2011年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年02月

2011年を振り返る - ライトノベル編

 2011年を振り返るシリーズ、第2弾はラノベ編!
 自分にとっては豊作だった昨年に比べると若干勢いが落ちた感があった今年ですが、それでも多くの面白い作品と出会うことが出来たかなと。今年はベスト5の選定です!


5位:「ココロコネクト」



ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫) ココロコネクト ミチランダム (ファミ通文庫)

 昨年出会ったラノベの中ではナンバーワンだったこの作品、今年も面白かったです。1月に出た「ミチランダム」は、この作品がやはり傑作であると再認識できる素晴らしい出来でした。強いて言うなら伊織派な自分としては、4巻ラストの展開はえええええという感じでしたが。いや稲葉んも可愛いんだけどね!
 ただ新入生が加入してきた5巻以降の舵取りには若干不安を感じていたり。続けるにせよ終わるにせよ、来年のこの作品の展開は作者の力量が問われるところかなと思っています。満を持してアニメにもなるわけですし、来年も期待です!


4位:「アイドライジング!」



アイドライジング! (電撃文庫) アイドライジング!〈3〉 (電撃文庫)

 電撃文庫の期待の新鋭。今年の電撃大賞関係では一番面白かった作品だと思います。CUTEGさんの挿絵もさることながら、本編からもアイドルの輝きというか眩しさというか、そういったものが伝わってきます。ストーリーの方もかなり王道的で、だからこそ外さない感じ。可愛いアイドルたちが百合百合してるのも実にすばらしいですね!
 あと作品の節々で作者の熱量というか、マニアックな部分の描写に異様に力が入ってるのも面白い。特に3巻の「おしりずもう」シーンの描写には声を上げて笑ってしまいました。もう空気が違うんだ、あのシーンだけ異様に描写が凝っていて、作者の愛に包まれているんだ……! 何を言ってるのかという話ですが、今年の新人作品ではひときわ輝いていた作品かなと。来年も楽しみ。


3位:「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」



俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (GA文庫) 【Amazon.co.jp限定カバー】俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 4 (GA文庫)

 自分がこの作品をランキングに入れるとはなあ、などと思いつつ3位にしてみました、話題作「俺修羅」。世間では1巻から大人気でしたが、自分は1巻を読んだ時点では微妙に感じていた人でして。でも3巻・4巻がすごく面白かったんですよね。まさに「尻上がり」に調子を上げてきているといえましょう(アイドラからの流れで)
 ランキングに入れた決め手は4巻の終盤、特にラスト3ページでした。この展開が好きすぎる。ここからの展開次第ではマジで化けるんじゃないかなと。と言いつつも多分「はがない」みたいに「安定だけど、化けはしない」展開を続けていくことになるのかなあとは思うんですが、それでも楽しみです。愛衣ちゃん大勝利ぃぃぃ♪


2位:「魔法科高校の劣等生」



魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫) 魔法科高校の劣等生〈4〉九校戦編〈下〉 (電撃文庫)

 昨年からTwitter等では話題になっていましたが、電撃文庫から出るということでチェックしてみたらなかなかに面白そうで、1巻を読んだ直後にWeb版を全部読んでしまった作品。設定等の説明が長く読みにくさはあるものの、それを補って余りある魅力を持つ作品かなと。
 俺TUEEEEEE作品は大好きなんですよ! やっぱり読んでて気持ちいい。Web版も全て読みましたが、文庫版3巻~4巻にあたる第2章が一番好きですね。もちろん設定がちゃんと練ってあるとか妹が可愛いとかヒロインズが可愛いとかも含め、とにかく面白い作品。特にこの作品における妹・深雪の兄大好きっぷりは見ていて満ち足りてしまうレベル。
 来年も精力的に刊行が続くでしょうし、2年生編以降も含めて楽しみです!


1位:「図書館戦争」



図書館戦争  図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫) 別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)

 最初に出たのはだいぶ前で、アニメ化もされているこの作品。文庫化されたのが今年というだけなので今年のランキングに入れるか正直悩んだんですが、今年出た作品であることに変わりはないし、何より面白かったので。ラノベかどうかも微妙な気はしますが、面白かったんだから仕方がない。
 図書館の本を守る図書隊隊員の話で、本が好きな人、そして何よりラブコメが好きな人には全力でお勧めしたい作品。今年読んだラノベ・小説の中では一番のヒットでした。その圧倒的なベタ甘ラブコメっぷりに悶絶すること必至! 読み終えた後の圧倒的満足感、たまらんですよこれは。本編が終わった後の「別冊」シリーズも素晴らしい。非常に好みなラブコメでした。ずっとこの作品世界に浸っていたいほど。
 これは改めてレビュー書きたいなあと思うこと半年。そろそろ何か書きたいですね……。


