11月30日(土)
一週間よろしくお願いします。
古橋幹大です。
(変わったこと)
先日、グアムへ旅行に行かせていただきました。グアムでは、ダイビングのCカードを取る事が一つありました。Cカードというのは、ダイビングの資格でCカードがあると世界中の海を水深18mまで潜る事ができるようになります。
Cカードをとるには、4本潜り、学科の試験に合格しなければなりません。結果は、合格したのですが、半年前の自分と比べて変わったことがありました。それは、コントロールできないですが学科の試験で満点を取ろうとしていたことです。
以前僕は、グッドラックの試験を半年前にやりました。10個の言葉を覚えるのですが、結果は4点でした。時間は与えられていましたし、やるには十分な時間があったと思います。それなのに4点という結果でした。
あの時の自分を思いだすと、「これくらいならやったから覚えているだろう」「2日前からやれば十分だろう」と変な妄想に浸っていました。それでしたので、試験をやる前日からやって4点という結果になりました。
次に、また試験をやった時には10点を取る事が出来たのですが、一回目に10点を取るのと再試験で10点を取るのだとでは、訳が違うと思います。
それなので、今回Cカードの試験では一回目で満点を取ろうと思い取り組みました。ダイビングのインストラクターの方から「章末問題・教科書の問題から8割でます」と言っていたので章末問題をやり教科書の問題もやりました。
これをやったおかげで、90点という点数で合格する事ができました。
点数よりも、自分が高い基準を持って取り組めたことが一番嬉しかったです。
今回は合格することが出来ましたが、取り組んでも合格できるかは分かりません。しかし、やる事をやらないで合格できないよりも、やる事をやって合格出来ない方が後味が違うと思います。
なので、今回のように試験ややらなければいけないことがあった時は、やる事をやって臨みたいと思います。
11月29日 うみの塗装 海野貴
今、希代くんはフリースクールの行事で長野にスクーリングに行っています。
希代くんはもう立派な戦力なのでこの忙しい時に抜けられると、とても困ってしまいます。
「和也!早く帰ってきてくれ~!」(心の叫び)
このように希代くんは、もう既にうみの塗装では「なくてはならない存在」「必要とされる存在」になっています。
私が希代くんと初めて会ったのは、震災後仙台に支援に行った時です。
その時の希代くんは、一言もしゃべらず、顔も上げることもありませんでしたから、あまり印象に残りませんでした。
唯一、憶えているのは半ケツを出して懸命に作業をする姿でした。
その希代くんが、このようになるとは思ってもみませんでした。
オンリーワンでの授業や、うみの塗装での職場体験、CL受講などを経験することで希代くんは変わっていったのだと思います。
オンリーワンがなかったら、私は彼と出会うこともありませんでしたし、うちで働いてくれることもなかったと思います。
ですから私はオンリーワンにとても感謝をしています。
私は他のフリースクールのことは知りませんが、生徒をここまで成長させられるフリースクールはあまり無いのではないかと思います。
ですからオンリーワンには、他には無い魅力・価値があると思います。
私は生まれて此の方、夢というものは持ったことのない人間です。
しかし夢を持たない私でもしっかりやってきたという思いはあります。
夢を持っていない代わりに、私は「大事な人を守りたい」という使命感は持っているつもりです。
ですから私は大事な人を守るだけの力を付けたいという思いでやってきました。
そして、そのような力がだんだん付いていくうちに、その先の「夢」というものを見れるようになってきたように思います。
夢を持っている人も、その夢を叶えるためには、それなりの努力や、叶えるための力を身に付けない限り、夢を叶えることはできないと思います。
ですから、その努力をできるようになること、力を付けることができるようになることを指導してあげることが教育なのではないかと思います。
希代くんはオンリーワンでその下地を学んできたのだと思います。
ですから希代くんは、今後いろいろな夢も持てるだろうし、その夢も叶えていくだろうと思います。
オンリーワンは、本当の意味で生徒の夢を叶えることを応援するスクールであって欲しいと思います。
そういうオンリーワンを私も応援していきたいと思います。
11月28日 うみの塗装 海野貴
先日、協力雇用主会&保護司会親睦ゴルフコンペに参加してきました。
地元の保護司さんや雇用主会の会員さんとたくさんお話しができてとても良かったです。
ゴルフのラウンド中、ふとCLのことが頭に浮かびました。
私はCLを勉強してきて良かったと思っているのですが、CLを学んで何が良かったのかとその時考えてみました。
そこは女子プロのスタンレーレディースのトーナメントコースでもある東名カントリー6番ホール、175ヤード、谷越えのパー3で、グリーン手前両サイドにはバンカー、グリーンの傾斜は奥から手前にかなりの勾配でした。
ゴルフをやらない人には分からない内容ですみませんが、とにかく難しくてプレッシャーがかかるホールだということが伝わればありがたいです。
以前の私は「良いスコアを出したい」という思いが強く、このような場面では「谷に落したくない」「バンカーに入れたくない」などいろいろな感情が湧き、緊張して余計に力が入ってしまい、思うようなプレーができないことがよくありました。
しかし、たとえ谷があってもバンカーがあっても、やるべきことは「175ヤードを打つ」ということです。
結果的に谷に落したり、バンカーに入れてしまうことがあるかもしれませんが、それは結果ですので自分にはコントロールできないことですから自分には責任がありません。
失敗をしたら、またその時のなすべきことを考えプレーをすればいいだけのことです。
今の私はティーグランドに立った時、いろいろな状況判断はしますが、湧いてくる感情は横に置き、目標に向かって打つということに集中しやすくなったと思います。
CLを学び、物事をシンプルに考えられるようになったことで、生き方もシンプルになってきたと思います。
それは私の人生においてもとても良かったです。
目的があっても、いろいろな感情に流され、本来の目的を忘れ、なすべき行動から逸れたことをしてしまうことはよくあります。
ですからCLをしっかり理解し、目的に向かってシンプルに行動することは、とても重要なことだと思います。
一緒にCLを学んできた仲間の中には「CLをやめる」と言う人もいますが、そもそもCLとは「生き方」ですから、やめるやめないという問題ではないと思います。
CLをやめるということは「目的に合った行動をしない」ということなのでしょうか?
「目的を達成することよりも、自分のやりたいようにやることを優先する」ということなのでしょうか?
そういう人が人から信用されるのでしょうか?
目的は人それぞれですが、もし「いい人生にしたい」「幸せになりたい」という目的があったとしたら、「どのような生き方をするか」ということはとても大事なことだと思います。
私は子供を持つ親ですから、子供にも幸せになってもらいたい、いい人生にしてもらいたいという思いがあります。
人生は平坦なコースばかりではなく、OBや谷、バンカーなどいろいろな障害が待ちかまえています。
それらの障害に振り回されず、たとえその障害に陥ったとしても、その時その時のなすべきことを考え、目的に向かうような生き方を子供たちへは示していきたいと思います。
ゴルフをしながらそんなことを考えていましたが、人は一瞬一瞬変わりますし、きっと私のことですから目的から逸れた行動をすることも多くあると思います。
ですからCLを学び続け、指導してもらいながらやっていく必要があると思いました。
ブログのネタに困り、とりとめのない内容になってしまいましたが、
今日のブログで言いたかったことは、OBを3発も打ちながらもベスグロ優勝を飾ったという自慢をしたかったということでした!ペコリ
11月27日 うみの塗装 海野貴
チームうみののメンバーの蕪木くん、希代くん、古橋くんは本当に良くやってくれていて、ほとんどのお客様から「おたくの若い子たちは本当に真面目で頑張るね」と言ってもらっています。
私は今、あまり彼らに作業中の態度や姿勢を注意をしたり指導をすることはないのですが、彼らは自らの判断で行動しお客様の評価を得ています。
私はそのことをとても嬉しく思っています。
私は経営塾に入ってから、お客様に喜んでもらいたい、いい評価をもらいたいという思いでやるようになり、お客様から認められることで自分の価値も感じられるようになりました。
ですから、うちで働く仲間にもそのようになってもらえば、きっと仕事を通して良い人生を作っていけるようになるのではないかと思いがあります。
私は5年前から採用を始めましたが、当時の私は、「上に立つ者として、下の者には負けられない」という気負いみたいなものがあったと思います。
ですから、作業一つをとっても若手の2倍、3倍の量をこなし、力を見せつけるようなことをしていたように思います。
そして皆辞めていきました。
しかし今のメンバーにはそのような思いは全くありません。
