月曜日は午後から雨
車にカメラを積んだままだったので、用事で出かけたついでに港へ雨の風景を撮りに寄ってきました

港と言ってもフェリーなどが泊まる姫路港の表玄関ではなく、貨物船が停泊したり外国籍船舶から荷物の積み下ろしをしたりする裏の場所…


こういうゴチャゴチャした場所が大好きなのです(俺は変態か?)
社会人になりたての頃、買った車を自慢したくて姫路港に停泊していた外国籍船舶(ソビエト連邦の旗が掲げてあった)の前に駐車して写真を撮っていたら、船員たちが急に怒鳴り出して船から降りてきそうになったので、怖くなって逃げた苦い思い出がありました
ですから船に人影がないかビクビクしながらの撮影です(笑)

この時の時間は17時
もう少し暗くなりかけた時間帯の方がもっと雰囲気があったかもね
先日オークションで落札したフォクトレンダーの単焦点が届いていたら、どんな描写になったか気になるところですが…

「こんなところに入ってきちゃダメだぞ」って言われないうちにサクッと撮って帰りました
- 2024/04/30(火) 19:40:01|
- 写真散歩(姫路市内)
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またレンズを手に入れてしまった…
今回はMFレンズです
以前から気になっていたフォクトレンダーのMFレンズ
NOKTON 58mm F1.4 SL II です
NikonD810用の標準スナップMFレンズが欲しくて探していて、オークションで昨日落札しました
ヤフオより画像拝借ノクトン(Nokton)とは、ラテン語の Nokt-が「夜」を意味するとおり、開放F値がF1.5以上に明るい「ダブルガウス型」レンズです
ニコンでも「AI Noct Nikkor 58mm F1.2」を夜間撮影用に「ノクトニッコール」の愛称で1977年に販売
爆発的な人気で、現在も幻の銘玉レンズとして状態のイイ個体がなんと30万円以上の価値で取引されています
このNOKTON 58mm F1.4 SL II も夜景の撮影で使っている方も多いと聞きます
このレンズのネットでの評価や、作例をいくつも見て感じたのは、「柔らかいボケ」と「しっとりした描写、でもピントピークは芯がしっかりある」の2点…
最新レンズのようなキレや解像度なんかよりもこういった描写を狙う私は、D810だけではなくFinepixS3ProやS5Proにも積極的に使って行こうと思います
(意外とCMOSセンサーよりCCDの方が合うかも)
そしてこのレンズは「MFオールドレンズのオマージュ」的なレンズですが、マウント部の電子接点も備わっているので、D40でも露出計が機能してカメラ側で絞り設定ができるので、手持ち全ての一眼で使ってみようとは思います
狙いとして、得意の夜景より
「雨の漁港の情景」
「大阪などの下町」
「古い城下町スナップ」なんてしっとりしたシチュエーションが似合いそうだ…
そして私にとって
最後の「ニコンFマウントレンズ」となるであろうこのレンズ、手元に来るまで楽しみで仕方ない…
※これでニコンFマウントレンズが14本…
- 2024/04/29(月) 20:19:16|
- レンズ
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神社好きなカミさんと京都府福知山市にある「元伊勢(もといせ)」に行ってきました

元伊勢は、現在三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮(皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮))が、現在地へ遷る以前に一時的にせよ祀られたという伝承を持つ神社のことです
朝の8時に到着
既に駐車場は10台以上が停められていました
200段以上に及ぶ石段を登って到着した本殿
木の鳥居とは珍しい…

流石に「元伊勢」と呼ばれるだけに荘厳な造りですね
元伊勢は正式には「元伊勢内宮皇大神社」と呼ばれています

朝の陽ざしが眩しい
この時気温は既に25℃

本殿を囲うように100社近くの小社たちが祀られています


「龍灯の杉」です
この巨木に節分の夜、龍王が龍宮から天照皇大神に神灯を捧げにやってくるという伝説があるそうな…
枝ぶりを見ると、龍そのものに見えてくる

御祭神は伊勢神宮とおなじく「天照大御神」
明治45年に奉納された額で、よく色が残っています

本殿から約200m山に入ったところに「日室ヶ岳遙拝所」があります
ピラミッドに似た日室ヶ岳(岩戸山)は神霊降臨の神体山でその頂上には磐座らしき巨岩もあるそうな
そしてこの遙拝所は、「一願さん」と呼ばれ「一つだけ願い事をすれば叶う」という一願成就の信仰が古くから伝えられています

