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社長・・・降参ですわw 8
- 2014/04/18(Fri) -
 最近、よく取引相手から 「 専務さんの 趣味は なんでしょうかね~ 」 とよけいな事を聞かれる。  本気で答えるべきか、適当で返すか悩むが真顔で、 「 美術品や骨董品、絵画の 鑑賞&収集 と 最近では お茶(裏千家)に こってます 」 と真顔で答えると、それからしばらくの間、重い空気が流れて沈黙が続く・・・。  なら聞くなよ!って。  何と答えて欲しいんだよ?。
 「 海外旅行とゴルフです 」・・ありきたりだろが。  「 車と女と酒です 」・・いいのかそれで?。  悪いがそんな趣味はない。  ゴルフはやらない、テニスをカジッてる。  車と女と酒? 別に紅馬が好きな訳ではない。  博多の友人から安く買った・・いや・・、会社に買ってもらったダケであるw。  酒も雰囲気がなければやらない。  女も、ジョ~クが通じる会話が出来る女などチョットやソットじゃいないし、銀座まで通い、マニュアル本通りの会話で相手をする薄っぺらな連中など興味もない。  ただし・・ひんぬ~で細身なら・・少しは気になる・・かもw。

 ギャンブルはやらない。  競輪も競馬、競艇、モーターレース等・・しないし。  パチンコ&スロットルは羽振りが良かった時代に少しかじったが、所詮は遊び程度で、客側ではなく、経営サイドのアドバイザーとして千葉の成田と本八幡でかなり熱くなった経歴を持つ。  勝てないし、パチ才がないので最近でも時間潰しくらいにしかやらない。  但し、ポーカーとブラックジャックはラスベガス仕込みであるが、日本ではその腕前を披露することは無い。  海外ではカードはたしなむ程度のお付き合いと、雰囲気がたまらなく好きなので、負け金額を決めて遊ぶことにしている。  そのかわりに、負けがこんだ時はその足で射撃場へむかい、コルトパイソンを3種類とマグナムを打ちまくるという発作があるw。

 ・・・車は歴代のメルセデス以外は1度ジャガーに乗ったが、またメルセデスに戻した。  重いメルセデスを力で走らせる感覚が好きなのである。  ベンツ・・とは言わない所が通の証拠かもw。 ついでにバイクはホンダCBX400インテグラが足だった。  山道を走りたくてヤマハのDT125のモトクロッサーを買って、 バイク屋で 「 おやじさんよ~ このバイク 120キロしかでねわなぁ~ 遅せ~ よ  どっかブッ壊れてるんじゃないか? 」 と、のたまったところ 「 山道で120キロ出すバカはいね~よ 」 と言い返されたことは・・あったw。

 あ~ん? 何の話だ? あ、趣味か。  よって、各地の美術館巡りや骨董品やさんを冷やかしたり、陶器の製造元を尋ねたりは大好物なのである。  古い茶碗に興味を持ち、人間国宝の作品を求めたりで、全国各地の窯元や展示会まで行くのだから陶芸家の先生方とも親しくなり、展示会場では買わずに工房でこっそり10分の1の値段で買ってきたりもするw。  残念な事に最近ではひいきの人間国宝認定職人が次々に亡くなり、淋しい限りである。  なぁ~もんで、骨董や美術品に関しては 何でも鑑定団 並の目利きを称していますw。  で・・気前が良い性格なので来客に無料で持たせて帰らせる事も多々あり、併せて、秘書達が気にいった作品を 「 こんなのは 使って始めて価値が出るんだから ネ!」 と20~30万円ほどの湯飲みを使ってくれちゃってw、週に1度は必ず誰かが壊してくれたりしていますので・・・いくら買って来ても作品が増えて置き所に困る・・などと言う事も無く、適度な数量を保っております。  わぉ~w。


 え~と・・・ 話し、どこからだっけ?   あ~小岩か・・・



 インターコンチから会社へ戻り、地下駐車場へ車を駐めて駐車場専用エレベーターに乗り込み、1階ロビーで降りて受付の前を通り過ぎ、地上階エレベーターに乗り換える。  22階をポチッと押す。  途中のフロアーで駐まること無くそのまま22階へ到着した。  ドアが開くと正面のエレベーター待ちの2人がこちらのエレベーターに乗り込もうと向かってきた。  見慣れない男性社員だが、こちらの顔を見て驚いた様に軽く会釈をして挨拶してきた。  造り笑顔で挨拶をしてエレベーターを譲ってやった。 22階はあの堀北真希に似た 木* ひろみ ちゃんの旅行代理店が入っていフロアーである。  エレベーター脇の壁に貼られたフロアー案内板を見ると、北側の1番奥に彼女の会社の名前を見つけた。 

 北側1番奥の部屋へふらりと向かってみる事にした。  

 来月のドバイ行きをアレンジして欲しかったのだった。  ドバイなどまったく行きたくないのだが・・そこはお仕事。  イスラム圏で好みのタイプの美女は全く期待出来ない事が最大の理由でもあるのだが、なにしろ遠い。  桁外れの金持ちがウジャウジャいるし、そいつらに美女は皆んな一夫多妻制で買い占められているwわけで・・・マジにハーレムを現実にしている国である。  まぁ~ヨーロッパからのバカンスで訪れている金髪にしか興味は無い。  で、気分は最悪だが現地の金持ち(個人)がとある銀行を買い占める為の情報交換である。  

