2023/11/01 Wed. 02:07 [アラタカンガタリ~革神語~]
瀕死の重傷を負った革から劍神「創世」を託されたアラタは、
革の意志を汲み、ハルナワを許せないながらも助けて彼の心を救い、
遂に全ての劍神を統一する事に成功する
一方の革は死ぬ寸前に創世の中に入る事に成功し助かったものの
死人の眼による代償で苦しむ門脇を見つけ出す
生死の境を彷徨う門脇、そんな門脇を救ったのは死んだアカチ
アカチは再び互いの眼を交換する事で門脇を目覚めさせる
その門脇の眼に映ったのは涙を流す革で…
これは日ノ原革が異世界「天和国」へと誘われ、
多くの人々、そして友の心をも変え、成長していく物語
今、堂々の完結!!!!
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長い休載も挟み、サンデーうぇぶりに移ったアラタカンガタリ、その物語も今回、遂に完結します。
前回、死の国「隠世」に引き寄せられるものの転生せずずっと待っていたアカチに、
再び互いの眼を交換し合う事で生還する事に成功した門脇
そんな目覚めた門脇の眼に最初に映ったのは心配している革で…
最後の最後でようやく門脇が革に謝りました!!!!
勿論、謝って済む問題じゃないところもあります!!!!
でも、門脇にとってこの謝罪は相当勇気を出して
今までの過ちを悔いているからこその謝罪なんです!!!
そんな門脇に対して本気の一発を決める革!!!!
まぁ、今までの行いを考えるとこれくらいは良いと思います!!!!
それにその一発は今まで門脇が革を苦しめた事じゃなく、
一度は死んで詫びようと思った事、本当に死にかけてた事、
死んでたら許さなかったという意味合いが強いです!!!!
一方、革から創世を受け継ぎ、全ての劍神を束ね、
大王の神意を手に入れたアラタ、
そんなアラタに対し、創世は望む世界を作れると語り…
確かについさっきまで単なる秘女族の少年だったアラタには重すぎます。
でも、革が1人でなかったように、アラタも1人じゃない、
織部イミナという大切な人がそばにいるんです。
そんなアラタが望む事は自分に創世を託した日ノ原革の願いを叶える事、
全部が全部、どの劍神の本来の姿かまではわかりませんが、
革の願いを叶えるために全ての劍神達が力を出してるのはわかります。
その願いは革と門脇、2人を包み込み、あの日の競争まで遡らせ…
かつて門脇が望んだ全力の競争での決着、
あの日のすれ違いが革と門脇の関係を歪ませました。
でも、門脇はもうそれは気にしていない、
門脇が革に望む1つの願いは…
これが門脇なりの罪滅ぼしなんですね…。
自分だけが革に対する罪を覚えて背負い続けて、
革には自分との繋がりを完全に断ち切って自分を忘れた世界にしてほしい
そんな門脇の思いを汲む革、でも本当にそれをするかは疑問ですね。
門脇の思いの大半は汲むでしょうけど、
革が自分の中の門脇の記憶を素直に消すとは思えないので。
でも、最後の最後で本音で話せたのは良かったと思います。
誕生日を祝った事、門脇も兵学校での日々は楽しかったと言えた事、
ここまで多くのすれ違いをして、世界を作り替えた時、
2人の関係は消えてしまう事になっても
ここで互いに本音を言えた事は良かったと思います。
さて門脇と別れた革はようやくアラタと本当に出会う事が出来て…
天和国での日々や仲間達との出会いはかけがえのない思い出、
でも革が選ぶのは元いた世界「地球」です。
イジメを受け、心身共に弱っていた革なら天和国を選んでたでしょうけど、
ここまで長い旅路をして、多くの人達と出会い、別れ、
門脇との長きに渡る因縁も終えた今、
自分の世界で逃げずに戦う事を選んだだと思います。
それを理解したからこそ、アラタが最後にかけた言葉は頑張れだと思います。
でも、革が元の世界に帰る前に声をかけてる人物ってもしかして…
再構築された地球は皆、あの事件を忘れているみたいですね。
それどころか時間も巻き戻ってる感じがします。
というより、完全に歴史改変されてますね。
革の制服が別のものになっているので、
これが門脇の望みを入れた革の世界なんだと痛感します。
幼少期、門脇と出会う事がなく、友達になる事もなく、
友達にならなかったから拗れる事もなくいじめが起きなかった世界、
その証明が別の制服なんですね。
革が進学先の高校を遠くの高校にしたのは門脇から逃げる為、
でもその事実が消えたら、遠くの高校に行く理由はなくなるので、
進学先の高校が変わるのもまた必然です。
ただ、1読者としては今まで見慣れていた制服じゃなくなるのは寂しいですけどね。
そんな革は高校の通学の途中、1人の少女が痴漢に遭うところを目撃し…
って、これってもしかしなくても…コトハですよね?!!
