へ? 盟主へTELするの?マジ?と、思いながら時計をチラ見した。 午後9時半を過ぎていた。
盟主の天寿さんのTEL番号は前回の新宿でのオフ会で俺も入手していた。
♪~♪~♪
「もしも~し、KGBです^^」 盟主と携帯がつながったw
「お久しぶりで~す。 今、ススキノで飲んでるよ~」
「ええ、札幌まで来てしまいました。 仕事がらみですけどね」
「お孫さん、元気ですか?」 おいw
「そうですよね、元気そうで何よりです」
「ここに義理さんと、めめさんと、かなさんもいるんですよ」
「ええ、義理さんとかなさんは札幌なんで^^」
「盟主、義理さんとはまだ飲んでませんよね」
「ですよね、義理さんと変わりますね^^」
ハイよ、と携帯を義理さんに渡した。
合戦では義理さんと天さんも付き合いは長いが、お互い初めてのリアル・トークだ。 なにげに携帯を渡されても流石に義理さんが戸惑っていた。
「は・・はじめまして・・初めましてじゃないかw 義理です」と、声が少しうわずっていた
「ですよね・・合戦では一緒でも、声を聞くのは初めてですもんね」
「ええ・・そうなんですよ、以前は盟主と同じ埼玉だったんですけど、今はこっちに来ちゃいましたので」
俺の正面で話す義理さんは、ルパン三世の次元大介にどことなく似ていた。 長身で細身、あご髭のせいなのかもしれない。
「ええ、ですね。はい。 めめさんと代わりますね」と、携帯を渡された
「お久しぶりです天さん、お元気ですか?」 天さんの声を思い出そうと必死だった
「お久しぶりです。 元気でしたよ」 第一声で前回の新宿のオフ会の天さんの声を思い出した。 低い落ち着いた声だった
「すいません、酔っ払いの集まりで、いきなりの電話」
「いえいえ、楽しそうですね」
「ええ、楽しんでます。 新宿からススキノまで来てしまいましたわぁ」
「それはそれは・・行きたかったんですが、流石に札幌は少し遠いですね。 仕事も空けられませんでしたから」
「ですよね。 また、近場でいつか開催しましょう^^」
「その際は是非。 隣にかなさんがいますので、代わりますね」
「はい」
かな姫に携帯をバトンタッチした。
「はじめまして、かなで~す」
「はい、いつもお世話になってます」 w
「ええ、内政、ポチポチって頑張ってます^^」
「盟主も是非、札幌へ遊びに来てくださいね」
「来るまでドキドキのオフ会ですけど、楽しんでます^^」
「はい、有り難うございます。 KGBさんと代わりますね」
一回りしてKGBさんへ携帯が戻った。
「盟主、今からでも遅くないですから、参加を」 おいw 十分遅いわ
「ですか~、やっぱりこれからだと無理ですか」 当たり前だw
「また東京でもやりましょうね。そのときは是非」
「はい、有り難うございます。 では、お孫さんに宜しくです。 失礼します^^」
ポチっ
突然のゲリラ・トークだった。 飲んでいる俺たちは気にはしないが、いきなり前ぶり無しのTELには多少とも天寿さんも驚いた事だろう。 夜の9時半過ぎの電話だったが、着信拒否もせずにw受けてくれた天寿さんに乾杯!だった。
「じゃ、じゃ、次、次行きますよ。 今度も埼玉県民の はせぽんさん へかけてみようか~」 へ? マジ?