 ということで、例によって手堅い選出をしてみましたという2011年ラノベランキング。今年はあまり開拓できなかった気がしつつも、100冊以上は読んでるのでまあ読んだ量的には平年並だったのかな。2012年も面白い作品と出会えることに期待!

| ラノベ | 22:27 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

2011年を振り返る - アニメ編

 年が明けてからの更新になってしまいましたが、毎年恒例の振り返り記事を出していこうかと思います。まずはアニメ編。選定対象は2011年に放映されたアニメ作品(劇場版は除く)、選定基準は「どれくらい印象に残っているか」です。

※2011年末に書き始めた影響で、この記事中における「今年」は2011年です。「来年」「去年」などに関してもそれが基準です。


5位:「緋弾のアリア」



緋弾のアリア Bullet.1 [Blu-ray]

 本編というかストーリーに関しては突っ込み所だらけだった感はあるんですが、それでもこの1年を振り返ると非常に印象に残っている作品です。ヒロインたちのキャラの立ちっぷりが半端じゃない。白雪理子の肉食っぷりがたまらなく可愛かったですね。いやもちろんアリアも可愛かったのですが、5位にしたのは概ね白雪と理子の影響です。
 一番印象に残った話は第9話「蜂蜜色の罠」。きせいじじつきせいじじつー! 第1話見た時に白雪は自分にとって苦手なキャラの典型だなとか思ってたんですが、キンちゃんどいてそいつ殺せない以降、白雪こそがこの作品の面白さであると認識を改めました。白雪様の今後のご活躍にも期待が高まります。
 2011年ラノベ原作アニメでは一番原作に興味を持った作品でもあったり。まだ1巻しか読んでませんが、これからちょこちょこ読んでいこうかなと。


4位:「IS <インフィニット・ストラトス>」



IS <インフィニット・ストラトス> 第1巻 [Blu-ray]

 この作品、少なくともアニメでやった範囲では、同じパターンの繰り返しばかりでストーリーはやや退屈と言わざるを得ないのですが、ヒロインが可愛すぎるのですよ。ヒロインというか、シャルが可愛すぎる。ブヒるという言葉を流行らせたその威力は半端じゃない。シャルの印象があまりに強すぎた。
 今年はヒロインが「肉食系」な作品を気に入ることが多かったですね。従来のハーレム系作品では主人公に好感を寄せてても露骨なアプローチはしてこないというか、今の関係に落ち着こうとすることが多かったですが、ここにきて主人公を我先に「取り」に行くヒロイン勢が素晴らしい。ヒロインたちが自分の可愛さを積極的にアピールするわけで、そりゃ可愛くないわけがない!
 一番印象に残った話はやはり第6話「ルームメイトはブロンド貴公子」。シャル最高だぜ……。


3位:「アイドルマスター」



アイドルマスター 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]

 とにかくキャラが可愛かった!
 キャラデザはもちろんですが、一話完結回などを通してちゃんとキャラの個性や可愛さが伝わるように、丁寧に話を作っていた印象です。シリアスなストーリーに関して言えばやや作りの甘さを感じはしたものの、あくまでこの作品の主役はキャラクターたちという認識。キャラたちを大切に描き、魅力を伝えてくれたアニメだったと思います。
 ニコニコとかで得た断片的な知識しかなかった自分の中のアイマスキャラ認識が色々と変わったアニメでもあります。いやあアイマスっていいもんですね。ゲームにも手を出したいなと思ったんですが、お気に入りキャラの一人であるいおりんがプロデュースできないらしいので二の足踏んでますぐぬぬ。お気に入りキャラと言えば後半美希が猛烈に追い上げてきているのですが。いおりんも美希もかわいいなー。
 一話選ぶなら第6話「先に進むという選択」……すなわち「SMOKY THRILL」回。この回のダンスといおりんでアニマスにハマったと言っても過言ではない。15話も捨てがたがったですが、アニマスは1話がつまらなかったもんだから、一つ選ぶならやっぱり一気に印象を上向かせた6話かなと。


2位:「ゆるゆり」



ゆるゆりvol.1(OPテーマ生徒会ver+音声ドラマ入りCD&ピンコレ第1弾:あかりPIN、ちなつPIN付き)【初回限定仕様】 [Blu-ray]