革を追いかける形で地球の住人に組み込まれました?!!!
それにちょっと前に大怪我してたとか、
革に対して見せた笑顔、これ絶対覚えてますよね?!!!
革が覚えているかはともかく、世界を作り変える直前、
コトナが追ってきたまでは気づいてなさそうなので、
これは素で気づいてなさそうです!!!!
一方、門脇の方は入学から1ヶ月後の時間に戻り…
革に望んだ通り、門脇はきっちり覚えているんですね。
そして、世界を作り替えたからか優も復活してます!!!!
歴史が改変された手前、
革の事は十中八九忘れてるでしょうけど、
それでも生き返って本当に良かったです!!!!
門脇の方も後悔ではなく前向きな姿勢で、
1から陸上を始めるみたいですし前向きになってくれて良かったです。
ただ1つ残念なのは、天和国に残ってミヤビと結ばれて欲しかった事ですね。
結局、門脇はミヤビが生きている事を知らないまま、帰ってきたわけですから。
それでも門脇の中にミヤビの存在は確かにあるのはせめてもの救いと思います。
天和国のミヤビ枯らしたらバットエンドよりですけどね。
一方、六ノ鞘だったキクツネ、イソラ、シムは元いた時代に戻ったようで…
元いた世界を憎んでいた彼らですけど、
天和国で革、門脇と戦い、救われた彼らはもう過去に囚われない、
死ぬ事になっても後悔しない道を選んだですね。
キクツネは音を取り戻した上でどうせ死ぬなら自分らしくと歌を奏で、
イソラは友を家族を売った後悔を変える為に
やり直す前の歴史とは異なり、自分1人で背負う道を選び、
シムは本来のマーティンとしてケリー軍曹と仲間たちと共に戦場に戻り、
マーティン以外は自分の死の運命を悟った上で自分らしさや、
あの時と同じ選択をして後悔したくないと前向きになってるんですね。
さてアラタが大王となった天和国の方ですけど…
精神的には成長しましたけど、
こういうところは全く成長してないですねアラタ!!!!
でも、そういう変わらなさがアラタの魅力と思います!!!!
そんなアラタだからこそイミナも惚れて結婚するんでしょう!!!
あと、結婚おめでとうございます!!!!
あと、地味にアラタって押しに弱いです!!!!
そして、やっぱりコトハは革を追いかけて転生したんですね。
さて新たに生まれ変わった天和国、今までと違うのは、
もう天和国には劍神が存在しない、それが全ての鞘が願った世界、
革は戦いのない平和な世界を望んでましたし、
降し合いで仲間を失う苦しみを味わった者、
戦う事でしか自分の身を守れなかった下級鞘もいました。
出来るなら戦いたくないと思うのは当然ですし、
力にすがっていたら自分達が認めた革の期待を裏切る事にもなるので、
鞘達が劍神を捨てて、ただの人間になる道は必然だと思います。
鞘じゃなくなったので不便なところもありますけど、
彼らも前向きに今を生きていってるのがわかります。
地球に帰らなかったイキスとアメエノ、この2人は納得ですね。
イキスはアメエノの力で降されたので過去と向き合う事が出来ず、
秘女族の聖地がイキスにとって必要な場所と判断したんだと思います。
イキスは故郷の事を嫌っていたので帰すのは忍びないですしね。
アメエノに関しても息子のナサケ、亡き妻の墓が天和国にあるので、
アメエノは故郷になんの未練もない、天和国を選んだ人間ですから。
ハルナワは元々屍人だったので亡くなりましたけど、
最後の最後でアラタに救われた事、
父であるムナカタが墓参りしてくれる事が救いだと思います。
まぁ、何にしても元五天鞘の4人はこの先も仲良くやれそうですね。
喧嘩するほど、仲が良いと言いますから。
一方、ミクサもまたかつての班仲間とナサケと再会し儀式に間に合い…
なんかワカとナサケが恋のライバルになってません?!!