 ひろみちゃんのオフィスのドアは全面ガラス張りで、外側から内部が丸見えだった。  ドアの外側から内部を覗っていると奥のデスクでPcを叩いていた役職者らしき男性が頭を上げた瞬間に目と目が合ってしまった。  不審そうな顔をしながら、すぐ手前の女の子に指示をしてこちらに向う様に促した。  これ以上ドアの外側から内部を覗いていると完全な不審者になってしまう。  ひろみちゃんを中で見つけられなかったが、内部の人間に見つかってしまった以上はUターンして帰る訳にもいかず、おもむろに大きなドアを押して中へ入った。  

 「 いらっしゃいませ  ご用件をお聞きいたしますが・・ 」   さっき 上司から促された娘だ  ハッキリ大きな声だった

  「 秋葉原まで・・ Pクラスで、アイルシートを1枚・・ キャリアはそちらへお任せしますので、宜しく~ 」   バカなのか?

 回りにも聞こえたらしく、受付カウンター近くの4~5名が一斉にこちらの顔を注目した。  アチャ~、やってしまったw。  雰囲気的に冗談を冗談で受け取ってくれそうもない引きつった造り笑顔が痛々しかった。  

 「 え? 」  対応しようとした目の前の彼女の目が怖い

   「 あ・・いや・・   ごめん チョットした大きなミスだったわ 」    解ってもらえそうもない (>_<)
   「 え~と・・ ひろみチャン いる? 」

 「 ・・・? 」 
   「 秋葉は冗談で・・ エア~をアレンジしてほしんだけど・・ ドバイまで 」

 「 ドバイですか?  ひろみチャン?  木*ひろみ・・ですか? 」    ピンポ~ン  当たり
   「 そそそ  以前もアレンジしてもらってるハズなんだけど d(^-^)ネ! 」 

 「 木*は・・ 」  オフィス内を見渡し 彼女を探している    あ~~もぉ~~ 木*と書くのがめんどいので・・
 「 木村は只今 席を ハズしておりますが・・  宜しければ 私、最上がお調べいたしますが・・ 」  最上・・だと?

 左胸に手をあてて 「 H.Mogami 」  のネームプレートを指さした。  最上チャン・・か・・、北条や徳川なら即答でお断りだが、伊達に縁(ゆかり)のあるめめとしては悩みどころだ。  お目当てはひろみチャンなので・・ヤッぱり心が痛い。 

   「 むぅ~ ・・・ 」  

 悩んでいると別の女の子がカウンター越しに近づいてきて、声をかけてくれた。   

 「 宜しければ 後ほど木村が戻りましたら 専務さんへご連絡させますが 」   おっ、コヤツ・・ 知ってるな めめをw
   「 いや~ それだと助かるな~ これからオフィスへ戻るところなんで 時間 気にしないで連絡をまってますわぁ~ 」
 「 畏まりました。 では 木村に伝えます ので 」   出来る娘だった
  「 あw 26階の専務さん・・ですか? 」  モガミン(最上ちゃん)が 気づいたのか小声で囁いた 
   「 うん 26階ではアホ専務と呼ばれてる めめです 」  (^o^)
   「 今度 焼き肉でもしながら 今後の世界情勢に付いて話し合う 合コン しよ~ね 」 (^o^)

 「 キャ~! 世界情勢ですか~♡ 」
  「 焼き肉~ 誘ってくださ~い♡ 」   

   「 なんか・・ 奥の上司の目が痛いから帰るねw  今度また~ ネッ 」 
   「 ん~と、 名刺の裏に 携帯 書いておこ~ かなってw ペン ある? 」  
 「 ハイ ペンです 」   携帯NOを書いて渡そ~としたら 上司が席を立ちやがったw  疾風迅雷の早さで2枚書いて渡した
   「 じゃ~ ひろみちゃんへ伝言 宜しく~ 」  
 「 ハイ~ 」
  「 伝えておきま~す 」

 携帯が鳴る度に同伴の誘い(営業)ばかりで、たまには気軽に叙々苑でもいいかな~っ・・てね。  旅行代理店を出て27階へ向かった。  社長がいたなら一言、いや、二言も三言も文句を言ってやる腹だった。  なにがイリ~ナだ。  なにがシャラポアだ。  なにがユリア リプニツカヤだ。  ん?  ホテルにいたのは象アザラシだったし、せめてロシアン絡みの頼まれ事なら許せるが、タイ料理だと?  ゆるせんw。  救いは19歳の娘が可愛いかったくらいだったw

 エレベーターが27階に到着した。  エレベーター前のフロアー案内プレートには 社長不在 のランプがついていた。   ケッ・・残念w

 

 さ~て・・・と・・・サチ様の合戦でも覗いてみようかな~。  26階へ下りて行った。





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