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いまさら・・・
- 2016/05/24(Tue) -
Firefox で書いてます


    上の駐車場までは命がけだぞ 
     カチカチ山の裏   富士山、影、薄いw

 そろそろ「専務」の肩書きを社長へ返上しようと思っている今日このごろ。 
お陰様で秘書達3匹も各自で仕事をこなせるようになり、彼女達の役職もそれなりのいっぱしな肩書きをつけてもらった。
もう俺から教えられることは何も無い。 しいて教えられる事はタダ1つ・・・海外のVIPとの会食時にはあと2~3cm、ミニスカのスリットを深くしろ!くらいである。 (^ヮ^)

 あ!マジで会社、辞めるかも。 そろそろドラキュラ生活から抜け出して人間らしく太陽の下で生活がしたくなった。 で、このふた月ほどはあほくさい会議を抜け出し、クライアントとアチコチ「視察」という名目で美人限定の観光旅行三昧をしている。

 海外の美人クライアントやVIPの秘書達と遊び歩いているだけで、羨ましいと思われるだろうが、それはそれで楽しいけれども自分の存在価値が薄れていく事が分かるのは、けっこう辛いものだ・・。

 会社は俺にとっては利用するモノであって、組織の歯車と成り、会社を盛り立てることなどはもうとう思わない。 300名以上もの社員のことなど1度も考えた事も無いし、気にする事も無かった。 ただ、友人の社長の為に何か出来れば・・と、片足を突っ込んで来たが、そろそろ彼の為に出来る事も業務以外では無くなってきた様だ。

 今までの足跡を懐かしんで思いにふけりながら呆けるのもいいが、これからは組織のためにではなく、自分と自分を必要としてくれる美女のために生きてみようと思う。 

 あ・・・退職金はいらんから、赤い跳ね馬、残金をチャラにしてくれ~社長~w 




 「お~い ミミ 少し手が空いたら来てくれ」 ドア1枚向こうの部屋へ内線してみた
  「イエス ハニィ~ 後で行くね」 機嫌は良さそうだった   そこで・・・
 「あのさ~ お小遣いあげるからさぁ~ 今直ぐ 来てくれない?」  w
  「え~? お小遣いくれるの?」
 「おぉよ お小遣い やる」
  「OK! 今すぐ行くから リィトル ビット ウエイト プリーズ(ちょっとだけ待ってて)ね」
 「うん」 ガチャ (^_-)  内線電話機のフックを受話器を持ったままの人さし指でポチッて 受話器を脇にころがしておいた

 コンコンコンッ  
 ノックと同じタイミングでドアが開いて、ミミが顔だけ覗かせて部屋中を見渡してから意味ありげな笑顔でコッチを見た。 

 いつも思うのだが、内の連中でキチンとノックをして、部屋の中の声を聞いてからおもむろにドアを開けるという奥ゆかしい秘書など1人もいないのが悲しいw。 何の為にノックをしている?。 サチはドアをいきなり開いてからノックをするヤツである。

 「あのさぁ~ ミミ こっち来てドア閉めてくれないか?」 
  「OK~ ねぇ~ ドア ロックもする?」 w い・・いらんわ
 「いや 閉めるだけで ロックはしないでくれ・・」
  「ハ~イ ドア ロックしてもいいんですけれどもね^^」 ミミの口癖が ~してもいいんですけどね なのだw どこで覚えた?

 背を向けてドアを閉めてから振り返り、ワニ目で俺をみた。 こ・・怖いわぁ。

 「あのさぁ~ ミミ すまん 背中と腰をフミフミしてくれ 最近辛くて」
  「え? フミフミ?」
 「うん 頼むわ」 ミミの反応を見ないで さっさと背広を脱いでソファーにG・アルマーニをブン投げた

 ネクタイをゆるめてパンツ(ズボンw)の前ボタンを1個ハズして、ベルトの穴を1個もどして、そのまま床にうつ伏せになってからマッサージポーズで寝そべった。

 「ミミ そのヒールを脱いで 裸足でいかから 腰と太ももをフミフミしてくれ」 ^^
  「もぉ~ ハニィ~ しょうがないなぁ~ いいんですけどねぇ・・」 言いながら ヒールを脱いで 片足で腰に体重をかけた

 ここで1番注意しなくてはならないのは、決してミミの方へ顔を向けないことであるw。 顔はあくまでもは反対側を向いていなければ、歌舞伎町の怪しげなマッサージパーラーからデリへをお願いした事と同じになってしまうw。 昼間からやることでは無い。 

 「あ~ ミミ軽いわぁ もう少し強く踏んでくれないか?」
  「軽い? 弱いの? ハニィ~」
 「うん 片足だと弱いから 両足で横になって乗ってくれ」
  「いいよ」

