まじいなぁ~ ・・・ No26
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- 2018/03/27(Tue) -
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すっぴん美人 盛り美人 会社へ戻って来いと、お声掛けは有りがたいが右目が完治しない事が分かった以上は無理です。 でも、非常勤なら いいかなぁ~ って最近思い始めています。 加齢黄斑変性って年寄り病らしく、網膜が凸なら手術で直せるけれど、凹だと手立てが無いらしいのです・・・・。 どこの国でも良いから、凹の治療法、開発してくれ~! 右目がB5で左目がA4サイズの世界なんだぞw さて、目の調子の良いスキに完結させないと・・・・ ***** 俺のダチのタエちゃんがあることか、事件に巻き込まれ、事件の主犯格のリカの姉が、錦糸町でタイ料理レストランを営む(本業は地下銀行と金貸しだが)ママの妹だという事で、断ち切れそうな糸がどうにか繋がっていた。 借金を踏み倒し、告訴したフォンの実家へ奇襲を仕掛ける以外は助かるアテがない事件だった。 フォンの身辺調査をゲオチャイへ依頼して2日後、フォンの身元が割れた。 で、早々に奇襲攻撃を仕掛ける事にした・・・。 奇襲攻撃を依頼して3日後、携帯に連絡が入った。 俺が予想していた以上に早かった。 「めめさん?」 「はい」 「フォンの実家のあるピッサヌローク県に2人に行ってもらいました」 「で?」 「めめさんに言われたとおり、フォンの借金の取り立てをして来たそうです」 「まぁ~100万円は無理だよね、彼らには」 「ええ、フォンの借金なんか知らないし、関係無いと言われたそうです」 「だよね」 「3日後にもう1度来るから、その時まで支払えなければ火事になっても知らないゾ!と言って帰って来たそうです」 「うん、それでいいさ」 「妹の実家へも1人行かせて、同じ事を伝えてもらいました」 「弟、3人の実家は?」 「ええ、別の知り合いに3人で行ってもらって借金の事と家を燃やすと伝えたそうです」 「OK! OK! 現地の田舎警察なんかに駆け込まれても、気にもしなくていいさぁ」 「これでいいんですよね・・・」 「ええ、上出来です。 向こうは気が気じゃないだろうね ハハハ」 「・・・・・」 「あ!この前、聞き忘れてたんだけど、リカさんに着いてる弁護士をカットしてもらいました?」 「あ、はい。 弁護士さんへはもういいですからと、伝えて弁護を止めてもらいました・・・」 「OK! 受任を解雇してくれたわけだ」 「手付け金のお金は、200万円の内、20万円だけもらうそうで、180万円は返してくれるそうです」 「そりゃ~良かったね。 まぁ、弁護士も何もしないで20万円もらえたんだから」 「本当に弁護士さんは付けなくてもいいんでか?」 「事件が事件なんでまともな方法だと実刑しか見えないからね」 「そうなんですか・・・」 「じゃ、後は俺に任せてください。 明日にでも フォン へ電話して話をしてみますから」 「あの~・・・・」 「はい?」 「めめさんへはいくらお渡ししたらいいでしょうか・・・」 「・・・・あのねぇ」 「はい・・・」 「俺にはタイ料理のランチセット1回分無料にしてくれればいいからさぁ」 「え?」 「俺はママさんの為にやってるんじゃないんだからさぁ」 「・・・・」 「俺はタエちゃんの為にやってる事だし、たまたま、ママさんの妹さんと一緒なんで色々お願いしたけどさぁ」 「・・・・」 「だから、俺にはお金は必要ないからね」 「それじゃ・・・申し訳ないですし・・・」 「いや、まだ、フォンがどう転ぶか分からないからさぁ」 「・・・・ですか」 「うん、明日にでも連絡して反応をみてみるから。 ママさんには俺の方が感謝してるからさぁ」 「え?」 「いや、色々とタイでの事とか、俺1人じゃ出来ないしね」 「・・・・」 「難しい事件だけど、頑張ってみるよ、俺も」 「ありがとうございます」 「あ!え~と」 「え?」 「もしね、もし、この話がうまくいったなら 100万円 を用意してもらえたら助かるけど」 「100万円ですか? はい、大丈夫です。 弁護士さんもお金を返してくれますし、本当は500万円も600万円もかかるって弁護士さんから聞いていましたし・・・100万円はめめさんへお渡しします」 「んとね、俺じゃなくて、相手の フォン へ渡して下さい」 「え? フォンへですか?」 「うん。 