今のメンバーは本当に素直で一生懸命ですので、とにかく彼らが力を付け、人から評価をもらえるようになってもらいたいという思いしかありません。
私たちのような技能職は、頭で解っていてもできるものではありませんから、自分で経験し、体で身に付けなくてはなりません。
ですからやり方を教えたりアドバイスはしますが、実際の作業は彼らにやってもらい身に付けていってもらうようにしています。
現場では、難しいところや重要なところは私もやりますが、基本的にはチェックや気になったところを指導する程度にとどめ、私は出来るだけ現場から離れ、自分たちの考えや工夫をして現場を進めていってもらうようにしていますので、今のほとんどの現場は、彼らが仕上げた彼らの現場だといえると思います。
私はほとんど作業をしていませんから、お客様が「よくやってくれてありがとう」と言ってくれる評価は全て彼らのものだと思います。
現場が終わりお客様や近隣の方々へ挨拶に行くと、殆どの方が若手のことを褒めてくれるのですが「社長さんがしっかり指導しているんですね」「立派ですね」と私のことを評価してくれる方も少なくありません。
私は何もしていないので、頑張ってくれている若手に申し訳ない気持ちにもなりますが、周りからはそのように見えるのだなと思いました。
私が現場で頑張るよりも、若手が現場で頑張り評価されることで、若手の評価はもちろんのこと、私の評価まで上がり、そしてそれは個人の評価ではなく、うみの塗装全体の評価につながるのだと思いました。
以前の私は職人気質が抜け切れず、人より仕事ができること、人に勝つことに価値を置いていたと思います。
しかしそうではなく、人を生かし、人を伸ばし、人が勝てるように導くことが本当の勝利につながっていくのだと思いました。
そして今の若手たちが、そのように導くリーダーになっていくことで会社も発展していくのだと思いました。
11月26日 うみの塗装 海野貴
今、社員寮の計画があることは昨日のブログでも書きましたが、今交渉中の物件は築40年と古いのですが、建物自体はしっかりしています。
ちなみに外壁も20年くらい前にうちで塗替えをさせてもらったのでいまだにしっかりしています!(自画自賛)
私はその家の中を見せてもらった時に、「もし購入できたらどのようにリフォームをしようかな?」と考えました。
お風呂場をユニットバスに変えたり、一階の和室二室を一室の洋室に変えて大勢の人が集まれるようにしたりなど、いろいろな案が浮かんできました。
どうせやるなら中途半端にやるより、ある程度キッチリやってキレイにした方が、そこに住む社員さんたちも住み心地もいいだろうし、嬉しいのではないかと思いました。
そして大きな投資をする訳ですから、それなりの効果を出せるようにしたいと思いました。
うみの塗装では、お客様からのニーズがあれば塗装以外のこともドンドン請けていきたいと思っていますので、この社員寮のリフォーム工事を一つの実績にしたいと思いました。
ビフォア―・アフターの写真を撮っておくことで、「古い家がこんなにキレイになりました!」と見せることができます。
耐震、床の貼替え、トイレ、バス、壁紙の貼替え、防蟻、防水、外壁塗替え、外溝など、いろんな工事ができることをアピールしたいと思いました。
そしてその工事を、できる限り私たち社員でやりたいと思いました。
それは、工事を実際に自分たちで経験することで、塗装以外の仕事の知識や技術もつきますし、自分たちの社員寮を自分たちで作ったとなれば、愛着も湧くと思いますし、自分たちの手で会社を作り上げていくという意識も持てるのではないかと思いました。
いろいろ考えているとワクワクしてきます。
交渉もまだ途中で、どうなるかはわかりませんが、ドンドン話を進めていきたいと思います。
11月25日 うみの塗装 海野貴
私は朝食を取り忘れた時などに、コンビニでパンやおにぎりを買うことがあります。
私はそれらを買う時に「パンならいくらまで」「おにぎりならいくらまで」「コーヒーなら・・・」というような私なりの基準の金額があります。
その基準の根拠は全く無いのですが、例えばおにぎりの場合なら「110円台なら良いけど、120円を超えるものは買えない」といった感じです。
ですから選ぶおにぎりはいつも梅、こんぶ、ツナマヨなどになってしまいます。
しかしレジで支払いをする時には必ず募金をしますから、結局120円を超えてしまうのですがそれはそれでいいのです。
「いつかビックになったら138円のおにぎりを食べてやる!」といつも心に誓うのですが、その日が来るのは当分先の話のようです(泣)
なぜこのように思うのかを考えてみると、私の中では「110円台までは食事」「120円を超えると贅沢」ということがあると思います。
食事は生命を維持するために必要なものですが、贅沢はなくてもいいものです。
必要なものにはお金を使ってもいいですが、必要でないものにはお金を使いたくないという考えがあります。
募金は人のためになることですし、自分の課題としてやっていることなので、それは必要なことですからいいのです。
ですから私にとっては、おにぎりの20円はとても高くて払えませんが、募金箱には躊躇なく入れられます。
また、私は仕事を独立して15年くらいが経ちますが、その間私は自分の乗用車を一度も持ったことがありません。
仕事の車はお金を稼ぐために必要なものですから買いましたが、乗用車は一円も稼ぎません。それどころかお金が減っていくものです。
どこへ行くにも誰かに迎えに来てもらったり、ゴルフに行くのにはさすがにペンキを積んだ車で行くのは忍びないので(トラックで行ったこともありますが・・・)そろそろ中古で安い乗用車でも買おうかなとも思うのですが、やはり手が出ません。
しかし今回社員寮を購入する計画があり、先日いい物件が見つかりました。
その価格は1500万円くらいでしたが、私は何の迷いもなく「買おう」と思いました。
普段、おにぎりの20円を「高くて買えない」と言っている私が、1500万円の買い物を何のためらいもなく「買おう」と決断していることに自分でも驚きました。
それはやはり社員寮は社員のためにもなるし必要なものだからなのだと思います。
どんなに金額が高くても必要なもの、それ以上にお金を稼ぐものにはお金を使ってもいいですが、どんなに小さな金額でも必要ないもの、お金を減らすものにはお金を使いたくないという考えが私にはあるのだと思いました。
お金の使い方は、その人の価値観が影響するところかもしれません。
皆さんは、どのような考えでどのようにお金を使っていますか?
ちなみに「必要なもの」というのは「自分が必要と思っているもの」というのが正しいかもしれませんね。
私にとっては仲間と楽しくお酒を飲むのも必要なことだと思っています(笑)
11月24日 うみの塗装 海野貴
昨日のブログでも書きましたが、今回の社員旅行ではスクーバダイビングをやりました。
全員Cカードを持っていませんでしたので、最初の2日間で学科、実技の講習を受けるというスケジュールでした。
今回は蕪木くん以外全員、体験ダイビングなどで経験があり一度はタンクを背負って海に潜ったことのあるメンバーでした。
初日の午前中は学科の勉強で、午後からは早くもビーチに行って実技の講習でした。
ダイビングをするためには、ウェットスーツや水中マスク、シュノーケル、足ヒレ、BCDやレギュレーター、タンクなどの器材が必要になります。
それらの準備は各自でやらなければならないのですが、その準備をするのにも人によってかなり差がありました。
テキパキと出来る人、あまりうまく出来ない人、皆一度は経験しているので条件は同じです。
その人の性格や得意不得意もあるとは思いますが、普段仕事で現場作業をしている二人は手を貸さなくてもすんなりやっているのに対し、他のメンバーは要領を得ず準備にてこずっていました。
その姿を見ていて私は、普段一緒に仕事をしているから当たり前に思ってしまっていましたが、仕事をしている二人は同年代の人たちと比べてかなり力を付けているのだと思いました。
器材の準備といってもそれほど複雑なものではなく、簡単な作業なので説明を聞いたり見たりした後は、自分で「ここはこう」というようにパッパッとやっていました。
見て聞いたものを自分の中で咀嚼して、実際の行動に移す場合、自分の中の引出しの多さや経験値などといったものがものをいいます。
どこがどう良いかということは具体的にはないのですが、何となく様になっているというか、立ち振る舞いが安心して見ていられるといった感じなのです。
このように言葉では表わせない違いは、人間力の違いなのかもしれません。
私たちのような現場作業では、いろいろな道具を使ったり、状況もいろいろなので同じ作業をするにも工夫が必要になりします。
そのような工夫を毎日繰り返していくことで、いろいろなことが身に付いて、初めてのことでも過去の経験から応用して、自然とできるようになってしまうのだと思います。
このようなことは、いろいろな場面で役に立つことだと思います。
仕事でいろいろな経験を積むことは、その人の人間力を高めることにつながるのだと改めて思いました。
11月23日 うみの塗装 海野貴
先週、うみの塗装の社員旅行としてグアムへ行ってきました。
もともとは杉井さんに、希代くんや幹大くんに違う世界を見せてあげたいと言われたのがきっかけでした。