物語中、関わる事がなかった2人ですけど全てが終わった後、
恋のライバルになるとは思いませんでした!!!!
後、ミクサのあしらい方的に脈はないと思います!!!!
多分、2人共、友達止まりで終わりそうな気がします!!!!
タエマは旧軍に就職して、サカキ達と同じ仕事をしてるみたいですね。
でも、ミクサは損な役回りで終わった印象が強いです。
革とコトハを見て失恋、門脇は天和国にもういない事を
ミヤビに伝える役目もしたんですから、本当に損な役回りと思います。
でも、そんな辛い役回りでもミクサにとっては大切な人との思い出、
彼女は彼女なりに革との日々を後世に残すつもりなんですね。
それでカナテと会って、自分が会うまでの革の事や門脇の事も聞こうとしてるんですね。
という事はアラタカンガタリとはミクサが後世に残そうとする物語本という事ですね。
さて物語の時は動き出し1年後、地球の門脇は大会に出れる程、成長していて…
それでも自分の罪を背負い続けて生きています。
革にも痣が残ってましたけど、門脇にもきちんと残っている、
でも、僕にはその痣が罪の証とは思えません。
多分、その痣はせめてもの革の抵抗な気がするんです。
革、ああ見えて素直じゃないところもありますから。
そして次の日の大会、門脇は1選手として革と対峙する事に…って、やっぱり覚えてるじゃないですか革!!!!
革ならその部分は絶対に忘れる選択はしないと思いました!!!!
門脇はそう望んでも、革自身が忘れたいかは別ですし、
だから妥協案として忘れたふりをして生きてるんだと思います!!!!
でも、多分、門脇ももう悟ってますよね?!!!!
だからこそ、負けはしたけど全力の陸上勝負で
嬉し涙を流したんだと思います!!!!
互いに自分から進んで関わる事はもうないですけど、
2人は紛れもなく親友だと思います!!!!
進んで関わる事がなくても2人には
互いの思い出が残ってますから!!!!
そして、コトハ、
いや「ことは」もきっちり覚えてます!!!!
それでも知らんぷりをする革と、
内緒といって誤魔化すことは!!!!
全部が全部ハッピーエンドとは行きませんでしたが、
革にとって1番大事な部分はきっちり完結させましたし、
ことはも革が誤魔化そうとも笑って誤魔化されたりと
革、門脇、コトハの物語は間違いなくハッピーエンドだと思います!!!!
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2023/10/18 Wed. 00:58 [アラタカンガタリ~革神語~]
ほぼ全ての劍神を束ね、激しい戦いの末に
遂に師ノ鞘ムメイの闇を払い、アマヒの御魂を預かる事に成功した革
しかし、その戦いの代償はあまりにも大きく既に革の肉体は助からない程の傷を得ていた
残り僅かな命を奮い立たせた革は天和国に来れた事を感謝し創世をアラタへと託し…
託されし希望!!!アラタが選ぶ選択は?!!!
