブランニュー前と比べればそれは一目瞭然!

080823_railgun_02.jpg

…新生した8月号から、9月号になる過程で早くもパワーダウンしてるのはきっと気のせいでしょう。200ページくらい薄くなったけど。

さておき、後数日で今月号が出るというこの状況で、何故か先月の電撃大王について語るという謎の状況。単にタイミングを逃しただけだい!
でも、今からでも語りたくなるくらい先月の電撃大王は面白かったんですよ。コミカライズ版「とらドラ!」なんか原作1巻のクライマックスシーンだし。


そして「とある科学の超電磁砲」。もはや説明の必要も無いほど人気になっているこの漫画ですが、先月は凄く面白かった。

この作品の主人公は美琴であり、タイトルは「レールガン」なんですよ。
そしてようやく、1話以来の美琴の!レールガンの!大活躍が!

080823_railgun_01.jpg

きたあああああああああああああ!

原作ではレールガンが活躍するシーンが無いことに不満を持っていましたが、だからこそのこの外伝!美琴の活躍!震えまくり!焦らして焦らしてようやくの美琴の本領発揮に、こりゃ保存版だなあとか思ってしまう話でしたよ。この漫画は本当に魅せ方がうまいなあと思います。

木山さんの最後の台詞もいいですし、黒子も素晴らしすぎます。電撃を飛ばす気力も残っていない美琴をスミからスミまで徹底的に診たのでしょうね。今最強の百合ップルがこの二人である事は間違いありませんね。異論は認めません。


さて、今回で「幻想御手(レベルアッパー)」編は終了と思われますが、ここで終わることはなく「超電磁砲」は続いていくようで、嬉しい限りです。この「超電磁砲」はラノベ「禁書目録」シリーズの外伝ですから、基本的には本編の裏での美琴や黒子の行動を描くことになる訳ですが、ここからどう物語が動いていくのか。

美琴に関して描くのならば原作3巻を避けては通れないし、実際木山の台詞からもそっちの方向に物語が動く感じですが、原作はあくまで当麻が主人公なんですよね。
そこに美琴の活躍の場はあまりないわけで、美琴主人公の「超電磁砲」で物語を魅せるのは難しい気がします。喫茶店のシーンでさりげなく登場した「アイテム」が絡んでくる完全新展開とかになるんでしょうか。非常に気になるところです。


とはいえここで考えずとも数日後には答えが出るんでしょうけどね。何はともあれ「とある科学の超電磁砲」超面白い!次の電撃大王も楽しみですよー。


電撃大王 2008年 09月号 [雑誌]

角川グループパブリッシング

| その他漫画雑誌 | 22:18 | comments:2 | trackbacks:0 | EDIT

怒涛の展開に早くも次巻が待ちきれない「とらドラ8!」

とらドラ 8 (8) (電撃文庫 た 20-11)

待ちに待った「とらドラ8!」が発売ですよ!(だいぶ前に)
8巻の発売は凄く楽しみにしていたのですが、色々忙しかったこともあり結局コミケ1日目の朝に読み終えました。時間つぶしに入った新宿マックで。


さておき、本編。
7巻ラストも凄い展開でしたけど、8巻も凄い展開だ…!
ずっとこのままだったらいいのに、というみのりんの気持ちはよく分かるわけで、僕も楽しくコメディメインでやってたあの頃のとらドラ!が懐かしくなってきたりするわけですが、マンネリせずにガンガン話を進めていくあたりが素晴らしいですね。超良質なラブコメと言われる所以。

そしてそんなみのりんを亜美がぶった斬り、そして大河が…。
大河とみのりんの想いがまた複雑で、どうやって収束させてくるのか全くわからず。本当たけゆゆ先生は引きが上手いというか、8巻ラストのアレで竜児の心境その他もろもろの状況がどう変わるか気になってしょうがないというのに、そこで次巻に続く!だもんなぁ。


