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阿含・桐山杯第三十二期全日本早碁オープン戦 芝野虎丸十段-一力遼本因坊 決勝の5
2025/11/8 02:01 602文字◇決め手のツケ 本局までの今年の成績を見ると、一力31勝11敗、芝野45勝15敗。ともに大いに打ち、勝ち、絶好調である。 対戦成績は少々かたよっている。初対戦(2016年4月)から戦うこと51局。一力が32勝19敗と大きくリードする。今年は本因坊戦、名人戦で挑戦を受け、いずれも退けた。芝野とのタイ
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阿含・桐山杯第三十二期全日本早碁オープン戦 芝野虎丸十段-一力遼本因坊 決勝の4
2025/11/7 02:02 467文字◇明るい判断で優勢 本棋戦の最多優勝は井山裕太王座と張栩九段の5回。一力と故加藤正夫名誉王座の3回と続く。 最も印象深いのは井山が初優勝を飾った第12期(2005年)。予選Bから出場し、8連勝で一気に頂点に駆け上がった。当時四段、16歳4カ月での優勝は史上最年少。井山の名を世間に広く知らしめた。
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囲碁の仲邑菫四段、韓国の若手棋戦で初優勝 読み合い制する
2025/11/6 17:15 289文字囲碁の仲邑菫(なかむら・すみれ)四段(16)が6日、韓国で打たれた女流棋戦「第4期ヒョリム杯未来の女帝最強戦」決勝で、鄭有珍(チョン・ユジン)五段(19)に黒番中押し勝ちし、初優勝を飾った。仲邑四段は韓国棋院移籍後、公式棋戦で初の優勝となった。 同最強戦は、2003年以降生まれの若手の女性棋士が参
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阿含・桐山杯第三十二期全日本早碁オープン戦 芝野虎丸十段-一力遼本因坊 決勝の3
2025/11/6 02:05 590文字◇大問題のノゾキ 本棋戦のもう一つの特徴が日中対決。中国では1999年から桐山杯が実施されており、翌年から「阿含・桐山杯日中決戦」の名称で始まった。第4期までは日本が4連勝。 以降は中国が圧倒する。第17期(井山裕太王座、2015年)、21期(張栩九段、19年)を除いて全勝。全体で19勝6敗と大き
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囲碁 女流本因坊、藤沢6連覇
2025/11/6 02:03 216文字囲碁の第44期女流本因坊戦五番勝負(共同通信社主催)の第5局が5日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、藤沢里菜女流本因坊(27)が挑戦者の星合志保四段(28)に175手で黒番中押し勝ちし、3勝2敗で6連覇(通算9期)を果たした。2度目の挑戦となった星合四段は初獲得は果たせなかった。 謝依旻七段を抜
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囲碁・藤沢里菜女流本因坊が6連覇 単独最多の通算9期
2025/11/5 18:47 219文字囲碁の第44期女流本因坊戦五番勝負(共同通信社主催)の第5局が5日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、藤沢里菜女流本因坊(27)が挑戦者の星合志保四段(28)に175手で黒番中押し勝ちし、3勝2敗で6連覇(通算9期)を果たした。2度目の挑戦となった星合四段は初獲得は果たせなかった。 謝依旻七段を抜
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阿含・桐山杯第三十二期全日本早碁オープン戦 芝野虎丸十段-一力遼本因坊 決勝の2
2025/11/5 02:01 579文字◇見事なフリカワリ アマチュアが参加できることが最大の特徴である全日本早碁オープン戦。日本棋院に残っている資料によると、対戦成績はアマ側から見て、398勝502敗となっている。勝ち越しは5期あり、本戦に進出したのは3人。韓国出身の河成奉(ハソンボン)さんはベスト8まで勝ち上がり(第18期)、プロ側
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阿含・桐山杯第三十二期全日本早碁オープン戦 芝野虎丸十段-一力遼本因坊 決勝の1
2025/11/4 02:02 605文字◇4回目か初優勝か またもやこの2人の頂上対決である。今期で休止となる阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦。勝てば3期連続、4回目の戴冠となる一力遼本因坊(28)=棋聖・名人・天元=と初優勝を目指す芝野虎丸十段(25)が相対した(10月1日、日本棋院東京本院)。2人は2日制の名人戦七番勝負でも雌雄を決
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アミノアップ杯・全道アマ本因坊 田中さん3連覇 内田さん初優勝 /北海道
2025/11/3 05:01 373文字アミノアップ杯争奪第32回全道アマチュア本因坊戦・女流アマチュア本因坊戦(毎日新聞社主催、アミノアップ協賛、日本棋院北海道本部主管)が2日、札幌市中央区の日本棋院北海道本部囲碁会館であり、全道アマは名寄市の会社員、田中玄輝(はるき)さん(25)が3年連続4回目の優勝を果たした。女流アマは釧路市の幣
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第81期本因坊戦予選 林漢傑八段-近藤登志希三段 第14局の6
2025/11/3 02:01 548文字◇林が寄り切る じっくり派同士の顔合わせだった。一日の長があったとは言うまい。今はAI(人工知能)という優秀なアドバイザーがいるから、ベテランの経験値をもはや強調できない。序盤で若手の研究が発揮されることが多くなった。 近藤が白22、24という新趣向を披露した。もちろんAIで研究ずみだ。感想戦でい