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前回、死の間際だった革は創世の次の鞘としてアラタに継承
突然の事態にアラタも流石に取り乱してしまい…
まぁ、革が持っていたはずの創世が自分の元へ来て新しい鞘に指名、
しかもその理由が死に際にアラタの事を信じて託したと来れば、
取り乱したくなるのも無理はないと思います。
でも、アラタにとって一番感情的になったのは革が死に際に勝手に自分に託した事じゃなく、
最初から自分を選ばずに全てを革に背負わせて、
1人で苦労させて限界まで戦わせ死なせてしまった事、
自分の事よりも他人の事を真っ先に考える辺りやっぱり似てます。
そんなアラタに革を鞘に選んだのは光と闇の
両方強く兼ね備えてる人間ならではという理由から。
創世は決して完全無欠の人間を選ばない、
強い光を持ち合わせていると同時にそれと同じ闇も持ち合わせる、
そういう人物こそ人間であり選ぶべき相手と考えてたわけですね。
確かにアマヒも革も強い正義感を持ち合わせていた反面、
うちには大きな闇を秘めてました。
革はその闇に、鬼に何度も飲み込まれかけてましたし、
アマヒは自分の内なる闇を切り離した結果、
今作の黒幕と言えるムメイを生み出す結果になってしまった、
どちらも強い光と同時に強い闇を持っていた、
でも、それこそが創世が相応しい人間であり、
創世は完全無欠の人間を欲してはいなかったのがわかります。
それに完全無欠を求めるなら鞘なんか選ばず、
女神達自身が統治すれば済む話でもありますしね。
そして、かつては創世に選ばれなかったアラタ、
でも革と入れ替わり地球に来て、革との交流や、
織部との出会いなどで成長した今のアラタは別です。
だからこそ、創世も革の願いに応じてアラタを新しい鞘に選んだんだと思います。
一方、ハルナワと対峙する織部ですけど、何かを悟り戦えなくなっていて…
ハルナワの中の人々の魂に気づいたのはわかりましたが、
ハルナワ自身も苦しんで泣いているのは予想外でした。
彼は元々、死人である以上、既に意思は消えてると思ってましたから。
さてハルナワに既に悪意はなく、ただ苦しんで暴れているだけだと気づいたアラタ、
ハルナワを光による心で降すか、逐力による力で降すのか2択を迫られ…
革の親友である優やクラスメイト達が殺された事、
幼き日、両親を殺された事とハルナワを許せない、
そういう闇もアラタの中には確かにあります。
一瞬、迷いが生じるのは仕方ないと思います。
でも、迷ったのはその一瞬だけです!!!!
直ぐに迷いは吹っ切り、現すのは創世!!!!
アラタはハルナワを決して許したわけじゃありません!!!!
でも、革ならきっとそうする!!!!
自分の意思で罪を償えというのもアラタの本心!!!!
アラタもまた闇を乗り越えて強き光を持つ人物です!!!!
その想いが通じたのは遂にハルナワを降し全劍神統一完了!!!!
ここまで長かったです!!!!途中、デジタルリマスター路線で、
いくつかの話が完全変更されたりもしましたけど、
本当にここまで長い道のりの旅路だったと言えます!!!!
さて全ての劍神が創世に統一された訳ですけど、その中で革は目覚めて…
って、ギリギリで創世の中に入れたって事は、
もしかしたらまだ革は助かる見込みあります?!!!
正直、これで死亡エンドだったら後味悪いと思っていたので、
思念体でも生きていたのは不幸中の幸いです!!!!
流石に主人公死亡のまま、終わらせるなんて展開、
渡瀬先生もしませんでしたか!!!!
同時に渡瀬先生ならやりかねないとも思ってました!!!
そして逐力が創世の中に入った時点で、
逐力に降った鞘達も解放されて
創世の中にいるのもわかって良いです!!!!
革はカナテと再会出来、クグラもエトと再会出来て言う事なし!!!!
ハルナワも創世の中に入ったって事は生きています?!!!
そしてアラタが自分の代わりに劍神を統一し、
自分を超えた事を実感して干渉に浸る革!!!!
多分、こういう無欲なところが創世に気に入られたんだと思います!!!
大王の神意を操る権利を明け渡して喜んでるとジト目で見るカンナギ、
そんな革を見て彼らしいと言うヤカタ、
革が託したんだしとアラタが次の大王と
受け入れるクグラとそれぞれ反応が違うのも良いです!!!
さてこれで後はハッピーエンドだけですけど、そう上手くいかず…
ここでアカチから受け取った死人の眼が
門脇を死に引きずり込む気でいるとは!!!!
確かにアカチが死人とわかった時に、
そう言うフラグがありましたけど、
最後の最後で回収してくるなんて!!!!
しかも思念体となった創世の中でも有効って、
どんだけ殺す気満々なんですか!!!!!
そんな訳で死の国「隠世」に引き寄せられた門脇ですけど…
死の世界の門にいたのはアカチ!!!!