携帯をいじってはせぽんさんの電話番号を探し出し、天さん同様に気軽にポチった。
♪~♪~♪
「もしも~し、KGBですが^^」 おいおいw はせぽんさんもつながってしまった
「飲んでますよ~^^」
「ええ、義理さんと、めめさんと、かなさんとで4人です」
「ですよね、流石にお子さんが小さいと無理ですよね」
「奥さんが許してくれないでしょうし」
「義理さん、隣にいますので代わりますね」
「義理です、初めまして」 義理さんとはせぽんさんは面識がまだ無かった
「ええ、今は北海道なんですよ」
「以前ははせぽんさんと同じ埼玉だったんですけど、こっちへ来てしまいました」
「また機会がありましたら東京でも飲みたいですね。 是非、札幌にも来て下さいね」
「めめさんと代わります」
「ちわぁ~」
「お久しぶりです^^」
「ですね、お元気でしたか?」
「ええ、なんとか・・w」
「二人目のお子さん、おめでとう御座います」
「有り難うございます」
「まだ小さいと手がかかりますから、オフ会とか無理ですよね」
「そうなんですよ~、行きたかったんですけどね」
「落ち着いたら近場でまたやりましょう~」
「ですね」
「奥様にも宜しくです」
「はい、有り難うございます」
「オフ会、初参加のかなさんと代わりますね」
「もしも~し、かなです。 初めまして^^」
「ええ、初めてのオフ会で楽しんでます」
「札幌、遠いですもんね」
「ですよね~」
「東京方面へ行ければ良いですけど・・」
「あ、合戦ではいつもお世話になっいてます^^」
「今後とも宜しく御願い致します」
「はい」
「では、KGBさんと代わりますね」
テーブルの正面でビールを飲んでいたKGBさんへ携帯を戻した。
「もしも~しKGBです」
「そ、なんですよ。 仕事絡みで札幌に来たもんですから・・」
「ええ、めめさんだけこのオフ会のために来てもらいました」
「輝さんがいないのが残念ですが・・」
「やっぱ、無理ですよね」 京都からは無理だってw
「ですね、また飲みましょうね^^」
「ではでは、美人奥様に夜分の電話、謝っておいて下さいね」
「はい、では失礼します」
ポチっ
いきなりのゲリラ携帯攻撃など思いもよらなかったが、KGBさんのお陰で天寿さんとはせぽんさんと話せたのは嬉しかった。 勿論、義理さんとかなさんは盟主やはせぽんさんとは初めての会話で、多少は戸惑ったことだろう。 付き合いが長いとはいえ、流石に面識のない人との携帯はドキドキだっただろうに。
「ね~めめさん、後は輝さんにつながるかなぁ~」 KGBさんが俺に輝さんに電話しろと促してきた
「はぁ~」 時計を確認すると、ほぼ夜10時だった
「輝さんは流石にキツイだろうなぁ~。 夜も遅いし・・」 少しだけ戸惑ったw
「輝さんとはさっきまでLINEで繋がってたけど、電話となると・・どかなぁ~」
「してみて、してみて^^」 俺の戸惑いを酔っ払いが喜んでいたw
「むぅ・・・」 携帯を手に取り、LINE電話で呼び出して見ることにした
ポチつ
♪~♪~♪~♪~♪
「だめだね・・」
「仕事かな?」 KGBさんがいぶかしむ
「風呂でも入ってるんじゃない?」 30分前までLINEでは繋がっていた
「そかなあ」と、ビールから焼酎に変えたジョッキに手をのばした
リアル風呂なら後からLINE電話の履歴をみて驚くだろうから「KGBさんのムチャ振りで、電話しろ!ってw」と、LINEには残して置いた。
「輝さんとは新宿の早稲田でのオフ会で京都からバイクで参加してくれたんだけど、凄い無口であんまりお互いに会話が出来なかったのが今でも心残りなんだけど・・ね」 かな姫に説明した
「え~輝さん、無口なんですか? 内茶だとあれほどカキコするのにね」 意外そうな顔をした
「そ~なんだよね。 で、芸能人だとあやの・・なんとかに似てるんだよ」
「あやの・・?」
「うんうん、あやの・・なんだっだっけなぁ?」 思い出せない
「あやのこうじ?・・ちがうか・・」 かな姫が思い出そうと考え込む
「綾小路きみまろ? それは違うな~多分」 義理さんが突っ込む
