クラシックナビ
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びわ湖ホールから
世界的ピアニストが指導 アレクサンダー・コブリン、来月19日に公開クラス /滋賀
2025/11/29 05:06 790文字昨年度より始まったびわ湖ホールピアノコンクール。「魅力的なピアニストと出会い、ともに音楽をつくりたい」そんな思いを込めた本コンクールでは、入賞者の方とその後も様々な事業を通してご一緒しています。そのうちのひとつが、12月19日に開催するアレクサンダー・コブリンによる公開マスタークラスです。 ◇18
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びわ湖ホールから
ドイツ歌曲、奥深い世界 来月14日 “ピノ”と声楽アンサンブル /滋賀
2025/11/22 05:04 633文字びわ湖ホールのメインロビーにたたずむ木目調のスタインウェイ。このピアノは、びわ湖ホール初代芸術監督の若杉弘が愛用したもので、氏の愛称にちなんで“ピノ”と呼ばれています。びわ湖ホールでは、この明るくやわらかな音色とともにびわ湖ホール声楽アンサンブルの歌声を多くのお客様に聴いていただきたいという思いか
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音のかなたへ
机とホール
2025/11/17 02:01 1211文字「机」という字の「へん」は「木へん」。スチール製が多い現在でも、そのせいか机には木の香りがする。「机」という字の「つくり」を見ると、中(下)に何もない。これからいろいろなものが入るからあいているのだろうか。 からっぽで底にほこりが薄くたまっているのか、それとも、見えないものがいっぱい詰まっているの
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びわ湖ホールから
キラキラ輝く瞳に出会いに 巡回公演 小学校でオペラ「泣いた赤おに」 /滋賀
2025/11/15 05:05 471文字今年もオペラ『泣いた赤おに』の学校巡回公演の季節がやってきました。 びわ湖ホール声楽アンサンブルは、劇場での公演だけでなく、地域の小学校などに出かけていき、子どもたちに舞台芸術の魅力を伝える様々な取り組みを続けています。その中でもオペラの学校巡回公演は、劇場専属のオペラ歌手や舞台スタッフを擁するび
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びわ湖ホールから
初共演、シナジーに期待 バイオリン・山根一仁×チェンバロ・小林道夫 30日にバッハ「ソナタ」 /滋賀
2025/11/8 10:02 720文字バイオリニストの山根一仁と巨匠小林道夫のチェンバロがバッハの「バイオリンとチェンバロのためのソナタ」全6曲を共演します。 山根は、中学在学中の2010年に15歳で第79回日本音楽コンクール第1位を獲得、バロックから現代曲までを高い完成度で演奏し、リサイタルや名門オーケストラとの共演など30歳の若さ
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びわ湖ホールから
沼尻×京響、自然体で深く 23日 マーラー交響曲第9番披露 /滋賀
2025/11/1 05:06 746文字びわ湖ホールでは、桂冠芸術監督の沼尻竜典が2019年のびわ湖ホール開館20年記念演奏会でマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」を演奏、大成功したことを受けて、20年から「マーラー・シリーズ」と銘打って毎年、交響曲を1曲ずつ演奏しています。 これまで、第4番、第1番「巨人」、第6番「悲劇的」、第7番
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びわ湖ホールから
バンドネオンの魅力、堪能 来月15日、小松亮太ら圧巻のアンサンブル /滋賀
2025/10/25 05:01 699文字バンドネオンという楽器をご存じでしょうか。アコーディオンに似た蛇腹がついた楽器ですが、形は正方形で鍵盤ではなくボタンがついており、アルゼンチン・タンゴの演奏では欠かせない楽器と言われています。 そんなバンドネオンの日本における第一人者で、その演奏が本場アルゼンチンでも高く評価される小松亮太が、信頼
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音のかなたへ
モーツァルトの不思議
2025/10/21 02:02 1217文字水戸芸術館専属のグループ「新ダヴィッド同盟」が第8回演奏会を開いた(9月18日、茨城県・水戸芸術館)。 “同盟”のメンバーに新しく若いチェリスト、北村陽が加わり、バイオリンの庄司紗矢香、人生経験豊かなビオラの磯村和英と弦楽三重奏を組み、モーツァルト≪ディヴェルティメント変ホ長調≫K.563を取り上
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びわ湖ホールから
プロもアマも個性豊かに アンサンブルの楽しみ 来月2日 /滋賀
2025/10/18 05:01 623文字今年で17回目となる一般公募で出演者を決める演奏会「アンサンブルの楽しみ~演奏家のつどい~」。応募総数79組の中から選ばれた14組がいよいよびわ湖ホール小ホールで本番を迎えます。 メンバーで力を合わせて編曲した楽曲を演奏する中学生の吹奏楽団や、別々の交響楽団から集まったファゴット三重奏、退職後に通
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びわ湖ホールから
「すれ違い」の意味、舞踏の中に 天児牛大最後の作 来月1日、関西初演 /滋賀
2025/10/11 05:01 635文字山海塾は、1975に故・天児牛大(あまがつうしお)により創立された舞踏カンパニーです。11月1日にびわ湖ホールで上演する「TOTEM 真空と高み」は、2024年に亡くなった天児が演出振付した最後の作品で、今回が関西初演です。 天児は、闘病とコロナ禍を続けて経験した際に「人とすれ違うこと」が極端に減