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囲碁・将棋スペシャル
囲碁 一力、4度目の優勝 阿含・桐山杯が今期で終了
2025/11/2 02:02 1581文字<第32期阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦決勝 一力遼本因坊VS芝野虎丸十段> 第32期阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦の決勝が10月1日、日本棋院東京本院で打たれ、一力遼本因坊(28)=棋聖・名人・天元=が芝野虎丸十段(25)を降し、3期連続4度目の優勝を飾った。芝野は3度目の決勝進出(いずれも
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第81期本因坊戦予選 林漢傑八段-近藤登志希三段 第14局の5
2025/11/2 02:01 454文字◇美しい仕上げ 林とは何度か講座の仕事をやらせてもらったことがある。すべて詰め碁関連だったと思う。若いころから詰め碁をたくさん作っていて、いまや有数の詰め碁作家として知られている。彼の作品は見た目がシンプルでとっつきやすく、だけどなかなかに骨があって、解けたあとには爽快感をもらえる。著書も多数あり
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囲碁
第81期本因坊戦予選 林漢傑八段-近藤登志希三段 第14局の4
2025/11/1 02:07 451文字◇生きたと思い込む 「形勢はまだどちらとも言えません。ただ流れとしては黒に向きはじめています」と加藤九段は分析した。黒75から81まで右上黒の形を整えて、林はほっとひと息ついたことだろう。局後、近藤は「もう右上黒への攻めは利かなくなったと思い込んでしまいました」と悔やんでいた。加藤九段は「僕みたい
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第81期本因坊戦予選 林漢傑八段-近藤登志希三段 第14局の3
2025/10/31 02:00 454文字◇がっぷり四つ 正午を過ぎ、予想どおり激しい動きのない、がっぶり四つの進行となっている。林は17分の熟考で黒49の下マゲという渋い手を打った。局後に近藤は「気づかなかった。悩まされました」としきりに感心して、林は「自分ではあまりいい手とは思っていなかったよ」と応えた。参考図、普通に白1と打つのは黒
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第81期本因坊戦予選 林漢傑八段-近藤登志希三段 第14局の2
2025/10/30 02:00 449文字◇辛抱強い近藤 白32のカタツキは衆目の一致する地点だ。黒34と押し上げて白イのトビなら普通だが、林は黒33と左辺を強化した。白34から42までの石運びを見て加藤九段は「めちゃくちゃ手堅いですね」と驚いた。白34では参考図、白1とツケるのが第一感で、黒2から白11までが想定される。「下辺に踏み込ん
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第81期本因坊戦予選 林漢傑八段-近藤登志希三段 第14局の1
2025/10/29 02:02 542文字◇近藤の箱形策 予選Aに勝ち上がった33人の中で、三段以下は3人だった。近藤登志希三段(24)は千葉県出身、三村智保九段門下、入段6年目である。 ベテランの域に入った林漢傑八段(41)も勝ち上がり組で、名人リーグ在籍経験のある実力者だ。近年は鶴山淳志八段との“つるりん”コンビで、囲碁ファンにはおな
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日本棋院
日本棋院、資金確保困難恐れ 29年度にも
2025/10/29 02:01 425文字囲碁の日本棋院の武宮陽光理事長や外部有識者らでつくる経営改革委員会は28日、「経常収支の赤字が継続すると、2029年度ごろに十分な運転資金の確保が困難となる」との最終報告をまとめ、公表した。武宮理事長は同日の記者会見で「先送りされてきた課題が浮き彫りになった。軽重をつけながら財政改革に取り組んでい
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囲碁
第81期本因坊戦予選 山田規三生九段-彦坂直人九段 第13局の6
2025/10/28 02:00 630文字◇充実の彦坂 黒177はヨセの妙手だった。参考図の白1、3と取りにいく手が成立しそうだが、これは毒まんじゅうなのだ。黒6が妙手! 以下14まで次の黒イとロが見合いで白が壊滅してしまう。白7では8がいい受けのように見えるが、黒7、白11、イ、9、ハ、ニ、ホでやはりダメ詰まりだ。 彦坂はこの黒177を
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囲碁
囲碁・世界アマ代表に夏冰さん
2025/10/27 02:01 194文字2026年に韓国で開催予定の「第46回世界アマチュア囲碁選手権戦」の日本代表決定戦が26日、東京都千代田区の日本棋院で行われた。「第71回全日本アマチュア本因坊決定戦」(毎日新聞社など主催)優勝の平岡聡さん(54)と「第19回朝日アマチュア囲碁名人戦」(朝日新聞社など主催)優勝の夏冰(かひょう)さ
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囲碁
第81期本因坊戦予選 山田規三生九段-彦坂直人九段 第13局の5
2025/10/27 02:00 619文字◇ハネ一を逃して微細に 彦坂は白8から18まで中地を増やした後、手止まりといえる下辺白20に回り、順調にヨセて少し厚そうに見える。しかし手抜かりがあった。どこかで打てた白9と黒イのハネ一本の交換で、これは相手からの先手ヨセを防ぐ「ハネ一(いち)」と呼ばれる有名なヨセの技である。それを怠ったために黒
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