将棋
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将棋UP・TO・DATE
元祖対局サイト、四半世紀の歴史に幕 ありがとう「将棋倶楽部24」
2025/11/11 02:02 2075文字<しりたい> インターネット最大の将棋対局サイト「将棋倶楽部24」が2025年末、サービスを終える。インターネット黎明(れいめい)期の1998年に始まり、ネット対局の隆盛、人工知能(AI)の台頭という激動の時代に、多くの将棋ファンに愛された。四半世紀にわたり、ほぼ一人でサイト運営を担ったのが席主、
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王将戦挑戦リーグ 10日
2025/11/11 02:01 45文字(10日) (左が勝ち)伊藤叡王 74手 菅井八段(2勝2敗) (2勝2敗)
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第84期名人戦A級順位戦 千田翔太八段-佐藤天彦九段 第16局の5
2025/11/11 02:00 672文字◇訪れた一瞬のチャンス [後]8八飛成(図)とは、すごい手があったものだ。[先]同玉に、佐藤は[後]8六金と押さえ付ける。[後]8七歩[先]同銀[後]7七銀[先]7九玉[後]8八金の詰めろだ。盤上の空気は、[後]8八飛成で一変したように思えた。事実、ソフトの評価値は逆転していた。 具体的に記すと、
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将棋界のサグラダ・ファミリア 将棋倶楽部24、終了決めた席主の思い
2025/11/9 09:00 2528文字インターネット最大の将棋対局サイト「将棋倶楽部24」が2025年末、サービスを終える。 インターネット黎明(れいめい)期の1998年に始まり、ネット対局の隆盛、人工知能(AI)の台頭という激動の時代に、多くの将棋ファンに愛された。 四半世紀にわたり、ほぼ一人でサイト運営を担ったのが席主、久米宏さん
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帰ってきた“ファイター”豊島九段 感想戦まで隙なし A級順位戦観戦記
2025/11/9 07:30 4613文字A級順位戦3回戦、▲豊島将之九段―△増田康宏八段(いずれも対局時1勝1敗)は、前例の少ない相右玉から、難解な戦いとなった。豊島九段が隙(すき)のない指し回しで、「どこでミスしたか分からない」手順で応じた増田八段を抑え込んだ。感想戦でもファイターぶりを見せた豊島九段に、観戦記を執筆した加藤まどかさん
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第84期名人戦A級順位戦 千田翔太八段-佐藤天彦九段 第16局の4
2025/11/9 02:02 850文字◇バリバリ千田、狙う佐藤 千田は滑らすように[先]4七歩(図)と打った。歩が飛車を支え、飛車が桂を支える。「ブレーメンの音楽隊」のような重なり。4筋を固定したのが好着想で、[先]5三銀の打ち込みや[先]3四歩など攻めに困らなくなった。 さらに図の少し前、[先]7七角[後]同角成[先]同桂の交換を入
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囲碁・将棋スペシャル
将棋 生垣新四段 自戦記 振り飛車「北村流」愛用 勝負焦らず強敵撃破
2025/11/9 02:01 1487文字<第77回奨励会三段リーグ戦16回戦 生垣寛人三段VS山下数毅三段> このたび四段になりました生垣寛人です。今期の三段リーグは、相手の居飛車穴熊を警戒し、先手番では「北村流」と呼ばれる藤井システムに似た戦法を主に指し、後手番ではリーグ中盤からダイレクト向かい飛車を採用しました。対抗型が得意です。途
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増田康宏八段、「ツバメ返し」の角打ちで快勝 将棋・A級順位戦
2025/11/8 10:41 910文字第84期名人戦A級順位戦5回戦、増田康宏八段―佐々木勇気八段戦が7日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、増田八段が制して3勝2敗と白星を先行させた。 先攻された佐々木八段が角交換から勝負手の角を放ったが、角に角で返すツバメ返しのような増田八段の角打ちが勝負を決めた。 ◇佐々木八段「こんなに必敗とは」
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第84期名人戦A級順位戦 千田翔太八段-佐藤天彦九段 第16局の3
2025/11/8 02:01 690文字◇力強さと柔らかさと 図から[後]3五同歩と応じるのは[先]2四歩[後]同歩[先]2二歩[後]同金[先]3五銀と一方的に攻め込まれる。佐藤は非常手段で[後]4六角と切り飛ばし、[後]5五銀打と制圧した。一時的に駒損ながら、盤上の厚みを重視した指し方だ。 一度出た銀をバックする[後]4四銀は読みが入
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名人戦順位戦A級 7日
2025/11/8 02:01 38文字(左が勝ち)増田八段 83手 佐々木八段(3勝2敗) (1勝4敗)
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第84期名人戦A級順位戦 千田翔太八段-佐藤天彦九段 第16局の2
