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1万時間は1日10時間で1000日:コンサルタントの習慣術

最近、また本が読めない状況が続いている。

iPhoneだの、TwitterだのTumblrだのやっていると、
ますます本を読む時間がとれない気になってくる。

すき間時間の有効利用でやれることと、やれないことを考えないとね。

それには「仕組み」化して、「習慣」にしないとね。

というわけで、この本を買ったわけです。

コンサルタントの習慣術 頭を鍛える「仕組み」をつくれ (朝日新書)コンサルタントの習慣術 頭を鍛える「仕組み」をつくれ (朝日新書)
野口 吉昭


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3時間ほどで読めましたけど内容は実は結構濃い。
平易な言葉で、こういう実践的なことを書けるというのは、
よほど自分の中でこなれているからだなと感心しました。

前先のこちらも大変ためになったわけですが、野口さんはためになります。

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書)コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書)
野口 吉昭


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関連エントリ:質問するチカラ、質問に答えるチカラ



目次(アマゾンのページから)
序章 コンサルタントの習慣術とは何か―レセプター(受容体)を開いて、常に進化するために
1章 習慣をマネジメントする―「習慣=それをしないと気持ちが悪い状態」を実現するために
2章 「考える力」を磨く習慣術―いつも「三つ」に分けて考える思考習慣を持つために
3章 「主体的な行動力」が身につく習慣術―ロードマップを描いて、着実に成長するために
4章 「新たなものを創り出す」習慣術―自分に刺激を与えて、パラダイム・シフトするために
5章 「打たれ強い人」になる習慣術―自分もチームも、逆境を乗り越えるために
6章 「人を動かすリーダー」になる習慣術―責任を全うする喜びを感じるために

野口さんが繰り返し述べるのは

・「1万時間」継続しよう
・「積小為大」、小さなことを積み上げよう
・「練習と実践のサイクル」をまわそう

ある道のプロになるには、どの分野であっても1万時間、そのことに専心することだそうだ。
私は、毎日3時間×年間300日×15年は、科学雑誌の編集という仕事をしてきたと思う。
量的には十分プロの領域だけど、質的にはどうかと自問自答した。

でも1万時間というのは、1日10時間やっても飽きないような対象を
1年365日で3年かかる。

松井秀喜が巨人に入団したときに長嶋監督が、真の4番にするために1000日計画といっていた。
松井はたぶん、その1000日で野球のことを考え続け、学び続け、実践し続けただろう。
それが彼をプロの野球選手の中でも真の4番といえる存在にしたのだと思う。

そこで、長島の1000日計画に愚直に取り組んだからこそ、今がある。

野口さんもこの本の中で「愚直さ」を説いている。
目的、目標、手段を決めて、
「見える化」で自分を把握し、
「ランドセルサイクル」で前倒しの準備をして、
「愚直に」継続する。

近道はない。ただひたすらに進むのみ。
習慣術は、まじめなリーダーになるためのコンサルタント術だった。

科学ジャーナリスト賞が発表になった

本日3時付けで、科学ジャーナリスト賞2009が発表になった。

「科学ジャーナリスト賞2009」が決定いたしました:JASTJ
【科学ジャーナリスト大賞】
サイエンスライター・イラストレイター           北村雄一殿
『ダーウィン『種の起源』を読む』(化学同人社)の著作に対して

【科学ジャーナリスト賞】(順不同)

●理化学研究所客員研究員  吉田重人殿 ・ 同チームリーダー  岡ノ谷一夫殿
「ハダカデバネズミ――女王・兵隊・ふとん係」(岩波科学ライブラリー)の著作に対して

●信濃毎日新聞編集局文化部記者  磯部泰弘殿 ・ 同  吉尾杏子殿
信濃毎日新聞くらし面の連載記事「いのちを紡ぐ」に対して

●NHK放送文化研究所主任研究員   七沢潔殿
雑誌『世界』に連載された「テレビと原子力 戦後二大システムの五〇年」の記事に対して

●朝日新聞編集委員    出河雅彦殿
「ルポ 医療事故」(朝日新聞出版)の著作に対して

推薦・応募は計53件 そこから大賞1 入賞5 が選ばれました。
中でも個人的には、以前このブログでも紹介した「ハダカデバネズミ」ですね。

関連エントリ:ハダカデバネズミって知ってます?

ハダカデバネズミ―女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー 生きもの)ハダカデバネズミ―女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー 生きもの)
吉田 重人


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嬉しいですね、こういう本が受賞するというのも。
他が結構重いネタなので、まじめに実験動物を紹介した本が取り上げられるというのは
科学ジャーナリスト賞の幅の広さになっていますね。

でも、吉田さんは科学ジャーナリストではないけどね。
そこをどう考えるか何だとは思うけど。
受賞理由として研究費の社会還元だと言っていますね。
>奇妙な実験動物を入手し、飼育し、研究する苦闘の経過を詳しく追い、研究とは何かを鮮やかに描き出した。「研究費の社会還元」の優れた実践例の一つといえる。


大賞はこの本ですね
ダーウィン『種の起源』を読むダーウィン『種の起源』を読む
北村 雄一


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みなさんおめでとうございます。
私も授賞式に行こうと思っています。
選考委員にも会えますしね。

