劇場版
「天元突破グレンラガン」螺巌篇を観てきたんですが、実に面白かった!色々とパワーアップしていて、TV版を見た人も見てない人も楽しめると思います。
そしてグレンラガンは本編もさることながら、主題歌の本編とのマッチっぷりが素晴らしすぎる。「空色デイズ」「happily ever after」「続く世界」「涙の種、笑顔の花」全部好きだ…。
さて、
「ハヤテのごとく!」223話はビーチバレー編の続き。覚醒したヒナギクがとにかく凛々しくてかっこよくて可愛くてですね、ああ、やっぱり自分はヒナギクというキャラが大好きなんだなあと再認識。
「白皇学院生徒会長桂ヒナギク。私はどんな勝負も負けたりはしないわ。」 この台詞はもちろん
「私のことをナイチチと呼ぶような輩との勝負に負けるわけにはいかない」という意味がありますが、
「西沢さんとの恋の勝負にも負けられない」という意味も含んでいるのかもしれません。
か弱いままではビーチバレーに負けてしまうけど、か弱さを捨てても恋の勝負の負けが決まる訳ではないのだと。
「ビーチバレーという名の何か」略してビーチバレーは続きます。ヒナギクは「か弱いと思われていたのにメチャクチャにされた」と思っていて、ハヤテは「いつものヒナギクさんに戻った」と思っている。
これも一種の「すれ違い」ですね。か弱い演技なんていつかはボロが出るわけで、ありのままの自分を好きになってもらってこそですよ。いつかヒナギクも気付くでしょうか。
ギルバートは「女の子は水着で試合をするのがルール」と往生際が悪いですが、自分用のヒナギクムービーを撮りたい花菱さんもそれには同調。そしてヒナギクはハヤテの前で水着になるという事に対し葛藤します。
>そりゃ私だって…最初は水着で出ようと思ったわよ…
>けど…
>ハヤテ君の前で…水着になんて… 最初は水着で出ようと思っていた、というヒナギク。けれどハヤテの前で水着姿になることが恥ずかしくて、服を着たまま出てきたようです。
アニメやら人気投票1位カードやらで忘れがちですが、ヒナギクは基本、作中でハヤテに肌を晒してはいません。つまり、ハヤテに水着姿を見られるのが恥ずかしいというよりは…
胸が小さいのが恥ずかしいんじゃないですかね。
そんなわけで、満を持して水着姿を披露したヒナギクでした。その姿はサンデー本誌で確認していただくとして、
コトブキヤのフィギュアの完成度の高さを再認識。大丈夫、胸小さくても可愛いよ!
さて、ビーチバレー勝負に勝ったヒナギクとハヤテ。
さっきの話の続きをしようとすると、ヒナギクは再びハヤテの前から再び逃げ出してしまいますが、ナギが「追いかけていってやれ」と言います。
「ヒナギクのおかげで助かったんだ…お礼くらいしてやらないとな。」 このナギの台詞は非常に気になります。ナギはヒナギク→ハヤテのベクトルについてどこまで気付いているのかということです。
ナギの言う「お礼」というのは、「ありがとうございました」という意味ではないでしょう。言葉でのお礼であれば、1ページ前で言っていますし。つまりこれは
『ナギからの』お礼。
同じようなシチュエーションは前にもあって、下田編における
「西沢さんグッドエンド」の時。西沢さんを下田まで送ってやれ、というのはナギなりのお礼だったと言っていいでしょう。今回はその時と状況が似ています。ナギはどこまで気付いているのか…。
ヒナギクに追いついたハヤテは「さっきの件」について話を進めます。
>「私…!! 自分から言うなんて事…!!」
>「わかってますよ。だから…前々から思ってた事を僕から先に言わせてください!!」
>「ええ?」 これまた以前に似たような展開がありましたね…。5巻における、旧校舎でのヒナギクとのやり取りです。
でもここまで似ていると、これはおそらく意図的で、以前にも同じやり取りをしたことに気付いたヒナギクが、違った返し方をしてくる…という展開なんじゃないかなあ。一応
「ギャー」で落ちてるんであれですが…。
また、ヒナギク視点における「告白かと思ったら全然違う事を言ってきた」というパターンも実は以前ありまして、16巻のヒナギクデート編、ラストシーン。
これも意図的であると思いたい。つまり、この2つの似たような展開は
「反復」であって、この後ヒナギクから「告白に近い事」が行われる、という展開になるのではないでしょうか。というか、これだけ似てて意図的じゃなかったら流石にネタ切れを疑いたくなってしまう。
事実、上の2回のパターンでは、ともに
・「いいわよ。ハヤテ君になら…何されても…」
・「私はね…観たい映画に誘われたからって…そんなの…好きな人とじゃなきゃ観に来ないわよ!!」
と、ハヤテに聞こえたか、恋愛感情を込めているかなどの違いはあるにせよ、ハヤテにある種の思いを伝える台詞を発しています。
となれば今回も、ヒナギクが思いを伝える台詞を、恋愛感情を込めて、ハヤテに聞こえる状態で、言うのではないでしょうか。言って欲しいなあ。
ヒナギクと西沢さんはまだ対等なライバル関係にあるとは言えないと思っているんですが、アーたん登場前にヒナギクが告白する事によって、
・二人とも思いを伝えている
・貸し借りなしのスタートライン
という二つの意味で対等な恋のライバルとして、同じスタートラインに立つ事が出来ます。
確かにGWでのヒナギク編は密度が低くて、今週も一つ一つのコマが大きかったし、今週まででまとまったんじゃないかとも思えるんですが、逆に考えるんだ。来週ヒナギクの告白シーンをドドンと持ってくるために、あえて話を分けたと考えるんだ。
つまり、ヒナギクが告白してくれないとなんかいろいろ拍子抜けってことです。頑張って欲しいなあ。次週、
ヒナギクが勇気を振り絞って告白する展開に期待!!□
「ハヤテのごとく!」ヒナギク可愛いよ。ホント可愛いよ。(222話感想)
流れ的に記事中では触れられませんでしたが、今週のラストページのハシラ
『「告白」心の中に思っていた事を、隠さずありのまま打ち明ける事。必ずしも良い結果には結びつかない行為。』には笑ったぜ。いいセンスしてます。
壽屋 (2009-01-10)
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