「あっしには関わりのない事でござんす」
このセリフ知っている人、もう歳ね
今から40年以上前の時代劇「木枯し紋次郎」での決め台詞です。
主役である、無宿の渡世人の紋次郎が何かにつけこのセリフを吐きます
渡世の旅先で紋次郎は人助けの為に首を突っ込むばかり、いつも刃傷沙汰になってしまう。命がけで解決してあげたのに結局、渡世人には堅気の人は冷たい仕打ちを…
自分は人と極力関わりを持つことなく生きていこうとする、そういう紋次郎の思いの集大成があのセリフなんだろうな~
結局「巻き込まれがち」な人の魂の叫びと捉えていいのではないだろうか…
「人の関わりを全く持たないで生きていけたら素晴らしい」なんて思っている人結構多いのではないのでしょうかね
でもそうもいきませんね
ある脳学者が言っていた言葉が思い出されます
「他人から『あなたは素晴らしい人だ』と認められるときに得る快感は、性的な快感よりも凄い」
なんとなく解るような気がします
今日、関東と関西が同時に「木枯らし1号」が吹いた日でした

確かに北風が寒かった…

紋次郎の気持ちも分からないわけではないですが
でもやっぱり人同士が関わりを持ちながの世界の方が楽しいです
- 2017/10/30(月) 21:03:30|
- 独り言
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またまた休日の雨
休日の写真散歩はまたお預けでね
家で長~い独り言…
早朝の東大寺が好きで、夜明け前から姫路を出て早朝の東大寺境内をくカメラを持ってよくウロウロしていました
その時のスナップ(5年前)
東大寺の境内にある「手向山八幡宮」の参道です

朝もやのかかる背景をバックに鳥居と狛犬を撮りました
東大寺境内に神社がある不思議…
大きい境内を持つお寺には決まって神社や土地の神を祀る祠やお堂がありますね
お寺を建てる際に、まずその土地を昔から守っている神様にお許しを得て寺を建てる、そしてその土地を守っている神様にの為に神社やお堂を建ててお祀りをする…
まさに日本の宗教観を表しています
かつて6世紀に仏教が入ってきて、廃仏派と崇仏派の争いが起こり、崇仏派が勝利し仏教を受け入れることになりました
それまでの日本の宗教は神道のみで神様は目に見えない存在でした。それは「山の神」であったり、「川の神」「海の神」「木の神」「土地の神」とありとあらゆる場所に存在・降臨してまさに「八百万(やおよろず)の神」状態でした。
そこに仏教が伝来して神道と融合。日本に元々いた神様が修行をして、それまで見えなかった神様が姿を現したお姿が「僧形八幡神(そうぎょうはちまん)」などとなったいう思想。
中世ヨーロッパのアチコチで起こった宗教戦争は、自分たち以外の宗教は認めないとする考えで起こったものですが、日本って新しい宗教や思想に寛大で、新しくやってきた思想(仏教)も融合して受け入れてします。こんな国世界中に探してもありませんね。
しかし融合して多少変質した仏教を、釈迦が生きていていて見たら、思わず「なんじゃこの国は!」と思うだろうな…
日本で神道の思想などと融合して造られた「稲荷神」「布袋」「金比羅」なんかを見たら「ワシの教えにないぞ!」って怒るかも(笑)
そもそも本来の釈迦の教えもインドや中国で変質していきましたが…
芥川龍之介の短編「神々の微笑」を読みました
戦国時代、宣教師のオルガンティーノ(この人は実在した人です)は日本でキリスト教を広めようと全国を歩き回って布教をやっている。その彼の前に日本古来の神が老人に姿を変えて表れ、問答するという面白い内容。
神が言う
神「あなたは天主教(キリスト教)を日本に広めようとしていますね。それも悪いことでもないかもしれません。しかし泥烏須(デウス)もこの国に来ては、きっと最後には負けてしまいますよ。」
オルガンティーノ「泥烏須(デウス)に勝つモノは無いはずです」
と反論を試みるが…
神「ところが賽際はあるのです、まあ御聞きなさい」
と中国の孟子や孔子の教えや釈迦の教えもこの国では変質しまったと延べ「泥烏須(デウス)のようにこの国に来ても勝つモノはない」と言う
これに対してオルガンティーノは「今日も侍が三人キリスト教に改心した」と言うが
神「しかし我々の力は破壊する力ではなく造り換える力なのです」
更に
神「我々は木々の中にもおります、浅い水の流れな中にもおります。何処にでもまた何時でもおります。御気をつけなさい、御気をつけなさい…」
咀嚼・融合・変質させて受け入れる
日本人の「寛大さ」といったらそうかもしれません、これまで日本国内で宗教戦争ってほとんど起きなかったことを考えるとそう思わざるを得ません
しかしその「寛大さ」が最近薄れ始めていると感じます
チョットしたことで怒ったり、自分の意見のみが正しいと思ったり…
そういったことが元になって起きた事件があまりにも多すぎます
もう一度、日本の宗教観も元である「寛大さ」を思い出す必要があるのかもしれませんね

