12月1日(土)、札幌ススキノにてオフ会が行われた。
当日の朝、目覚ましのアラームで9時に目を覚ました。 昨夜は歌舞伎町で友人からの相談事に付き合ってマンションへ帰宅したのは午前3時過ぎだった。 5時間は寝ているものの、アルコールが抜けていない。 今夜のオフ会がなければ間違いなくこのまま喧しいアラームを止めて2度寝のパターンだった。
働かない頭で無理矢理ベットから下りてダイニングでコーヒーを落とし、今年限りで止めようと決心しているタバコに火を付けながらソファーに腰を落として携帯のメールとLINEをチェックする。 コーヒーをすすりながらPCの電源を入れ、タバコの火を消してそのままバスルームへ向かった。
シャワーを浴びても冴えない頭でリビングへ戻りTVとPCを開き、IXAにINすると書状のランプが赤く点灯していたので覗いてみると、今夜のオフ会に参加予定の唯一の女性 かな姫 からの書状だった。 「オフ会、ドキドキだけど楽しみにしています。」との事だった。 かな姫ってどんな女性かな~と、想像を超えた妄想wの中で着替えてリビングに戻り、飲みかけの冷めたコーヒーを飲み干し、ソファーで携帯を手に取って「ヘイ、シリィー 今日の札幌の天気は?」と、訪ねてみた。 「今日の札幌市の天気はあまりよくなさそうです・・最低気温は-1℃で、雪が降るでしょう」と、教えてくれた。 雪だとw へ? 東京は18℃だとさっきTVでやっていたのだが・・・厚めのコートをウォークインクローゼットから手に取った。
鞄に財布、携帯とWifiだけ放り込んで部屋を出た。
地下駐車場で赤馬に乗り込み、エンジンをかけながら時計を見るとジャスト10時だった。 午後2時のフライトなので余裕で新宿から成田空港へ向かった。 実は最近は全く車を運転していなかった。 左右の目で大きさが違って見えるのだw 右目が黄斑変性症と言う不治の病で、昨年は正確な診断と治療のためにフランスのパリまで行って知人の紹介で有名な名医に見てもらったのだが「これ以上進行しなければ治療は必要ないでしょう。 と言うよりも、治療のやりようがありませんから」と、匙(さじ)を投げられてしまっていたのだ。 左目がB5サイズで右目がA4サイズほどの大きさに左右歪(ゆが)んで見えるので、夜間の運転など怖すぎて全く運転ができないのだ。 勿論、日中でも片目で運転している様なもので目の疲れ方が半端ない。 趣味の車に乗れないのは相当にこたえるが、しょうがないので必要最小限に運転は控えていたのだった。 それでも最近ではセカンドカーにとメルセデスのSシリーズを購入しようかどうか悩んでもいるw
成田空港の第2ターミナルの駐車場に到着したのはほぼ昼頃だった。 第3ターミナルの駐車場は遠いうえに不便なので車を第2ターミナルに駐めて、第3ターミナルまでの無料シャトルバスに乗り込んだ方が便利なのだ。 徒歩なら第2から第3までは20分ほどもかかるが、シャトルバスなら3分で到着する便利さだ。 てか・・第3ターミナルは LCC=格安航空 専用で実は今まで一度も利用した事がない。
札幌までの格安航空券を調べてみて、片道5500円のバニラエアーをスマフォで見つけて思わずポチッてしまったのだ。 (たまにツイッターにスカイチケットのコマーシャルが現れるので、気になってLCCチケットを調べて見て5500円を見つけたのだが、実はスカイチケット(社)の手数料に3240円を取られるので、結局は8740円になってしまうカラクリにはまったのだがw)
第3ターミナルにシャトルで到着後にバニラエアーのカウンターを探してみた。 ANAの子会社なのだがカウンターはターミナル3の入り口から左端の一番端っこの隅(すみ)の隅(すみ)だった。 とりあえずカウンターまでたどり着き柱時計を見ると12時30分を過ぎていて、チェックイン可能だった。
速攻で手動チェックイン機で予約番号を入力してボーディングパス・・紙ッキレを発行された。 しかし、あと90分は時間をつぶさなくてはならない。 90分何をして時間をつぶすか・・。 第1や第2ターミナルならクレジットカードメンバーのラウンジがある。 まったりフカフカのソファーでシャンパンを飲みながらオードブルでも摘(つま)んで時間をつぶせるのだが、ここからまた第2まで戻る気がしない。
仕方なく喫煙所を探してみる。 が、見当たらない。 チェックインカウンターからはなれ、また入り口近くの総合案内所へ向かった。 喫煙所を聞いてみるつもりだったが、途中の案内板で喫煙所を見つけた。 入り口裏側のフードエリアの最果てにあった。
喫煙所で(-.-)y-゜゜して、ターミナル中央にあるショッピングエリアで暇をつぶしてなんとか1時間を過ごした。
