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悪いのは小泉改革ではなく、そのあとの安倍、福田、麻生なんだ

以前から、小泉改革で格差が拡大したとか、
人間らしい暮らしが失われたとか言っている人たちがいることに、
とても疑問を持っていた。

間違いなく言えるのは、2001年から2006年という小泉政権下ではなく、
そのあとの混迷の3年間つまり、安倍政権、福田政権、麻生政権という
何も決まらずに先送りされたどころか、小泉改革を後戻りさせた時代に、
日本の経済も何もかもが軸を失ったと言う思いだ。

でも「思い」なので、言わなかった。数字で証明されないと水掛け論だし。

ところが、どうも私の思いは間違っていなかったらしい。

貧困大国ニッポン! @joe's labo
>経済財政白書H21年版でも触れられたように、現実に小泉政権時代に起きたことは、明らかな格差の縮小であった。

経済財政白書H21年版の数字とは、これ。
家計調査による所得格差の減少

あきらかに2003、4、5年に落ちている。
2006年からあがっている。

小泉さんが首相だったときのことを本当にみんな覚えているだろうか。
もう4年前だよ?
今ほど、いろいろ言ってなかったよ。景気も良かったし、今よりはね。

80年代から90年代にかけて拡大した格差、90年代に拡大した非正規雇用。
そうした固定しかけた格差を規制緩和はまさに緩和したのに、元に戻ってしまった。

非正規雇用も小泉政権下で拡大したのではなく、90年代だからね。

結局、ある流れが出来たのに安倍と福田がぐつぐつにしてしまった。
そして、郵政民営化は反古になるらしい。

まさに、自民党をぶっ壊したのは小泉さんだった。
自民党は小泉さんへの反動勢力の台頭によって、結局壊れてしまった。

郵政選挙は国民の支持であり、それを守ろうとしなかった自民党はNOを突きつけられた。
民主党にYESを言った訳ではない。

今日の所信表明演説に対しても多くの意見があるだろう。
でも、鳩山さんの意見であって、民主党の政策という感じがしなかった。
鳩山政権は、よくも悪くも鳩山さんの感覚で進むのだろう。
私は決して好きではないが、それでやってみてどうなるかは見たい。

でも今本当に必要なのは、長期的なこの国のポジションニングとブランディング。
そして、アイデンティティの構築ではないのか。
日本の新しい方向性は「友愛」ではない気がする。

では何かというところまでは行かないのが悔しいのだけど。


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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
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