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まじいなぁ~  ・・・
- 2016/06/11(Sat) -
Firefox で書いてます


                         邪魔w
     見たことがある赤馬だと思ったら・・知り合いだったw
      ゼブラの上に停めて笑顔で俺の行く手をさえぎっている・・ 邪魔だ  「おい! 石、ぶつけるぞ!」  
       急にゼロヨンの勢いで遠くへ消えて行った・・ 耳障りなかん高いエキゾ~スト音だけが左耳に残る


*****


 「もしもし、めめさん? たすけて!」 しらない番号の携帯からだった。


 月曜日の昼、午後からの会議の資料に目を通しながら、見えそうで見えないサチのパンチラを、難しい資料に頭を抱えるフリをしながらw目だけで追っかけていたw。 イズも最近ではサチの影響か化粧がキャバくなり、スカートのスリットも深くなっている。 ミミは相変わらずのマイペースで、海外のモデル事務所へプロフ写真を送りつけていた。 「お前ら、うちの会社の仕事を何だと思っているのだ!」と、言いたいところだが、「秘書達の素行をみればその上司がどんな奴かは一目瞭然!」と、海外では常識とされる以上、俺の口からは何も言える立場ではない事も十分にわかっている俺である・・・。 それに、この3匹達は仕事ができるのでヤッカイだ。 きっと才能のある有望な上司に恵まれたのだろう~w。 

 そんな妄想をしながら必死でサチのパンチらを追いかけている最中(さなか=もなか、ではないw)背広がけに吊り干していたG・アルマーニの内ポケットで携帯が鳴り出した。 

 「もしもし、めめさん? たすけて!」
  「・・・・・」
 「もしもし、もしもし」 女性の声が必死だった
  「だれ?」
 「めめさん? お願い、友達をたすけて」

 こんな時にいつも思うのだが何で俺の携帯の番号を知っているのか? まぁ~そんな事を考えてもラチがあかない事もわかっているのだが・・。
 携帯を軽く耳にあてながら立ち上がり自分の部屋へ入ってドアを静かに閉めた。 サチのパンチラはもうどうでもよくなったw。

 「誰から俺の電話番号を?」 しらじらしく聞いてみた
  「あ!ゴメンナサイ・・ 私 リサです」 リサ?知らない名前だ
 「で? リサさん、何がどうしたの? 誰をたすけてって・・」
  「あ・・ はい・・ 朝TVで友達が警察に捕まっているニュースを見たんです・・」 へ?
 「捕まった?」
  「はい 錦糸町の友達が捕まってポリスカーの中に友達がいたんです・・」
 「・・・」 なんだそりゃ?
  「私 リベルテのリサですけど・・ 2丁目の・・ 叙々苑ビルのちかくです」 叙々苑ビルは知っているがw
 「叙々苑ビルと言うと・・ 風林会館とTOHOシネマの 真ん中あたり?」
  「はい! そです」 図星でガラの悪い連中の多い地域で、あまり関わりになりたく気分だった
 
 「・・・もう警察に捕まってるのに なんでまた俺にたすけてって?」
  「困ったら めめさんに電話してって・・・」 ・・・Orz
 「あんねぇ~ 誰がそんな事 言ってるんだよw ったく」
  「ごめんなさい・・・」 声が急に小さくなって 力がなかった 

 「誰だヨ 本当に・・」
  「歌舞伎町の友達・・ みんな・・言ってるから・・」 おぉ~いw 駆け込み寺じゃねえぞ~俺の携帯番号w

 「ったくなぁ~ 今日の朝 TVで 錦糸町の友達 逮捕・・ かぁ」
  「はい ままさん おねがいします」
 「ん? おれ ままジャ ないから めめだから」
  「あ~~~~~ めめさん おねがいします まちがえました ごめんなさい」 まっ いいか それはw

 「あのさぁ~ 美人なら助けるかも・・ 友達 男じゃないよね?」 男なら電光石火で断る ←キッパリ
  「?・・ はい 友達 美人です」 ほんと~かよ

 「今日、お店にいる? リサさん リベルテに」
  「はい お店にいます」
 
 「じゃさぁ~ 話しだけは聞くよ 今日の夜11時頃 お店に行くから」 話しよりも 怪しい店名に興味を持った
  「ほんとですか?」
 「うん 後で 今日の朝のニュースを調べて見て・・・ 友達が美人なら・・・ いく」 w
  「まってます リサです よろしくおねがいします」

 「リベルテのリサさんね OKっす  でさぁ~ リサさんも美人?」
 
 ポチッ ツゥ~ ♪   切られたw 

 
 「専務~♡ だれよ リサさんってぇ?」 サチが草場の陰から、いや、ドアの隙間から覗いていたw



                  (-.-)y-゜゜



 「う・・・シャチさぁ~ ちょと調べて欲しい事があるんだけど・・ だめかなぁ?」
  「はい、ダメです」 冷たい
 「昨日か、今日、錦糸町でタイ人の女が3~4人捕まったらしいんだけどさぁ~」
  「だからなによ?」 さっきよりも冷たい
 「簡単にどんな事なのかチコット調べて欲しいいんだけどなぁ~」 チラッ
  「サッちゃん、いそがしんだってばぁ~ 専務が仕事しないから全部私に回ってきてるのよ 分かる?」
 「そこを何とか・・・ 美人なサチなら・・ いや、全社員で一番の美人秘書のサチならキッとやってくれるよなぁ~」
  「 ・・・ 」
 「いよ~!世界で1番の美人秘書!」
  「ん・・まぁ・・少しなら・・時間つくれるかなぁ」 ・・・Orz
 「おおうう、流石ぁ~ 宇宙1番の美人秘書、頼むね」
  「ハーゲンダッツ」
 「へ?」
  「今、調べて来るからアイス、買ってきて」 |д゚)
 「あ?はいはいはい、喜んで~ 下のコンビニ行って今すぐマッハで買ってくるから・・・」 w
  「うん、分かればよろしい じゃね^^」

 慌てて部屋を出てエレベーターホールへ向かった。 あ・・あれ? こんなパシリにさせられるんなら自分で調べた方が良かったかもしれないのだが、最近になって俺が会議をサボる回数が増えた為に、確実にサチの仕事が増えていることも承知だった。 アイス1個で機嫌が良くなるのならおやすいご用かもなぁ。 しかし、どこの世界に秘書にパシられる専務がいるのか・・もし、いるのなら世界の後ろ側まででも出かけていって、朝までそいつと現地のキャバで飲み明かしたいものである。







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