彼らは、不登校やひきこもりを経験していて、辛い思いもたくさんしてきていると思います。
そのような彼らに、世の中には自分の知らない世界がたくさんあることを知ってもらいたいという思いがあったのだと思います。
仕事も頑張ってくれていますし、ちょうど葉書の200日と重なる時期でしたので、ご褒美として連れて行ってもらうことにしました。
私は、不登校やひきこもったりはしませんでしたが、新しいことへの不安や「本当はこうしたい」と思いながら感情に流され行動に移さず逃げてばかりいた人間ですから、彼らと似たところがあります。
そんな私でも経営塾に入ってからは、いろいろな経験や体験をさせてもらって、少しずつ自分を変えることができるようになりましたから、彼らにもいろいろな体験をさせてあげることで自分の殻を破っていって欲しいと思いました。
グアムでは、皆、楽しそうでいい笑顔をしていました。皆の楽しそうな表情を見ているだけでも本当に来て良かったなと思いました。
私自身は3年前にサイパンで耳抜きができずにダイビングのCカード取得を断念していましたので、今回もそのようになるのではないかと内心心配をしていましたが、耳抜きも時間を掛ければできるようになりましたので、何とか皆と一緒にCカードを取得することができ不安からも解放されました。
ダイビング最終日には、初めて外洋へファンダイブに行きました。
そこはブルーホールというグアムでも人気のポイントで、透明度30mの青い世界が広がっていました。
耳の不安や怖さも多少ありましたが、青一色の美しさ、そこを自由に泳ぎ回る気持ちよさ、初めて見る世界を堪能でき最高の気分でした。
一本目のダイブが終わり、皆で船の甲板に座り次のポイントに移動をしました。
青い海と青い空、キレイな景色を見ながら「本当に幸せだな~」と思いにひたっていると、十数年前にグアムに来た時のことを思い出しました。
当時はお金も無かったのですが、友達夫婦に誘われ無理をして来ました。
独立したばかりで日々の生活に追われていた私は、旅行を楽しむこともできず「こんなことをしていていいのだろうか?」という不安ばかりでした。
しかし今回はそのような不安もなく、若者たちにこのような経験をさせてあげられるようになり、純粋に今を楽しむことができていることを本当に幸せに思いました。
そして、ここまで来るまでのいろいろなことが思い出され涙が出てきました。
経営を学び、一生懸命努力してきて本当に良かったと思いました。
今回のグアム旅行は、若者たちへのご褒美というより、私がご褒美をもらったように思いました。
もともとは仕事やお金に悩み経営を学ぶようになりましたが、経営とは単に仕事やお金を増やすことが目的ではなく、人生を楽しんだり、いい人生にするためのものだということを今回のグアム旅行で改めて思いました。
このような機会を与えてくれた杉井さん、一緒に行ってくれた仲間たちに感謝しています。
次回もいい社員旅行にできるように頑張っていきたいと思います。
「八五三」
2013年11月22日(金)
おはようございます。細谷です。最終日よろしくお願いします。
先日、娘の3歳の七五三をしました。長男は8歳になりますが、5歳の時にちょうど娘が生まれて写真も取れなかったので、今回一緒に着物を着て撮ることにしました。(なのでタイトルが「八五三」です)
ついでに?妻も数年ぶりに着物を着ることになり、妻が言うには今年最大のイベント?だと張り切っていました。しかし問題が発生します。娘が着物を着たがらないのです・・・。
本番までに何とか慣れさせようと練習で、浴衣みたいのを着せたり、写真屋さんでリハーサルをしたりと工夫していました。
当日、函南にある古民家を数時間貸切、撮影にのぞみますが、案の定、娘は着物を着ません。どうしようかと悩んでいましたが、ここはパパの実力が問われます。
着物を着るか着ないかではなく、着物を着たらご褒美に大好きな飴をあげようと言ったら、なんと魔法のようにすんなり着物を着たのです!!これは使えると思い、次に頭にリボンをつけるのもこの方法で何とかつけさせることに成功しました。
ご褒美の効果はCLや今週書いた淡蒼球の話の中でも行動のヒントとしてありましたが、小さな子供でも効果はてきめんでした。ご褒美の種類や量などは考えなければなりませんが、発達障害などの子にはなくなるご褒美の方がいいらしいです。(例えば、おいしい食事などの食べたらなくなるものなど)おもちゃなどのものになると金額や周辺のものなどエスカレートするらしく、収拾がつかなくなるみたいです。(それが気になって止まらなくなるらしいです)
飴玉作戦実行中
今回、海野さんがはがきを書いたご褒美に、高級レストランに行ったり、グァム旅行に行ったりしていて、ご褒美を上手に使っているなと思いました。自分や会社でも小さな目標設定をして、ご褒美を明確に提示して、みんなのやる気スイッチを入れたいなと感じています。
沼津経営塾10周年もご褒美設定して、楽しみながら計画したいですね。(小野塾長よろしくお願いします。)
やっと体調が戻ってきましたが、これから寒くなってくるので、みなさん体調に気を付けて元気に年越しできるように頑張りましょう!1週間ありがとうございました。
「応用行動分析学」
2013年11月21日(木)
おはようございます。細谷です。6日目よろしくお願いします。
皆さんコメントありがとうございます。「のうだま」の本は妻が読んでいた本をちょっと拝借して読みました。実は発達障害の長男のために、妻が毎月1回、療育相談に行っています。その中で、応用行動分析学(通称ABAと言われているそうです)に基づく子どもへの実践をしています。
先日小冊子が出来上がったみたいで、長男の算数の計算の指導方法(先生のアドバイスで実践した報告)で評価され、妻の報告書が小冊子に載りました。色々な人の事例も数多くあり、とても参考になりました。最近の長男の事例もありますが、それよりも面白い事例があったので、紹介します。
タレントの福山雅治さんのラジオ番組の中で、小学生が悩み相談をして、それに福山さんが答えるというものですが、応用行動分析学に基づく上手なカウンセリングみたいで小冊子に載っていました。(以下、福山雅治→福、質問者→小)
質問者は小学校2年生の男の子
質問事項「僕はごはんが食べるのが遅いです。どうしたらいいですか?」
福:どのくらいかかっているの?
小:1時間くらい
福:ふーん、そうなんだ
福:毎日1時間くらいかかるの?
小:うーうん、木、金曜日くらい
福:ごはん食べる時にテレビついてるの?
小:木、金、ポケモンをやっているの
福:ところでさ、学校でも遅いの?
小:うーうん、遅くないよ
福:そうなんだ、じゃ君はできるんだ
福:君のお兄ちゃんも遅いの?
小:早いよ
福:遅いこと、お母さんは怒るの?
小:うん、早く食べて、おちゃわん洗いたいんだから
福:ところでさ、君、ごはんの時、何か手伝いする?
小:はしやおかずを並べる
福:さて、君のご飯遅いこと、対策だけどさ。
〇遅く食べた時、はし、ちゃわん、お皿は自分で洗う
① 君は早く食べる実力を持っている
② 君はお手伝いができる
福:君のリクエストは
小:桜坂
以上のようなやり取りです。それぞれの言葉に行動論的に適切なアドバイスがされているようで、難しい言葉で、横に解説してありました。
昨日のやる気の秘密ではないですが、よく観察して聞いて、どこに問題があるかではなく、認めることと基準をしっかり提示してあげることで、行動しやすくなると感じました。
頭ごなしに叱るのではなく、できることやれることをしっかりみて、行動しやすい環境を作りたいと思いました。
小冊子は今度の経営塾の時にでも持っていきます。報告書なので興味のある方は1冊500円で販売しているそうですが、数冊なら欲しい方にプレゼントします。
「やる気の秘密」
2013年11月20日(水)
おはようございます。細谷です。5日目よろしくお願いします。
今日は面白い本を見つけたので紹介します。「のうだま」という本で上大岡トメ&池谷裕二准教授の面白いイラストと脳科学の知識が紹介されています。
内容は大まかにですが、脳の真ん中あたりに淡蒼球というものがあり、これがやる気のスイッチなのだそうです。これは哺乳類だけでなく、鳥類、爬虫類、魚類にまであり、その働きは「純粋に体を動かすための脳部位」だそうです。
例えば、敵が来た時にどっちに逃げるかのとっさの判断などで、すごく原始的で、かつ、重要な部位ですが、淡蒼球が「やる気」に使われるのは人間などの高等生物だけで、それも本来の使われ方と別のものだそうです。でも、本来の機能が残っているため、「体を動かす」と「やる気」が出るという効果に結びつくらしいのです。
この淡蒼球は直接動きをコントロールすることはできませんが、連動するスイッチがあり、これは自分の意志で入れることが出来ます。
ここからがポイントですが、①体を動かす、②いつもと違うことをする、③ご褒美を与える、④なりきる、4つのポイントがあります。どこかで聞いたような・・・そうなんです。CLの行動のヒントとかぶりますね。この本にも行動のヒントとして友達を巻き込むとか同じ時間にやる、など書いてありました。
CLも脳科学的に解釈すると面白いですね。要するに、言葉は悪いですが、脳をうまくだましてやる気を出していこう、3日坊主をなくしましょう!みたいな感じでしょうか?