授賞式:5月14日(木)午後7時から東京・内幸町、プレスセンター10階ホール
<科学ジャーナリスト賞選考委員(50音順、敬称略)>
〔外部委員〕 北澤宏一(科学技術振興機構理事長)黒川清(政策研究大学院大学教授)
白川英樹(筑波大学名誉教授、ノーベル化学賞受賞者)村上陽一郎(東大大学院総合文化研究科特任教授)米沢富美子(慶応大学名誉教授)
〔JASTJ内部委員〕 飯島裕一、小出五郎、柴田鉄治、瀬川至朗、武部俊一

今度はTumblr

先輩のミセス・かんちがいさんに、ブログのコメントで、

>twitterとか、iPhoneとか、電子名刺の交換
とか…若だんなさん、続々と新しいことを取り入れてい
らっしゃいますね。


と書かれて、ちょっと喜んだ私は、頭に乗って今度はTumblrにも挑戦です。

若だんなat新宿on tumblr

みたいもんのishitaniさんは激すすめているし、
tumblrってとてもいいものだよ!といううるわしいメディア実例:みたいもん
>今時、tumblr使わないなんてバカだぜ!

使える「デザインセミナー」のウジトモコさんもやってみたらしい。

おすすめ!!tumblr---デザインマーケティング的---:使える「デザインセミナー」
>「百聞は一見にしかず」とはよく聞きますが、これはまさに「百聞は1Dashubordにしかず」ですよ。
クリエイターやデザイナー、フォトグラファ–、イラストレーター・・・・
もしも、自分の『腕』に自信があるなら絶対にやるべきと強くおすすめしたいのが、このtumblr(タンブラー)=「フルメディアを超カンタンにクリッピングできる無料ミニブログサービス」です。


こう言うのを見るとすぐ感化されるタイプなので、
まずは登録してみました。

どうなりますか。
また気づいたことがあったらば報告します>ミセス・かんちがい様

豚のいた教室に感じていたことが見えた件

「ブタがいた教室」という映画があって、
その原作というか、実際に小学校で豚を飼った教師の話を
新聞だったかテレビだったかで見たときに
「それはないなあ」と感じていたことを思い出した。

ブタと子猫:内澤旬子 空礫絵日記

子豚と子猫2:内澤旬子 空礫絵日記

>小学六年生。クラスで子豚(生後二ヶ月)を飼って、育てて食べようと新任の先生が提案。先生を演じるは妻夫木聡。

このエントリのは、実際に世界の屠畜場を見てきたウチザワさんだからいえることだらけ。
たとえば、こういうこと。

> ああそうだ、なぜ巨大化したPちゃんは、どこの農家からも引き取りを拒否されたかについて。理由が何もでてこない。あくまでも私が農家の話を聞いた範囲での類推ですが、まずね、農家の豚は徹底した衛生管理下にあって、外部からの人間も近づけたくないくらいなんですね。それをどんな水を飲んだのか、どんな餌を食べてきたのか、履歴のわからない豚を同じ飼育舎にまぜて入れるわけには、そりゃいかないでしょ。それに肉質も全然不安定なものなので、引き取って出荷しても、儲かるのかなあ。手続きなどが煩雑なだけになるのでは?

 食の安全とは、そういうことなんですね。本来ならばそれも合わせて学ばせた方がいいと思いますけど。保護者込みで。


豚がどれだけ「清潔」な状況で飼われているかを知らない私(たち)が、
何を議論できるのか。

>本を読んでみて、やっぱり私は豚を屠畜場に送るか、そのまま後の学年に引き継いで育てるのかを含めて、こどもたちに豚の飼育方針すべてをゆだねるやり方には賛同できないなあと思いました。たとえとして適切かどうかわかりませんが、離婚する親が子どもに向かって「お父さんとお母さんと、どっちのところに来るのか、自分で選びなさい」って言い放つようなもんだと思うんですね。これはあまりにも残酷ではないのか。どっちを選んでも責任と表裏一体の重い重い罪悪感が残る。問題のもともとは大人や先生から投げつけられたものなのに。大人は黙って憎まれ役もひっかぶるべきなんじゃないですかね。こういう場合。

ここなんだよな。私もこの教師に感じた違和感は。
子どもの教育のためという言葉で、自分の正義を押しつけて、
あとは自分たちで考えなさいというのはないだろうと。

子どもたちが選んだことじゃないからね。

私も小学生の頃に学校でウサギを飼っていて、
キタキツネに全滅にされたことがあります。
命はあっという間だと言うことを学んだとはいえるが、
それは子どもたちが飼うと言い始めたことだしね。

食育とか言うけど、豚を飼うことと、豚を食うことの間に、
いまはものすごくいろんなことが絡んでいる。
それを学ぶには、この本をどうぞ。
世界屠畜紀行世界屠畜紀行
内澤 旬子


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DVDが出てます。
ブタがいた教室 (2枚組初回限定版) [DVD]ブタがいた教室 (2枚組初回限定版) [DVD]
妻夫木聡, 原田美枝子, 大杉漣, 前田哲


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こちらが原作ですね。
豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日
黒田 恭史


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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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