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びわ湖ホールから
前橋汀子 「曲折」演奏に深み あくなき探求続ける作品、披露 26日 /滋賀
2025/10/4 05:05 647文字日本のバイオリン界のトップを60年以上走り続けた前橋汀子が、昨年初めて活動を休止しました。右肩の腱板断裂というバイオリン奏者ゆえのけがの療養のためです。この間、長期間楽器を置き、恩師のヨーゼフ・シゲティら名手のレコードを聴き込んで英気を養ったそうです。 今年に入り再び精力的に活動を始め、3年ぶりに
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びわ湖ホールから
今を時めくオペラ歌手・ガンチ 至高のテノール堪能を 来月13日リサイタル /滋賀
2025/9/27 05:04 663文字開催中の「大阪・関西万博」で、イタリア・ナショナルデーのイベントとして、ローマ歌劇場管弦楽団とともにイタリアを代表する形で出演し、大きな注目を集めたルチアーノ・ガンチ(テノール歌手)のリサイタルを来月、びわ湖ホールで開催します。 ガンチはローマ生まれ。2007年にプラシド・ドミンゴ「オペラリア」コ
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びわ湖ホールから
信昭先生の愛しい音紡ぐ 追悼公演 「永久名誉指揮者」称号贈る /滋賀
2025/9/20 05:00 494文字9月6日、昨年9月に現役のまま96歳で逝去された戦後日本の合唱界をけん引した田中信昭氏の追悼公演を行い、当日付で「永久名誉指揮者」の称号をお贈りしました。 びわ湖ホール声楽アンサンブルは2005年以来「信昭(しんしょう)先生」と慕い、定期公演・東京公演12回をはじめ数多くの公演で共演の機会を得まし
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音のかなたへ
振り返る先
2025/9/15 02:01 1234文字音楽の魅力は、分かるようで分からない。幼い子が弾くピアノやバイオリンに感心することが多い。音に手触りがあるかのようだ。中学、高校になると、それが極端に減る。素晴らしく弾けても、聴いていてなぜか喜びが少ない。演奏の素朴な原点を失うのだろうか。もちろん音楽教育はその反省に基づき、多くの対策を立てている
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びわ湖ホールから
気鋭の音楽家が弾き振り 来月 大井駿×日本センチュリー交響楽団 /滋賀
2025/9/13 05:04 692文字芸術の秋。琵琶湖にぴったりの音楽を、びわ湖ホールで楽しみませんか? 10月11日に「名曲コンサート華麗なるオーケストラの世界vol.8大井駿×日本センチュリー交響楽団」を大ホールにて開催いたします。 一度は聴いておきたい名曲をオーケストラの生演奏で味わえる本シリーズ。今回は、指揮者やピアノ、古楽器
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びわ湖ホールから
新体制クァルテット・エクセルシオ 必聴、多彩なロマンチック 来月12日 /滋賀
2025/9/6 05:09 613文字昨年結成30周年を迎え、日本の室内楽シーンをけん引してきた常設弦楽四重奏団「クァルテット・エクセルシオ」が、びわ湖ホールの「室内楽への招待」シリーズに、登場します。 1994年桐朋学園大学在学中に結成、2016年のドイツデビュー時には「繊細優美な金銀細工のよう」(独フランクフルター・アルゲマイネ紙
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びわ湖ホールから
声楽アンサンブル 新メンバー募集 10月10日応募締め切り /滋賀
2025/8/30 05:05 617文字びわ湖ホール声楽アンサンブルは、日本で初めての公共ホール専属声楽家集団として1998年に設立し、開館以来、びわ湖ホール独自の創造活動の核となってきました。「合唱団」とは異なり、ソリストとして高水準の実力を有したメンバーが全国から集い、オペラの主役から脇役、合唱まであらゆる役を務めます。また、年数回
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びわ湖ホールから
驚異の身体表現で観客魅了 ダンス・カンパニー「ピーピング・トム」 10月公演 /滋賀
2025/8/23 05:05 735文字「身体表現」「コンテンポラリー・ダンス」とはどういうものかと尋ねられることが多いのですが、ジャンプをする、クルクル回るだけでなく、指を伸ばす、誰かに触れる、そんな身近な体を動かす動作のすべてを「ダンス」という表現活動と捉えています。この秋びわ湖ホールでは、ベルギーの「ピーピング・トム」、日本の世界
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音のかなたへ
夏のレクイエム
2025/8/18 02:02 1284文字コンサートへ行く日の社会的状況は、演奏を受け取る感覚に大きく関わる。7月20日に投開票が行われた参議院選挙は、与党が敗北し、また選挙演説の中で核武装は安上がりと言う候補者も現れるなど、荒れた選挙になった。 翌21日、東京・サントリーホールでノット指揮東京交響楽団がブリテンの≪戦争レクイエム≫を上演
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びわ湖ホールから
名曲とトーク、ぎゅっと凝縮 フルートの「美味しいところ」味わって /滋賀
2025/8/16 05:02 612文字びわ湖ホールの「気軽にクラシック」シリーズに、京都市交響楽団の首席フルート奏者、上野博昭が登場します。この公演では1時間に名曲プログラムと出演者のトークをぎゅっと凝縮しています。「一度は聴いてみたいが、長時間のリサイタルは……」という方にも“気軽に”お楽しみいただけます。 タイトルは、「上野博昭フ
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