門脇にとって当時、唯一自分をきちんと見てくれた男であり、
その眼を門脇に託した男でもあります!!!!
まさか死後の世界で再び2人が合間見えるとは!!!!
ただ肝心の門脇は既に生きる事を諦めてます…
でも、それはきっと誰も望んでいない結末です。
革は門脇に死んで詫びてほしいなんて一度も思ってませんし、
門脇の帰りを待ってくれている女性、ミヤビだっています。
それを革に合わす顔がないから死を受け入れるって…
これはアカチが言うようにただ逃げているだけです。
逃げる事は勿論大事だと思いますが、
それはあくまで死を恐れ、生きるためのもの、
生きる事から逃げて死ぬと言うのは間違ってると思いますから。
さて生きる事を諦めた門脇に対しアカチは…ここで託した眼を回収、奪った眼を返す展開とは!!!!
と言うより、それが理由でずっと門に止まってましたよね?!!
転生する道があったにも関わらず、門の前で留まり続けたって
それは門脇が生を諦め、死を選んだ時に、
眼を返し、眼を取り戻す事で門脇を行かせない為ですよね?!!
そして、アカチから返してもらったと同時に生還!!!!
その眼には涙が!!!!
もうアカチの眼で見える景色は見えないですけど、
今の門脇ならきっと革の顔も涙も見えるはずです!!!!
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2023/10/04 Wed. 01:14 [アラタカンガタリ~革神語~]
全ての始まり、先生(セオ)の真実
先生はただ争いを止めたかった、ただそれだけなのに…
これは1人の少年が先生の想いを受け継ぎ紡ぐ物語…
そして…少年の想いもまた紡がれていく物語…
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前回、アマヒがムメイに戻った事で光が生まれ、
ムメイを浄化させる事に成功した革
残ったアマヒは革に感謝し、逐力と共に革へと降っていき…
革神語の物語の原点とも言えるアマヒの物語、
親友と思っていた親友に教え子達が殺された事が始まり…
ここで親友を憎むのではなく、愛する者を護りたい、
変わってしまった親友を止めたい想いから鞘になった、
そう言う優しさが創世の鞘に選ばれた理由だと思います。
だからこそ戦う事で争いを止めたけど、
その結果が親友を含む多くの犠牲という事に絶望し、
自分の闇を切り離して封印した、
でも死に際に封印したはずの闇が人格を持った事、
その闇が脅威となると察して創世の中で眠り続けて、
後継者が生まれるのをずっと待っていた、
そして後継者が現れ、辛く苦しい道を進みながらも
自身が生み出した闇を浄化してくれた、
アマヒにとってもう無念も何もありません。
だから最後にありがとうと言い降って行きましたし、
後継者たる革も別れの挨拶ではなくお疲れ様でしたなんですね。
でも、あれだけの戦いをした革は既にボロボロ…
身体の熱さを感じず、寒さを感じ、視界も霞むって凄くヤバいのでは…
ムメイは地球と天和国の人が入れ替わるのは帰巣本能と言ってましたけど、
皮肉な事に二つの世界が上下に繋がった今、
革が地球への帰巣本能を感じる時が来るとは…
そんな革を感じ取り、地球のアラタは革に呼びかけ続ける中、
織部は暴走するハルナワと戦い続けますが何かを察してしまい…
そうでした!!!ハルナワの中には彼に消された、
人間達が生きたまま、彼の中にいるんでした!!!!
読者視点からしたら既にわかってる事でも、
アラタと織部はその事実を知りませんでしたし、
知ってしまったら、織部が戦えないと思うのも無理ないです!!!
一方、天和国では傷ついた革の治療をするものの、
その重症さからミクサは革が助からないことを悟ってしまい…
嘘…です…よね…?
なんだかんだで大王になって、
その座をアラタに渡す事で元の世界に戻ると思っていたんですが、
ここで革の命はもう助からないって…何かの冗談ですよね…?