順番は逆になりますが、この元伊勢の内宮より5km南にある「外宮」を次に訪れました

歴史を感じる建物が多い


そして私が気になったのが、この案内板にもあるように
「御来光のレイライン」と「近畿五芒星」
富士山と、この元伊勢外宮と出雲大社が同じ緯度にあり、伊勢神宮をはじめ、近畿の重要な神社が「五芒星」の頂点に位置するということ…

「五芒星」の概念が日本に伝わった時期(奈良末期~平安初期)、「緯度・経度」の世界的標準が決められた時期(19世紀)、神社が建立された時代の我が国の測量技術を考えると「たまたま」という考えが一般的かもしれませんね…
でもこれを「たまたま」って切り捨てるのもあれかな?なんて思ったりして…
神社などを造営する際には、やはり何かの力を感じて造営する場所を古代人は決めていたんだと思います
高野山である修行僧が語っていた言葉を思い出しました
「不合理ことを信じる」その修行僧の語っていた言葉を要約すると
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最近は色々なモノが開発されて便利になってきましたね
なんでも合理化合理化…でもそれで私たちの心が救われないのはなんででしょうか…
人間が出来て、ロボットやAIが出来ないことが一つだけあります、それは『不合理なことを信じる』ということです
『不合理なことを信じる』からこそ私たちはロボットにならないで人間でいられる
では『神や仏が無い世界はお望みですか?』と言われれば私はそうとは思わない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということです
一人外宮に参拝に来た女性 私のカミさんではありません(笑)不合理なことを信じるか…
全ての「信仰の神髄」の一つはそういうことなんでしょうね
難しい話でスイマセン…
- 2024/04/28(日) 20:40:26|
- 写真散歩(兵庫県外)
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自転車に乗って南方面へ
海を目指しました

マンションを出ると同時に雨がポツポツと…
予報では小雨が降ったり止んだりだったので、そのまま走り続けました
今回の組み合わせです
雲ってトップライトの期待でない条件では、何故かフジのCCDを使いたくなる
考えたらFinepixS5Proにこの45㎜は初めての組み合わせでした

海に繋がる水路の町
私はこのアングルが好きでいつもこの構図で撮ります

「うだつ」のある家、閉まった商店…
古くからの海沿いの町ならではの風景

こういう風景は大のお気に入り


ゆらめく波にピントを合わして

このレンズは開放よりもチョイ絞って風景を狙った方が本領を発揮するような気がします

フェリー乗り場裏の船着き場には警察や海上保安庁、消防局の船が多かった

えぐいくらいの錆だ(笑)


排水口(?)の継ぎ手にピントを合わせる
結構シャープに捉えていますね
だって2006年まで販売されていたレンズですからね

昔活躍していた灯台(日本初のコンクリート製の灯台らしい)は、フェリー乗り場前の公園に移設されています

最後は何気ない風景
でも気になった風景

雨脚が強くなってきましたのでそろそろ帰ります
GWの初日は近所の自転車散歩でした
- 2024/04/27(土) 11:55:58|
- 写真散歩(姫路市内)
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日曜日の午前中、用事で出かけた先の途中で寄った「梅ヶ谷地蔵尊」です

かつては後醍醐天皇も参拝に来たとされる梅ヶ谷地蔵尊
関西全域から参拝者も絶えなかったと記録されています

お堂の中での撮影

水子の地蔵さんも多く奉納されています

本尊は約千年前の石仏のお地蔵さん(延命地蔵尊)で、右に子授地蔵尊、左に知恵地蔵尊を配しております
御本尊は本堂奥のかなり暗いところにおられますので今回は撮影せず

お堂の周り


お供えの花はまだ新しかったです

日曜日は早朝散歩が終わった頃から朝から霧雨が降ったり止んだり


私は20分ほどいましたが、結局私以外の参拝者はいませんでした
そのおかげでじっくり撮影出来ましたね
- 2024/04/25(木) 06:46:52|
- 写真散歩(姫路市内)
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ネタが尽きたので、久々の仏教ネタ…
先週土曜日に訪れた高野山の「奥の院」