こうして8巻を読んで、「やっぱ大河の声優に釘宮はなぁ」と思うわけです。やっぱり大河って所謂ツンデレとは違うと思うし、そんな大河にツンデレのイメージが強い声優さんをあてるのはどうなんだろうなあ、と。

まあ、「ハヤテのごとく!」のナギが釘宮で既に馴染んでいるように、すぐに慣れてしまうとは思うんですけどね。単に予想通り過ぎる配役に苦言を呈してみたかっただけです。ええ。


微妙に話が逸れましたが、非常に9巻が待ち遠しい展開となった「とらドラ8!」。9巻の表紙はこれまでの流れ的に大河でしょうし、案外9巻で終わってもおかしくないかもしれませんが、はてさて。
9巻は2ヵ月後、10月発売。今から9巻の発売が待ちきれませんね!


とらドラ 8 (8) (電撃文庫 た 20-11)
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| 電撃文庫 | 22:51 | comments:2 | trackbacks:0 | EDIT

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」が面白かった件

俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫 (1639))

勝手に感想強化週間。
コミケであちこちから刺激を受けたので、しばらくは読んだ本やクリアしたゲーム等について出来るだけ感想を書いていこうという方向です。いつまで続くかは分かりませんが。

そんな訳で最近話題の「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」。コミケ旅行のバスの中で読み終えました。略称は「おれいも」でいいのかな。


さて本編ですが、評判どおり面白かったです。
イマドキの女子中学生な妹が実はオタクで、それを結果的にカミングアウトされた兄が、妹のためにちょっと頑張る…みたいな感じの話。

いわゆる隠れオタな自分にとっては、妹の悩みは非常に共感できるものだったりするんですよね。やっぱり世間の目は気になるもの。コミケで貰った紙袋持って町は歩けません。

兄も始めはオタクに偏見があったのですが、妹のために何だかんだで頑張ってくれます。兄も妹も、自分の考えを曲げないいいキャラですね。兄がオタクになりもしなければ、妹がオタクをやめようとしたりもしない。

ラストシーンの兄なんかはかなりカッコイイと思ってしまうわけですが、それでも妹と急に仲良くなったりはしない。けれど、最初よりは間違いなく距離が近づいている…そんな所がいいですね。


アキバBlogやかーずSPなどのサイトさんが実名で登場しているのが話題になっているようですが、これも「わかる人にはわかる」リアリティを出すためのものかな。話題づくりとしては成功でしょう。

かんざきひろさんのイラストも素晴らしく、良作と言えるラノベだと思います。これ一冊で綺麗にまとまってますが、続編は出るのでしょうか。もし出るのなら、楽しみにしたい一冊です。


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| 電撃文庫 | 22:29 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

「ハヤテのごとく!」ゴールデンウィークはアテネへ行こう!

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夏のビッグイベント・戦場の有明!
そんな訳で皆さん夏コミお疲れさまでした!

僕の夏コミ旅行自体は14~18だったのですが、12・13もオフしたりした関係で、過去編まとめやるよ!とか言っておきながら更新自体が途絶える始末。あうう、すみません…。


さておき今週の「ハヤテのごとく!」は10週もシリアスな過去編だった反動か多くのキャラが登場し、GW旅行について話し合う展開となっています。サブタイトルは「休みは計画を立てている時が一番楽しい」。その通り。

本編ですが、マリアさんには突っ込んだ方がいいのでしょうか。
とりあえず畑先生が気合を入れまくりな事はよく分かりました。「ストレスですね、わかります。」ということで、畑先生も10週もシリアス展開を書いてきたストレスが溜まっているんでしょう。マリアさんだと凄く突っ込みたくなるから不思議。


ヒナギクも、すっかり恋する少女です。海外旅行に行かない一番の理由は飛行機に乗るのが嫌だからでしょうが、西沢さんに押し切られてしまうことを僕らは知っている訳です。ナギ・ヒナ・ハムの3人は少し前まで三すくみの状態にありましたが、いまやハムが頭一つ飛びぬけてしまった感じですね。

