オフ会 札幌 3
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- 2018/12/08(Sat) -
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待ち合わせ場所は意外とお洒落なビストロ風の店だった。
階段をあがり、ゆっくっりと大きなドアを引いた。 店内から暖められた空気が流れ込んできた。 中に入ると居酒屋という雰囲気よりもお洒落なレストランだった。 入り口のドアが閉まると同時に右側のカウンター横から従業員が俺をみつけて寄って来た。 「いらっしゃいませ。 何名様ですか?」 感じのいい若いお兄ちゃんだった 「予約での待ち合わせなんだけど、多分4~5名での・・」 「ご予約ですね。 ご予約名を戴けますか?」 左側にある小さな会計口へ歩きながら予約表を手に取った 「あお・・じゃない、蒼龍・・せいりゅう・・なんとかw せいりゅうそうほんざん・・かな」 恥ずかしくて小声になる 「せいりゅう・・あ、御座いますね。 蒼龍総本山様、どうぞこちらです」 店の真ん中を従業員の後を追う。 突き当たりの大きな窓を右に曲がり、7~8人ほど座れるガラス張りの個室の前を通りぬけ、隣の部屋の前で彼が立ち止まった。 「こちらです」。 「有り難う」と言って、ガラス張りの個室を覗くと見慣れない女性の顔が正面に飛び込んで来た。 かな姫?、と口から出そうになった名前を飲み込み、手前に陣取っている二人を見るとKGBさんと、懐かしい義理さんが座ったままこちらを振り向いた。 俺と目と目があった女性が立ち上がって奥側へ入れるように気遣ってくれた。 部屋への入り口の小あがりで靴紐をほどき、コートを脱ぎながら部屋へ上がった。 「やっと来たね、ダンディーめめさん」 KGBさんも立ち上がって足場を開けてくれた 「ごめん、遅くなってしまって」 コートを手に部屋に入り込んだ 「どぞどぞ、こちらへ」 かな姫が奥に進めてくれた コートを背のハンガーへ掛け、かな姫の横に腰をおろした。 「札幌までわざわざ来てもらえて、有り難うございます^^」 正面、右側のKGBさんが笑顔で迎えてくれた 「お久しぶりです^^」 正面の義理さんとは4~5年ぶりだった 「て、ことは・・かなさん?」 俺の隣の女性に聞いてみた 「はい!かなです^^」 TVのコマーシャルで福山雅治とジョニー・デップのCMを見て、急にビールが飲みたくなり、6缶も買い込んで飲み干してしまう道産子美人とはどんな娘なのか? てか、真夜中に 陰陽座 甲賀忍法帖 を大声で歌う娘など興味津々だったw [広告] VPS そんなイメージからか、思わず「かなです^^」と言われて、「陰陽座の黒猫さんですか?」と、突っ込む寸前のところで言葉を飲み込んだw なにげにボーカルの黒猫ににている。 彼女とはもう付き合いが長い。 7年前に蒼母衣衆を立ち上げた際に最初から同盟に入っていた娘だった。 KGBさんよりも義理さんよりも長い間柄だ。 「俺、めめです^^ どお? オフ会って会うまでがドキドキだよね」 もうKGBさんと義理さんとの挨拶は終わっている様だ 「そうなんですよ><昨日はよく眠れなかったし、行くのやめようかなぁ~とかw でも、急に行かなかったら申し訳ないし・・って」 「オフ会はそのドキドキが楽しいんだよね」 「ほんとうここに来るまでもドキドキでした」 「だよね^^」 テーブルの上にはもうビールジョッキとお通しが3~4品届いてた。 俺待ちだった。 「めめさん、ビールでいいですか?」 KGBさんが気を利かせてくれた 「うん、生をおねがい」 後ろを振り返り、丁度、遅れてきた俺のオーダーとつまみを取りに来た女の子の店員に「生ビールを1つ追加で」と、注文してくれた。 正面の義理さんは4~5年前のイメージとはかなり違って見えた。 と、言うか、もうイメージも薄れかかっていたせいもあったのだろう。 ルパン三世の 次元 を真っ先にイメージした。 マジ、そんな顔立ちだった。 東京から札幌へ移り住んでからは、ヤケにインが増えた義理さんに興味もあった。 久しぶりのKGBさんは相変わらずで、マッチョなサーファーで、彼とのオフ会では毎回半袖で、マッチョな腕の筋肉が見え見えだったが、流石にここ札幌では半袖は辛いらしく長袖だった。 「めめさんが到着して、後はデビルさんと輝夜さんまちだね」 KGBさんが笑いなが続ける 「デビさんは分からないけど、輝さんは5%の可能性が残ってるから、その5%にかけよう!」 「輝さん、きっと来るよね」 かな姫が笑う 「バイクですか・・それは辛いかもw」 義理さんが真顔でつぶやいた 俺のビールが運ばれてきた。 入り口近くのKGBさんからジョッキを受け取り乾杯の用意ができた。 KGBさんが自分のジョッキを取り、 「札幌、ススキノまで、皆さん、お疲れ様でした~♪ かんぱーい♪」 と、音頭をとった 「お疲れ様でした^^」 「おつかれ~さま~」 「マジ お疲れ~だわ^^」 ここまでの道のりは流石に俺には長かった 4人でグラスを合わせた。 KGBさんのタブレットを魚に、楽しいオフ会が始まった。 この時点ではこのオフ会がまさかの深夜を通り越し、明け方まで続くとはだれが予期していただろか? |
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