 もう片方のヒールを脱いで両足で腰に乗っかってきた。 ん~、まだ軽いなぁ。 物足りなさを腰に感じながらもミミにそのままフミフミしてもらった。

 「どお? ハニィ~ 重くない?」
  「いや 全然  お前 軽いなぁ」 
 「だって ダイエットしてるんですからね~」
  「え~ いま以上に痩せたいのか?」
 「No! あんまり痩せるのは良くないですけどね でも ハニィ~は綺麗 好きでしょう?」 
  「ん~ じゃあさ 3Kg増えたらペナルティーとか やるか?」
 「ヘイト ユー!」  ズンw  腰の上で両足でジャンプしやがったw  
  「うへ・・・」 痛
 「え? あれ~? 痛かった ハニィ~?」
  「頼む・・・ たのむから・・・ 着地の場所 考えてジャンプしてくれ」 w
 「着地?」
  「おまえなぁ~ おれの息子の 真後ろ へ着地したぞ」 ・・・Orz
 「へへへ^^」
  「へへへ じゃ ネエわぁ あのなぁ~ もう少し腰回りと背中をフミフミしてくれ  尻(ケツ)回りはやめろ! 痛」 w
 「ハ~イ ハニィ~」 

 「フミフミ  フミフミ  フミフミ ^^」   コイツ 喜んでいるのか?  しかし 軽い・・ 体重 何キロだよ?

 「フミフミ フミフミ 」

 
 
 「ね~ 専務? ミミ居る?」  コンコンッ  ノックが後だってばぁw 

 「キャ~~!! 専務 昼から」  w   昼とか夜とか 関係ないと思うけど・・・

 「専務 何してるのヨ!」  あ~  めんどいw

 「専務がね お小遣いくれるから 直ぐに部屋に来てって・・」  うぉ~ おかしな説明するなよ ミミw
  「え~? お小遣いくれるから・・・」
 「イエス!」 おいw ミミ
  
 「せ・・・ん・・・む・・・(?_?) 説明して」  ちゃう ねん
  「だから・・・」

 「だから・・・ 最近 腰回りが辛いんで 見た目 丁度良い重さのミミに 腰と背中を少しフミフミしてもらおうかと・・・」 w
  「ふ~ん 腰回りが辛いから ミミにフミフミしてもらってた訳?」
 「うん」
  「じゃ あたいも手伝ってあげるわね」 ん?

 「それ~ フミフミ~」
  「ぬぉ~~~」 

 「おい! サチ!  ヒールのまま背中に乗るな アホ! 背骨が折れるわ」
  「キャ~ 専務がパンツ 覗く~」 w  

 「痛! 降りろ サチ」
  「やだ~」
 「やだ~ じゃない 痛ってば」 マジw
  「フミフミ^^」

 「し・・しんだ 俺」 w
  「ん? 専務 死んだか?」
   「ハニィ~ 死んだ?」

 「ふん! 昼からパンツ 覗いてるバツよ!」 w

 
 「キャ! ミミもサチッちんも 何か楽しそう~」 イズ・・ 

 「えい!」 
  「うぎゃ~~~~~~w 痛」

 「お・・おい イズ お前・・」
 「お前 今 ヒールのままで ふくらはぎ乗ったろぉ」 

 「へへへ^^」
  「へへへ じゃ ね~わぁ   ふくらはぎに穴 あいたかもしれんわぁ・・ 痛」

 「イ・・イズ  それは あたいでもやらないかも・・」 w
  「え? サッちんなら これくらいやるかな~って思ったんだけど」
 「い・・ 痛そうだったよ それ」
  「そかなあ?」 人ごとみたいに言うなぁ

 「キャハハは^^ ハニィ~ 生きてる」 

 「昼からかまけて 私たちのパンツ 覗いてるから 天罰がくだったのよ!」 サチ・・・首しめてやるからな おまえ

 「いまさら おまえらのパンツなんか 見たくないわ   見飽きてるわぁ」 
  「え? 何か言った? 専務?  ウリャ~」
 「う・・・・ たのむ・・・ ヒールでふくらはぎ攻撃はやめてくれ   本当に死ぬわぁ」 w

 
 明日からは部屋を内側からロックして引きこもろう・・・・




 2日後、1階ホールでエレベーター待ちしていると重役出勤ではち合わせ社長から
 「よ! めめ  まぁ~何しても良いけどなぁ お前 昼間から秘書達のパンツ見れるとは幸せ者だなぁ~^^」  と のたまれたw


 何でうちの海外事業部での茶番が外に漏れてるのだろうか? とか・・白々しい事は抜きにしても、きっとそうとうなスピードで拡散されているんだろう~なぁ~と流石に肩身が狭くなった。

 今日の会議、俺の発言力は皆無だろうw






                                 久々の短編 書いてみた








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