そして革自身も自分はもう助からないと悟ってる中、
コトハは愛する人だから命を使ってでも助けたい、
革も好きな子を犠牲にしてまで助かりたくないとか、
こんな形で両想いって気づく展開になるなんて…あんまりです…
2人にかけた最期の言葉になるであろう、
2人共、幸せになってって…そんなの絶対無理じゃないですか…
ミクサは既に色々受け入れてますけど、
コトハはアラタとの失恋の後、本気で好きと思えて、
ようやく両想いだとわかったばっかりなんですよ…。
革も死に際にこの世界に受け入れてもらえた事、
素晴らしい経験をしたって…残された者達は…
コトハとミクサは勿論ですが、現実世界の家族、
ハルナワが倒されたら解放されるだろう優は絶対に悲しみますよ…
そんな革の肉体は消え、創世は1人の少年の元へと…
顕れる運命、絡みつく旋律、光はその手に、始まりへのアリア…
最初はアラタがハルナワを倒す事で博囚の新しい鞘となり、
革の下に届けて全ての劍神を束ね終えると思ってました…
でも現実は残酷で革は命を落とし、その間際で、
次の後継者を自分と入れ替わったアラタに選んだ…
予想していた展開と完全に真逆じゃないですか…
二人は鏡越しでしか会う事はありませんでしたが、
その涙が…全てを…物語っていると…思います…。
これは受け継がれる物語…
アマヒから革へ…そして…革からアラタへ受け継がれ紡がれる物語…
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2023/09/20 Wed. 00:53 [アラタカンガタリ~革神語~]
先生(セオ)アマヒの為にも負ける訳にはいかなくなったものの、
それでも闇そのものであるムメイの容赦ない攻撃で追い詰められた革
そんな革を救ったのは各領土を護る事を任された属鞘達の御魂だった
ヒルコ達、属鞘が一斉に革の創世へ降っていき、革は一人じゃない、
皆と共に戦っている事を強く感じて最後の戦いへと赴き…
光あるから闇もあり、闇あるから光もあり!!!!
長きに渡るムメイとの最終決戦、遂に決着!!!!
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前回、ヒルコ達、属鞘達が一斉に降った事で彼らの御魂に助けられた革
そんな革は皆の御魂と共にムメイと再び刃を交える決意を新たにして…
純粋悪であり、心もないから光も届かない相手!!!
今までの戦い方が全く通用しない相手ですけど、
それでも革は光を失わず、諦めず戦い続けるんです!!!
それはこれまで革が旅の中で出会ってきた神鞘達、
最後の決戦で御魂を預けた属鞘達、
全員の思いを背負っているから!!!!
その諦めない心が遂に奇跡を起こしました?!!!
いや、これは奇跡でもなんでもないです!!!!
さっきまではムメイは闇そのものだったのに対し、
今はムメイの奥底で確かに光が存在している!!!!
おそらくセオ、アマヒの最後の足掻きだと思います!!!
ムメイ自体は純粋悪でもオリジナルのアマヒは光!!!!
もし、消滅させられたんじゃなくムメイの中に入ったのなら?!!
ムメイとアマヒは元は一つ、ムメイの肉体に入る形で
元の1つの肉体になっていても不思議はないです!!!!
そんな最後の希望を見出した革は全身全霊の一撃を…両者に劍神が刺さった同士討ちに見えますけど、
ここで逐力に取り込まれたはずの門脇が、
逐力を押さえ込んでるのは反則でしょう!!!!
良い意味で!!!!
革には見えてないでしょうけど、
逐力に取り込まれた鞘達も革と共に戦ってる!!!
縛囚の鞘以外は心は共に革と戦ってるんです!!!!
何より熱いのはこれまで革と出会い、和解した
全ての鞘達が革と共に見開きで描かれてる事!!!!
その中には旅の中で亡くなったヒルハの姿も!!!!
アカチはさすがにいませんけど、
その辺は革じゃなくカンナギ関連なので、
あえて外されてるんだと思います!!!!
その一撃は革だけのものじゃないです!!!!
革を信じて降ってくれた鞘達、皆の一撃です!!!!
そして崩壊していくムメイの中にいた光!!!!
やっぱりセオのアマヒでしたか!!!!
あの時、わざと消滅させられる事で、
ムメイの中に戻り1人の人間へと戻ったんですね!!!!
門脇もMVPですけど、1番はアマヒですよ!!!!
アマヒが戻らなかったらムメイは闇だけで
革に降る事はなかったわけですから!!!!