長い回廊
数えきれないくらいの墓標の数…
有名な戦国武将のお墓もあれば

無名の人々の墓石が置かれています
一説によると数にして20万基ともいわれていますが、地面を掘ったら古い墓石が無数に出てくるので、総数なんて誰もわからないでしょうね…
墓石が風化して土になっても
その上に新しい墓石が建つ
それが1000年間以上繰り返されてきた…墓標以外にもお地蔵さんの数も多いです

微笑むお地蔵さん

この奥の院は、一般的には「墓場」あるいは「霊園」なんて思っている方も多いと思いますが
実はもっと重要な意味があります

墓石以外に数多くの「一石五輪塔(いっせきごりんとう)」が置かれています
これは墓石なんか建てられない、身分の低い人々が遥か遠方からやって来て置いて行ったもの…
先祖供養や親近者の供養のために危険を冒し、当時としては遥か遠い国から携えて来たと思われます
そしてこの奥の院にようやくたどり着き、この五輪塔を置いて息絶えたものも多かったでしょうね…

空海が特に信仰したのが
「弥勒信仰(みろくしんこう)」釈迦(ブッダ)がこの世から去って「末法」といわれる荒れた時代が始まります
そして56億7,000万年後に「第二のブッダ」として弥勒菩薩(みろくぼさつ)さんが、人々を救うために地上に降り立ちます
この世の三カ所で弥勒さんが降臨すると言われ、その一カ所がこの「奥の院」ということです

奥の院の御廟で現在もなお修行している空海もそれと合わせて復活して、弥勒さんと共に人々を救済するということです
ですから56億7,000万年後はこの奥の院が、
武道館や東京ドーム顔負けの、弥勒さんと空海さんの有難い説法を聴ける
「救済オンステージ」になるわけです!

つまり奥の院で、墓石や一石五輪塔などで祀られている人々は、身分や老若男女問わず
56億7,000万年後の
オンステージを待っているわけですブッダが亡くなったのが通説では紀元前544年なので、細かく言うと56億6,999万7,442年になります
壮大な話です
しかしそれまで写真のキャラクター「こうやくん」を含め人類は存在するんだろうか…
5,669,997,442年後に会いましょう!
- 2024/04/23(火) 06:21:55|
- 仏教
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今朝の早朝散歩から…
昨日の高野山で2万歩近く歩いて、痛む足を引きずりながらの散歩になりました
今回はあてもないので「場末感(ばすえかん)」満載のモノを狙って彷徨います
久々の怪しげな地下街へ突入

地下に降りる階段に足を踏み入れいるときは「誰かいないだろうか」とビクビクしています(笑)

マニアックな「アンダーグラウンド感」満載なライブハウス


地上に出ます
置かれたままの自転車(まわりは誰もいないので盗難車か?)

競馬がデザインされたラベルのワンカップ
姫路競馬場で大穴を当てての乾杯か?
大負けしてのヤケ酒か…?



下町の朝って感じの写真

カメラを向けたら「撮るんじゃねェ!」って怒っているようにみえたネコさん

「こんな場末感満載の写真ばかり撮っていて良いのだろうか?」という私に
「いいじゃん、たまには」って彫刻のオネエサンも言ってくれているように感じた…

二週間ぶりのコーヒー店

マスターに
「高野山で仏像を満喫してきましたよ」って自慢気に言ってやろうと思いましたが、私が入店してすぐに満席になって忙しそうだったので会話は無し(笑)
- 2024/04/21(日) 18:29:21|
- 写真散歩(姫路市内)
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本日、会社の仲間を連れて高野山へ行ってきました
一日に2回行われる「生身供(しょうじんく)」を見たいために…
弘法大師が入定して1200年間も絶えず続けられたこの生身供
今でも御廟内の石室に籠って修行を続けていると言われている空海に食事を届ける儀式で、1日2回(6:00と10:30)行われています
御供所にて調理された食事は嘗試(あじみ)地蔵での味見を経て、2人の僧が白木の箱に納めて御廟へと運んでいきます
先頭には空海の世話役としての役どころを受け持つ「維那(ゆいな/僧侶の職名)」が歩き、御廟橋を渡って空海の元に食事をお供えした後、読経して再び御供所へと戻ってきます
10:30に二回目の生身供が始まります
まず維那が嘗試(あじみ)地蔵の前で読教を始めます

