逃亡から23日目。
視聴者のカメラがとらえた、身柄確保の瞬間の写真。
6人の捜査員らに取り押さえられ、身動きが取れなくなった平尾龍磨容疑者(27)。
その様子は...。
30日午後2時57分、広島東警察署の建物の中から、平尾龍磨容疑者が出てきた。
3週間以上に及ぶ逃亡生活の影響なのか、以前の写真と見比べると頬がこけ、目がくぼんだ印象が。
しかし、頭髪はさっぱりと刈り込まれ、ひげは整えられているように見える。
4月8日、愛媛・今治市にある松山刑務所の施設から脱走した平尾容疑者。
30日、広島駅前のインターネットカフェの店員から、「似た男がいる」との通報があったという。
平尾容疑者は、1人で路上を歩いているところを警察官に職務質問された。
確保される瞬間を目撃した人は、「押さえ込まれてた。濃紺のジャージーかなんか。顔とかは見えない。服装がニュースで言っていた濃紺の服装だった。サンダルか何かだった」と話した。
午前11時45分ごろ、広島市南区の路上で発見された平尾容疑者。
現場は、JR広島駅と広島カープの本拠地・マツダスタジアムの間に位置する、市街地の小学校の裏手。
確保される瞬間を目撃した人は、「ここをバタバタ走って行かれて、警察の人が、パトカーの音がしたのでびっくりして。のぞいてみたら、もう押さえつけられてた」と話した。
捜査員「平尾か?」
平尾容疑者「はい、平尾です」
警察は、指紋などから平尾容疑者本人と確認し、逃走などの疑いで逮捕。
調べに対し平尾容疑者は、潜伏先の向島から本州へ、「海を泳いで渡った」と話しているという。
愛媛・今治市の松山刑務所、大井造船作業場から脱走したあと、平尾容疑者が潜伏していた広島・尾道市の向島は、瀬戸内しまなみ海道で結ばれた島。
向島から本州までは、最も近い場所でわずか200メートルと、十分に泳いで渡ることが可能な距離。
しかし、連日数百人態勢での捜索が続く中を、泳いで渡ることができたのか。
東海大学海洋学部・山田吉彦教授は、「一番距離的に近いのは、尾道水道と言われる向島の中心部から尾道に渡るルート。ただ、そこは人目に付きやすい。護岸工事が進んでいるために、上陸できる場所が桟橋に限られ、発見される可能性が高い」と語った。
海流に詳しい東海大学海洋学部の山田教授は、本州に渡るための迂回(うかい)ルートの存在を指摘。
山田教授は「人目に付きにくい、東側の海岸が考えられる。尾道水道の中心に比べて、流れが穏やか」と、向島から東側の浦崎町へ渡るルートをとったのではないかと指摘する。
一方、もう1つの疑問は、本州に渡ったあと、尾道市から直線距離で70kmほどある広島市まで、どうやって移動したのかという点。
電車での移動や、車で高速道路を使った移動は考えづらく、仮に徒歩で移動すると、17時間ほど歩き続けなければならない。
瀬戸内海を無数の橋がつなぐ、しまなみ海道周辺は、全国有数のサイクリングスポット。
レンタルサイクルが多く、盗難などで入手した自転車で移動した可能性もある。
脱走から23日間、平尾容疑者は、どのような逃亡生活を送っていたのか。
そして、どのようにして広島市内まで移動したのか。
移送先の今治警察署で、本格的な取り調べを受けることになる。
(https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180430-00390949-fnn-soci)
ようやく捕まった。
そして「やっぱり島から出てたか」って思った人、多いと思う。
今度は罪をしっかり償って、出て来るんやで!
当たり前のことやけど、、、。
4212号