そのムメイの闇が払われた今、
残ったのはオリジナルのアマヒだけ!!!!
そのアマヒが逐力と共に革に御魂を預ける!!!!
先代の御魂を確かに預かってほぼ揃いました!!!!
ただ1つ予想外なのは、この戦いがラストバトルじゃなかった事!!!!
てっきり先に現実世界のアラタ&織部VSハルナワが終わる思っていたので、
順番的な意味でハルナワの方がラスボスになるとは思ってなかったです!!!!
でも、このハルナワ問題さえ解決して縛囚を届ける術を見つければ、
革の元に全ての劍神が統一される事になります!!!!
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2023/09/06 Wed. 00:50 [アラタカンガタリ~革神語~]
初代大王にして先代の創世の鞘、そして革にとって大切な先生(セオ)であったアマヒ
彼から語られた真実はムメイの正体は切り捨てたアマヒ自身の闇が人格と肉体を得た存在である事、
長い時、創世の中で創世の後継者が現れる時を待ち続け、ずっと見守り続けていた事、
そして多くの秘女王達の人生を狂わせ続けた後悔と懺悔を語ったアマヒはムメイに刺し殺されてしまう
一方、地球と天和国、2つの世界が上下として近付き始めている事にアラタは気付き始めて…
全ては今、この時の為に!!!
創世の元へと集い給え!!!!
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前回、頭上に故郷である天和国が近づいてる事に気づいたアラタ
そんな混沌とする状況下でも鬼と化し暴走するハルナワは襲いかかり…
ハルナワだけでも厄介だと言うのに、地球上の建物が消え始める異常事態まで…。
これも地球の人間の大半がかつての天和国の罪人の子孫という事が関係してるんですね…。
革は自身の内なる闇を落ち着かせる為に努力していますけど、
その時間すらムメイは与える気はサラサラない上、
実質的にことはとミクサも人質同然の立ち位置って八方塞がりじゃないですか…。
一方、天和国の各地では革と関わった多くの人々が皆の説得を完了して…
前回から覚悟を決めてましたけど、遂にこの時が来たんですね…。
革から領土を守るように任された属鞘達がそれぞれ大切な人達に
別れを告げてる描写を見るとやっぱり…と痛感します。
降し合いで鞘を憎む人々が出たのも事実ですけど、
彼らの人となりを知っていて信頼してくれる人達も当然います。
彼女達からしたら、出来れば行って欲しくないのは当然です。
それでも、ヒルコ達、属鞘達の覚悟はもう決まってるんですよね…。
領土を守ると言う使命も今はハタレマに任せる事が出来る、
それも最後の決断をするきっかけになっているのがわかります…。
一方、革を痛めつけるムメイは天和国を滅ぼす事を語り、
そして革に対し、どんな世界が良いかと問い初めて…
それでも争い続けるのが革です。
どれだけ自分が傷つこうがアマヒの為にも、
降っていった仲間たちの為にも決して諦めるわけにはいかないんです。
そんな革だからこそ、多くの属鞘達も迷わず決断する道を選んだだと思います。ここまで領土を守り続けてきたヒルコ達、属鞘達が!!!!
革の危機に全員がその御魂を革に預ける日が来たんです!!!!
しかもご丁寧にムメイにきっちり一撃喰らわせて降る姿勢!!!!
降るだけでなく、その前に革を助けるための一撃を与える辺り、
ただ御魂を預けるだけじゃない、
共に戦う意志をぶつけてるのがわかります!!!
でも、革的には多分、色々複雑だと思います!!!!
自分の危機に皆が駆けつけてきた嬉しさ!!!!
理由はどうあれ、降る道を選んだ悲しさ!!!!
そして皆と共に戦うと言う強い覚悟!!!!!
でも、まだ足りません!!!!!
ムメイが少し前に言ったように、
地球のハルナワが持つ博囚が残ってますし、
今のハルナワは自我のない化け物そのもの!!!!
ハルナワは最初から死人ですし、
アラタが織部と共にハルナワを撃破して、
博囚をどうにかして革の元へ降らせるしかないです!!!!
そして残り4話、2週間に1話のペースなので、
あと2ヶ月くらいで完結じゃないですか!!!!!
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