高知

署長室で聞いた爆音の記憶　忘れられない30年前の米軍機墜落事故

　「また、飛んだか」――。ジェット機が上空を飛ぶ「ゴオーン」という爆音を聞いたのは、1994年10月14日の午後3時ごろ。警察署の署長室で毎週金曜日に開く幹部会のさなかだった。　当時、高知市の中村芳之さん（82）は、高知県警本山署（現高知東署本山庁舎）の署長を務めていた。低空飛行訓練中の米軍機が、同

性的少数者支える「アライ」広げる　研修参加100人超　高知大病院

　LGBTQなど性的少数者を理解し、支える人々「アライ」を増やそうと、高知大医学部付属病院（高知県南国市）が院内職員向けに取り組んでいる「アライ養成研修」の受講者数が1月、100人を超えた。同病院は「誰もが安心して診察・治療を受けられる医療機関を目指す」として、引き続き活動に取り組んでいく。　同病院

米軍低空飛行で負傷者も　徳島・牟岐町「大事故につながる可能性も」

　和歌山、徳島、高知、愛媛の各県で山間部上空を横断する米軍機の飛行訓練経路「オレンジルート」。2024年11月初め、ルート付近に位置する徳島県牟岐町で米軍機とみられる低空飛行があり、爆音に驚いた高齢女性が転倒して負傷した。住民にけが人が出たことを重く見た牟岐町議会は同12月13日、米軍機の低空飛行訓

乳房切除手術を受けても　トランスジェンダー・栄政さんの生きづらさ

　「生きづらさ」すら分からなかった――。高知県大月町に住む勝又栄政（てるまさ）さん（33）は、トランスジェンダー男性（出生時は女性だが、性自認は男性）として暮らしている。幼少期からの自身と母親の思いをそれぞれが記した「親子は生きづらい〜“トランスジェンダー”をめぐる家族の物語〜」を2022年に出版し

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「毎日ことば　マイことば帳」販売　気になる語句をスクラップ保存　／高知

　毎日新聞社は「毎日ことば」の問題と解説を切り取って保存できる「毎日ことば　マイことば帳」＝写真＝を製作しました。難読漢字、難解な語句、カタカナ語、気になる言葉など、自在にジャンル分けできるインデックス付き。日々の思いもつづって、いつでも見返せる自分だけの言葉ノートを作りませんか。　ポケットサイズ（

「生きづらさ」正体と向き合う　高知のトランスジェンダー男性　勝又栄政さん　／高知

　「生きづらさ」すら分からなかった――。高知県大月町に住む勝又栄政（てるまさ）さん（33）は、トランスジェンダー男性（出生時は女性だが、性自認は男性）として暮らしている。幼少期からの自身と母親の思いをそれぞれが記した「親子は生きづらい“トランスジェンダー”をめぐる家族の物語」を2022年に出版し、現

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自分史の基に　「思い出ノート」発売　／高知

　毎日新聞社は「思い出ノート」＝写真＝を製作しました。自分の名前の由来、学校時代の思い出、友だち、住まい、仕事、趣味、夢などの100の設問に答えていくと、自分史の基になるノートが出来上がります。　昔を思い出してノートに書きとめることは脳の活性化にもつながります。公益財団法人「認知症予防財団」の監修。

第73回独立書展入賞者　／高知

　◇第73回独立書展入賞者（国立新美術館。毎日新聞社後援。敬称略）　【高知】　会員賞＝冨岡豊英（高知）▽秀作＝高見志香（南国）

合格祈願の切符、JR四国が販売　徳島線学駅　／高知

　JR四国が、徳島県吉野川市にある徳島線学駅の入場券5枚とお守り袋をセットにして、語呂合わせで「ご入学」となる合格祈願の切符を発売している。お守り袋は4色で、1セット950円。四国4県の駅窓口のほか、JR四国ツアーのウェブサイトで購入できる。　「受験生の心強いお守りとして手に取ってほしい」と担当者。

もっと社会人野球

大谷翔平の兄龍太監督「当たり前でない幸せを」　野球観と岩手愛

　社会人野球界で「大谷旋風」を巻き起こせるか――。トヨタ自動車東日本（岩手県金ケ崎町）の大谷龍太監督（36）は2025年、創部当初から所属するチームの指揮を託された。米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手（30）を弟に持ち、自身はさまざまなカテゴリーの野球に身を置いてきた新監督の野球観、目指すチーム像