 \アッカリーン/
 今年一気にブレイクした「ゆるゆり」。自分は「何のフックもないゆるい日常もの」が割と苦手な人でして、特に「配信でしか見れない」日常アニメに関しては次の話を視聴しようと思う動機が欲しいんですよね。毎週決まった時間にテレビで流れるならともかく、エコノミーでない時間を選んでニコニコに見に行くだけのモチベーションが「ただのゆるい日常もの」では得られないので、あまり日常系アニメの視聴継続率は高くはないのです。
 その点このゆるゆりには素晴らしいフックがあって、夏コミでも会う人会う人にこの話ばかりしてましたが、それがすなわちアバンの「アッカリーン」。Twitterでちらっと冒頭のアバンが変わっているという話を聞いて見始め、3話のあかりの扱いを見て「これは!」と思って一気にハマりました。一度気に入ってしまえば後は作品世界全体に没入していけるというものです。あかり最高と言わざるを得ませんね。2期でもアッカリーンの活躍――必ずしも文字通りの意味ではないですが――に期待が高まります!
 そんな訳で一話選ぶなら第3話「ウチくる!? …いくいくっ!」。アバンのアッカリーンは、この作品におけるあかりのポジションを誤解の余地なく伝えてくれる素晴らしい展開でした。


1位:「魔法少女まどか☆マギカ」



魔法少女まどか☆マギカ 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]

 言わずもがなの今年の看板作品。何かが起こると思って見始め、3話で一気に引き込まれたという典型的パターンでハマりました。これほどまでに毎回次週が楽しみな作品は今年他になかった、それほどまでに印象が強い作品でしたね。個人的な話では、ブームに乗る形で4月には日頃なかなかできない体験もさせて頂きましたしw
 脚本として面白いのはもちろんですが、それをアニメとして面白くするのは音楽や演出など脚本以外の要素の影響が非常に大きいという当たり前のことを改めて確認した作品でもあります。関連作品も色々手を出しましたが、やっぱりあの音楽、演出があるアニメが一番だなと。そして杏さや最高と言わざるを得ない。
 一話選ぶなら……悩みますけどやっぱり第10話「もう誰にも頼らない」かなあ。3話(マミさん……)や8~9話(杏さや!杏さや!)も捨てがたいですが、やっぱりアニメ1話実質20分程度の間であれだけの展開をこなしたこの話は凄かった。震災を挟んだという意味でも色々印象深かったりします。映画化はどうなんだろうと思わないこともないですが、それも含め今後の展開にも期待ですね。


 そんな訳で2011年も色々な面白いアニメと出会うことが出来ました。定番どころばかりの選定になった気がしますが気にしない方向で……。2012年も楽しみなアニメは多いので、映ることに期待して待ちたいと思います。
 2012年第1クールの期待作は「ミルキィホームズ第二幕」「偽物語」。どちらも共に1期が面白かった作品の第2期な上、ミルキィに至っては最速3時間遅れという奇跡のような速さで視聴できるので(キルミーの方は1ヶ月遅れなのにね!)、これから楽しみです!

| アニメ | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

「ハヤテのごとく!」話数変換スクリプト

 本日発売のサンデーをもって、「ハヤテのごとく!」がしばらく休載されることが発表されました。Twitter等では年末から話題になっていましたが、正式発表となりました。実質6週の休載です。

 2ヶ月近くハヤテが読めないというのは寂しいですが、今まで全く休載せず週刊連載を続けてきたことを考えれば、少し休んで話を作る時間があってもいいのかなと思います。
……という記事を前日時点で準備していたら、休むわけじゃなくて他の仕事をやるそうですが、ともあれ復帰を楽しみに待ちたいと思います。

 来週以降は「週刊ハヤテのごとく!」なるものがサンデーに掲載されるようなので、その内容に注目といったところでしょうか。


再読のススメと話数の対応



 さて、2ヶ月もの間ハヤテが読めないとなると、我々ハヤテブロガーは更新ネタに困ってしまうわけですが(突っ込み禁止)、むしろこの機会にハヤテを再読し、溜まった伏線や放置された布石を整理しておくのはどうでしょうか。

 ここまで350もの話があったわけで、結構忘れていることも多いですし、今読み返すと最近の話を踏まえた新たな発見も多いことでしょう。例えば349話ではナギたちがラーメンを食べに行きましたが、あのラーメン屋は下田へ行く途中ナギが訪れた店と同じ名前だったりします。

