公明党の山口那津男代表は31日午後の党首討論で、鳩山由紀夫首相の資金管理団体をめぐる偽装献金事件に関する首相の説明に対し、「何も積極的に答えようとしていない」と批判した。
山口氏はその上で「トップのあなたがそういう姿勢だから、(政治資金問題を抱える)小沢(一郎民主党)幹事長も石川知裕、小林千代美両衆院議員もきちん対応しようとしない」と指摘。「率先垂範をやらなければ、ますます支持率は下がる。よく自覚してほしい」と注文をつけた。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100331-00000582-san-pol)
私は公明党の支持者ではない。
しかし今日の党首討論、普天間基地移設問題に大部分を割いた谷垣総裁よりも山口代表の方が言って欲しいことを次々に言ってくれた。
【党首討論詳報(8完)】山口公明党代表「かみあわない首相答弁、残念だ」
「そして郵政改革について一言申し上げます。これは民意を問うて決めた結論ですよ。民営化というのは。それをなし崩し的に今変えようとしているじゃありませんか。郵貯の限度額をたとえば1千万円から2千万円に上げるという。だけど民主党が2005年に出した法律案は、これは500万円に引き下げると書いてあったんじゃありませんか。まったく方向が逆でしょう。それに対して首相はこの政府の関与の割合がどうかこうかといっているけれども、国民から見れば政府が関与しているからつぶれないから預けようと。そして預金がシフトするんですよ。そしたら中小企業は困っちゃうじゃないですか。ゆうちょ(銀行)で貸してくれますか。中小企業をいじめるような、そんな法案は私は許しませんよ。民主党もともと考えていた方向は、鳩山内閣はその考え方を変更したんですか。仙谷(由人・行政改革担当)大臣いかがですか、と聞けないから、鳩山総理、しっかりここで答えてください」
抜粋
(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100331/plc1003311735023-n3.htm)
郵政民営化是か非かの郵政選挙はその1点を争点にした選挙。それで3分の2を与党に与え数々の強行採決を許してしまった。このことはその都度批判の的となったが、しかし郵政民営化については民意が完全に示された。
それをひっくり返す根拠が薄過ぎる。
少なくてもメインの争点の1つとして掲げて選挙を行うぐらいのことをしなければ納得できない。
先の衆院選で郵政民営化見直しを声を大にして訴えていたのは国民新党のみ。そしてその国民新党の当時の代表、幹事長が落選し、しかも幹事長の方は比例の方で復活当選すらできなかった。この状態で民意が示されたとは絶対に言えない!
なし崩し的に今変えようとしている。
それが海千山千の老獪な亀井静香のやり方。郵政会社社長人事で既に分かっていたこと。
そんなカメだからハトの扱いなんかチョチョイのチョイ。
カメの暴走はまだまだ続くで、脱税総理さんよ!
参院選後にも連立政権に参加するのではと見られている公明党。
今日の質問の真意はどこにあったのか分からない。
しかし山口代表の質問に思わず見入ってしまった。
1122号