行動が感情に影響を与える例として挙げられていましたが、本を読むときに割り箸を口にくわえます。縦に口をすぼめてしかめっ面でくわえるのと、横にくわえて口角をあげて笑ってるようにするのとで、同じ本でも後者の方が面白く感じるそうです。
すぐに読み終わるボリュームでしたが、CLの行動のヒント+やる気スイッチを覚えることで良い習慣を作っていこうと思いました。
「ものまねショー」
2013年11月19日(火)
おはようございます。細谷です。4日目よろしくお願いします。
先日、保険会社の招待でトニーヒロタのものまねショーを見に行きました。あまり行く気はなかったのですが、新人ぽい営業の子がノルマなのでしょうが、困っている様子だったので、食事も出るということで、少しだけ顔を出してあげようと思い行ってきました。
行ってみるとホテルの1室を貸切、200名ぐらいいてびっくりしました。日〇生命の三島支社?の単独の感謝祭ということで、よくよく聞いていると、支社の中では5本の指に入るぐらい営業マンの数や売上があるそうです。
食事の後、トニーヒロタという人のものまねショーがありました。ものまねのコロッケさんの弟子のようで、約1時間くらいでしたが、とても面白かったです。トークもプロだなと感じました。
その中で、ものまねの衣装や小道具などをものすごく準備するそうですが、本番で使うのは3割程度と言っていました。なぜかというと、ある程度プランを立ててショーをするのですが、当日の客層やリクエストなどなど臨機応変に、笑いが取れるようにしているとのことでした。
また、所々で手の込んだVTRや(次の準備の間もお客さんを飽きさせないようにしたり)一番すごいなと思ったのは、修業時代にコロッケさんに他の芸人はテープなどで顔を変えてものまねをしますが、顔の筋肉を鍛えて変幻自在にものまねをする芸能人に似るようにしろと言われて、何年も言うとおりに頑張ったそうです。
その結果、声はもちろん似ていますが、顔が本当に生き物のように、口も耳も目も頭も普通の人の可動域を超えていました。人間訓練すれば何でもできそうな気がしました。
最初はすぐに帰ろうと思っていましたが、ショーの見事さに引き込まれてとうとう最後まで見てしまいました。
準備8割と言いますが、特にショーなどやっている方の普段目にしている部分はその人の努力のほんの一握りだと思います。自分も他の人が見ると大したことのないような部品に見えますが、それを作れるようになるまで何年もかかったり、色々な道具を開発したりもしています。
ちょっとした縁でしたが、とても貴重なものを見せて頂きました。感謝です。機会があれば皆さんにも見てもらいたい立派なショーでした。
「モノづくりの妖精」
2013年11月18日(月)
おはようございます。細谷です。3日目よろしくお願いします。
先日、新しくTVを買い、その時にスカパーを申込みしました。今まで毎週DVDを借りに子どもと一緒に行っていましたが、子どもの方はほとんど一度見たものばかりで、毎回時間をかけて付き合わなければならないのと、返却日を間違えて延滞料金で痛い目にあったのがきっかけです。
スカパーの中でディズニージュニアという24時間ディズニーのアニメがやっているという子どもにとっては夢のような番組の中で、皆さんもよく知っているピーターパンでもおなじみの「ティンカーベル」のお話がやっていました。
よくよく見ているとティンカーベルは「モノづくりの妖精」という設定でした。
壊れたものを見ただけで直せる特殊能力を持ちながらも、他の妖精たちの仕事の方が魅力的だと思い、真似をしてやってみましたが失敗の連続で、とうとう取り返しのつかない失敗をしてしまいます。
しかし、モノづくりの力を発揮して、その失敗を何とかフォローでき、みんなから認められて自分の希望を叶えていきます。
モノづくりの能力は自分ではあたり前の能力でも、他の人にできず、地味ではありますが、役に立つ能力です。そのことに気づき精一杯頑張ったティンカーベルと今のモノづくりの現場が少しダブりました。
苦しくなるとつい隣の芝生の色が鮮やかに見えてしまいますが、自分の能力をしっかり見据えて、周りの人の役に立つ能力をしっかり磨きたいなと思いました。
仕事が大変な時に本当に代わりに妖精が仕事してくれないかなと感じる今日この頃です。
「中郷大冒険」
2013年11月17日(土)
おはようございます。細谷です。2日目よろしくお願いします。
皆さんコメントありがとうございます。HPもリニューアルしたら、しばらく様子も見たいと思います。
さて、昨日、長男の小学校でイベントがありました。中郷大冒険と題して、子どもたちが色々な遊びを考えて、父兄や生徒たちとコミュニケーションをとるお祭りみたいなものです。
お化け屋敷に、どんぐりを使ったアクセサリー作成、輪投げやボーリングなどなど手作り感満載のものでした。ちょっとしたものを使って、モノづくりをするのは、製造業の基本ではありますが、子どもの発想は群を抜いているような気がしました。
息子の話ですが、お風呂場で反射神経を少し鍛えようと思い、「赤あげて、白下げて」のゲームをしました。すると今度は息子が自分で言いたいというので、やらせてみたら、「赤あげて、白下げて、赤左折、白あいさつ・・・」などと、ちょっと韻を踏んだような歌になっていました。(思わず笑ってしまいましたが)
またあるときは、食事中、ママの注意で「丸飲みしないで」という言葉に「じゃ三角飲みならいい?」と聞き返したりもします。
天然バカといえばそれまでですが、発想力というのは誰も思いもしないようなところから出てくるもので、子どもの時の無心な心も必要になってくるのかなと感じました。好奇心を大切に、子どもたちの意見や言葉も肯定的にとらえていきたいなと思いました。
ちなみにもうすぐ3歳になる娘は、寝ている自分の胸にまたがり、顔を近づけて、自分にこう言います。「あなたはトトロ?・・・」(ダイエットしなければ・・・)
「静岡の社長TV…細谷つよし」
2013年11月16日(土)
おはようございます。細谷です。1週間よろしくお願いします。
やく2か月ぶりのブログですが、その前が早すぎたせいか回ってくるのがとても長く感じますね。チームうみのはグアム旅行ですか?頑張った分みんなで行けると楽しそうですね。お土産待ってまーす。
では、本題に入りますが、以前ブログにも書きましたが、社長TVというネットの動画番組に出してもらうことになり、その動画が完成しました。STK製作所のホームページにバナーを張ってあるので、ぜひ見てください。(静岡の社長TV、細谷つよしで検索しても出てくると思います)
http://www.stk-s.co.jp
8分間ぐらいですが、1時間くらいのインタビューでよくまとめてくれたなという感じです。全国の経営者4000人くらいに取材をしているそうですが、県別でまとめられています。
今回HPももう少ししたら変わる予定ですが、今回意識したのは自分自身をどう発信させるかで、生い立ちも含め、こういう社長だったら一度会ってみたいなとか、誠実そうな社長だったら注文を出してみようかなとか、思われるようにしたいなと思っています。
4カ月は無料の配信ですが、それ以降は有料になります。反応次第ではありますが、4か月後に継続するか止めるかを決めなければなりません。皆さんのコメントにもよりますが、自分がどう見られているか、気になるところです。
感想など聞かせてください。
平成25年11月15日(金)輿水酒店 輿水誠司
先週、沼津経営塾とその後の懇親会に参加させていただきました。
その中で、参加者の皆さんの学ぶ姿勢にとても刺激を貰いました。
皆で話していて思ったのですが、取組みに関する考え方が皆真面目ですし、実に真剣でした。
沼津経営塾は特に入会も無ければ退会もなく、自由参加の会です。
それでも、会に参加していくうちに、教わったことを実践していく機会にたびたび遭遇することができます。
それが、このブログ当番だったり、募金活動だったり、葉書だったり、お掃除だったりします。
ひとつひとつは大事なことですが、これらを実践していくには、私にとってかなりの時間も労力も使うことになります。
自分の為になるとはいえ、私一人でやっていても、中々継続できるものではありません。
今回のブログ当番も皆さんの連日のコメント、本当にありがとうございます。
どれだけ励まされ、心強かったことか、はかりしれません。
実際に顔を合わす機会は少ないかもしれませんが、こうやって毎日コメントしあうことがとても鍛錬の場になっていると思います。
中々目には見えないものですし、数字にも表しにくいことかもしれませんが、ブログ当番をはじめとした沼津経営塾の文化をこれからも大切にしていきたいと思います。
1週間ありがとうございました。
平成25年11月14日(木)輿水酒店 輿水誠司
輿水酒店の個人のお得意様でAさんという女性のお客様がいらっしゃいます。
Aさんは私の父母と同世代で輿水酒店とも30年以上のお付き合いをさせてもらっています。
息子さんは仕事の関係で大阪に所帯を持って住んでいるため、Aさんはご主人を亡くされてからは一人暮らしをしております。
Aさん本人はお酒を飲まないのですが、自分の診てもらっている病院の先生へのお中元お歳暮、お寺さんやお世話になっている人への贈り物の時などに、輿水酒店を使用してくれます。
またその他にも、こしみず通信を送りますと、ほぼ毎回ご来店してくれて「このお酒、息子に送りたいから…」と言って、こしみず通信を片手にお酒を選ぶのを楽しそうに話してくれます。
お酒は宅急便で送るのですが、その際、一緒に静岡のお茶と手紙の封書を持ってきて、
「これ、箱の中に(お酒と)一緒に入れて送ってくれる?」
と私に依頼してくれます。
息子さんお好みの地元静岡茶があるそうで、定期的に今でも送ってあげているということでした。
本当に優しいAさんの温かい持ちがこちらにも伝わってきて、ほんわか和ませてもらっています。
そんなAさんが11月の初めにご来店してくれまして、
「連休に息子夫婦が孫を連れて帰ってくるの!」
と嬉しそうに話してくれました。
そして、息子さんお気に入りのカリフォルニア赤ワインと地元静岡の日本酒をご購入いただきました。
お酒の他にもスーパーで買ってきた食材(息子夫婦や孫の分と思われる)の大袋をご持参で、かなりの大荷物です。