さすがに歩き疲れたのでセキュリティーチェックを受けてボーディングエリア(搭乗口)で待つことにした。 セキュリティーチェックのラインに並んでいると俺の前のおっさんがコートを脱ぎ、ジャケットも脱いでセキュリティーのトレイ(大皿)に乗せるのを見て、おいおい、そこまで脱ぐのかよwと思いながらマネをした。 1つめのトレイに鞄を置き、2つめのトレイにはコートを乗せ、3つめのトレイに俺もジャケットを脱いで乗せた。 3個のトレイをロールバーの上をころがし、Xレイ(レントゲン)の通過を待つ。 「次の方、どうぞ」と、ガードマンに促されセキュリティゲートを通る寸前にズボンのポケットにライターを入れていた事を思い出したが、シカトして何気ない顔でゲートを通り抜けた。 ピンポ~ン♪と、鳴った気がしたが何も鳴らなかった。 ライターは持ち込み禁止品じゃないのかよ?と思いながらXレイから出てきたトレイを次々と3個受け取りジャケットとコートを羽織った。 最後に鞄を受け取り無事に保安検査を通過した。
通過して正面に喫煙所を発見した。 へ? ライター持ち込み禁止なのに・・喫煙所はセキュリティーチック後にあるのかよ?と、ひとりでぼけて突っ込んだw JT(ジャパンたばこ)がスポンサーの大きな喫煙ブースだった。 往復20分もかけて向こうの喫煙所へ行く必要がなかった訳である。
なんか損をした気分だったのでまた正面の喫煙所へ行って(-.-)y-゜゜してやった。
約30分ほど搭乗口の広場の長椅子で缶コーヒーを飲んでいると搭乗案内のアナウンスが流れた。
「本日はバニラエアラインをご利用戴きまして誠に有り難うございます。 ご搭乗のご連絡の前にお知らせ致します。 バニラエアラインJW917便、新千歳空港行きは只今より搭乗を開始致します。 現在、新千歳空港の天候は雪ですが、天候が荒れまして当便の着陸が不可能と機長の判断の際は、着陸を見送り、成田空港へ引き返す可能性もございます。 ご了承の上、ご搭乗下さいませ」 え? へ? 何だと?
天候が悪化の際は成田へ引き返す事を承知で飛行機に乗れと、だとw さらりと怖いアナウンスをするバニラエアーだなぁ。 戻られたらどうするんだよ俺? ひと月もまえから楽しみにしていて、エアーもホテルも押さえたのに、な・・なんだとぉ。
まいったなぁ。 吹雪にならない事を祈るしかなかった・・。
150番ゲートなどど今まで見たこともない大きな番号のゲートから移動バスに乗せられ駐機場の真ん中あたりで、派手な黄色の機体に無事に搭乗した。 3列+3列の6列レシートのアイル側、無事に通路側に腰を降ろした。 狭めっ! 狭すぎるシートがw
考えてみればここ20年ほどノーマルクラスなど乗った事がなかった俺だった。 それをLCC(激安チケット)のギュギュウ詰めのプラモデル程度の旅客機など・・揺れそうで怖いわぁ~。 狭いよう~、暗いよう~、怖いよう~w
俺の心の叫びなど聞こえもせずにバニラエアは成田の空に飛び立った。
1時間20分後、新千歳空港に放心状態の俺を乗せた小型飛行機は無事、到着をした。
俺を歓迎してか無風状態で小雪が降っていた。
2度とLCCなんかに乗るらねぇ~からなぁ! ・・・あ、明日の帰りもあるのかよw
寝不足と二日酔いにLCCが追い打ちをかけられ、最悪の体調で札幌に到着する事だけを目標に新千歳空港の地下へ向かい、みどりの窓口から快速トレイン南北線のUシート(指定席)を買い込み、ホームで15分ほど中国人ツアー客にと一緒に寒さに震えながら列車を待った。
その甲斐があったのか、滑り込んできた小樽行きの快速列車のUシートは快適で、列車も都会の新幹線の様な乗り心地で俺を札幌へ運んでくれた。 約30分でJR札幌駅に到着した。
JR札幌駅はまるでJR名古屋の様な作りになっていた。 駅のホームの左右に大丸デパートや紀伊國屋などが軒を吊られ、JRホームの脇から上層のホテルにも行ける。 最近は札幌も来ていなかったので名古屋駅とイメージがダブっていた。
駅の外へ出るとクリスマスの装飾がなされていてとても幻想的な都会の雪国だった。
予定では歩いて大通り公園のホテルまで行くつもりだったが、足下が氷と雪で滑ってしまい、1分ほど歩いて断念してTXAI乗り場へ足を進めた。 時刻は午後5時15分を駅の大時計が示していた。 タクシーに乗り込み、ホテルを告げ、体調不良&気持ち悪い80%でなんとかホテルへチェックインした。
さてと、一休みしてから午後7時からのオフ会に顔をだそうかなぁ。 時差ぼけをなんとかしないと・・・w
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