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「今後の勝敗を決める要素」とは　米識者が見る共和、民主両党の攻防

松井聡
毎日新聞 2024/12/3 07:00（最終更新 12/3 07:00） 有料記事 1236文字
米エール大のダニエル・マルティネス・ホーサン教授＝本人提供
米エール大のダニエル・マルティネス・ホーサン教授＝本人提供

　米大統領選では「米国第一主義」を掲げる共和党のトランプ前大統領が、ヒスパニック（中南米系）らの得票を伸ばした。少数派とナショナリズムの行方について、少数派と米政治の関係に詳しい米エール大のダニエル・マルティネス・ホーサン教授（政治学）に聞いた。

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拡大する「米国第一」　トランプ氏の少数派取り込みは本物か
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「ナショナリズム」浸透

　過去2回の大統領選を見る限り、トランプ氏はヒスパニックだけでなく、黒人やアジア系の間でも得票を伸ばしている。トランプ氏の元側近のスティーブ・バノン氏が言う少数派を取り込んだ「インクルーシブ・ナショナリズム（包摂的ナショナリズム）」は形成されつつあると言える。

　このナショナリズムは、人種や民族に基づくもの…

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