長い独り言でした
聞いてくれてありがとうございました
- 2017/10/28(土) 12:02:41|
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長男が二度目の大学のモンゴル研修から帰国して、昨夜久々に帰ってきました
今回のお土産はクッキーです

前回の「口の中の水分を吸い取る」ビスケットような食べ難くなくけ結構美味しかったです

缶の底にあるステッカーを読むと「MADE IN CHINA」だって…
海外で買ったクッキーって売られていた国とは関係ない国の製造って話をよく聞きますね
まさに無国籍クッキーって言ったところか…
グアムやハワイで買ったマカダミアナッツのチョコもパッケージを見ると「MADE IN CHINA」だったなんて話をよく聞きます
長男に「このクッキーどこで買ったの?」と訊いたら
「ウランバートルのショッピングモールのおやつ売り場や」と…
お土産じゃないやん(笑)
今から久々に揃った家族4人で寿司でも食べに行きます
長男の大学院合格&次男の就職内定記念です
- 2017/10/26(木) 19:28:41|
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今度は次男(18歳)が風邪ひきました
今はほぼ回復に向かっていますが
恐らくカミさんから頂いたものと思われます
マンションに3人住まい(長男は岡山で住んでいる)で私だけ大丈夫
次男が「オヤジは一緒に過ごしているのに風邪ひかんのか?」との問いに「バカは風邪ひかないって言うだろう」なんてくだらない返事をしましたが、考えると風邪なんて何十年もひいていません…
現在の若者は昔の人と比べて「免疫力」が落ちたって話をアチコチで聞きます。
私が子供の頃(45年くらい前)なんて鼻水を垂らしていた子供が何人もいたし、そんな子供も真冬に半ズボンで過ごしていました。また学校から帰ったらすぐに外に飛び出して走り回っていた思い出が…水道水はそのままがぶ飲み(カルキ味が思い出されます)、牛乳なんて日が過ぎて瓶のふちに塊が出来たようなものも平気で飲んでいました(別に自慢できる話ではないですが)
昔はこんな路地裏を走り回っていました(尾道の路地裏)別に昔のようになれとは言わないけど、こんな話を次男にしたら「オヤジも家でゴロゴロしているじゃん」なんて言われそう…
暫くの間、祭りの用事や休みの度に雨が降ったりと中々カメラを持って出かけられなかったが、これからドンドン外に出ようと思います
- 2017/10/23(月) 20:21:52|
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悪友(同級生)がよく私の携帯に電話を掛けてくる
セールス業をやっており、「昨日はこんなお客に腹が立った」「無理な要求をしてくるお客に参ったわ…」なんて愚痴を2週間に一度はかけてきます。
人間相手の仕事は大変だと、そんな電話を受ける度に思ってしまいますが、受けるこちらも聞いているうちにだんだん滅入ってきて(そりゃそうだ)、「心ここに在らず」と聞いているとそれが伝わって「電話切りたがっているなオマエ」なんて言い出す。ある程度ぶちまけたら気が済んだのか「ではまたかけるわ」なんて電話を向うから切る。
こっちは「やれやれ」…
今朝も8時くらいにかけてきやがった、会社に出勤前だったんだろうな…
本人はスッキリして会社に向かっただろうが、朝から聞いた本人(私)はチョイブルーになりましたわ…
まあ「愚痴」ってのは家族にも職場の仲間にも言いにくい事もあるはずなんで仕方ない部分もあるけど(でも聞く方は溜まったもんじゃないけど)
仏教の思想に「唯識(ゆいしき)」といういうものがあります
一言で説明は出来ませんが、自分が「常識」と思っていることが全てではないという教えでもあります
例えば「水」は私たち人間には生きるために必要な液体、でも魚にとっては住処やただの道路、このように常識から大きく逸脱した教えが唯識には多く含まれます。
「自分は正しいのだ、これが常識だ」と自己主張に固執するあまり他者と対立や闘争が絶えなくなる
「法律とかのくくりは別として、人間ってみんな自分が正しいと思っている生き物、だからいかに妥協しながら共存していくしかないのです」って法話をどっかで聴いたことがあります
「みんなオマエ自身を含め『自分が一番正しい』と思っているんだよ、だからそんなに落ち込んだり腹を立てたりしても自分が損をするだけだよ」なんて言ってやりたいが…