2025/11/7 02:02 779文字◇序盤の駒組み、双方に工夫 千田の[先]6六角~[先]8八歩(図)を見て「AI(人工知能)チックな指し方だなあ」という印象を持った。初見ではなかなか思い浮かばない。[後]8六同飛に対して歩を謝るなら[先]8七歩、角を上がるなら飛車に当てる[先]7七角が普通だろう。千田に聞いてみた。 「[先]6六角
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第84期名人戦A級順位戦 千田翔太八段-佐藤天彦九段 第16局の1
2025/11/6 02:05 745文字◇振るも地獄、振らぬも地獄 6手目の[後]3二金からうすうす予感はあった。8手目の[後]5二金で決定的となった。佐藤天彦九段は振り飛車を指さなかった。最近、他棋戦では居飛車も織り交ぜていたので特別驚きはなかった。しかしA級ではどんなに苦しくても信念を貫くと思っていたので、振り飛車好きの筆者としては
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女流棋士の福間香奈清麗 編入試験再挑戦「厳しい戦いに」
2025/11/5 18:13 497文字将棋の女流棋士、福間香奈清麗(33)=女流6冠=は5日、再挑戦を決断した棋士編入試験について「すごく厳しい戦いになると思うんですけど、今の自分にできることをやっていけたらと思っています」と語った。 この日、東京都渋谷区の将棋会館で指されたタイトル戦、倉敷藤花戦三番勝負第1局で伊藤沙恵女流四段(32
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将棋 福間、棋士編入受験へ 女流6冠 再挑戦「女性初」なるか
2025/11/5 02:03 585文字日本将棋連盟は4日、福間香奈清麗(33)=女流6冠=から申請された棋士編入試験の受験申し込みを受理したと発表した。若手の四段棋士5人と対局し、3勝すれば女性初の棋士誕生となる。福間清麗は2022年にも受験し、この時は初戦から3連敗して不合格だった。再挑戦を決断した福間清麗は「このたび編入試験に挑戦
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王将戦挑戦リーグ 4日
2025/11/5 02:02 45文字(4日) (左が勝ち)近藤八段 91手 佐々木八段(3勝2敗) (1勝2敗)
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第84期名人戦A級順位戦 近藤誠也八段-豊島将之九段 第15局の7
2025/11/5 02:01 704文字◇近藤の連勝止まる 本局は序盤の[後]4四角(第2譜)の自陣角からいろいろなことがあった。 まずは、近藤の[先]4六歩から[先]4五歩(同)の構想と読みが素晴らしかった。ただ、それではっきり優位に立ったわけではなく、ほぼ互角の攻防が続いたようだ。 その後、近藤にうっかりが出た(第5譜の[後]8一飛
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福間香奈清麗、棋士編入試験を再受験 初の「女性棋士」誕生なるか
2025/11/4 17:38 585文字日本将棋連盟は4日、福間香奈清麗(33)=女流6冠=から申請された棋士編入試験の受験申し込みを受理したと発表した。若手の四段棋士5人と対局し、3勝すれば女性初の棋士誕生となる。福間清麗は2022年にも受験し、この時は初戦から3連敗して不合格だった。再挑戦を決断した福間清麗は「このたび編入試験に挑戦
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第84期名人戦A級順位戦 近藤誠也八段-豊島将之九段 第15局の6
2025/11/4 02:02 556文字◇二転三転の末に 形勢不明の図からの[後]6九銀は「ありがたかった」と近藤。先手玉は7八の金をはがされても、簡単には寄らないからだ。逆に[先]7三香成から[先]6五馬と引いた局面では、よくなったかと近藤は思ったそうだ。豊島も感想戦で悪いと素直に認めており、先手がついに抜け出した。 [先]9二飛の王
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光速の糸谷八段 “長考”17分で長手数詰め A級順位戦
2025/11/3 07:30 4412文字A級順位戦▲糸谷哲郎八段(対局時2勝)―△千田翔太八段(同1勝1敗)戦で、糸谷八段はいつものハイスピード指しを続けた。終盤、千田八段は入玉を目指せば勝機がある局面を迎えたが、残り少ない時間で決断できずチャンスを逃した。最後は糸谷八段が30手以上の長い詰め手順で勝負を決めた一局を、椎名龍一さんの観戦
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第84期名人戦A級順位戦 近藤誠也八段-豊島将之九段 第15局の5
2025/11/3 02:01 732文字◇豊島、決め手を逃す図からの[後]8一飛を「うっかりしていた」と近藤。[先]9二馬に[後]2四銀[先]2六飛[後]2五歩(参考図)と飛車を狙われたら、悪いと読んでいた。ただ、豊島は[先]8一同馬[後]同銀[先]2一飛の変化を解決していなかったので、流れがよくなったとは思っていなかった。その証拠が[
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