今日、注文していた写真集「PERSONA(ペルソナ)最終章」が届きました
まだ一部しか見ていませんが、少し覗いただけでも凄い緊張感を感じました
観ていて何故か
「疲れ」を覚えたのも事実舞踏家の吉本大輔さん
「最終章」の前の「PERSONA」の表紙を飾った人でもあります
鬼灯市に来ていたという青年
鬼海さんは私の持つカメラ雑誌で語っていました
「他人を撮るんだけど、ただ他人として見ていたら”免許証”ぐらいにしかならないよ」
「彼らを撮るときに撮影場所までの連れて行くのが第一だから50m以上離れると難しい、相手を知ることより緊張感が大事なので、会話はあまり交わしません」
刹那で出会って分かりつくせない存在だから”人”は面白い存在なんでしょうかね
つまり中身を分からないまま、「この人は何を考えているんだろうか?」と分からいからこそ面白いんではないかと、鬼海さんは語っていたんだと思いますね
昨夜、屋台の売れ残り焼きそばを
段ボールで買ったと語る人
撮影時は被写体の人間と緊張感を保ちつつ撮影に挑む
出来上がった写真集を観ることで鬼海さんと同じように「知らない人」と向き合う緊張感を楽しむ
百貨店勤務だという人
写真集のタイトル「ペルソナ」とは仮面の意味
つまり内面の分らない市井の人々を撮り続けるあるいは観ることで緊張感を愉しむ
そんな写真集なんでしょうね
「味気ない世の中になった……」とこぼす人
これでしばらくこの写真集は閉じておきます…
年末年始のお休みに日本酒を飲んで
「さあじっくり観るか」という感じで
205人の肖像たちと向き合おうと思います
観終わった後は、緊張感から解放された「心地よい疲れ」を愉しみたい
良い写真集と出会いました
マニアックな内容でスイマセン
- 2024/12/19(木) 19:20:31|
- 写真
-
| トラックバック:0
-
| コメント:8
久々に写真集を注文しました
(届くのは今週末)
鬼海弘雄さんの
「PERSONA(ペルソナ)最終章」鬼海弘雄さんは私が今好きな写真家三人の一人です
(他はセイケトミオさん・加納満さん)
絶版(というか在庫が無い)になって再販を望んでいたのですが、先日Amazonで「在庫有」を見て思わず食いついた
価格は1万円超とチョイお高いが、以前から欲しくて仕方なかったのでね
だってこの「最終章」の前作、2004年発刊「PERSONA(ペルソナ)」は絶版となって久しく、中古でも程度のイイやつだったら5~7万円で売っているもんね(さすがにそっちは出が出せない)
鬼海さんの写真集は買ったのは初めてです
表紙の写真のタイトルは
「ギンヤンマのような娘」
※画像は注文したAmazonのサイトから拝借こんな感じで、浅草でたまたま通りかかった人を呼び止めて撮った写真ばかりで、写真タイトル(キャプション)は独特の口調で、ユニーク
他にも
「タレント志望だという青年」
「ただ頷くだけで、一言も話さなかった人」
「ちびりちびりとワンカップ焼酎を呑んでいた人」
などなど…
205人の肖像が収録されおり、
被写体になった人たちは
それぞれに個性的で
強い存在感を放つハッセルブラッド&ツァイスのPlanar80㎜を使って市井の人のポートレイトを撮り続けてきた鬼海弘雄さん
2020年にお亡くなりになりましたが、今でも写真展が全国あちこちで開かれています
実は今年の5月に神戸で開かれたのですが、予定が合わなくて行けなかった(泣)
この年末年始の休みは、この写真集でじっくり鬼海弘雄に染まりたい…
届くのが楽しみだ
- 2024/12/17(火) 00:13:36|
- 写真
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6
ネタがなくなったのでモノクロについての独り言…
前回の「モノクロ考」でモノクロの立体感について語りましたがその続きです→
リンクこれまでモノクロで撮ったもの、カラーで撮って後でモノクロ化したものをいくつか…
並んだ「Ricoh オートハーフ」たち

積もった雪に木の枝の隙間から冬の弱い日差しが…
カラーだったらこんな立体感は出にくいのかな

木彫り職人の工房

浮き出た血管
シャツのしわ

2階の窓越しの瓦屋根

踊り場での手すり
ねじれた手すりに職人の技量が出ますね

やはり色情報が無くなることで純粋に写真に向き合う気持ちが出るのでしょうかね?
「モノクロは被写体を選ぶ」なんてどっかで聞いたことがあります
それはレトロな物・なつかしい情景なんかが一般的には当てはまるんでしょうけど、それ以外にもあるんだろうか…
それを確かめるために今度は最初から全てモノクロモードで撮ってみようかな
- 2024/11/20(水) 10:34:47|
- 写真
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6
ネタが尽きたので私の撮った写真から
「神戸浮きドック」

「KOBE」って、オシャレでフォトジェニックで「映える」とイメージする人が多いと思います
しかし本来の「神戸」はこの地なんです
半分くらいは過去にアップした写真ですが…

平安時代末期には、平清盛がこの近くに大きな港を築いたのですが、鎌倉時代以降は衰退
江戸時代までは漁村が点在する浜辺でしたが、幕末に神戸港として開港し西洋船の改修をメインとして発展していったのがこの辺り
ですからこの神戸浮きドックあたりが「神戸発祥の地」といって過言でない(と力説)





構図がどうのこうの…
映える写真?
なんてのを意識をせずレンズを思うがままに向けました



こんな感じの写真集を自費出版しようかな(嘘)
- 2024/06/15(土) 06:52:57|
- 写真
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6
写真ネタが尽きたので「色相」を変えて遊んでみました
画像編集ソフトの「Photoshop Elements2021」を使ってJpeg画像の色相を「ブルー系」に変換しました



レトロなモノやアンティーク調のモノが似合いそうですね




雨の日の重い空気感も強調されますね

暇つぶしで遊んでみました
デジタルだからできる遊びですね
- 2024/05/09(木) 06:51:33|
- 写真
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6