「日本シリーズ・第7戦、ヤクルト4-5オリックス」(30日、神宮球場)
「SMBC日本シリーズ2022」第7戦が30日、神宮球場で行われ、オリックスが5-4でヤクルトに競り勝って対戦成績を4勝2敗1分けとし、阪急時代も含めて26年ぶり5度目の日本一に輝いた。中嶋聡監督(53)は巧みな選手起用と人心掌握術でチームを指揮。昨年敗れたヤクルトに雪辱を果たし、歓喜のナインの手で5度、宙に舞った。
中嶋監督が澄み切った神宮の空に5度舞う。「非常にいい夜空でした」。最高の仕事を成し遂げた選手たちに支えられ、今年一番の笑顔が咲く。勝利の瞬間は頭を抱え、喜びを爆発させた。26年ぶりの日本一。昨季のリベンジを果たし、ついに頂点へと立った。
「悔しい」。昨季、極寒の神戸で日本一を逃すと、この言葉を繰り返した。あれから337日。信じ続けた選手たちと、ようやく喜びを分かち合うことができた。
第2戦。3点リードの九回に阿部が同点弾を食らった。ベンチでは落ち込み、宿舎でも寝られないほどの後悔に駆られていた。そんな中、中嶋監督は「ここまで来られたのは、お前のおかげだから。気にするな、下を向くな」-。すぐに背中を押した。
第5戦。再起を願った阿部が期待に応え、やり返した。登板後に言葉は交わさない。グータッチをし、遠目から親指を立てた。「抑えるのが、仕事なので」と指揮官。攻めた結果の失敗には決して怒らず、リベンジのチャンスを与える。苦言を呈すのは、決まって消極的なミスだった。
現役時代は実働29年。引退後は海外へも渡り、野球と向き合ってきた。だからこそ、選手には限られた時間を大事にしてほしかった。「絶対に後悔してほしくない」「自分の野球人生で、ああいうことがあったなと覚えていなきゃいけない」。取材でも選手を思う言葉には熱がこもった。
「こいつら、絶対に友達だと思ってる」。確かに、そうかもしれない。日本シリーズ進出を決め、インタビューを終えると、安達に尻をたたかれた。選手からの作戦面の指摘も聞き入れ、他愛もない会話では爆笑を誘い、和ませた。全てを受け入れ、コミュニケーションを図る。重たい雰囲気や言えない空気を作らなかった。
第1戦で山本が故障し、エースを欠いた。そんな緊急事態にも、全員で勝利へとつないだ。“ナカジマジック”と称されるが、思いつきの策ではない。確かな根拠、データに基づき、起用してきた。万が一に備え、最悪の事態も想定する。このシリーズでも主力の離脱や不調があっても、どっしりと構えた。
ヤクルトとは日本シリーズで過去3度対戦し3敗。95年には仰木監督の下、選手として1勝4敗で日本一を逃した。当時は現在2軍監督の小林とバッテリーを形成。今は1、2軍の監督として「誰がいいのか把握しとかないといけない」と最良の連携を図っている。このシリーズでも、太田や野口、近藤ら終盤は2軍で暮らした選手を抜てきした。
「全員で勝つ。全員で頂点へ」とテーマを掲げ、見事に達成。歓喜に湧く左翼席のファンへ、指揮官は言葉を紡いだ。「全員で勝ち取った優勝だと思います。皆さんの応援があったからこそ、たどり着けた。本当にありがとうございました」。涙はない。充実感でいっぱいだ。26年ぶりのリーグ連覇で悲願の日本一。これで終わらない。ここからが常勝軍団への幕開けだ。
(https://news.yahoo.co.jp/articles/2be7728cc674710c82f2a19c6cb523e86f9d1dff)
オリックスバファローズ
日本一おめでとう!!
2敗1分から4連勝、4勝2敗1分での日本一。
26年ぶりか、、。
阪神もあやかりたい。うん、来年は阪神が、、、、。がんばってください。
オリックスバファローズ、日本一おめでとう!!
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