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「ハヤテのごとく!」日比野文の役割について考えてみる

ロリマリアさん可愛いなあ…。

えー、そんな訳でとっくにあけましたおめでとうございます。
年明け早々忙しかったんですが、何だかんだで一つ山を越えました。もうしばらくこんな状態が続くと思いますが、気長に待って頂けると嬉しく思います。2008年もよろしくお願いいたします。

さて、早速今週のロリマリアさんについて熱く語ろうかと思ったのですが、その前に。今年に入ってから「ハヤテのごとく!」には新キャラ・日比野文が登場しましたね。
このキャラについては色々と議論されていて、自分も色々と書きたいことがあるんですが、まずは日比野文について思った事を軽くまとめてみる。今更感はありますが、自分の言葉でこのキャラについて考えてみたいと思ったので。


日比野文の第一印象。可愛い。
このキャラのジャンルを考えるのなら、やはり天然系とか不思議系になるのでしょうか。天真爛漫、自由奔放、純真無垢。似てるキャラを挙げろ、と言われてもすぐには思いつきません。
日比野文が合わない、あまり好きじゃないといった意見もちらほら耳にしますが、僕はこのキャラ好きですね。このキャラに関する評価は二極化している印象を受けます。

日比野文が後に生徒会長になるという情報が明かされたという事は、日比野文が生徒会長になる話が作中では描かれない可能性が高そうです。
畑先生の話の作り方を考えると、日比野文が生徒会長になることを示唆する伏線をじっくり張った上で、生徒会長交代イベント(ヒナギク→日比野文)を描く可能性が高い。それをせずにいきなり明かすと言う事は、あまり深く描く気がないということなんじゃないかなと。軽く後日談的に描かれる程度でしょうか。

バックステージで言及されていた日比野文の母親とハヤテの接点はさっぱり分からなかったのですが、聞いた話では75話で借金の取り立てにあっていた人だとか。
言われれば確かにそんな気もしますが、日比野文が重い病気にかかっていたとも考えにくいので、白皇への入学金を奪われないための口実とかだったのかもしれません。ちょっと確証はないです。


さて、日比野文のポジションに関して。
バックステージの「普通の新入生」という言葉を見て「西沢さんとポジションが被るのでは」と思った人もいるかと思いますが、本編を読む限り、どう見ても普通キャラではありません。

日比野文は唐突に考えられた新キャラと言う事で、ハヤテのごとく!という物語本編(ハヤテ達を巡る物語の根幹)には絡んできません。
その上で、日比野文の役割を考えるのなら、白皇学院におけるハヤテ達の存在感や非日常性を際立たせる、日常側の住人としてのものなのではないでしょうか。

「日常側の住人」という表現ですが、日比野文編の一つ前、西沢さんの話がありました。あれは、ハヤテが西沢さんと同じ世界で生活を続けていたら…という仮定、ifの話です。
その時ハヤテが多用していた「普通」という言葉を考えると、ハヤテのごとく!という物語における「日常」の基準は西沢さん側にあると考えられるんじゃないかと。今のハヤテの生活はハヤテにとって既に日常ではあるけれども、それはこの世界においてはあくまで非日常側であるんだと。
つまり、日比野文は白皇学院内における「普通」の役割を担うだけであり、「普通キャラ」ではないのですね。「普通」の役割についてはまた今度、西沢さん絡みの記事で触れようと思います。


物語では、学校を構成するその他大勢の生徒にはスポットが当たりません。そのため、物語に関わってくるキャラのみにスポットが当たる事になります。ハヤテ達は周りからどう見えているのか、どう見られているのかを見るための、その他大勢側の代表。それが日比野文であるというわけです。

物語本編にあまり関わらないという点では、日比野文はいいんちょたちザ・生徒会役員と同等です。彼女達も「モブキャラ」ということで、本編に深く絡んでくる事はないはずです。
ですが、彼女らはハヤテやヒナギクと親しいため、彼らを客観的に見る「その他大勢」側ではありえない。そこで、ハヤテ達に対する客観的な視点として、外から新たな視点を持ってきた。特に深い設定は無いというこのキャラの役割を考えるのなら、そんな感じになると思われます。

実際にそう機能しているかどうか、それはまた別ですが、バックステージ
>学校の奇怪な人々に普通の新入生が会っていき
>『私の学校生活は大変そうです……』と締める話

という記述の「奇怪な人々」というのは、ハヤテ達側からの視点ではありません。日比野文は、ハヤテ達が周りから見ると「奇怪」であることを描くためのキャラである、と言えるかもしれません。


彼女が後の生徒会長になるのなら、スポットが当たっているキャラたち、すなわちハヤテ達が学園を去った後の、ほとんどその他大勢で構成される白皇学院の様子を描くこともできる。描かれるとしたら後日談的な形でしょうけども。

何はともあれ、僕はこのキャラ好きですよ。物語本編に絡まないとはいえ、つなぎの話や一話完結などで積極的に登場して欲しいキャラです。

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1/31:スマブラX
2/21:世界樹2

・・・更新再開はもうしばらく先になるかと思います(ぁ

アンケート『あなたは日比野文の行動&発言を許せますか?』

日比野文が好きな人、肯定的な人は日比野文の行動に対し「これどうなのよ?」と疑問を抱いたりはしないと思いますし、むしろその行動が好きな人もいるわけで、「許せる」というのは違うんじゃないかと。
逆もまたしかりで、「好きじゃない」と「許せない」は必ずしもイコールではないでしょう。「許せる」「許せない」では極端すぎて、日比野文に対する賛否比率とは微妙にズレた結果が出るような気がするのですが・・・。
自分も結果を楽しみにしてはいるのですが、ちょっと気になったので。

| ハヤテのごとく! | 18:07 | comments:3 | trackbacks:0 | EDIT

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