Aさんは隣町の清水町に住んでいて、つい昨年ぐらいまでは自転車で輿水酒店やスーパーに買い物に来ていました。
しかし、息子さんから(自転車でころぶと危ないから、控えてくれ)と言われ、最近はバスで広小路に買い物に来てくれます。
今日は、あまりにも荷物が多いので、
「Aさん、軽トラックで乗り心地わるいですけど、ウチの車に乗っかってって下さい!」
と話しました。
すると、昔の人らしく
「いや、悪いよぉ~、それならタクシー代、とってね!」と。
もちろん、タクシー代はいただきませんし、むしろ今までのご恩を少しお返しできるような感じで、私はAさんのお役にたてるのがとても嬉しい気持ちになりました。
軽トラックの中でも、「ご飯だけでなく布団の用意もしなくては…!忙しいわ!」と、明日帰ってくる息子さん夫婦やお孫さんのことに想いを巡らしているAさんは本当に楽しそうでした。
Aさんのお宅について、店に戻る私に対しても深くお辞儀をして見送ってくれました。
そのAさんが連休後、輿水酒店にご来店してくれました。
息子さん夫婦やお孫さんと三日間楽しく過ごせたことをわざわざ報告に来てくれたのでした。
そして車のお礼にと、私にお茶をくれたのでした。
お茶の包み紙には、見覚えがあります。
いつも宅急便で息子さんに送っていたお茶屋さんの包み紙でした。
礼儀正しく、優しいAさんとお付き合いできて、本当に感謝しています。
平成25年11月13日(水)輿水酒店 輿水誠司
日本ソムリエ協会ワインアドバイザーの話を先日させていただきましたが、資格の宣伝に限らず、他にも大きなメリットがありました。
一つは知識量が増えたことです。
今までも一般のワイン雑誌などは購読しているので、知識の積み重ねはあるのですが、今回の試験範囲は日本ソムリエ協会の教本が試験範囲になります。
基礎から応用詳細まで分厚い教本を元に勉強したことは、全部を理解できないまでも、一定のレベルまで引き上げて貰いました。
おおざっぱにしか理解していなかったことを、原因や分析、理由づけを通して説明できるようになったことは私にとって大きな自信になりました。
また、間違って憶えていたことや、以前の情報が変更になったことなども見つかり、訂正するとともに正確な知識を得ることもできました。
もう一つ大きなメリットは、デギュスタシオン能力の向上です。
フランス語で、デギュスタシオン、英語ではティスティング、日本語では利き酒になるかと思います。
ソムリエ協会の2次試験ではこのデギュスタシオンの試験と口頭試問がありました。
デギュスタシオンでは、5種類の飲み物が出まして、3種類のワインとカルバドス(ブランデーの種類)とフォーティーファイドワインという飲料が出ました。
ワインについては「ブドウの品種と国名、味の表現」をしなくてはならなかったため、国別品種を利き酒する訓練を春より行ってきました。
しかし、当初全く上達しませんでした。
簡単そうに思われるかもしれませんが、ブドウの品種や国名を当てることは、いくら練習しても私には容易なことではありませんでした。
目の視力や耳の聴力が練習しても、なかなか効果が出ないと同じように、鼻の嗅ぎ分け力や、舌の味見分け能力も、中々上達しませんでした。
一緒に利き酒の勉強を始めた友人Aがいるのですが、圧倒的にAのほうが鼻も舌も能力が上位です。
過去ワインを飲んでる量は私の方が圧倒的に多いにも関わらずです。
ようやく利き酒が徐々に当たり始めたのは、基礎的なコツみたいなものが少し分かり始めたからでした。
と言いましても、まだまだ相当に未熟なレベルですし、訓練や勉強を相当に重ねていかなければなりません。
ただこうして試験のためとはいえ、受験勉強したことで、知識や技術の向上につながったことを実感しています。仕事にも大いに役立ってますし、大きな自信になりました。
まだまだ先は長いですが、次への一歩を目指したいと思います。
平成25年11月12日(火)輿水酒店 輿水誠司
来週11月21日(木)はボージョレー・ヌーヴォーの解禁日になります。
ワインを得意とする輿水酒店としては今月の重要イベントになります。
ボージョレーヌーヴォーは今年の新酒が出来たことに対するお祝いの日として、1980年代頃に爆発的なヒットがありました。
毎年11月の第3木曜日が発売日とフランスの法律で決められていまして、来週の21日がその日になります。
かつて程の盛り上がりはありませんが、ワインをアピールする機会もありますし、新酒の解禁のお祝い儀式的なイベントとしてとても大事にしています。
ただ販売側からしますと、流行りモノの一つとして難しい商品でもあります。
「新しい」ということが一つのウリですので、その解禁日の前後は話題になりますが、それを過ぎると古いものとみられてしまうことが往々にあるからです。
それと予約仕入れのため、注文を9月の初めまでに予約をしなければなりません。
輿水酒店も約200本を既に予約注文してあります。
お客様へのPRとして、経営塾でもご案内させていただきましたがボージョレー・ヌーヴォーのチラシを作りまして、先月からお客様に予約受付のアピールを行っています。
お陰様で、お客様から現在6割ほどのご予約を戴きまして、本当にありがたいことです。
ご予約いただいているお客様にもお礼の葉書を送ろうと思います。
解禁日1週間前からはウインドウに残り日数のカウントダウン表示をして最後のアピールする予定です。
また、ほとんど店頭でお渡しすることになりますので、
このお客様と接する機会をいかして、より良いコミュニケーションをとっていこうと思います。
万全の準備を行いまして、11月の第3木曜日、楽しい日を迎えたいと思います!
平成25年11月11日(月)輿水酒店 輿水誠司
広小路の早朝掃除を共に行っています喫茶店のマスターの存在が、私にとって大変励みになっていることは以前にもお話させていただきました。
そのマスターの他に、市のゴミ袋を片手に持ちながらよく散歩している一人の男性がいらっしゃいます。
近くをすれ違う際は、「おはようございます、ご苦労様です。」とお互いに挨拶を交わしていました。
その方は広小路だけでなく、その周辺の町内も歩いてゴミを拾っているのを私は何度か見かけていました。
どこの方だろう?と思いながらも、そのうちにタイミングを見計らって話しかけてみよう、と思っていました。
ところが8月のとある日に、その方がサッーと輿水酒店に入ってくるではありませんか。
贈り物のお酒を買いに来てくれたのでした。
お話をさせていただきましたところ、その方は病院の院長先生でした。
早朝、散歩がてらにゴミを拾っているとのことです。
また、街のゴミ拾いのほか、川の清掃などを病院の看護師さんや職員さんと何回か行っているとのことでした。
その後も早朝、よくお会いするのですが、とても気持ち良い方なので、毎回、挨拶するのが楽しみでもありますし、とっても励まされる想いです。
これは私も見習うところだなと思いまして、掃除の際、挨拶は明るく気持ちよく!を心がけるようにしました。
また良いご縁をいただきましたことを大切にして、私も学んでいきたいと思います。
平成25年11月10日(日)輿水酒店 輿水誠司
輿水酒店はお酒の他にも「銀座まるかん」という会社の代理店として、サプリメントなどの健康製品を一部取り扱っております。
「銀座まるかん」とは、納税日本一にもなったことがある斎藤一人さんのお店です。
代理店を集めての勉強会が先月沼津でありましたので、私も参加してきました。
商品の説明もあるのですが、人生訓のような斎藤一人さんのDVDによる話が、歴史を絡めてとても興味深いものでした。
(皆さん、こうやって夜まで勉強会に足を運んでくれる。真面目で勉強熱心な人が多いですが、皆さん“押し出し”の弱い人が多い。人が良すぎるというか、優しいのはいいにしても弱くてはいけない!)
ということを教えて戴きました。
学校の歴史でも習いました天下分け目の関ヶ原の戦い。
徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍、兵数と陣形でまさる西軍でしたが、味方の寝返りにより敗れてしまいます。
その開戦直前に、西軍側の武将島津氏が石田三成に直言をしました。
「東軍は遠征で疲れている。夜襲をかければ有利な状況に持ち込むことができる」
しかしこの提案は退けられ三成は言ったそうです。
「この戦いは正義の戦いである。堂々と戦い堂々と家康を打ち倒すのだ」と。
戦を起こした建前や理屈では、確かに石田三成側のほうが筋は通っていましたし正義もありました。
しかし、結果はご存じのとおり、策略にたけた家康に軍配が上がりました。
「負ければ正義も死にもうす。」
進言を受け入れてもらえなかった島津氏の言葉とされています。
斎藤一人さんは熱心に勉強会に参加してくれる代理店の人たちに“負けて欲しくない”という想いから、またも歴史を絡めて「押し出し」の話をしてくれました。
(以下は先日沼津経営塾懇親会で話させてもらったり、輿水酒店のブログでも書かせてもらった織田信長と豊臣秀吉の話です。)
まずは、織田信長の押し出し。
信長が安土城を作る前は、みんな砦(臨時に作る小規模な城)のような質素な建物でしたが、それを城と呼んでいました。
ところが安土城には凄い天守閣を作ってきらびやかに飾り立てました。
すると、周りの小さな国が信長の味方になり出したそうです。
(信長の味方になろうか、それとも敵方の味方になろうか)迷っていて偵察に行ったところ、片方は小さな砦、片やきらびやかな天守閣! 一発で信長の味方についたそうです。
死ぬか生きるかの時代、信長が安土城を作ったことは歴史で習いましたが、そういう味方を増やすための効果があったのですね。
そして、秀吉の押し出し。
秀吉も信長同様、力を誇示するかのように「大阪城」という物凄いお城を作りました。
更に秀吉が押し出したのは茶室です。
当たり前ですけど、相手の領地に攻めていくのに「大阪城」は持っていけません。
その当時、お茶が流行っていて、殿様同志、お茶に招待する習わしがありました。
そこで秀吉は金の茶室、金の茶釜、金の湯呑みを作りました。
しかも、その金の茶室を組立てキットのようにして、茶室を合戦場に持ち込んじゃったそうです。
(ビックリですね!)