あとは伊澄・サク・ワタルサイド他がGWをどう過ごすか、という話ですが、この流れだとラスベガスでも行くんでしょうか。ざわ…ざわ…。

日本海溝・宇宙の旅も面白そうでしたが、結局地中海に落ち着く事になったようで。最後のコマでギリシャ・アテネが強調されているのは、やっぱりアーたん(現代版)が登場するフラグだよなあ…。


GW編は大分前に「外伝」として提示されており、どのようにしてGW編の状態に追いつくのか気になっていましたが、「ヒナさん」「歩」の呼び方や西沢さんと生徒会役員の関係、西沢さんがチケットを手に入れるフラグまでは既に描かれています。
おそらく今後GWまでの流れは

福引でチケットを手に入れた西沢さんがハヤテを誘おうとする
→ナギ「ハヤテは私と行くからお前は一人で行け」
→西沢さん、それならとヒナギクを誘う
→生徒会役員もついていくぞ!的展開

という感じになるんじゃないかなと予想。
いよいよ近づいてきたゴールデンウィーク。アーたんとハヤテたちが会うのか、そしてその後どうなるのか。今から楽しみでなりません。

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普通の感想の書き方忘れた\(^o^)/
まあ今週はまだコミケ疲れも残っていますし軽めの感想ということで…。


| ハヤテのごとく! | 23:04 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

「世界樹の迷宮2」15:其の戦いの果てに服を着ていた者達

何を今更という話ですが、世界樹2プレイ日記第15回をお送りします。
いや、このタイミングなのは夏コミ合わせのオフでの世界樹トークに触発されたからなのですが、あまりにも今更感が漂いすぎててアップするのを少し躊躇したよ!

・裏ボス討伐編その3

≫ Read More

| 世界樹の迷宮 | 22:30 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

ナギが夏の祭典に来ているようです。

vni_maria.jpg嘘ですねッ!!
vni_nagi.jpgど、どうしたマリア…!?
vni_maria.jpgナギが過酷な夏の祭典になんて行く訳がないじゃないですか。単にこのブログの中の人が夏の祭典に来ているというだけなのに、何でこんなわかりにくいタイトルをつけてるんでしょうね?
vni_nagi.jpgあ、あっちのナギは5巻で行ってるじゃないか!嘘なんかじゃないぞ!タイトルがわかりにくいというのは同意だが!
vni_maria.jpgまあ、前回中の人が「何か更新しなきゃなあ」とか言って書いたこの記事はタイトルが釣りっぽくなってしまったわけですが…。
vni_nagi.jpg基本的に私達が出てくるときはタイトル適当だしな。
vni_maria.jpgまあ、近々私達の出番が増えるかもしれないので、もう少しタイトルは考えるようにした方がいいかもしれませんね。
vni_nagi.jpg予定は未定だけどな。
vni_maria.jpgそんな訳で、もうしばらく夏の祭典で遊んできますのでよろしくお願いします。

| VNIネタ | 23:57 | comments:2 | trackbacks:0 | EDIT

秋からアニメも始まるこの機会に、「かんなぎ」のススメ

かんなぎ 1 (1) (REX COMICS) 080809_kannagi_01.jpg

「かんなぎ」の5巻が発売されました。
「かんなぎ」は武梨えり先生によるComicREX連載中の漫画で、今年の秋からはアニメの放映も始まります。作者の武梨先生が宮城出身だからかアニメの舞台は宮城県ということで、宮城県民である自分はとても楽しみだったりします。珍しく宮城県でも映るんだぜ!

また、作中で登場するサイトを再現しているナギ様ファンクラブ公式HPでは会員募集も行われています。既に2次募集まで終わってしまいましたが、自分も1次募集で申し込みまして。

080809_kannagi_02.jpg

会員証をゲットしました。あまり倍率は高くないとはいえ嬉しいものですね。まあ名前書いてないので効力はないんですけど。一応抽選で当たった会員証に名前なんて、勿体無くて書けません…!