空海の食事を入れた櫃(ひつ)を担いだ僧侶が御供所から出てきます

しかしこのお地蔵さんも1200年もの間、空海さんの毒見を続けているので気の毒ではありますね
そして維那が先頭を務め三人揃って弘法大師の元へ出発

基本的には精進料理なので魚や肉は使えませんが、パスタやシチューなどの洋食もあるそうな
料理を作る僧侶も、過去の先人たちが残した献立表を見て「更に先輩たちよりも美味しい料理を考えるのも修行の一つです」と、あるドキュメント番組で語っているのを見ました
この生身供の時間に合わせてギャラリーもたくさん集まっていました

そして御廟橋を渡っていきます

現在の御廟の中にいる空海の模様は代々維那で他言した人はおらず、そのために現在でも生前と同じ姿(ミイラの状態)で座っているのか、代わりに木像があるのか、何もない神聖な空間に食事を届けたり引いたりしているのかこの維那以外誰一人知らないといわれています
毎年御廟内にいる空海の衣替えをするのもこの維那の役目です
私は4年ぶりに拝むことができたこの生身供
次回は深夜から高野山に向い、早朝6:00からの生身供を拝んでみたいものです
- 2024/04/20(土) 22:31:49|
- 写真散歩(兵庫県外)
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日曜日の午後
あてもなく自転車で彷徨ってきました

今回のカメラと愛車は以下の通り
私にとって使い心地の良い「スナップシューター」の組み合わせ
Nikon D40 Nikon45㎜F2.8P老体の自転車ですが、先日町内の自転車屋さんに預けてメンテナスしてもらってからは快調
BRIDGESTONE Orby 27 (2010年モデル)
ワンショルダーにカメラを放り込んで走ってきました
構図なんて気にせずひたすら撮り続けました


ピントがずれても気にしない




やはり神社仏閣には寄ってしまいますね


日陰が恋しくなる季節が来たかな

混み合う姫路城の周辺に比べここは静かで別世界



この時の気温は23℃
猫さんも日陰にひっそりと…



こんな感じの自転車ぶらりでした
「とにかく何かを撮りたい」って気持ちが抑えられない時は、こうやってあてもなく彷徨うのもまたいいかもね
- 2024/04/17(水) 06:32:12|
- 写真散歩(姫路市内)
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姫路市お隣の宍粟市山崎町にある「シソラミチ」に行ってきた

中国縦貫自動車道の「山崎IC」真下、高架になっている歩行者通路が今年の2月に「ソシラミチ」として生まれ変わりました
地元宍粟市出身の芸術作家・植田志保さんと、地元の業者さんなど(もちろん行政を含め)が力を合わせられて完成したプロジェクトアートです

宍粟市のHPより抜粋…
「シソラ」は「宍粟(しそう)」と「空」の造語で、「空」は通路を利用する人々の“心の空”をイメージし、そこへ「シソラ~♪」と楽しそうな心弾む音符のイメージも重ねて表現されています。
「ミチ(道)」はつながりの場所を表し、通路を連想するとして加えられました。
だそうです
そして
「おかえり」を感じる場所をイメージしているそうな
プロジェクトのYouTubeです


何も描かれていない歩行者道路の頃は、暗くて寂しい通路だったんでしょうね

通路の中央に、高架の上に登る階段がある

気持ちイイ青空が広がっているではないか!

上がってみると、中国縦貫自動車道の山崎ICの料金所ではないか
高速バスのバス停に繋がっているそうです


こんな感じのシソラミチでした

「帰ってきたくな場所」か…
素晴らしいコンセプトではありますね
- 2024/04/15(月) 06:57:51|
- 写真散歩(兵庫県)
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