秀吉は戦場に来てもすぐに戦はしませんでした。
近場の武将たちが(どっちにつこうかな?)と思って使節団を派遣してきます。
遣わされた兵士は秀吉のところに行くと、いきなり戦場に豪華絢爛な茶室が現れるからビックリです。
しかも金の茶釜や金の湯呑みでお茶を振舞われるから、もう圧倒されちゃいます。
死ぬか生きるかの戦国の世、長い物には巻かれろ、勝てば官軍、と言いますが、小さな国の生きる術でもあったのでしょうね。
それを分かっていて信長や秀吉は押し出していたのでしょうね。
キンキラキンの茶室で、(趣味悪っー!)と利休とかに言われていたのでしょうが、趣味ではなく、戦術の一つだったのですね!
面白い歴史に絡めたお話でした!
私はこの話を聞いたときに、自分の弱いところでもあるな~と感じたと同時に、沼津経営塾の仲間にも是非聞いてもらいたい気持ちが湧き、今日に至りました。
平成25年11月9日(土)輿水酒店 輿水誠司
鳥居さんから襷引き継ぎました。
今日から1週間、ブログ当番つとめます、どうぞ宜しくお願いします。
先日、沼津経営塾ではお伝えしましたが、資格試験に一つ合格しました。
「日本ソムリエ協会認定 ワインアドバイザー」という資格です。
今年の目標の一つに掲げていたのですが、まず一つ達成すことができ、ホッとしています。
実は先日合格バッジを貰ったばかりで、
つい嬉しくて、一昨日の沼津経営塾にて初着用、初お披露目させていただきました。
多分、私一人、はしゃいでいたので、だいぶウザかったと思います、ごめんなさい!(笑)
試験は1次が8月末、2次が9月末に行われました。
1次は筆記試験、合格すると2次試験がテイスティング(きき酒)と口頭試問になります。
日本ソムリエ協会の資料を見てみますと、
昨年のワインアドバイザーの最終合格確率(1次、2次)24.7%でした。
沼津経営塾の皆さんはご存知ですが、
実は私は過去に二度、この試験に落ちています、二度とも1次試験で。
経営塾の教えで、「やりきる!ことが大事」と、教わっていたので、
過去2度落ちた時には、私自身のダメさ加減を感じていました。
頭の悪いことは、まぁしょうがないとしても、
それならば、なぜ人一倍の勉強する努力をしなかったのか。
そういうこだわりが弱いところが問題であり、自分の甘さ、弱さでした。
時間とお金を掛けたことに対して、モトをとっていない、結果が出せない。
経営者としては責任を全く果たせていませんでした。
そんなダメな自分を見たくなく、二度落ちた後2年間、受験すること自体を避けていました。
しかし、自分のスキルアップのために、一定のレベル以上にもっていきたい、という思いがあり、今年の初め、再度資格取得を目指して受験することを決意し、試験勉強を再開したのでした。
途中、また挫けそうになったり、模擬試験の点数が上がらない焦りもあったりと、不安な時期もかなりありました。
そのドキドキ、ヒヤヒヤを経験した分、合格した時の達成感があり喜びもひとしおでした。
かなり遠回りをしてしまいましたが、諦めずに再々チャレンジして本当に良かったと思います。
でも、いつまでも喜んでばかりいられません。
まだ資格を取得しただけで、モトをとっていませんし、むしろこれからがスタートになります。
ワインを取り扱う専門家として、今後一層の努力と責任を持って、仕事に従事していきたいと思います。
おはようございます。鳥居です。
七日目、よろしくお願いします。
「神様。どうもありがとう。」
11月1日の日に、古橋 力さんから、ご指名頂いたときは、正直、神様のイタズラに、
涙が出そうになりました。
それでも、(やるっきゃない)と決めて、はや七日。 毎日のみなさんからの温かい応援
のおかげで、ここまで たどり着くことができました。
どうもありがとうございました。
ここまで来て、私は、1つのことが分かりました。
この仕事をしながらでも、普段から記事をストックしておけば、沼津経営塾のブログ当番
は できる、ということが分かりました。
でも、何といっても、みなさんと声を掛け合っているからこそ続けることができるので
すね。
また、コメントしなくても読んでくれている方々がいらっしゃって、その方から、おハ
ガキを送って頂き、
「ブログも、がんばって続けていますね。」
と、励ましのお声をかけて頂くと、とても嬉しくて、(ブログ、書かないわけにはいかない)
という気持ちになります。
とても、支えになっています。
どうもありがとうございます。
またまた、細谷さんからのご提案 -沼津経営塾十周年記念として、ブログをまとめた
本を作ろう! というビジョン=発表の場があると、馬の鼻先に人参・・・じゃないです
けど、
(そうか!? じゃあ、ブログ記念版の発行までは、がんばって書くかぁ。)
という気になります。
みんなを巻き込んで、(一緒に、よくなって行こう。がんばりましょう!)という細谷さ
んのリーダーシップの発揮には、頭が下がる思いです。
気の向いた時にしか、当番をしていない わがままな私を、仲間に入れていただき、時に
は、ロープで引っ張っていただき、どうもありがとうございます。
一週間、私の拙いブログにおつき合いして下さったみなさん。
どうもありがとうございました。
明日からは、輿水酒店の輿水 誠司さんが、担当して下さいます。
輿水さん、
よろしくお願いします。
(輿水さんは、オヤジじゃなくて、若旦那ッス) ‘^ ^
おはようございます。鳥居です。
手前味噌なブログに対して、ご丁寧なコメントいただき、とてもうれしく思います。
ありがとうございます。
六日目、よろしくお願いします。
「あなたの力が 家族を変える」 -高森 信子著 を読んで。
この本は、統合失調症の方が より回復すること、を目的として書かれたものです。
経営塾の周辺でも、障害を持った方を雇用している経営者や、その会社で、日々、障害者の方と接している社員さんやスタッフの方々がいらっしゃると思います。
そういった方々は、ここに書かれていることを既にご存知で、毎日 実践されていることと思いますが、もし、お読みでない方が、この本を読んでいただければ、きっと何かの役に立つのではないか、と思います。
また、身近に障害を持った方がいない方が、ご家族や周りの人と接する上でも、何かしら良いヒントが得られるのではないか、と思いますので、紹介させていただきます。
高森さんは、20年以上前に、SSTのリーダーになって、それ以来、全国の当事者、家族、周辺スタッフの方々、ヘルパーさんなどを対象に、一年間に300日もの研修を続けて来られた方です。
SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)は、生活技能訓練と訳されています。
精神障害者の方たちは、他の人と会話したり、人間関係をうまくとることが苦手な人が多いのが特徴です。 そうしたことによるストレスが、病気を悪化させたり、病気が再発する原因となります。 SSTは、そうした人間関係を、どうしたらうまくとることができるようになるのかを数人のグループで練習していくものです。
- この本を読んで、印象に残ったこと -
我が家の長男は、現在、リハビリ中です。
今、我家の中で進行していることも、この本に書かれていることと同時進行していました。
高森さんが、全国の家族会をまわりながら、メンバーさんたちに、少しでも病気をよくしようと思ってやっていること、事実できていることを“リハビリテーション”の項目として、挙げてもらいました。
~ 身近にできるリハビリがたくさんあります。まわりの人にとって、あたりまえのことだったり、何気ない行動などがリハビリになっていたりします。
・薬をのむ、通院する、先生と話し合う
・朝起きる、生活のリズムをつくる
・人になれる、外に出る
・遊ぶ、楽しいことをする、趣味を広げて深める
・身体によいことをする(散歩・水泳・自然にふれるなど)
・近所に親しむ
・作業所・SST・デイケア・イブニングケアなどに通う
・交流室などに行く、きちんと聞きはっきり話す
・あいさつする、感謝する、ほめる、お願い上手になる、断り上手になる
・自活能力を身につける(家事手伝い・買い物など)
・バランスのとれた食事をとる
・身なりに気をつける、清潔をこころがける
・金銭の使い方がきちんとできるように心がける
・五分五分の友達関係を作る
・困ったときの対応・危機管理・症状のコントロールができるようにする
・休む・寝る(お休みするのも仕事のうち)
・役割と責任をはたす
・適度な緊張をもつ
・社会に挑戦する
すごくたくさんありますね。
でも安心してください。ここ書いてあることを全部したら疲れ切って再発しちゃいます。
全部できている人は、いません。
健康な部分を広げるのは家族の接し方の他に、もちろんリハビリも大切です。このリハビリをする場合も家族の協力によって、できることが増えていきます。 ~