こんど機会があったら寺に連れて行ってやろう
- 2017/10/21(土) 18:21:01|
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今日行ってきました、期日前投票
我が家は数年前から選挙は期日前投票。
カミさんと18歳の次男と行ってきました(次男は初の国政選挙)
政治には関心はあまりない方ですが、選挙となるとやはり真剣に考え無くてはと思い、自分なりの想いで投票に臨んでいきました
次男に訊くと「インスピレーションで選んだ」と…
やれやれ…
先日、私並みにマニアックな友人とふらっと地蔵などの石仏巡りして来た時にたまたま撮った「道しるべ」

裏を見ると天保年間に造られたみたいで、これを見て多くの巡礼者たちが迷わず歩いて行ったことだろう
日本はこの先どんな道を歩いていくのだろうか…
- 2017/10/19(木) 21:47:00|
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昨日から熱が上がっていたみたい

そりゃ雨の中、何時間も実家の町の大屋台に付いて歩いて祭りを堪能していたんだもんね

私はマスクしていたのでアレルギーの咳が少し酷くなった程度で風邪まではひくことなく無事でした。
今カミさんは寝込んでいますが、晩御飯は昨日に続いてカレーなので簡単に済ませました
カミさんの弟も裸で祭りに練り子として参加していたので、あれから少し風邪気味だそうな…
みなさんお疲れさまでした
- 2017/10/18(水) 19:20:04|
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祭りのスナップを幾つか
まるで牢獄から囚人たちが助けをもとめているような…

神社の壁に設置された提灯立てに雨宿りしている人たちでした
大屋台が楼門を通過するのを待っているようでした
首をにゅっと延ばしたオヤジさんに気付かれないよう遠くから望遠で狙いました

「お面、売れないな~」
とマスク姿の店番のオネエサンの呟きが聞こえてきそうだ…

雨で濡れた神手(しで)が萎れている…


晴れていたら丸い形で華やかだったのに
雨の中、大屋台にカバーを掛けて練っている場面も

見ている方もずぶ濡れですが、担いでいる練り子たちの方こそ大変だったろうな
ご苦労様でした
来年は晴れますように
- 2017/10/16(月) 21:16:46|
- 播州の祭り
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本番の日も雨でした、しかも朝から終わりまで

神社の正面の楼門は国の重要文化財。ですから勝手に間口を大きく出来ない
従って大屋台が楼門を潜る時、屋根のテッペンの飾りを外して、練り子たちが大屋台を担がずに引きずって入場

門を潜ったら再び屋根の飾りを付けます

神社の境内では神輿の「喧嘩合わせ」が始まっています

3台の神輿がぶつけ合う神事、神輿を壊せば壊すほど神様が喜び五穀豊穣となる

とにかく人だかりが凄くて近付けずまともに写真が撮れない
その後、大屋台と神輿が神社を出て練り合せ場所である「広畑(ひろばたけ)」へ移動します
この祭りのクライマックスと言える、広畑での大屋台の練り合わせです
私もカミさんの実家が借りている桟敷席へ移動して観覧します
遠く先を見ると播磨灘を臨むことが出来ます

景色は最高ですが、雨の影響で山一面に作られた桟敷席もガラガラ…
灘地区の7町のうち3町の大屋台がこのとき集まっていました
今から練り合わせのはじまりです

2台が練り合わせを開始、どちらかの屋台が落ちるまで「我慢比べ」です

10分ほど練り合わせをして片方の大屋台が落ちた
落とさず練り続けた大屋台は勝利の「差し上げ」を行う

迫力はあるのですが、やはり雨の影響で例年に比べ大人しかったのは仕方ないか…
毎年なら4台並んで練り合わせしてのに…
安全第一を考えると仕方ないか…
来年は宵宮・本宮とも晴れることを期待!
ところでこの雨で、とりあえずジャケット装備でしたが体はびしょ濡れ、カメラも同様に…

大丈夫かなァ…
- 2017/10/15(日) 20:17:26|
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カミさんの実家は「灘のけんか祭り」の地区で、今日は「宵宮」です。
朝から行ってきました
しかし生憎の雨です。

今年は祭りの開催日が数年ぶりに土日と重なったので、雨にもかかわらず凄人出だ
だんじりもカバーが被せられている

傘を持ってなかったので雨宿りを兼ねて神社の拝殿裏から祭りを堪能

祭り好きな女の子、お母さんに抱かれて見ています

巨大な屋台をまじかに見て圧倒されているみたい

やはり祭りはやっているより見ている方が楽しい

担ぎ手もイイ顔しているぜ

見ている方も力が入ります

明日は本番の「本宮」。しかし今日より降水確率が高いようです
雨が降って延期になったら月曜日となり、見にいけません…
雨よ降らないで
- 2017/10/14(土) 15:03:40|
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