「綾小路きみまろ? ちゃうちゃう。 え~とね、なんだったっけ・・」 俺ものど元まで名前が出ているのだが、出ない
「あやの? 綾野 剛かな?」 かな姫が正解にたどり着いた
「そそそ、綾野 剛みたいな感じで、それでいて無口なタイプなんよ」
「へ~、そ~なんだ」 かな姫が妄想していたw
と、輝さんとのLINE電話をあきらめかけた時、急に俺の携帯が鳴り出した。 LINE電話の着信音だった。
「もしもし、輝夜です」と、輝さんがかけ直してくれたのだった^^
「もしもし、めめです。 ごめん、こんな夜にw 天寿さんとはせぽんさんにKGBさんが電話して、輝さんにも電話してみよ~と言うことでw」
「そうですか」 輝さんの声は少し高音でハッキリしている
「ちっとKGBさんと代わるね^^」 携帯をKGBさんへ渡した
「KGBで~す、こんばんわ」
「輝夜さん、みんな、待ってますよ」 おいw
「そ~ですか・・やっぱ無理ですか・・残念です」 そりゃ無理だろうがw
「ですね、今度また京都でもオフ会をしましょう~」
「まじ、京都、行きたいですから」
「ですね、じゃ、輝夜さんの近場の祇園ででも是非」
「約束ですよ^^」
「ところで、輝代さん、w1カード無いんですか?」
「そうなんですか・・無いんですね、残念。でもw3はあるんですよね」
「なんとかして、めめさんの様に復活して下さいね^^」
「義理さんが隣にいますので代わりますね」
「義理です、こんばんわ、輝夜さん、はじめまして」 表情が硬いw
「いや~輝夜さんが今日来る来る方の5%に賭けてたんですけど・・」 マジかよw
「次回は京都、行きますから^^その節は宜しくお願いします」
「かなさんと代わります」
「は・・始めまして。かなです」 緊張している^^
「ええ、輝夜さんと会えると思って楽しみにしていたんですよ^^」 おいおいw
「札幌、雪降ってますけど、京都はどうですか?」
「暖かいんですか? へえ~いいなぁ」
「京都、行く機会があれば是非一緒に飲みましょうね」
「はい、楽しみにしていますから」
「めめさんとかわりますね」
一回りして携帯が戻ってきた。
「輝さん、バイク買ったばかりなんですよね、隼」
「ええ、そうなんです。 マニアの間では幻のバイクで、名古屋で見つけて思わず即決してしまいました」
「そうなんですか。 160万もするなら中古でベンツかえますよw」
「やっぱり自分はバイクの方が・・」
「ですか。 是非ともフェイスブックにツーリングの写真、UPして下さいね。 楽しみにしていますから」
「ええ、わかりました」
「マジ、また飲みたいですね」
「ですね、近場での開催の際は必ず行きますから」
「ありりです^^」
「すみませんでした、いきなりの電話で」
「いえいえ、嬉しいですよ」
「有り難うございました。 みんな、酔いが回り始めた頃なんで突然の電話でw」
「いえいえ、楽しんでください」
「有り難うございます。 ではまた」
「はい」
ポチッ
久々に輝さんの声を聞いて早稲田での一緒だったオフ会を思い出した。 やはりイメージとしては無口な綾野 剛のイメージだった。
KGBさんのムチャ振りで札幌のススキノから埼玉の盟主とはせぽんサンへTELして、とどめは輝夜さんへのゲリラ・トークTELだったが、意外と、皆んなと直接に話せて楽しかった。
実はこのゲリラ・トークの発端は、KGBさんが大切に溜め込んでいた天上クジ8枚分と2~3枚引けそうな天戦クジをみんなで順番に引いてみよう~!と言う事になり、じゃんけんで勝った人から順番にKGBさんの天上クジを引いたのだが、残念武将ばかり降臨してKGBさんが壊れかけたのがきっかけだった。
心が折れかけて、頭が壊れかけた腹いせにKGBさんが「皆んなに電話しよう~」と言い出したのがきっかけだったのだ。
まぁ~、酔っ払いのすることだから天寿さん、はせぽんさん、輝夜さんには許してもらおう~w
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