ひらひら舞う私の作品　Tシャツアート展募集　イラストや写真でも可　黒潮　／高知

　高知県黒潮町の「NPO砂浜美術館」が、Tシャツアート展の作品を募集中だ。イラストでも写真でも可。Tシャツの胸の位置に印刷し、5月1～6日、砂浜で洗濯物を干すように展示される。　展示したTシャツはもらえる。応募は郵送かウェブで3月1日まで受け付ける。料金は1点5500円。詳細は公式ホームページで。

宮崎・震度5弱　県内、3593人避難指示　津波注意報受け　／高知

　宮崎県で最大震度5弱を観測した13日夜の地震で、高知県では一時、津波注意報が発表された。これを受け、高知市や土佐清水市など沿岸地域の全19市町村は同日夜、住民3593人に避難指示を出した。室戸市と土佐清水市ではいずれも10センチの津波が確認された。　高知県庁では地震発生直後に災害担当の約30人の職

宮崎の地震で「津波心配なし」から注意報発表　なぜ一転?

　13日夜に宮崎県で最大震度5弱を観測した地震で、気象庁は当初、津波の心配はないとしたが、地震発生の10分後に一転して高知県と宮崎県に津波注意報を発表した。実際に宮崎県で最大20センチ、高知県で同10センチの津波が観測された。気象庁は「再評価によって事後的に津波注意報などを出すことはある。油断せず継

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紙面、ウェブ　掲載写真買えます　／高知

　毎日新聞の紙面やニュースサイトに掲載された写真に、ご本人やご親族、関係者が写っている場合は、末尾の二次元コードから購入することができます。風景写真はどなたでも購入可能ですが、いずれも個人で鑑賞・保存する用途に限ります。毎日新聞社側でプリントし、約2週間～1カ月でお手元にお届けします。オプションとし

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東日本大震災　毎日希望奨学金　／高知

　毎日新聞社と毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団は、東日本大震災で保護者を亡くした遺児を応援する「毎日希望奨学金」を創設し、寄付を受け付けています。　■郵便振替　毎日新聞大阪社会事業団（00970・9・12891）。「奨学金」と明記してください。　■現金書留　〒530―8251　大阪市北区梅田3の4

高知県内の沿岸地域19市町村に避難指示　宮崎で震度5弱観測で

　13日午後9時19分ごろに宮崎県で震度5弱を観測した地震で、高知県内の沿岸地域19市町村すべてが同日夜、避難指示を出した。避難指示を出した市町村は次の通り。　黒潮町、土佐清水市、四万十町、中土佐町、土佐市、田野町、安田町、宿毛市、須崎市、安芸市、室戸市、南国市、高知市、四万十市、芸西村、香南市、奈

南海トラフ地震を想定、自衛隊などが大規模訓練　官民の連携強化

　南海トラフ巨大地震の発生に備えて、陸上自衛隊は13日、孤立地域での被災者の救助や救援物資の輸送などをする大規模訓練を徳島県海陽町で始めた。陸自や海自、空自、米軍などの隊員ら計約1万1000人のほか、兵庫県など2府15県の職員、電力、通信会社などの社員らも参加して、官民の連携強化を図る。　17日まで

支局長からの手紙

「しんじょう君」の年賀状　／高知

　「明けましておめでとうございます。ぼくは漢字をがんばりました。しんじょう君もお仕事がんばってください」「最近は算数が難しいのでがんばりました。それと、ノートを書くのもゆっくり、きれいに書くようにがんばります！」「ヘビー級の愛を君に♡　しんじょう君の返事待ってます。忘れたころに来るのもまたよし……」

南海トラフへの備え

巨大地震臨時情報、自治体の対策と課題　住民と計画共有、日常に　香川大・磯打特命准教授に聞く　／高知

　南海トラフ巨大地震の臨時情報（巨大地震注意）が2024年8月に初めて発表された。各自治体や事業者などの対応にはバラツキが出て、戸惑いも広がった。その教訓をどう生かすべきなのか、香川大学地域強靱化研究センターの磯打（いそうち）千雅子特命准教授（地域防災・危機管理）に話を聞いた。年始に改めて考えたい。

森林食害解決目指す　高知商高ジビエ部　20商品開発　イベントや卸売市場で販売　／高知

　シカやイノシシによる森林被害など地域課題の解決に向け、ジビエ肉商品の開発や販売に取り組む部活動がある。高知市立高知商業高の「ジビエ部」。利益から森林保護団体に寄付した額は2023年までで計150万円に達し、食害を受けた山への防鹿ネットの設置や植樹活動などに役立てられている。　正式名称「ジビエ商品開