できる項目を増やすときは、本人が選んで、自分の目標とすることが大切です、と高森さんは仰っています。
そう言えば、我家の長男は、以前、
「自分は、これから、家事に専念してみようかと思う。」
と言いました。
長男は、それより以前から、毎日、洗濯機の中から、衣類などを取り出し、シワを伸ばし、それを二階の物干しへ運び、洗濯物を干すことと、乾いてから それを取り込んでたたむことまで、毎日やってくれています。
生活のリズムにおいても、規則正しい生活を毎日送ることができています。
長男は、ちょっとしたことでも、例えば、喫茶店でお茶を飲んだあとでも、私に「ごちそうさま。」と言ってくれます。
障害を持ってない人でも、そういうことができていない場合は多々あると思います。
生きづらさを抱えながらも、そういうことができている彼をほめてあげたいと思います。
「あなたの力が 家族を変える -高森 信子著」、お目を通していただければ、嬉しく思います。
おはようございます。鳥居です。
貴重なコメント、ご感想をいただき、どうもありがとうございます。
古橋さん。
私のタクシーと言わず、私の自家用車で、浜松までお迎えに上がり、我が家へ来ていただき、男のカレーライスをご馳走しますよ。
あっ。もちろん、藤田ファミリーも。
安藤さんは、専用機をチャーターして、ここまで来てくださいネ。
五日目、よろしくお願いします。
あ、それと、次のブログ当番の立候補をお待ちしています。
「していただいたこと」
10月20日のこと。
その日、私は、勤務日でした。いつものように、晩飯を食べに、午後7時ころ、自宅に寄りました。
妻と次女が、おでんを二日分くらい、作ってくれてありました。
晩飯のときに、妻が、次男(中三)に向かって、
「C…。明日の朝食は、パンでいいよね!?」
と言いました。
私は、(おでんがあるのだったら、どうして、登校する息子のために、ご飯を炊いてあげないのだろうか?)(面倒くさいのだろうか?)と、妻を疑いました。
喉元まで『おでんがあるのに、どうしてご飯を炊いてあげないの?』という言葉が来ましたが、私は、妻に言うのをがまんしました。
その後、米びつを見たら、お米が1合しかなかったので、妻はお米が少ないので、ご飯をセットするのを躊躇したのだ、ということが分かりました。
私は、再び、乗務にもどって、仕事を終え、午前3時に帰宅しました。すると、炊飯器には、翌朝のご飯が、タイマー予約でセットされ、米びつは空になっていました。
私から何も言わないのに、妻が、ご飯をセットしてくれたのです。
K。どうもありがとう。
私の誕生日に、妻は、晩飯に、沢山のエビフライ、鶏の炊き込みご飯、豆腐のお吸い物、沢山のポテトサラダを作ってくれました。
K。どうもありがとう。
誕生日の前日に、私は、長男に、
「T…。あした、洋菓子店へ、予約したケーキを取りに行ってくれる!?」
と、お願いしておきました。
誕生日の日、その日の天気予報は、午後から雨、でした。
私は、昼飯を食べに、仕事から、一時、帰宅しました。
長男に、『ケーキを取りに行くときに、傘を持ったほうが良いよ。』と、言おうか、と思っていました。
すると、息子から、
「あの。ケーキ、取りに行って来たよ。」
すでに、息子は、午前中に、受け取りに行ってくれていました。
T。どうもありがとう。
誕生日の次の日に、長男がニコニコしながら、私に、そっと、バースデイカードを渡してくれました。
~ お父さんへ
お誕生日、おめでとう。
これからも元気でいてね。
Tより ~
と、書かれていました。
T。どうもありがとう。
誕生日の晩に、次男のCが、手作りの、ユニークなイラスト入りのバースデイカードをくれました。
~ お父さん お誕生日おめでとう!
普段から色々お世話になるけど
これからもヨロシクゥ!
― もうすぐ高校生なので 楽しみ ~
と、書いてくれてありました。
C。どうもありがとう。
誕生日の晩に、静岡で一人暮らししている長女が、突然、帰って来ました。
イコールおやじという雰囲気の靴下セットを、手にたずさえて。
H。どうもありがとう。
家族に対して、不満や要求を言いたくなったとき、声を荒げて言ってしまいたいとき、ちょっと立ち止まって、相手から していただいていることを思い出してみます。
少しすると、そこには、何かしらの理由があったり、妻、または子供が、私のために、精一杯 行動してくれている姿が浮かんで来ます。
言うのをこらえて良かった、と思います。
妻や子供たちとの生活が、円滑に、とまでは行かないまでも、だましだまし 何とかやっていけています。こんな風にして、相手からしていただいたことを思い出すことによって、私と家族との人間関係に役に立っています。
私の内観も、まだまだ不十分だと思いますが・・・。
内観を教えていただいた、経営塾の皆さん、杉井さん、
どうもありがとうございます。
おはようございます。鳥居です。
連休の最終日だというのに、時間を作ってコメントしていただき、どうもありがとうございます。
四日目、よろしくお願いします。
「もったいないから 食べちゃった」
私は、食べることについて、細かいところにこだわるほうです。
20年程前に、環境ホルモンの問題が取り上げられ、日本で出産数が低くなった原因の1つとして、包装材、食器その他、生活のいたるところに、ビニール、プラスチック製品が使われていることが人体に影響を与えているのではないか、と言われました。
私は、自宅でコーヒーをドリップして飲んでいますが、ドリッパー(コーヒーフィルターを乗せる、あの三角のやつ)が、プラスチック製なのは、何となく嫌だと思い、陶器製のものを使っています。
環境ホルモンとは関係ありませんが、家の中に、甘いお菓子などが残っていると、妻は、
「もったいない。」と言っては、食べます。私は、妻がそう言っているのは口実であって、妻は本当は、食べたいから口にしているのだ、と思いますが・・・。(そのことで、今までにケンカになったことがあります)
また、私は、添加物が沢山使われていて、体に毒と思える食品には、手をつけないか、バッサリ捨ててしまいます。
そんな私が、先日、カレーライスを作りました。
我が家には、食べ盛りの息子が二人居るので、私は、いつも、大鍋にいっぱいのカレーを作ります。
まず、大きめの玉ねぎを5個、縦に切って、油でいためます。次に、水を張り、強火にかけます。玉ねぎが煮えたら、いったん弱火にしてから、肉類を入れます。火を中火にして、じゃがいも、人参、キャベツ、なす などの野菜を入れます。隠し味に、にんにくのみじん切りを少し入れます。
キャベツが煮汁に溶け出したら、カレー粉と塩を入れて、でき上がり。
肉は、いつもは、共同購入している鶏肉か豚肉を解凍してから使っているのですが、この日は買い置きが無かったので、昼間、スーパーへ行って“カラ揚げ用鶏モモ肉”という一口サイズに切られたものを買って来ました。
大鍋いっぱいのカレーを作るとなると、ひと仕事で、約1時間はかかります。
カレーができたので、
「ご飯だよー!」
と、家族を呼びました。
息子の一人が、食器にカレーをよそり、席に着きました。
すると、その息子が、
「お父さん。何か紙みたいな物が入ってるけど・・・。」
「それ、鶏の皮でしょ。」
「いやぁ、もっとうすっぺらい、大きな物だけど。」
私は、息子の器の中をスプーンで探ってみました。
すると、カレー色に染まった、7cm×15cm程の長方形の紙状のものが、出て来ました。
! 何と、それは、スーパーで買った、鶏肉が入れられていた発泡スチロール製のトレイと鶏肉の間に敷いてあったシートでした。
私は、鶏肉を鍋に入れるときに、うっかり、鶏肉と一緒に、シートまで鍋に入れてしまったのです。
このシートの素材が何であるか、私は知りません。また、何のために、このシートが挟まれているのか、私は知りません。
そして、90度近いお湯の中で、1時間ほど、ほかの具をシートごと グツグツ煮てしまったことは事実です。
湯気の立っている、手塩にかけてこしらえた、大鍋いっぱいのカレーを目の前にして。
「もったいない」ということを言ったことのない私ですが、このときばかりは、捨てられませんでした。
もったいないから 食べちゃいました。
そのくらい、だいじょうぶですよね。
ですよね!?
みなさん、
「だいじょうぶ。」
と、言ってください!
まあ、そもそも、私は、今から子供は作らないのだから、だいじょうぶなのでした。
お読みいただき、どうもありがとうございました。
おはようございます。鳥居です。
杉井さん。杉井さんのそういうお気遣い、とても嬉しく思います。 どうもありがとうございます。
海野さん。 そうです。陶器屋さんの向かいのお店です。
今度、ひまわりさんに海野さんのことを話ししてみます。
安藤さん。 “ラブ タスク”のくわしいご教示頂き、どうもありがとうございます。
安藤さんのこと、もっと知りたいです。海野さんとの出会いのことなども。
次のブログ当番、いかがですか?
