古物商「まんだらけ」（東京都中野区）の店舗で漫画「鉄人２８号」のブリキ製人形が万引された事件で、警視庁捜査３課と中野署は１９日、窃盗容疑で、千葉市若葉区都賀の台、アルバイト、岩間和俊容疑者（５０）を逮捕した。同課によると、「ショーケースが少し開いていたので盗んでしまった。売ってお金にしようと思った」と容疑を認めている。
逮捕容疑は４日午後５時ごろ、中野区中野のまんだらけ中野店で、ショーケースに入れられていた鉄人２８号のブリキ製人形（販売価格２７万円）を盗んだとしている。
岩間容疑者が７日に中野区内の別の古物商で、身分証を提示し、被害品とみられる同型の人形を６万４千円で売却していたことから関与が浮上。まんだらけ店内の防犯カメラに写っていた犯人とみられる人物とよく似ていることも分かり、１８日夜から任意で事情を聴いていた。
事件をめぐっては、まんだらけが人形の返却を求め、防犯カメラに写っていた人物の顔写真を公開すると警告して賛否を呼んでおり、岩間容疑者は「（警告は）売ってから知った」と話しているという。
（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140819-00000500-san-soci）
万引犯・・というよりも、窃盗犯が捕まった。
『万引き』からくるイメージは駄菓子屋で10円の菓子を盗んだ、本屋で漫画本を盗んだ、あるいは文房具屋で消しゴムを盗んだといった程度のもの。
27万円で売っている商品を盗んで『万引き』では言葉が軽過ぎる。だからって万引きが犯罪ではないということではないけど。
とりあえず犯人が捕まってよかった。
さて6万4千円で盗品を買った小物商は善意の第三者なんやろか。
盗品と知らず買ったのなら善意の第三者で、この鉄人28号はまんだらけに返却しなくてもよい。
しかしこの犯人は4日に盗み、7日に小物商に売却。まんだらけは5日にHPに警告文を掲載。
7日の時点では騒がれていたけど、この騒ぎを小物商は知らなかった？犯人は知らなかったらしいが・・。
騒ぎを知っていたとしても、それがその盗品ではないと思った？せめて疑わないといけないようには思うけど、どうなんやろか。
焦点はまんだらけに鉄人28号が戻るかどうかに移った。
ただ、まんだらけの社長は商品が戻ってくると言っていたから話はついてるんかな。
なんかいろいろ考えていくと、この犯人、余罪があるのかどうか、気になってきた。警察はしっかりと調べてほしい。
またこの小物商、6万4千円で仕入れていくらで売ってたんやろか。27万で売ってた？
暴利を貪るって感じがするけど、この業界ではそんなもんなんかな。
それと、そもそものモザイクを外して犯人の顔をさらしてよいかという問題。
賛否両論、入り交じる中、脅迫罪、名誉毀損罪に抵触するとの指摘が人権派弁護士から出され、マスコミは大々的に報じた。
まんだらけは結局、モザイク外しを中止したが、さっさとモザイクを外せばよかった。
モザイクを外すという重大な決意をするだけの、まんだらけには窃盗被害と警察への不満があったはず。
犯人側から裁判に持ち込まれることは想定済み、勝てると踏んでのモザイク外し予告だったのでは？
メンツをつぶされたくない警察の要請を受け入れたまんだらけ。
今後のこともあるし、つっぱってほしかったなぁ。
３０８１号
