24日、昼から行ってきた。
南海なんば駅で南海そばを食べて、いざ出発!
泉北高速和泉中央駅から南海バスで槇尾中学校前停留所で下車。
初めは5人の乗客がすぐに2人なり、ずっっっと乗ってくる人がなく、私が降りて1人で終点に向かった南海バス。
「赤字やな」って気の毒になったけど、次の和泉市オレンジバスの方がもっと悲惨。
乗客は私1人しかなく、終点槇尾山まで乗せてもらった。そういう時間だったのかな?
南海バスが撤退して和泉市オレンジバスが運行しているということだけれども、当たり前やな、悲しいことやけど。
参拝道入口右手にある満願滝(満願滝弁財天社の奥)
ここで無事に参拝できるよう願って出発!
施福寺までは約30分。
ほどなく仁王門
そばの「迎え観音さま」に文字通り出迎えていただきました。
そこから山道を歩く。
「西国一番の難所」と言われていたので、かなり覚悟していたけど、思ったほどでもなかった。
もちろんきつかったし、次回西国巡礼をする時はかなり辛いだろうとは思った。
本堂
足の裏を見せている非常に珍しい馬頭観音さま、60年ぶりに見られるということ。
また諸堂に収められていたご本尊さまが一堂に集められているということで、本当にラッキーだった。
これも観音さまのお導きかな。息を切らして山を登って来た甲斐があった。
ずっと仏さまを眺めていたかった。
金剛山を望む。
第一番青岸渡寺から那智の滝まで熊野古道のほんの一部を下った時は、でこぼこの石を踏み込み踏み込み下っていくので足が痛くなった。
しかし今回は楽に下ることができた。途中、迷彩服を着た自衛隊員(と思う)2人にあった。若く背が高く、体格のいい精悍な顔立ちで、鍛えられているって感じだった。
満願滝弁財天社に無事帰還をお礼し
、和泉市オレンジバスに乗り帰途に着いて終わり・・・のはずだった。
ところがオレンジバスの中で事件発生。いや、私は全く関係ないんだけれども。
乗客は3人。行きと比べ、中年・・・というか初老夫婦2人増えて出発。
山を降り周囲に家が見られて来た時にオジサンが「ここから山に向かって行くんですね?」と運転手のおじさんに質問。
運転手「は?槇尾中学校に行ってるんやけど?」
ここで夫婦と運転手のやり取りからわかったことは、
夫婦は車で槇尾山に登り駐車場に置いたあと、そこから寺まではシャトルバスが連れて行ってくれると思い、オレンジバスに乗った。ところがオレンジバスはどんどん下って行き、山から出てしまったということ。
車を駐車場に置いてあるので山まで戻らなければならない。
しかし運転手のおじさんは、『この夫婦は間違ってバスに乗ってしまったから早く下ろさないといけない』と思ったよう。もちろんバスはここから山まで戻るわけにはいかない。
オバハンが「タクシー呼んでくれませんか?」とか「山まで歩いて戻らなあかんの?」と言うのを無視して、料金を返す運転手のおじさん。
夫婦も早く降りないといけないと思ったんだろう、そこで降りてしまった。
そこから槇尾中学校前まで5分もなかった。
あんなとこ、家はあったけどタクシーが通りそうもないあんなとこから、あの夫婦はどうしたんだろうか。
まさか歩いて山の駐車場まで戻った?
そんなことはないと思うけど、結果が非常に気になる。
そのまま終点まで行き、次のオレンジバスで山まで戻るのが一番良い判断だったと思う。
しかしその「次のオレンジバス」は1時間半後だけれども。
タクシーを呼ぶにしても、停留所の方が呼びやすかっただろう。
実はやりとりの最中にちらっとそんなことを思ったんだけれども、運賃を返してたし、言えるような感じではなかったような、、、。
というか、夫婦が寺までのシャトルバスがあると思い込んでいたことに呆れてしまっていた。
何で調べて来なかったのか?全く理解できない。
ただ運転手のおじさんが、もっと愛想のいい、取りつきやすい人だったら、山でオレンジバスが出発する時に、夫婦も「寺まで行くんですね?」とか聞いていただろう。
それにバスに乗る時に「疲れたでしょう」とか「足痛くないですか?」とかの言葉があればこんなことにはならなかったと思う。
バスといっても小さなマイクロバスなんだから。
とはいえ、運転手のおじさんは仕事を事務的に忠実に行っているわけで、悪いのは初老夫婦、自業自得というもの。
あれから山の駐車場に戻ったとしても参拝はしてないんだろうな。
ん?あのオバハンが「今日はお寺に行かれへんな」とも言ってたな。けど、それどころではなかったやろな。
今回は観音さまとのご縁がなかったいうことで、懲りずに、次回は山歩きをお楽しみください。
第五番は葛井寺。ご本尊ご開帳が毎月18日なので来月に行きます。
ということで次は第六番から第八番です。(昨日行ってきたけど。)
3330号