話がうまくいったらフォンへ100万円をお店で渡して下さい」 「?」 「フォン、彼女、妹さんへ100万円の借金もあるけど、その借金はチャラで・・・つまり、借金は無し+100万円で話を付けてみるからさぁ」 「妹が警察から帰ってくるんでしたら、それくらいのお金は・・・いいえ、もっともっと、500万円でも600万円でも支払う気でいましたから・・・」 「まぁ~、フォンの借金無し+100万円で何とかしてみるから」 「分かりました」 「うん」 「めめさんへはまた、別の・・・」 「だから、いらねぇ~!って、俺には」 「本当にいいですか?」 「金欲しかったら、最初から弁護士に騙されて支払うつもりだった500万円、もらうわなぁ」 「・・・ですよね」 「おう~よ」 「めめさんに言われた通りにしますから」 「うん、それで、たのみますわぁ」 「じゃ、俺が明日、フォンへ電話して、結果はすぐに連絡しますから」 「分かりました」 「あとは。任せて下さい」 「宜しくおねがいします」 「はい、宜しくおねがいされました^^」 「はい?」 「い、いやw じゃ、明日の結果待ちと、言うことで宜しくです」 「おねがいします」 まぁ~、ゲオチャイの本業は地下銀行だし、ヤミ金融だし、ふっかければ身内の事もあるんで成功報酬名目で1,000万でも2,000万でもボレるはずなんだが・・・・俺には金の事など気が向かないだけの話だった。 ゲオチャイのママとの電話を切って、そのまま知り合いの弁護士に連絡をした。 ♩~♩~ 「はい、木下弁護士事務所です」 「こんにちは、お世話になってます新宿のめめと言いますけど、木下先生、いらっしゃいますか?」 「はい、木下ですが」 「え? 新宿のめめです。 今、電話、大丈夫ですか?」 「あ~、はい、めめさん、この前の件ですね」 「ええ、何か分かりましたか?」 「はい、はい、まず、弁護士さんの件ですが」 「はい?」 「やはり事務所を構えてませんし、1人、自宅でやっている高齢の先生でしたね」 「でしょうね。 で、事件の方はなにか?」 「詳しい事は調書を見れませんのであれですけど・・・警察ではやはり主犯を強盗致傷で取り調べてますね」 「そりゃ~きついわぁ」 「で、男性と外国人女性も強盗の共犯と言うことですね」 「このままだと何とかなる様な話じゃないですよね」 「ええ、このまま起訴までいけば、運が良くても罰金300万円くらいまで行くでしょうね。 運が悪ければ実刑で4年か5年・・・、 ご存じの通り、求刑が3年以上なら実刑が確実ですからね・・・」 「求刑3年で、判決3年、執行猶予が理想だけど、やっぱりねぇ・・・」 「ええ、心証が悪いですからね強盗とか傷害とか・・・。 合わせて無登録のヤミ金融ですしね」 「この件、先生にお願いしても流石にキツイですか?」 「検事次第だと思いますが、起訴されたら一発ですね」 「ですかぁ」 「ええ」 「分かりました、お忙しいところ調べて戴きまして有り難うございました」 「まさか、私に弁護は・・・あります?」 「いえ、調書内容を知りたかったんですが、担当でもないですし、見れませんよね」 「ええ、そこはちょっと・・・」 「分かりました」 「ところで、めめさん、会長さんや社長さん、お元気ですか?」 「ええ、相変わらず飲んだくれてますよ」 「ですかぁ。 また、一緒に食事でもしたいですね」 「会長と社長へ何気なく伝えておきますから」 「宜しくです」 「お世話様でした。では」 「では、また、今度でも」 電話口からの声の印象からは、主犯格のリカについては強盗致傷でガッチリ持って行く様な声色だった。 まぁ~あれほど各テレビ局で報道もされたし、担当の刑事もやる気満々だろうし、やっかいな事件だ。 余談だが、刑事の取り調べなどというものは8割方、逮捕時に物語りが出来ていて、取り調べで後は骨格に肉を付けていく作業なので、ストーリーを途中で変更することなど相当至難の業になる。 また、うっかり、不起訴などになれば、担当した刑事の面目も丸つぶれで肩身の狭い思いをさせられる。 刑事の取り調べにハイハイ言っていれば間違いなく、良いことは100%無い。 TVドラマのヒーローのキムタクの様に現場へ足を運ぶ検事など、大空で飛行機同士が正面衝突する確率ほどしかない事も事実なのだ。 明日の フォン への本丸攻撃で・・・女神の天秤がどちらに傾くかなど、俺にも分かるハズもなかった。 まじいなぁ~ ・・・ No27へ
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