 そんな訳で、ハヤテファンの皆さんはこの機会に一度、これまでの話を再読してみるのも良いのではないでしょうか。


 そして、ブロガー的にはやはり再読して思ったことを記事として発表したいですよね! そこで個人的にネックなのが話数の対応です(強引な話のつなげ方)。

 なぜかこの作品の話数は単行本ごとにリセットされ毎回第1話から始まるんですが、サンデーでは当然これまでの通算話数で表記されるので、同じ話のことを指す数字が2種類出てきて面倒なんですね。
 個人的には何巻何話という表記よりも(通算)第何話という表記のほうがシンプルで好きなんですが、流石に350話にもなると印象的な話以外は通算話数を覚えていない上、単行本で調べても通算表記に直すのが面倒だったりで。

 そんな訳で話数を相互に変換するスクリプトを書いてみました。自分用に書いただけなので需要はそんなになさそうですが、まあせっかくなので更新ネタにしてみようかと。


話数変換スクリプト



 出来上がったスクリプト。サンプルはサイドバーに置いてあります。数字を入力して、変換したい方向のボタンを押すだけの簡単設計! 出てくる結果も合ってる……はず。

【更新履歴】
 2014.09.06 41巻10話(外伝)に暫定対応
          ・通算話数"ex"表記です
          ・ひどいコードなので近々直します
          ・本記事のこれ以降のスクリプトや式はまだ直してません
 2013.05.07 Enterで実行するよう修正
 2012.01.04 スクリプト公開


<script type="text/javascript">
<!--
function check(key){
  if(key || key == 0){
    return key;
  } else {
    return 13;
  }
}
function magToCom(key){
  var code = check(key);
  if(code == 13){
   s = parseFloat(document.trans.magazine.value);
   if(s <= 9){
   m = 1; n = s;
   } else if(s <= 20){
   m = 2; n = s-9;
   } else if(s <= 31){
   m = 3; n = s-20;
   } else if(s <= 41){
   m = 4; n = s-31;
   } else {
   m = Math.floor((s+13)/11); n = s-11*m+14;
   }
   document.trans.comic1.value = m;
   document.trans.comic2.value = n;
  }
}
function comToMag(key){
  var code = check(key);
  if(code == 13){
   m = parseFloat(document.trans.comic1.value);
   n = parseFloat(document.trans.comic2.value);
   if(m == 1) s = n;
   else if(m == 2) s = n+9;
   else if(m == 3) s = n+20;
   else if(m == 4) s = n+31;
   else s = 11*m+n-14;
   document.trans.magazine.value = s;
  }
}
// -->
</script>

<form action="#" name="trans">
<dl>
<dt>第<input name="magazine" type="text" style="width: 3em;" onkeypress="magToCom(event.keyCode);" />話</dt>
<dd><input type="button" value="↓" onclick="magToCom()" /></dd>
<dt><input name="comic1" type="text" style="width: 2em;" onkeypress="comToMag(event.keyCode);" />巻<input name="comic2" type="text" style="width: 2em;" onkeypress="comToMag(event.keyCode);" />話</dt>
<dd><input type="button" value="↑" onclick="comToMag()" /></dd>
</dl>
</form>

<p><a href="http://ataraxia.blog20.fc2.com/blog-entry-796.html">About this script</a></p>


 もうちょいスマートな書き方があるかもしれないし、Enterキーを押したら結果が出るようにとかしたかったですが、Javascriptはよくわからんので今後の課題ということで……。(2013.05.07追記:Enterで結果出るようにしました)
 まあこれでも記事を書くときはそこそこ便利なんじゃないかなー。自分はこれがあると割と楽です。

 ちなみにこのスクリプト、各巻11話収録であることが前提になっているので、今後何らかの事情で1冊に10話以下あるいは12話以上収録された場合は計算結果が合わなくなります。その時は修正するつもりですが、忘れてるかもしれないのでもし使いたいという方がいればご注意ください。


 以下では、スクリプト中に書かれている式の解説というか、変換式の導出過程を書いておきます。興味ない方は飛ばしてください。いやまあそもそもこの記事自体、ごく限られた層しか興味なさそうな内容ではありますが!

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| ハヤテのごとく! | 23:40 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年はだいぶブログから離れていた1年でした。
震災とか正直あまり関係なくて、むしろリアルでの環境の変化が原因だったりはしますが、実質活動はTwitterくらいでした。それを活動と呼んでいいのかどうかはわかりませんが、流石にもう少し何とかしたいなと。

そんな訳で、

今年は頑張ります!

という所信表明。

毎年年明けに言ってる気もしますが、今年はもう少し目に見える形で頑張りたいと思います。
年明けちゃいましたが、2011年のランキング記事も書きます!

今年のぷらずまだっしゅ!の更新にご期待ください|・∀・)ノ

| 雑記 | 23:45 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

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