そんな訳で(どんな訳だ)、アニメも近々始まるこの機会に「かんなぎ」を軽く紹介してみようと思います。


主人公は平凡な高校生・
美術部に所属する仁はご神木を掘って木彫りの像を作ったのですが、その木彫りの像の中から突然少女が現れます。その少女がナギ。聞けば、ナギはこの土地を護る産土神(うぶすながみ)であるといいます。

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こんな感じの少女がメインヒロイン。
ナギは、神木が切り倒された事でこの土地に現れた「ケガレ」を除去すべく頑張るんですが、まあついでにラブでコメっちゃったりする、そんな漫画です。


その他のヒロインとしては、ざんげちゃんつぐみがいます。

かんなぎ 2 (2) (REX COMICS) かんなぎ 3 (3) (REX COMICS) (REX COMICS)

2巻表紙の少女がざんげちゃん、3巻表紙がつぐみです。
自分は2巻の最初の方のアレでざんげちゃん派になったのですが、4巻の最初の方でつぐみに傾きかけていたりします。あれは反則。

基本的にはナギを巡ってのシリアス展開が主軸ですが、その合間合間に美術部のメンバーなども加わって海へ行ったり同人誌作ったり夏の祭りへ行ったりも。4巻などを読んでいると、ギャグとシリアスのバランスには凄く気を使っているような印象を受けますね。

また、各巻に豪華ゲストとの合作ピンナップが付いています。本当に豪華なメンバーで、最新刊である5巻では「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめ先生が登場!うめてんてーの描くかんなぎキャラもかわいいです!


この漫画は何というか、一つ一つの要素の描き方が上手いんですよね。キャラの距離感とか、好意から恋心へと変わっていくその過程とか。うまく言えないんですが、作者の武梨先生が同人出身ということもあってか、読者の心を惹きつける何かがあるように思います。

加えて話がテンポ良く進んでいくので、読んでいて気持ちいいんです。所々に挟まれるちょっとしたギャグがシリアス展開の後味を残さず、サクサク読んでいけます。

そんな訳で「かんなぎ」オススメです。アニメも漫画も今注目の一作だと思います。百聞は一見に如かずということで、この機会に是非!

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TVアニメーション かんなぎ
ナギ様ファンクラブ公式HP

武梨先生はTYPE-MOON関連でも有名な方のようで、TAKE MOONというTYPE-MOON作品集も2冊出されています。自分も薦められて読んでみたのですが、こっちも面白い。型月ファンの方はこちらもオススメです。

今回は紹介メインで5巻の内容は全然触れてないので、そのうちまた別記事でも書きたいところ。ところで、来週はいよいよ夏の祭りですね…。


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| 漫画レビュー | 22:30 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

「ハヤテのごとく!」過去編(10) - 動き出した物語

サンデーは越えてはいけない一線を越えてしまった!(値段的に)
250円なら買うけど、260円だと急に買う気が失せるから不思議。今週は合併号だったとはいえ、250円は月1000円で購読できる最終防衛ラインだったというのに。
(※追記:手元にあるサンデーを確認したら、2008年4・5合併号から合併号は260円だったようですね。気付かなかった!2・3合併号が250円だったので、2008年発売分から値上げなのかな)

まあインフレに愚痴っても仕方ないので、ついに長い過去編が終わった「ハヤテのごとく!」の感想を。良い過去編の締めだったと思います。


◇いつか、雨が上がったら

前号で、「出て行けばいいんだ」とアーたんに言われ、言われた通りにロイヤル・ガーデンを出てきたハヤテ。転んで、倒れても、もはや左手を差し伸べてくれる存在はいません。

その一方で、今回初登場したのがハヤテの兄。

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「通りすがりのヒーローさん」だそうで、人助けをしたのでしょうな。
その相手は、このストールの柄からしてゆっきゅんこと三千院紫子でしょう。ハヤテ兄と三千院家にもまた結びつきがあったことになります。まあ流石にこの後ハヤテ兄が名前を変えて(姫神)執事をする…という展開になる可能性は薄いと思うのですが、0ではありません。

