「大阪都構想にGOサインだ」−−。27日に投開票された大阪府知事・大阪市長のダブル選は、既存政党の包囲網をものともせず、市長選で大阪維新の会代表の橋下徹さん(42)、知事選で同幹事長の松井一郎さん(47)が圧勝した。都構想を欧州の市民革命や明治維新に匹敵する大事業と位置づけて「大阪を変えよう」と訴え続けた橋下さん。主要選挙での「不敗神話」を引っ提げ、国政進出を見据える。2人が改革の両輪として大阪をどう動かすのか。そして、中央への波及は。記者会見は3時間におよび、府民は期待と一抹の不安を抱きながら、熱いまなざしを送った。
白と黒のチェックのブレザーにノーネクタイの橋下さんは満面の笑みで「まずは有権者に感謝したい」とあいさつ。「府庁、市役所、教委の皆さんは、この結果を重く受け止めるようしっかりお願いしたい」と述べ、職員基本条例案や教育基本条例案に抵抗してきた勢力をけん制した。
大都市の在り方については「今後、市役所の位置づけ、広域行政は大きく様変わりしなければいけない。広域行政は府知事が決定権と責任を持つ。市長は市民の声を代弁する存在」と語った。
紺のスーツに身を包んだ松井さんも「これからがスタート。橋下市長とともに大阪を再生させ、日本を支えるエンジンの役割を果たしたい。大阪が一体化して、二重行政を根本から変えていく」と決意を述べた。
圧勝の要因を問われると、橋下さんは「既存政党への不信感でしょう。政策、理念を完全に放棄しているのが伝わった。それを有権者に見抜かれたのでは」と分析。「都構想が信任されたということ。4年間で移行できるよう法改正を迫る」と宣言し、高投票率を聞いて「60(%)いきましたか。非常にありがたい」と喜んだ。
また「大阪市役所は意味の分からない補助金がたくさん出ている。市職員の体質も変えていく。意識を改める」と早くも対決モード。「民意を無視する職員は市役所から去ってもらう」と強調した。
表情が穏やかになったのは家族に話が及んだ時。雑誌のバッシング報道にさらされたが「妻もサポートしてくれ、長男、長女も気丈に振る舞ってくれた。みんなで戦った」と話した。
抜粋
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111127-00000064-mai-pol)
大阪市長選確定得票数 投票率60.92%(前回比17.31↑)
750,813 橋下 徹
522,641 平松邦夫
大阪府知事選確定得票数 投票率52.88%(前回比3.93↑)
2,006,195 松井一郎
1,201,034 倉田 薫
357,159 梅田章二
29,487 岸田 修
27,809 高橋正明
22,347 中村 勝
21,479 マック赤坂
ほ~、投票率がえらい上がった。
それだけ注目を集めた選挙となった。
ハシゲ大勝の要因を考えてみた。
○週刊誌のバッシング、しかもそれは父親の出自とか職業とかハシゲ自身に関係のないもの。
○共産党まで候補者を下ろして既存政党が平松支持。これが全く分からないことだった。テレビで平松さんを応援する人を見ていると、民主党平野国対委員長、辻元清美、自民党片山さつき、OBの野中広務、そこに共産党志位委員長‥‥。もう何が何だか分からん。
開いた口が塞がらなかったのが辻元清美の「大風呂敷を広げる人とコツコツやる人、どっちが信用できるかだ」の発言。これ、あんたが所属する民主党に言ってやれや!
○平松さんは口を開けば独裁反対、しかし既存政党が集まり大政翼賛会の様相、これら既存政党は一体全体何を守りたいのか。何やらどす黒いものが感じられた。(平松さんはどす黒い感じはないのになぁ。)
○危うかったのは亀井静香の新党構想で、ハシゲに党幹部就任を‥‥なんてことを言い出したこと。新党参加を否定したのは正解。
大阪都構想で議論が交わされていたが、大阪都構想なんてハシゲが通っても一足飛びに実現出来るものでないことなんか、誰でも初めから分かっている。
これは政権を取れば翌日から高速道路が無料になると民主党に思い込まされ騙されたおかげ。
お兄さん達も今回は冷静に見られたはず。クソ民主党もええことしてんねんな!
教育基本条例、職員基本条例は確かに問題があるのだろう。しかしこれらが必要になるほど教員、職員の質が悪いということ。いや教員、職員というよりも労働組合員のタチが悪いと言った方が正確かな。
ハシゲ市長、市役所改革、がんがんやったれ!
1866号