輿水さん。 広小路町のお掃除、毎朝、お疲れさまです。
輿水さんのおかげで、ひまわりさんのコーヒーが一層おいしいです。
小野さん。 火曜日に息子とひまわりさんへ行くときに、馬の耳通信11月号を、ひまわりさんに渡しますね。
細谷さん。 沼津経営塾9周年での、細谷さんのリードのおかげで、ひまわりさんに声をかけ始めました。
どうも、ありがとうございます。
三日目、よろしくお願いします。
「越えられるか? 壁」
― その日は、朝までの勤務で、明け方に近く、もうじき仕事も終える頃、三島駅南口に、同じ班のK先輩と、2台で待機していました。
K先輩は、細身で背が高く、物静かで、モンキー・パンチの漫画「ルパン三世」に出てくる次元 大介のような雰囲気のベテラン運転手です。
ときどき、私が分からないことを尋ねると、K先輩は、懇切丁寧に教えてくれます。普段、とても物静かな人なので、たまに、K先輩から話しかけられ、アドバイスを頂くと、私の心にグサッと来ることがあります。
未明の三島駅で、後ろのタクシーからK先輩が降りて、近づいて来たので、私もタクシーから降りました。
K先輩「・・・・鳥居ちゃんは、駅に待機しているときは、車の中に居てばかりいないで、できるだけ車から降りて、自社や他社の運転手の所へ行って、もっと話しすると良いよ。・・・
何度もそうしているうちに、気心が知れてきて、色々なことを教えてもらえるようになるよ。 『あそこへ行くには、どういう経路で行くのが一番良い。』とか・・・。」
「お客さんに行く先を告げられて、場所が分からないときは、待機している、ほかの運転手に訊けば、教えてくれるよ。」
「ただ、普段、何も口をきかないでいて、突然『教えてください』と、尋ねられても、そういう気にはならないから。・・・普段から、他の運転手の輪の中へ入って行って、話ししておいた方が良いよ・・・。」
と、教えていただきました。
振り返ってみれば、私は、駅などに待機しているとき、いつもタクシーの中に一人で居て、ケイタイでブログを読んでいたり、そのほか口実を作って、他の運転手が会話している輪の中へ入っていませんでした。
そういえば、K先輩は、一見、物静かだけれど、待機所では、よく車から降りて、他社の運転手と話されていました。また、自社内でも、仕事の少ないとき、K先輩は、操車室へ行って、ベテランや中堅の操車係りの人とも、よく会話していました。
そうやって、K先輩が、偏らずに多くの人と接し、こまめに交流している姿が、うかび上がってきました。
人生の達人と言える人は、人との何気ない雑談の中からも、取捨選択して、自らの成長に必要な情報を、吸収しているんですね。
さも、真面目そうに、一人で車の中にこもって、自分の仕事のことだけを考えて、バリアを張って、他の運転手の輪の中に入らずにいた自分が とても恥ずかしくなりました。
私が今、どの段階にいるのか? 今、成長すべきところは、どんな点なのか? K先輩は、私のそれを見抜いて、アドバイスしてくれました。
ありがたいです。
今日から、待機所では、タクシーから降りて、すすんで、他の運転手に声をかけたいと思います。 ―
このブログの原稿を書いた翌日、私は、駿河平の待機所に、ベテラン運転手のIさんと2台で待機していました。
その日は、[御殿場の某ゴルフ場から三島駅北口までの12台口という予約仕事があり、もしかしたら、配車されるかも知れない。]という事前情報がありました。
その待機所で、私は、(今こそ、K先輩からのアドバイスを活かすときだ)と思い、車から降りて、I先輩のところへ行きました。
天候の話から、「・・・今日は、例の仕事が当たるかも知れないです。でも、自分は、そこまでの行き方が、よく分かりません。どう行ったら良いですか?」
と尋ねると、I先輩は、シートから体を起して、ナビ画面を巧みに操って、そこまでの経路を、私に教えてくれました。
案の定、その1時間後には、12台口の仕事が私にも配車されました。
初めて行くところなので、1時間前に、I先輩から教えてもらっておいて良かったです。某ゴルフ場まで、迷わずたどり着くことができました。
先輩の運転手と情報交換することの大切さを、痛切に感じました。
K先輩、どうもありがとうございました。
読んで頂いたみなさん。どうもありがとうございました。
おはようございます。鳥居です。
みなさん。コメントいただき、どうもありがとうございます。
藤田さんの最高の笑顔が、目の前に浮かんできました。
二日目、よろしくお願いします。
「覚えてもらって うれしい」
最近、仕事が休みの日の午後には、息子と喫茶店へ行きます。
1年ほど前に、輿水酒店さんの西50メートルほどの旧東海道沿いに、ひまわり(以下Hさん、と省略)という、手作りケーキとコーヒーのお店ができて、時々、お邪魔しています。
ところで、息子と喫茶店に入るときのポイントとして、私は、横並びの席をみつけて座るようにしています。
これは、杉井さんの「子育て・社員育成講座」で、教えて頂いたことなのですが。
相手と真正面に対面する座り方では、相手が緊張してしまうので、我が子であっても、心の内をオープンにしてくれることを願って、横に座るようにしています。
さて、私は、Hさんで、いつも“ひまわりブレンド”というホットコーヒーをいただいています。
私は、コーヒーのブラックが好きなので、テーブルにコーヒーを持って来てもらう時に、「ミルクと砂糖は、要りませんので。」
と言って、コーヒーミルクとスティックシュガーを下げてもらっていました。
Hさんへ、3度目にお邪魔したときに、私は、いつものようにHブレンドを注文しました。その日、テーブルに出された、カップの下の受け皿には、コーヒーミルクとスティックシュガーが、ありませんでした。
(!)
Hさんは、私がミルクと砂糖が要らない、ということを覚えてくれたのでした。私は、嬉しかったです。
こんな、ちょっとしたことが、嬉しいんです。
(また、Hさんに来よう。)
という気持ちになります。
じゃあ今度は、自分がサービスを提供する側にいるときに、果たして、お客様のことを覚えているだろうか?
タクシーの仕事の中で、ある方は、同じ場所から、よく乗ってくれるので、何度も顔を合わせるお客様がいらっしゃいます。
同じお客様に何度も利用していただいて、目的地へ着いて、料金を頂く際に、その方はレシートが要らないのに、毎回、私が「レシートは、要りますか?」と聞いていたら、
(この運転手、私のこと、全然覚えてくれないワ。)
と、その方は、嫌気がさしちゃいますよね。
どうしたら、お客様のことを覚えられるのでしょうか?
これは、メモ→記録することが一番の方法だと思います。
私は、ノートに、その日、誰が、どこからどこまで乗車されたか、料金はいくらだったか、を記録していますが、その他にも仕事中に気づいたことがあったら、記録するようにしています。
記録することで、お客様のことを覚えて、お客様にちょっとしたことで喜んでもらい、
(次回、また、このタクシーに乗りたい。)
と思ってもらえるような仕事をします。
それにしても、ひまわりさんのコーヒーは、おいしいですよ。
今度、ぜひ一緒に、飲みにいきましょう。
追伸
その、ひまわりさんが、もしかしたら、11月7日の沼津経営塾に、参加してくれるかも知れません。
ただ、その日、私は勤務日で、経営塾を欠席しますので、ひまわりさんが見えたら、フォローをよろしくお願いします。
おはようございます。
今日から、1週間、ブログを担当します。鳥居です。
古橋さんに続き、私もオヤジです。(最近、53歳になったばかりです)
古橋さんからのご指名とあっては、やるっきゃない です。
どうぞ、よろしくお願いします。
「O飯店の店長から 教えていただいたこと」
タクシードライバーをしていると、あちこちの食事処へ、お客様をお送りしたり、また、お食事からのお帰りで、お客様をお乗せすることがあります。
お客様から、「あそこの店は、おいしい。」などと教えてもらうと、つい行ってみたくなります。
それで、先日、お客様から教えていただいた、三島のO飯店という中華料理店へ、家族で食事しに行ってきました。
行く前に、インターネットで調べると、そちらでの評価も、とても高かったのです。
私達が出かけたその晩は、お客さんが多くて、お店が忙しかったせいでしょうか。家族の長男の注文以外の料理は、出て来たのですが、長男が頼んだ料理だけ、テーブルに届くまでに、かなりの時間が、かかってしまいました。
私は、O飯店オススメの麻婆豆腐をいただいたのですが、ご飯が水っぽくて 今ひとつ・・・、という印象でした。
家族全員の食事が済み、お勘定をしてもらいながら、(ここに来るのは、今回限りかな・・・)と思っていると、厨房から、O飯店の店長と思われる若手シェフが汗だくでやって来て、私達家族のほうを向いて、
「どうもありがとうございました!」
と言って、お辞儀してくれました。 それも、度々、笑顔で、大きな声で、
「ありがとうございました!」
と、頭を下げていただきました。
その晩、私が、O飯店から受けた(今ひとつ物足りない)という印象が、店長のそのしぐさ一つで、挽回されて、(すべてO,K)になり、(この店、また来ても良いなぁ!)と思えました。
店長の最後のあいさつは、私にとって、それほど、インパクトの強いものでした。
じゃあ、自分がサービスを提供する側になったとき、果たして、自分はどうだろうか?
私は、タクシードライバーになり、今、三年目で、仕事に慣れて来ました。
でも、私の車に乗ったお客様から見れば、いたるところに「物足りなさ」が、あると思います。
そういう自分であることを自覚して、基本的なことをしっかりと行動しなければいけない、と思いました。
お客様が、私の車から降りるときには、ふり返って、お客様のほうを向いて、明るい声で、「ありがとうございました!」と言うこと。
もちろん、[笑顔であいさつ]さえしていれば、技術的な向上がなくても良いのか? 決して、そうではないと思います。
ドライバーとしての技術にも、「安全運転の技術」「接客」「地理(できる限り道を知ること)」「万一、ミスしたときの対応」などの技術があり、上には上、さらに、その上・・・と、技術の向上には限りなく上があると思います。
ドライバーとして、自分は、まだ完成していない、今、勉強中なのだ、という自覚を持って、つねに、お客様から教えていただき、自分から学び、1本、1本、乗っていただいたお客様のほうを向いて、「ありがとうございました。」と言って、仕事をしていきます。
お客様から(また、次回もこのタクシーに乗りたい。)と思っていただけるような仕事を、していきます。
O飯店の店長さん。 教えていただき、どうもありがとうございました。
お読みいただき、どうもありがとうございました。
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