兄のことは慕っているハヤテ、自身の「罪」を告白し、大声で泣き、謝ります。「今度雨が上がった時に謝りに行く」と決めるも、もう白皇敷地内からロイヤル・ガーデンに続く道は無く…その後現在に至るまで、会うことは無かったのでした。


◇現在に至るその過程

さて、場面は過去から現在へと戻ります。
その過程、ハヤテのモノローグについて部分的に触れておきます。

「思い出は記憶の底に沈めて」の部分は、現在との整合性を取る意味での言葉なのでしょうね。つまり、何で現在時制で今までアーたんのことを思い出さなかったのか、という問いに対する答え。ちょっと無理矢理かなとも思いますが、まあ理由付けをするならこれくらいしかないだろうとは思います(ただ、この理由付けの場合、88話(まで)でハヤテがアーたんを思い出すに足る理由が必要になってくるので、これだけだと不十分ではありますが)。

「心を鈍感に」したのは、アーたんとの出来事を通して「未来に期待しなければつらい思いはしないって学んだ」(4巻8話)ことと、「女の子と付き合う資格が無い」(4巻7話、9巻3話)と思っていることによるのかな。甲斐性の話を引きずってますからね。

「もう二度と、僕があの親を信じることはないだろう」の部分が「二度目はない」(14巻5話)に対応するのでしょう。ハヤテは心の奥底では親を信じたかったし、自分が頑張れば親が変わると思い込み一度は信じてしまった。しかし、「二度目」はないと。

「報いの時」は今後起こる何かの布石かな。
「今ならわかる。わかっている。」は、回想では「正しかったのは彼女で」にかかる言葉だと思っていましたが、今回のを見ると「報いの時」のほうにかかるのかも。

「だからもう一度会えたなら僕は、君に…二つの事を伝えたいんだ」で示されている「二つの事」は、『ごめんね』と『ありがとう』かな。シンプルだけど、流れを踏まえるとこれ以外に思い浮かびません。


◇あの日差し伸べられた手は

久しぶりにわれらがメインヒロインの登場です。

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うおお、ナギ可愛いぞ…!
久々なこともあってか、メインヒロインなのに新鮮です。学校が休みだから早起き。こういうやり取りもずいぶん懐かしく思えますが、これがハヤテの今の日常なんですよね。

いつもなら見逃してしまいそうな、ナギがハヤテの指を握る行為も、アーたんとの過去のやり取りと、アーたんの幻覚を見たハヤテを受ければ、凄く強調されているように思えてきます。
あの日アーたんによって差し伸べられた手を掴むことは出来なかったけど、今はナギがハヤテの手を掴んでくれるのだな…と。


◇もう一度あの場所へ

ところ変わってパルテノン神殿。
ここはGW編でヒナハムが訪れることが分かっている場所ですが…

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そこにいたのは、10年後の天王州アテネ。

アテネ(アテナ)はパルテノン神殿に祭られている神様なので、ここまでは割と予想通りの流れではあります。あとは留学生なら完璧なんだけどなー。

さておき、アーたん現在版が登場してホっとしました。ロイヤル・ガーデンにい続けると現在時制では死んでいるということで、現在時制でロイヤル・ガーデン外で出るとは思っていたのですが、一抹の不安はぬぐえなかったので。
ヒナギクと対比される「悪の女王」っぽい風貌になったじゃありませんか。おっぱい属性付き。

おつきの執事はどう見ても姫神じゃありませんね。あの後アーたんがどういう流れを経て今ここにいるのかも気になります。何故こんな場所で「夢を見た」のかも謎なら、城への道が閉ざされたという話も、棺の関与も謎。あと、実際のところ年齢はおいくつですかアテネさん。

三千院家が関係してくることは示唆されていましたが、具体的に帝がどう関係してくるのかも謎のままです。死者を生き返らせる話と関係しそうですが、ゆっきゅんは過去編時点でまだ生きていたわけですから。

過去編は終わりましたが、ロイヤル・ガーデンという場所がまた登場することは間違いありません。この作品のタイトルが「ハヤテのごとく!」ではなく「ロイヤル・ガーデン」になる可能性もあったというくらいですから、おそらく物語の核心に関わってくるのではないでしょうか。

過去編ということで、現在の物語は止まっていましたが。
少しずつ物語は動き出しています。

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過去編完結!お疲れさまでしたー。
合併号ということで来週はお休みですが、来週の水曜辺りに過去編まとめ的な記事でも投下しようかなと思ってます。予定は未定。

過去編最大の謎としては、結局「天王州」なのか「天王洲」なのか…。


≪過去編関連≫

「ハヤテのごとく!」過去編(9) - 誰も望まなかった結末
「ハヤテのごとく!」過去編(8) - 感情の爆発
「ハヤテのごとく!」過去編(7) - 訪れない未来
「ハヤテのごとく!」過去編(6) - 過去の接点
「ハヤテのごとく!」過去編(5) - 帰るべき場所
「ハヤテのごとく!」過去編(4) - 名前と居場所
「ハヤテのごとく!」過去編(3) - 神さまの真似事
「ハヤテのごとく!」過去編(2) - 交わされる契約
「ハヤテのごとく!」過去編(1) - アーたんとの出会い
「ハヤテのごとく!」アーたんについて整理してみる


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| ハヤテのごとく! | 22:37 | comments:3 | trackbacks:0 | EDIT

ナギが「リトルバスターズ!EX」を始めたようです。

vni_nagi.jpgわふー!
vni_maria.jpgあら、どうしたんですか、ナギ?
vni_nagi.jpgクドの影響を受けてみたら、もう少し私の人気も上がるかと思ってな。そんな訳で、「リトルバスターズ!エクスタシー」を絶賛プレイ中なのだ。
vni_maria.jpgこらこら、えっちぃゲームは18歳になってからですよ。私もまだ出来ないんですから…。
vni_nagi.jpg…。
vni_maria.jpgあらナギ、何か言いたい事でもあるんですか?
vni_nagi.jpg(…ここで突っ込むのは死亡フラグだな)
vni_nagi.jpg何を言っている、ゲームの中の登場人物は全員18歳以上ということになっているのだから、私だって18歳以上ということになっているはずだ!
vni_maria.jpgそれは建前というんです。現に私は18歳未満なんですから…。
vni_nagi.jpg…。
vni_maria.jpgあらナギ、何か言いたい事でもあるんですか?
vni_nagi.jpgそ、それにしてもエクスタシーというタイトルは秀逸だな!
vni_maria.jpgそうですねー、このタイトルのおかげかずいぶん話題になりましたね。
vni_nagi.jpgエクスタシーと聞くと、世界樹プレイヤーとしてはダークハンターが思い浮かぶ訳だけどな。
vni_maria.jpg頭を縛って、腕を縛って、脚を縛って、身動きが取れなくなった相手を鞭で打つんですよね。わかります。
vni_nagi.jpgマ、マリアが言うと凄く生々しいな…。
vni_maria.jpgオールボンテージはバランスブレイカーですよね。
vni_nagi.jpgうむ、ここの中の人は未だにオールボンテ無しで裏ボスを倒せていない。もちろん裸カウンターも封印してだ。
vni_maria.jpgこれが世界樹プレイ日記が未だに完結していない裏事情です。
vni_nagi.jpgまあ、別にオールボンテージありでアップしてもいいんだけどな…。
vni_maria.jpgでもナギ、最近はゲームばかりやりすぎですよ?まだペルソナ4も終わってないじゃないですか。
vni_nagi.jpgまあ、同時進行というやつだ。ペルソナ4はちょうど私の誕生日らへんまで進んだんだが…。
vni_maria.jpg(ネタバレにつき省略されました。続きを読むにはマリアさん若い!と入力してください)
vni_nagi.jpg………。

| VNIネタ | 23:59 | comments:4 | trackbacks:0 | EDIT

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